加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2016.06.26
NHL DRAFT 2016 NOTEBOOK
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

先日の記事で紹介したとおり
今季の最後の公式イベントとなる「NHLドラフト」が、
二日間にわたってバッファローで催され、各チームが7巡目までの指名を行いました。



一番最初に名前が呼ばれたのは、
やはり、NHL公式指名候補選手ランキングで、ナンバーワンの評価を受けていた、
オーストン ・マトュース 選手!




生まれ育ったアリゾナのチームに入る夢は、叶いませんでしたが、
イの一番に指名されたマトュース選手は、
チーム創設100年を記念してデザインされた新しいジャージに、先輩選手たちよりも早く、
イの一番に袖を通す大役を担いました!


マトュース選手の指名が呼び水になったのか(!?)
今年のドラフトで1巡目指名された30選手のうち、アメリカ出身の選手は、
史上最多となる 「12人」


また、全てのラウンドに目を移すと、、、


というように、「12ヶ国」 の選手が指名を受けました。



マトュース選手に続いて名前を呼ばれたのは、公式ランキングで2位の評価を受けていた、
パトリック ・ライネ 選手




ライバル心を抱いていたマトュース選手よりも、後の指名になりましたが、
ウィニペグ ジェッツからの指名を受けると、さすがに うれしそう!


大会の得点王に輝いたライネ選手の働きで、頂点へ導いた「U20世界選手権」だけでなく、
春に行われた「U18世界選手権」でも優勝したとあって
ドラフト1巡目の上位5選手の中に、フィンランド生まれの選手が、
ライネ選手をはじめ 「3人」 も指名されました。



一方、全体1位と2位指名の両選手にも増して、大きな拍手を浴びたのが、
アレクサンダー ・ニーランダー 選手。

今年のドラフトのホストチームである、バッファロー セイバーズの1巡目指名とあって、
大きな期待が集まるのは当然ですよね!


しかし理由は、それだけではありません。

実は、ニーランダー選手の父親は、
オリンピックやワールドカップのスウェーデン代表でも活躍した、元NHLプレーヤー!

さらに、二つ年上のウィリアム選手も、
トロント メイプルリーフスに指名され、2年目の今季にNHLデビューを飾った期待の若手とあって、
ホッケーファンに知られたファミリーなのです。


父親と同じく、どちらもFWとしてプレーしていますが、
一昨年のドラフトで名前を呼ばれた兄のウィリアム選手と、
弟のアレクサンダー選手は、揃って 「全体8位指名」


同じ指名順位の評価を受け、
同じアトランティック ディビジョンのチームから指名された二人は、
NHLで “兄弟バトル” を演じる日も、近い将来に見られそう。

その時、お父さんは、どちらを応援するのでしょう???(笑)


★ インタビュアー役(左側)が、兄のウィリアム選手です!    




また、ドラフト直前の記事でも紹介したとおり
今年も指名権を含めたトレードが、活発に行われました。


メインGKの獲得が必須だった カルガリー フレイムスは、
2巡目指名を含む二つのドラフト指名権と引き換えに、
セントルイス ブルースの ブライアン ・エリオット 選手を獲得!





優勝経験のある マーク アンドレ ・フルーリー選手(ピッツバーグ ペンギンズ)ら、
複数の候補選手が報じられていました
が、
セントルイスの最後の砦を担ったエリオット選手に、来季の巻き返しを託すようです。



そんなカルガリーのトレードにも増して、話題となったのが、
の両チームによるトレードです!


デトロイトは、ドラフト1巡目(全体16番目)の指名権と、バベル ・ダツック 選手を。

アリゾナは、同じく1巡目(全体20番目)と、2巡目(53番目)の指名権に加え、
30歳のFWを、それぞれ交換しました。


ここまで聞いて、、、
「え !? ダツック選手はNHLから引退して、ロシアへ帰国するんじゃなかったの?」
と思われる方も多いかもしれませんね。


それもそのはずで、「語りべ」通信でも紹介しましたが
ダツック選手は、家族の事情を理由に「来季は祖国のロシアでプレーする」と公表済み。

しかし、今月4日の記事で、ご覧いただいたとおり
ダツック選手の契約と、デトロイトとの契約期間は来季まで。

そのためデトロイトには、35歳以上の選手と複数年契約を結んだ際の規約として、
「来季の契約を打ち切っても、サラリーキャップが課される」 ことになるのです。


そこで一計を講じたケン ・ホランド GMは、前述したアリゾナとのトレードを敢行!

プレーをする可能性がないダツック選手を引き受けたアリゾナは、大損をしたように思われますが、
ジョン ・チャイカ GMにも、考えがありました。

まず20番目よりも、4つ早い指名順と交換したことで、
「レフトハンドで、サイズとスキルを備えたDFは、FAになる選手を見渡してもいない」
と絶賛する ジェイコブ ・チクルン 選手 の指名に成功!

