by 氷上の格闘技の「語りべ」 加藤じろう
 
2015.03.28
Come On ! Las Vegas !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

かねてから、新たなNHLチームのホームタウンの一つに挙げられていた、
アメリカ ネバダ州の ラスベガス からのニュースです。

カナダのテレビ局のレポーターなどが、伝えているところによると
チーム創設を進めているグループの ビル ・フォリー オーナーが、
新たなフランチャイズにするための準備が、確実に進んでいることを、
近日中に発表する予定だそうです。


ホームアリーナになる予定のラスベガス アリーナは、
順調に建設が進み、来春に完成の見通し。




ホッケーの試合では、17500人収容となる観客席のうち、
半数強にあたる 9000席分のシーズンシートは、既に予約済みとあって、
新チーム誕生は、「時間の問題」といった様子。


再来季からは、ラスベガスで、NHLのホームゲームが見られそうですね。





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2015.03.27
TAIL END RACE
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

KHLのプレーオフが、カンファレンス ファイナル(3rdラウンド)に突入した一方で、
NHLでは、レギュラーシーズンが終盤に差し掛かり、
昨夜(現地時間)ニューヨーク レンジャーズが、プレーオフ進出一番乗りを果たしました!




目下9連勝中と絶好調なオタワ セネターズの新たな守護神で、
ミスター ハンバーガー” の異名をとる(笑)、アンドリュー ハモンド 選手から、
5点を奪ってノックアウト!

レンジャーズは、5年続けてプレーオフのチケットを勝ち取ったのと同時に、
レギュラーシーズン全体1位へ、返り咲きました。


優勝した1994年以来となる「プレジデンツ トロフィー」獲得だ!

レンジャーズファンの間では、こんな声も出始めている模様ですが、
アラン ・ビニョー ヘッドコーチ(HC)は、バンクーバー カナックスを率いていた際にも、
プレジデンツ トロフィーを2度手にした実績を誇るだけに、期待は高まるばかり。

ブレジデンツレース」の本命と言えそうですね。



このように、プレジテンツ トロフィーの行方が注目される傍らで、
ひっそり(!?)繰り広げられたのは、「テールエンド(最下位)争い」 です。


昨夜は、両カンファレンスの最下位チームの直接対決があり、
チーム成績はともかく(苦笑)、一進一退の攻防に、スタンドのファンが熱くなる中、
試合はオーバータイムへ突入し、、、




最後は、ウエスタンの最下位(全体29位) アリゾナ コヨーテスが、
イースタンの最下位(全体30位) バッファロー セイバーズを振り切りました!


昨夜の試合を終えた時点で、この両チームと、エドモントン オイラーズを含めた、
勝点が60ポイント未満の3チームの成績を、比較してみると、、、
全体28位 エドモントン 「53」ポイント (残り9試合)

全体29位 アリゾナ 「52」ポイント (残り8試合)

全体30位 バッファロー 「47」ポイント (残り9試合)


年明けの記事で触れたとおり、大きな連敗を喫したせいで、低迷が続くバッファローにとっては、
ポイント差を詰めることができず、昨夜は手痛い黒星に・・・。

残りの試合数を考えると、
最下位を覚悟しないとならない状況へ、追い詰められました。


バッファローのファンは、不安に駆られてしまいそうですが、
決して悲観するばかりではなく、
このまま最下位に終わっても、実は大きなメリットがあるのです!

それは、「ドラフトの指名順」です !!


毎年6月末に行われる「NHLドラフト」は、
プロ野球のドラフトのように、重複指名選手の抽選はなく、
プレーオフに進めなかったチームから順番に、1巡目指名をしていきます。

但し、単純にポイントの少ないチームから、指名するのではなく、
レギュラーシーズン終了後に、NHLが「ドラフトロッタリー」と呼ばれる抽選を行います。


この抽選では、イの一番の指名権を得る確率が、、、

   30位のチーム → 「20%」
   29位 → 「13.5%」
   28位 → 「11.5%」 と続き・・・

プレーオフにあと一歩及ばなかった 17位のチームは 「1%」

というように、順位に従って定められ、
今季からパーセンテージは変更されましたけれど)下位チームのほうが、
上位での指名権を、得やすくなっているのです。


しかも、今季のドラフトの前評判では、
例年にも増して、上位指名候補にレベルの高い選手が揃っているとの報道が多く、
なかでも、全体1位指名の最有力との呼び声が高いのが、
コナー ・マクデイビッド 選手。(1997年1月13日生まれ 185cm 86kg CF)





