by 氷上の格闘技の「語りべ」 加藤じろう
 
2014.04.17
Mike Keenan Target Another Cup
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのプレーオフは、昨夜(現地時間)幕を開けましたが、
その一方で、先月から続いていた KHL のプレーオフは、
いよいよ明日から、ファイナルが始まります。

6季目のチャンピオンを目指す頂上決戦は、
メタルーグ マグニトゴルスク vs レブ プラハ
という顔合わせになりました!



両チームの注目ポイントを紹介すると、
まず、レギュラーシーズンの1位と2位の強豪を下して勢いに乗る、
ロコモーティブ ヤロスラブリ
に勝利して、ファイナルへ進んだ レブ プラハ には、
ロシア以外のチームで

初のKHL制覇なるか !?

との期待が集まるのに対して、
メタルーグ マグニトゴルスク の注目は、何と言っても この人!

Mike Keenan


マイク ・キーナン(64歳 = 写真中央)です !!

◆photo courtesy : Metallurg Magnitogorsk



長年にわたって、NHLやカナダ代表の指揮官を担ってきたキーナン氏ですが、
昨季終了後、ロシアからのオファーを受けて、KHLのヘッドコーチ(HC)に就任!




北米以外のチームで采配を振るうのは初めてながら、
キーナンHCは、豊富な経験を武器に、6季連続のプレーオフ進出はもちろん、
3つのラウンドを勝ち上がって、チームを初めてのファイナルに導きました !!


デーブ ・キング HCが率いるロコモーティブが敗れてしまったため、
青い矢さんがコメントをして下さった “北米HC対決” とはなりませんでしたが、
ロシア人以外のHCで

初のKHL制覇なるか !?

との期待が集まります!



ご存知の方も多いでしょうが、これまでキーナンHCは、
カナダ代表を率いて、カナダカップ(のちのワールドカップ)で 世界一!




ニューヨーク レンジャーズのHCとして、スタンレーカップ獲得!




もし、キーナンHCが「目指しているもの」だと公言する、
ガガーリンカップ (KHLのチャンピオントロフィー)も手にしたら、、、

   日本のプロ野球。
   WBC。
   さらにメジャーリーグで、全て優勝監督になるようなもの!

まさしく「快挙」と評しても、過言ではありません !!


このように、今季のKHLのファイナルは、
北米でも、例年以上の注目を集めそうですが、
さらに加えて、NHLのプレーオフに進めなかったカナダの超人気チームが、
「来季の指揮官として、キーナンHCを狙っている」との報道も。。。

それだけに、今季のガガーリンカップの行方もさることながら、
(ちょっと早いですけれど)来季のキーナンHCの行く先が気になる!
という北米のホッケーファンも、たくさんいるかもしれませんね(笑)





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2014.04.15
Blues Chord in Disarray
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事では、間もなく始まるNHLのプレーオフを前に、
イースタン カンファレンスに注目しましたが

今回の記事では、ウエスタンの気になるチームを紹介しましょう。

そのチームとは、セントルイス ブルース です!


開幕から順調にポイントを積み重ね、上位を快走し続けたセントルイスは、
楽々と3年連続のプレーオフ進出を確定!

悲願のスタンレーカップ獲得へ向けて、視界良好かと思われましたが、
プレーオフが迫ってきたレギュラーシーズンの最後になって、
まさかまさかの 6連敗!! ・・・。


真っ先に気になるのは、得点力のダウンで、連敗中の得点を見ると、、、
021100

このように、シャットアウト負けを3度も喫しています。

とはいえ、これはキャプテンの デビッド ・バッカス 選手をはじめ、
ブレンダン ・モローアレックス ・ピエトランジェロT.J.オシー各選手などなど、
主力FWの負傷が続出しているため、ある程度、納得もいくのですが、
今度は、連敗中の失点に視線を移すと、、、
444433

連敗前までは、1試合平均失点が 「2.18」 だったチームとは思えないほど、
相手チームに、得点を許してしまっています。


近年のセントルイスの強みと言えば、
誰もが認める、「鉄壁のディフェンス!」

ダラス スターズ時代に優勝経験のある ケン ・ヒッチコック ヘッドコーチ就任以来
ディフェンスの精度を高め続け、
今季は「1試合あたりの平均失点」、「被シュート数」、「PK防御率」が、
いずれもトップ3にランクイン。

スタッツでも明らかに示される「鉄壁のディフェンス」を武器に、
先月末まで「2連敗」が最長という、安定した戦いを続けてきました。


それだけに、レギュラーシーズン最後の失点の多さは、大いに疑問視されるところですが、
取り立てて気になるのは、
スタンレーカップ獲得への使者として招いた、GKの ライアン ・ミラー 選手!