さらに加えて、契約中の選手の総年俸が、
サラリーキャップの下限額(5400万ドル)を下回っているチーム事情を顧みて、
ダツック選手の分を上積みできるのは、プラスになると判断し、
一見すると “損な役回り” を引き受けたのです。


対するデトロイトは、
ダツック選手の年俸「750万ドル」分のサラリーキャップを、負担せずに済んだことから、
来季の補強へ向けた青写真が描きやすくなったことで、、、

スティーブン ・スタムコス 選手(タンパベイ ライトニング)や、





カイル ・オクポソ 選手(ニューヨーク アイランダーズ)



といったチームの長年の課題になっている「ライトハンドでスコアリング力の高いFW」を、
FA契約で招くことが可能に!


ドラフトを迎える際に、「各チームのGMは、ドラフト前は大忙し !!」
だと紹介しました
が、FA権を持つ選手との交渉が解禁となる来月1日を控えて、
「各チームのGMは、FA解禁前も大忙し !!」に、なっているでしょうね。



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2016.06.25
KHL to Announce New Chinese Team on Thursday
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ロシアを中心に繰り広げられている、ヨーロッパ屈指のビッグリーグの KHL は、
昨年末の記事で紹介したとおり
「来季から中国の北京に新チームを設ける」 と表明していましたが、
既存のチームからの承認を得たのに続いて、
今日(現地時間)リーグとチームの代表者による調印式を実施。


さらに30日には、新疆ウイグル自治区周辺にそびえる「崑崙山脈」から名付けた、
「クンルン レッドスター」
の新規参戦を正式に発表することが、オフィシャルサイトを通じて明らかにされました!


KHLさん(@khl)が投稿した写真 -






昨夏の記事をはじめ、これまでに「語りべ」通信でも触れたとおり
NHLも熱い視線を注ぐ中国のホッケーが、これからどのような針路をとるのか !?

大いに注目されますね!


<追記>

「語りべ」通信で、これまでに何度か触れましたが、
KHLは、「中国人選手がメインのチーム」を新たに参戦させるのではなく、
他チームと同様に、、、
「ロシア人選手を中心に構成する新チーム」
を北京に新たに設けるのが、基本路線の模様です。


モスクワやサンクトペテルブルグをはじめ、
人口の多いロシア西部をホームとするチームにとって、
ハバロフスクや、ウラジオストックへの遠征よりも、
近くて渡航手段も多い上、ビッグマーケットとしての魅力があることから、
北京へのエクスパンションに至ったのが、実情だと見られます。

但し、近年のNHLドラフトで指名された中にもいましたが、
中国系カナディアンなど、北米やヨーロッパのトップリーグとは契約を結べない選手たちは、
話題性も加味されて、
“クンルン レッドスター 一期生” のターゲットになるかもしれません。

(アジアリーグを観戦されるファン方に分かりやすい例では、
2005-2006シーズン当初の ノルディック バイキングス と同じスタイルですね)





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2016.06.24
NHL DRAFT 2016
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ラスベガスで行われた「NHLアウォード」で、各賞に輝いた選手たちが表彰され
今季の戦いを締めくくりましたが、
いよいよ今夜(現地時間)と明日は、今季最後のオフィシャルイベントが開催されます。


それは、 「NHLドラフト」 です!





今年の会場となるのは、
バッファロー セイバーズのホームアリーナの ファーストナイアガラ センター


NHLの公式スカウティングリポートで、上位の評価を受けているトッププロスペクトたちは、
一足早くバッファローへやってきて、数多くのメディアから取材攻めに。





メディア向けのプレイベントとして、ドラフト会場に近いナイアガラの滝へ赴いたり、、、
(上の写真と同じ5人ですけれど、お分かりになりますか?)





地元のマイナーリーグの野球チームの試合に駆けつけたり、、、
(ちゃんとユニフォームも作ってますね!)






ドラフト指名前から、大忙しの様子ですが、
忙しいのは、ドラフト候補選手だけではありません。

各チームの GM にとっても、ドラフト前のこの時期は大忙し !!


現地のメディアによると
タンパベイ ライトニングは、来季で契約が終了する 守護神の ベン ・ビショップ 選手を、
メインGK獲得が急務の カルガリー フレイムスと。

Ben Bishop



アナハイム ダックスも、
攻守両面での活躍が光る DF の キャム ・ファウラー 選手を、トレード要員に挙げて、
バッファロー セイバーズと
、それぞれ交渉中との報道が!


その一方で、コロンバス ブルージャケッツのように、
自らが持つ1巡目(全体3位)の指名権を望むトレードのオファーが来たら、
しっかり耳を傾けると公言するチーム
も。

それだけに、30チームのGMは、現有戦力を把握した上で、
指名候補にリストアップしている選手と、他のチームからのオファーを瞬時に見極め、
即断を迫られるのです。


このような背景があるだけに、
今年もドラフトが始まってから、「トレード成立」のアナウンスが、何度も流れそうですね。



ところで、アナウンスが流れそうと言えば、
今年のドラフトで、最初に名前が呼ばれそうなのは、
やはり、、、 オーストン・マトュース 選手





これまでに「語りべ」通信で、何度か紹介してきましたが、
アリゾナで育ち、小さい頃から大ファンというコヨーテスからの指名を、切望し続けているものの、
全体1位指名権を持つトロント メイプルリーフスが、
アリゾナからのトレード要請にも、全く耳を貸さなかった模様・・・。

そのため、トロントからの指名を受けることが、確実視されています。


昔の日本の野球選手のように、「トロントは遠いから行かない」と言って、
ホッケー浪人になってしまうことは、まずありませんから(笑)
楓の葉のジャージに、袖を通すことになりそう。

名門チームとの契約を結ぶより早く、
ホッケー用品メッカ―からオファーを受けて契約を結んだ マトュース選手のプレーが、
早くも楽しみですね!