OHL(オンタリオ ホッケーリーグ)のエリー オッターズで、
キャプテンを務めるマクデイビッド選手は、
27試合連続ポイントを記録するなど、リーグ屈指の選手であるのはもちろん、
今季の「U20世界選手権」のカナダ代表に、17歳ながら選出され、「A」マークをつけてプレー。

アシスト王に輝き、ベスト6にも選ばれる働きで、カナダの金メダル獲得に大きく貢献し、
スティーブン ・ハーパー首相(左)にも、絶賛されたほど !!

Connor Mcdavid(L) and Stephen Harper(L)

◆photo courtesy : Stephen Harper's Twitter


1987年生まれで、背番号「87」をつけている シドニー ・クロスビー 選手に続く、
カナダのスーパースター候補として、
1997年生まれで、背番号「97」のジャージを着てプレーするマクデイビッド選手には、
大きな!大きな !! 期待が寄せられているようです !!!


このような “超目玉選手” がいるとあっては、
ドラフト全体1位指名権を得るために、最下位を望んでいるバッファローのファンの姿も・・・


昨夜の試合では、ホームゲームにもかかわらず、
OTでサヨナラゴールを決められた瞬間、
バッファローの白いジャージを着たファンが、立ち上がって大喜びする姿が !!
(画面右側のゴール裏最前列に注目!)




プレーオフの望みがなくなってしまったチームのファンとすれば、
「負けるが勝ち」 といった心境なのかもしれませんね(苦笑)




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2015.03.25
PLAYOFF MADNESS
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨年9月6日に幕を開けた今季のアジアリーグは、
昨夜のファイナル第3戦で、東北フリーブレイズがチャンピオンに輝きました!



フリーブレイズの優勝は、2季ぶり3度目となりますが、
皆さんにご覧いただきたいのは、こちらの数字 ↓
7季ぶり2度目


これが何の数字か、お分かりですか?

正解は、、、
ファイナルでスウィープ勝利が演じられた回数
なのです!


ファーストラウンドから無傷の9連勝で優勝した7季前の王子製紙(当時)以来となる、
ファイナルでのスウィープ勝利を演じたフリーブレイズは、
セミファイナルで、サハリン(ロシア)。
ファイナルでは、アニャンハルラ(韓国)という上位チームを倒し、
日本のホッケーの底力を、氷上で披露したようですね!



これで今季のアジアリーグは、全日程を終えましたが、
ヨーロッパへ目を向けると、スウェーデン、フィンランド、チェコ etc... と、
トップレベルの選手が居並ぶホッケー強国では、プレーオフが佳境に差し掛かっています。

なかでもロシアをはじめ7ヶ国から28チームが集う、
KHL(コンチネンタル ホッケーリーグ) のプレーオフは、
明日(現地時間)から、カンファレンス ファイナル(CF=3rdラウンド)がスタート !!




CFのマッチアップを見ると、
日本のファンの方ならば、よくご存知の デイブ ・キング ヘッドコーチ(HC)が率いる、
ロコモティブ ヤロスラブリ
や、
マイク ・キーナン HC の下で2連覇を狙った メタルーグ マグニトゴルスク は、
残念ながら、既に敗れてしまいましたが、、、

ウエスタン カンファレンスが、
「SKA サンクトペテルブルグ vs チェスカ モスクワ」

イースタン カンファレンスは、
「AK バルス カザン vs シビル ノボシビリスク」

というように、
するのです。


いずれも長丁場のレギュラーシーズンを勝ち抜いて、
ディビジョンタイトルを勝ち取ったチームだけに、高い戦力を誇っているのは、間違いありません。

それだけに、「これぞチャンピオンを決める戦いだ!」との声も聞こえてきそうですけれど、
レギュラーシーズンとは “別物” だと評されるプレーオフで、
実力どおり、4強が順当に勝ち進んできたのは、KHL創設以来、初めてのこと!

北米のプロリーグや、ヨーロッパ各国のプロリーグを見渡しても、
「かなり珍しい」ことだと言えるでしょう。


そんなKHLのプレーオフで、
チャンピオンに贈られる「ガガーリンカップ」の行方を占う際に、注目しなくてはならないのが、
やはり各チームの守護神たち!