ヤロスラフ ・ハラク 選手らを交換要員にする大型トレードで獲得し、
平均失点1点台の安定感を誇る ブライアン ・エリオット 選手を、バックアップに回してまで、
呼び寄せられたミラー選手。

このトレードと起用に対し、疑問の声も聞かれましたが、
ミラー選手は、移籍後の14試合で 10勝4敗。 セーブ率 9割2分 という成績を残し、
トレードは正解だった! と言わせるプレーを披露。

今月1日には、両チーム無得点のまま、オーバータイムまで及んだ試合を制して、移籍初完封!

これで疑問の声を、完全に吹き飛ばしたと思われましたが、
そのあとは、勝星なし・・・。

6連敗のうち先発した試合では、5戦全敗の上に、
セーブ率も 8割5分6厘 と芳しくなく、
トンネルに入ってしまったチームの救世主になることは、できませんでした。


このようにセントルイスは、
チームの生命線とも言える「鉄壁のディフェンス」 に乱れが生じたまま、
昨季の王者 シカゴ ブラックホークスとの、
カンファレンス クォーターファイナルを迎えます。


ここで、ご覧いただきたいのは、こちらの数字 ↓
8チーム中 2チーム


これが何の数字か分かりますか?

正解は、、、
近年のスタンレーカップ獲得チームの中で

レギュラーシーズンを連敗で終えたチーム数
なのです!


労使交渉の決裂によって、シーズンキャンセルとなった2004-05シーズン以降に、
スタンレーカップを手にしたチームの、レギュラーシーズン終盤の戦績を見ると、
連敗を喫してプレーオフを迎えたのは、のべ8チームのうち、2チームだけ。

しかも、連敗を喫した2チームは、どちらも2連敗しか喫していない上、
オーバータイムやシュートアウトに持ち込んで、ポイントを手にしています。


この数字を見ると、レギュラーシーズンとプレーオフは、「別物」だと言われるものの、
いい状態でレギュラーシーズンを締めくくったチームは、
やはりプレーオフに入ってからも、いい結果を残しているようです。

それだけに、6連敗 を喫して、
レギュラーシーズンを「いい状態」で締めくくれなかったセントルイスは、
悲願のスタンレーカップ獲得への夢が、ついえてしまったのかも???


チームの生命線である「鉄壁のディフェンス」が乱れたまま、
プレーオフに乗り込むセントルイスは、どんな戦いを見せるのか !?

ライバルチームも警戒する優勝候補の一角だけに、
ウエスタンのプレーオフの行方を、左右しそうです!



★ 本日の小ネタは・・・



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2014.04.14
CANADIAN PRIDE
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

10月1日(現地時間)に幕を開けた今季のNHLは、
昨夜(現地時間)の試合をもって、レギュラーシーズンが終了。

いよいよ明後日から、
東西両カンファレンスの上位8チームによるプレーオフが、スタートします!


レギュラーシーズン終了を前に、
カンファレンス クォーターファイナル(CQF=1stラウンド)が、発表されましたが、
多くのファンの話題になりそうなシリーズは、、、
ボストン ブルーインズ

vs

デトロイト レッドウイングス


古くから応援し続ける熱烈なファンが多い両チームは、
ともに“オリジナル6” と呼ばれるほど、長い歴史を誇るだけに、
今回が「8度目」の対戦。

それと同時に、両チームの顔合わせは、
まだカンファレンスも存在していなかった「1957年のセミファイナル以来」とあって、
実に、57年ぶりの激突 となるのです!


デトロイトが、イースタンへ戻ってきたことで、
(現在の30チームによるプレーオフシリーズでは) 2番目に長いブランク を経ての激突は、
過去のシリーズでは、ボストンが!
今季のレギュラーシーズンでは、デトロイトが!
それぞれ勝ち越していますが、“57年ぶりの激突” の軍配は、どちらに上がるでしょうか?



続いてチームに注目を移すと、やはり見逃せないのは、、、
モントリオール カナディアンズ!


先日の記事でも触れましたが
あらためて、カナダのチームの成績を振り返ってみると、
まずウエスタン(全14チーム)では、、、
ウィニペグ ジェッツ → 11位
バンクーバー カナックス → 12位
カルガリー フレームス → 13位
エドモントン オイラーズ → 14位
と下位4チームをカナダ勢が独占・・・。

一方のイースタン(全16チーム)でも、、、
オタワ セネターズ → 11位
トロント メイプルリーフス → 12位
と、こちらも低迷してしまった中で、

モントリオールだけがプレーオフへ進出!



