日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
先日の記事で、
「ゴールデン・アムール同窓会」と題してお伝えしたように、
今月1日、2日と、ハバロフスクのプラチナアリーナで、
昨季、ゴールデンアムールでプレーした10選手が所属しているモトールが、
アムールと2連戦を戦いました。
その試合でも活躍し、
新天地に移っても、主力DFとしてプレーしているのが、
セルゲイ・ヤサコフ選手。
ヤサコフ選手は、一昨季まで、
アムールをはじめ、7年間もロシアのトップリーグでプレーしていた実績を発揮して、
昨季は、ゴールデンアムールの看板セットでプレー。
特に、自慢のスラップシュートは威力抜群で、
ベストオフェンシブDF賞を獲得したクレインズの伊藤賢吾選手と並ぶ、
11ゴールをマークして、日本のファンを沸かせていました。
日本のファンを沸かせたといえば、一番印象深かったのは、
「オールスターゲーム」のシュートスピードコンテストの時のこと。
見事に 147km のシュートスピードを記録して、
トップに躍り出た瞬間に、ガッツポーズを連発!
おどけた笑顔を披露しながら、何度もガッツポーズを繰り返した、
あまりのコミカルな姿に、思わず場内MCをしていた「語りべ」も、
「こんなにお茶目なロシア人を、見たことがありません!」
と言ってしまったほど。
お茶目なロシア人
セルゲイ・ヤサコフ選手
残念ながら、その後、コクドのパーピック選手が 153km を記録して、
シュートスピード王には輝けなかったものの、
実は、お茶目なキャラクターだと判明したことで、
釧路アリーナに詰め掛けたファンから次々と声をかけられて、
すっかり人気者に!
そんなヤサコフ選手に、昨季の思い出を聞いてみると、
「アジアリーグに参加できた昨季は、まさに “ゴールドシーズン” だったよ。
日本で知り合った人たちのことは、今でも覚えている。
だから、チームがなくなってしまったのは、とても残念でならないよ」
と振り返ったあと、こんな意気込みを話してくれました。
「またいつか、ロシアのチームが、
アジアリーグに参加する時が来るかもしれないけれど、
それは、選手が決められることじゃないから、
今のぼくの仕事は、チームをトップリーグに昇格させることなんだ」
その言葉が嘘ではないと言わんばかりに、
ヤサコフ選手は、この後、自慢のシュート力を活かして、
オーバータイムでのサヨナラゴールを、2回もゲット!
ヤサコフ選手の、あのスラップシュートと、お茶目な表情を、
いつの日か、また日本で見ることができるのでしょうか?
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every photos by IGOR KHOROSHILOV
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