KHLに限ったことではありませんが、
プレーオフでは、「GKの働き次第で勝負が決まる」と言っても、過言ではありません。

ヨーロッパだけでなく、北米のメディアでも多く紹介されていたので、
目にされたホッケーファンの方も多いと思いますが、
その証拠に、今季のKHLでのプレーオフでも、、、



このような “グレートセーブ!” が、
ターニングポイントになった試合も見られました。



ところで、今季のKHLのプレーオフでは、
CFに進んだ4チームの守護神(=プレーオフ最多出場GK)を見ると、
実は共通点があるのです!


上の動画で紹介した、スウェーデン出身の アンダース ・ニルソン 選手(AK バルス)をはじめ、
「4チームともメインGKはロシア人以外」
で勝ち上がってきたのです!(他の3チームは、フィンランド出身2人 カナダ出身1人)


とは言っても、KHLのメインステージであるロシアのGKが、
決して見劣りするわけでは、ありません。

昨季のチャンピオンになったメタルーグも、ロシア人GKの活躍で、
ガガーリンカップを手にしているだけに、
こちらも「かなり珍しいこと」だと言えそう。。。


ただ、逆に言えば、これこそ「真の国際リーグの証」だけに、
どのチームが7代目のチャンピオンに輝いて、ガガーリンカップを手にするのか !?

カレッジスポーツのプレーオフに熱狂する北米に負けじと、
ヨーロッパのホッケーファンたちは、KHLの優勝の行方に一喜一憂して、
「PLAYOFF MADNESS」 になりそうですね!


★本日の小ネタは・・・
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2015.03.22
KOREA Won World-B ! It's Good News for Japan !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

スウェーデンを舞台に行われていた アイススレッジホッケー世界選手権 Bプール は、
昨夜(現地時間)決勝戦が行われ、
韓国が 4-2 のスコアで地元のスウェーデンを下して、全勝優勝を飾りました!
Korea Won 2015 World Championships B-pool

◆photo courtesy : YONHAP NEWS



韓国は、3季前の世界選手権Aプールで、準優勝の好成績を収めながら
一昨季に自国で開催した大会で7位に終わり、Bプールへ降格。

しかしながら、世界選手権が開催されないパラリンピック イヤー(昨季)を挟んで、
今季のBプールでは、
世界選手権(全てのプール)新記録となる1試合15得点を決めて圧勝するなど、
力の差を見せつけ、準優勝のスウェーデンとともに、Aプール復帰を果たしました。


皆さんもご存知のとおり、
韓国では、2018年には「ビョンチャン パラリンピック」を控えているとあって、
さらなる強化への注力が予想され、日本にとって、手強い存在になりそう・・・

と思われるでしょうが、
韓国のレベルアップは、日本にとって、追い風になるかもしれません!


それは、どうしてなのか???

ピョンチャン パラリンピック出場への道のりを記した、
昨年5月21日付けの記事を再掲載して、紹介しましょう。


 【2014-15】

 これまでパラリンピックの翌年は行われていなかった「世界選手権」を開催。

 Aプール には、前回優勝の カナダ と、準優勝の アメリカ
 さらに、ロシアチェコノルウェーイタリア に加えて、
 Bプールの前回大会で昇格を決めた ドイツ日本8ヶ国 が。

 Bプールには、降格した韓国スウェーデンの両国と、
 イギリスエストニアスロバキアポーランド6ヶ国 が、それぞれ参加。

 従来と同じく、Aプールの下位2ヶ国が自動降格 となり、
 代わりに、Bプールの上位2ヶ国が、Aプールへ昇格 します。

   ★上記のように、韓国はAプール昇格が決定しました。



 【2015-16】

 スレッジホッケーの普及と発展を目的として、
 近年に本格的な競技活動を始めた 5ヶ国 (現時点で未定)と、
 前年のBプールで最下位となった国 の合計6ヶ国 で、
 新たに設ける 「世界選手権」Cプール を開催。

 優勝国はBプールへ自動昇格 となります。

 尚、前年に開催した Aプールと Bプールは、行われません。

   ★世界選手権の開催年変更によって、来季(2015-16)は行われないため、
   韓国は、再来季(2016-17)の世界選手権Aプールに出場します。
   そして、、、



 【2016-17】

 「世界選手権」Aプールと Bプールを開催。
 Aプールの上位5ヶ国には、ピョンチャンパラリンピックの出場権が与えられます。

   ★強化への注力が結果に表れて、韓国が世界選手権で5位以内に入れば、、、



 【2017-18】

 前年の「世界選手権」Aプールの下位3ヶ国と、Bプール上位3ヶ国によって、
 パラリンピック出場権を懸けた 最終予選を開催

 韓国が前年のAプールで上位5ヶ国に入った際は、 「残る3つ」

 開催国出場権を要する場合は、 「残る2つ」 のイスを争うことになります。

★開催国出場権が行使されず出場枠が増えるのです !!