楽しみと言えば、マトュース選手に対して、強いライバル心を抱いているのが、
パトリック ・ライネ 選手




1ヶ月前の記事で紹介しましたが
18歳ながら、「U20世界選手権」で得点王となり、
祖国 フィンランドの優勝に大きく貢献したのに続いて、
「世界選手権(シニア)」でも得点王に輝き、準優勝に終わったものの、MVPを受賞!


しかしながら、前述の公式スカウティング ランキングでは、
同じFWのマトュース選手に続く、「2位」の位置づけ。

北米のメディアの視線も、アメリカ生まれのマトュース選手に集まりがちとあって、
ライネ選手は、ちょっと面白くない様子・・・。


だからなのでしょうか、ライネ選手の口からは強気なコメントも聞かれ、
自らが目標とする アレックス ・オベチキン選手を引き合いに出して、
「5年後にはオベチキンのような選手になる!」
カナダのメディアに公言しています !!


さらにライネ選手は、同じくカナダのメディアに対し、マトュース選手と自らを、
「ジョナサン ・テイズとオベチキンに匹敵する」
とも宣言 !!


ともにキャプテンを担う、シカゴ ブラックホークスの看板 CF ジョナサン ・テイズ 選手と、
4年連続得点王に輝いたLW アレックス ・オベチキン選手(ワシントン キャピタルズ)のように、
マトュース選手と、(ウィニペグ ジェッツの指名が濃厚な)ライネ選手は、
世界中のホッケーファンを魅了するようなプレーヤーになれるのか !?


その第一歩となる「NHLドラフト」は、もうすぐ始まります!





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2016.06.23
Most Valuable Player !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事でも触れましたが
昨夜(現地時間)ラスベガスで、今季を締めくくる「NHLアウォード」が華やかに催されました。


最も注目されたハートトロフィー(レギュラーシーズン MVP)は、、、



シカゴ ブラックホークス の パトリック ・ケイン 選手が受賞!


プロフェッショナル ホッケーライター協会加盟者による投票で、
121人から「1位票」を集めたケイン選手は、
次点のシドニー ・クロスビー 選手(ビッツバーグ ペンギンズ)に大差をつけ(=1位票11人)、
アメリカ出身の選手では、史上初めてのハートトロフィー受賞となりました。



一方で、もう一つ忘れてはならないのが、、、




先月の記事でも紹介し
NHL公認ビデオゲームソフトの

パッケージカバーになる選手
もアウォードの席上で発表され、、、



セントルイス ブルースの ウラジミール ・タラセンコ 選手に決定!


最終候補になっていた サンノゼ シャークスの ジョー ・パベルスキー 選手は、
スタンレーカップとともに、あと一歩及びませんでした・・・。


対してタラセンコ選手は、
NHLにくわしくない人や、子供たちも手にするビデオゲームの “顔” に選ばれたとあって、
ハートトロフィーにも増して、注目度は大きいかも !?

NHLの人気を、さらにアップさせるような、来季の大活躍を期待したいですね !!







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2016.06.23
NHL Expand to Las Vegas !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

シーズンを締めくくる「アウォード」に先駆けて、昨日(現地時間)行われた NHLの理事会で、
かねてから申請していたラスベガスの新チームの新規加盟が、了承されました。

これによって、再来季(2017-18シーズン)から
今春にオープンした T-モバイル アリーナを舞台に、ラスベガスでNHLの公式戦が行われます!






ラスベガスには、かつて ECHL のチーム(ラングラーズ)がありましたが、
トップレベルのプロホッケーチームは、初めてとなるだけでなく、
北米4大スポーツを見渡しても、史上初めてのフランチャイズチームが誕生します !!


また、NHLが「31チーム」で行われるのは、1917年の創設以来 最も多く、
移転ではなく、新規加盟チームによるエクスパンションは、
NHLでは、コロンバス ブルージャケッツと、ミネソタ ワイルドが加わった 2000年以来!

北米4大スポーツを見渡しても、
2002年に NFL(ヒューストン)と、NBA(ニューオリンズ)が加わって以来、
15季ぶりの新チーム加盟になります !!



一方、同じくエクスパンションチームとして、
当初は確実視されていたケベックシティは、再来季からの参戦には至りませんでした。

カナダドルとアメリカドルとのレートによる収益性が、大きな問題になった模様で、
くわしくは、5月31日の「語りべ」通信 をご覧ください。




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