自他ともに認めるホッケー大国・カナダから、1チームしかプレーオフへ進めなかったのは、
1973年以来、 41年ぶりの珍事(!?)となりますが、
ここで、皆さんにご覧いただきたいのは、この数字 ↓
9回中 7回


これが何の数字か、お分かりですか?

正解は、、、
1チームしかプレーオフへ進めなかった年に

カナダのチームが

スタンレーカップを手にした回数
なのです! (ファイナルにNHL以外のチームが参加していた創設当初を除く)


しかも、カナダからプレーオフへ進む唯一のチームが、
モントリオールだった年に限ると、優勝の確率は、、、
6回中 5回 !!


この数字を見ると、“ホッケー大国のプライド” は、シビアな時ほど発揮されるのかも?


自らが手にして以来、21年ぶりに、
スタンレーカップを、カナダへもたらすことができるのか !?

ライバルチームのファンも含め、
モントリオールの戦いは、カナダ中の視線を集めそうです。




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2014.04.14
Paul Kariya Return to Anaheim !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのレギュラーシーズン最終日となった昨日(現地時間)、
ホンダセンターのスタンドに、この人の姿が ↓

Paul Kariya (C)


皆さんも、ご存知の ポール ・カリヤ 氏です! (写真中央)



日系カナディアンとあって、日本でも人気の高かったカリヤ氏は、
4季前を最後にNHLから引退したあと、試合会場に姿を現す報道は見られませんでしたが、
かつてのチームメイトの ティム ・セラニ 選手が、
レギュラーシーズン最終戦に臨むのに合わせて、ホンダセンターに来場。

“ダイナミックデュオ” の異名をとった二人の姿が、
(おそらく)久しぶりにダックスのホームアリーナで、揃って見られました。




昨夏の記事でお伝えしたとおり、「最後の一年」だと公言しているセラニ選手へは、
前日の試合でも、(ビジターゲームなのに!)功績を称えるセレモニーが行われましたが、、、



プレーオフでも背番号「8」の姿を見られるはず。
(セレモニーを催したロサンゼルスと対戦するかもしれません!)


もっと言えば、これまでに「引退」宣言をしながら、現役を続けてきただけに、
ひょっとして、ひょっとすると、
「最後のレギュラーシーズンゲーム」には、ならないかもしれませんよ???



◆photo courtesy : SB NATION






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2014.04.12
「15/16」 LAW !?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

一昨日の記事で紹介したように、
2チームによる一騎打ちとなっていた「最後のプレーオフスポット争い」に、
昨夜(現地時間)、終止符が打たれました。

前日に不覚を取って、完封負けを喫したフェニックス コヨーテスと対照的に、
ダラス スターズ は、“NHLで一番HOTなGK” カリ ・レトネン 選手が、
昨夜の試合で、今月2度目のシャットアウトを演じて、3-0 のスコアで勝利!

今季のプレーオフに進んだ16チームの中で、最も 爐久しぶり” となる、
6年ぶりのプレーオフ進出 を果たしました !!




これで今季のプレーオフに進んだ16チームの顔ぶれが、全て決まりましたが、
2ヶ月前に紹介した こちらの記事 (クリックしてください!) を、
覚えていらっしゃいますか?


今季は、オリンピックシーズンだったため、
「ソチ オリンピック」の期間中は、レギュラーシーズンを中断する、
オリンピックブレイクが設けられました。

先ほどご覧いただいたのは、今季のオリンピックブレイク前に掲載した記事ですが、
4年前のバンクーバー オリンピックの際は、
プレーオフ圏内の 上位16チーム (両カンファレンスの8位まで)のうち、
実に 15チーム が、そのままプレーオフのチケットを手にしました。


では、今季はどうだったのか、チェックしてみると・・・

まずイースタンは、
オリンピックブレイク前の順位(左)と、プレーオフスポットが全て確定した時点の順位(右)は、、、

 Standings as of Olympic Break Standings as of Apr.9



続いてウエスタンも見てみると、
オリンピックブレイク前(左)と、プレーオフの顔ぶれが決まった時点(右)では、、、

 Standings as of Olympic Break Standings as of Apr.9



ご覧のとおり、順位の上下はあっても、
トロント メイプルリーフスと、コロンバス ブルージャケッツ が入れ替わっただけで、
4年前と全く同じように、

オリンピックブレイク前の上位16チームのうち、

15チームがプレーオフへ進出!
したのです。


4年後の「ピョンチャン オリンピック」の際も、
NHLがオリンピック ブレイクを設けるかどうかは、決まっていませんが、
(かなり先ですけれど)2018年のプレーオフを観戦に行こう! と思われた時は、
「15/16」の法則(!?)に基づいて、
お気に入りチームの順位を参考に、観戦プランを練られては、いかがですか?




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