このようなシナリオも描けるだけに、韓国には頑張ってもらいたいですよね!

しかし、このシナリオを “ハッピーエンド” にするためには、日本代表の奮起が不可欠 !!


既に年明けの記事で紹介したとおり
韓国と入れ替わって、Aプール復帰を果たした日本は、
来月26日に開幕する「世界選手権」に出場。

ここでAプール残留を果たせば、翌々年(2016-17)の世界選手権と、
パラリンピック前年(2017-18)の最終予選の最大2大会で、
ピョンチャン行きのチケットを手にするチャンスが、得られるのです。


とはいえ、日本のスレッジホッケー界を取り巻く環境は、決して恵まれているとは言えず、
海外赴任中の中北浩仁(こうじん)監督を筆頭に、
代表選手たちも、仕事との両立は容易ではなく、
先週末の今季14度目となる強化合宿も、参加したのは十数名だけ。

しかし、限られた時間と練習メニューの中で、選手たちは汗を流していました。



日本代表は、来月はじめに、最後の国内合宿を開催。
その後、世界選手権に合わせて、アメリカのバッファローへ赴き、大一番に臨みます。

銀メダルを獲得した「バンクーバー パラリンピック」の前とは打って変わって、
対戦国の事情なども相まって、これまで今季は、対外試合を全く行えずじまい・・・。

世界選手権に先駆けて、バッファローではテストマッチの予定もありますが、
シビアな戦いを強いられることになりそうです。


とはいえ、常に優勝を争うアメリカ、カナダの北米勢はもちろん、
ロシアを筆頭に、台頭著しい国が見られるヨーロッパ諸国に負けじと、
アジアのスレッジホッケーの力を示すには、韓国だけに頼るわけにはいかず、
日本の頑張りも不可欠!



困難な戦いに挑むアイススレッジホッケー日本代表のメンバーに、
ぜひ皆さんも、大きなエールを送ってくださいね !!



尚、スケジュールなどについては、変更される場合もありますので、
最新の情報は、日本アイススレッジホッケー協会や、
IPC のオフィシャルサイトなどを。

また、アイススレッジホッケーに関しての話題は、
こちらのカテゴリーの記事を、それぞれご参照ください。





スレッジホッケー | comments(2) | trackbacks(0)
2015.03.17
"PRICE"LESS PHOTOGRAPH
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事では、NHLのレギュラーシーズンで、ナンバーワンのチームへ贈られる、
「プレジデンツトロフィー」の行方に注目しました
が、
今回は個人賞について紹介しましょう。


多くのメディアから、個人賞を手にするのは間違いない! と絶賛されているのが、、、
モントリオール カナディアンズ の キャリー ・プライス 選手!




1年前の「ソチ オリンピック」で、カナダのゴールを守り続けた姿を、
覚えていらっしゃる方も多いでしょうが、
今季はモントリオールの守護神として大活躍!

「勝利数」 「1試合の平均失点」 「セーブ率」 の各部門で、
いずれも リーグナンバーワン の数字をマーク。


なかでも勝利数は、(ちょっとシビアになってきましたけれど・・・)
マーティン ・ブロデューア 氏が持つ「48勝」の NHL記録を塗り替えるのでは !?
との報道が、シーズン序盤から、カナダのメディアを中心に見られたほど。

ベジナ トロフィー(最優秀GK賞)はもちろん、
ハート トロフィー(レギュラーシーズン MVP)の最有力候補とも評されています。



これほどの働きを披露しているとあって、プライス選手も余裕があるのか、
一昨日(現地時間)のホームゲームでは、日曜日を利用してやってきたチビッ子へ、
テレビCMタイムアウト中に、こんなファンサービスも!






この写真は、きっと一生の思い出になったでしょうね !!

jazouri31 and Carey Price


◆photo courtesy : jazouri31 via RDS




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