加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2005.11.07
カンウォンランドがやって来る!<3>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

初来日を祝して、
「カンウォンランドがやって来る!」シリーズを、先日、2回に渡ってお届けしましたが、
そのカンウォンランドが、初めての日本遠征を終えて、今日、韓国へ帰国しました。
(もう帰国したのに、「カンウォンランドがやって来る!」というタイトルのままでいいのか! という突っ込みの声も聞こえてきそうですが…)

今回の日本遠征では、2日のバックス戦で、オーバータイム負けでの勝点1をマークしたものの、
白星を手にすることはできず、4連敗。

「ウチのチームは、試合で使えるレベルの選手が3セットしかいませんし、
移動と試合が続いて疲れてしまってます」
と思わずパク・ビョンチョル マネージャーが、こぼしたように…、

先月27日のライバル・ハルラ戦の前から、ミニ合宿をしたのに始まって、
30日には韓国総合選手権の初戦を戦い、その翌日に来日して、神戸で練習。
2日、3日とバックスと戦ったあと、4日に東伏見へ移動して練習。
そして、この週末、コクドと2連戦。

というスケジュールは、かなり厳しいものだったらしく、
東伏見での試合では、持ち前の運動量の豊富さを、なかなか発揮できず、
逆に、スキルで上回るコクド相手に、ペナルティを連発してしまい、
荒れた試合となってしまいました。

しかし、キム・ヒウ監督は、この結果を冷静に受け止めて、
「まだまだウチのチームには、課題が多いです。
選手は経験不足だし、ゲームメイクする能力にも欠けています。
でも、欲張ってもしょうがないので、少しずつレベルアップしていきますよ」
と前向きな言葉を口にしていました。

先日お伝えしたように、北米からの助っ人4選手を除いた韓国生まれの24選手のうち、
実に18人が25歳以下という若いチーム。

それだけに、キム・ヒウ監督も、選手を指導するのにあたって、
「他のチームに比べたら、ウチの実力は低いので、
とにかく一生懸命走るチームを目指しています」と話してくれました。

キム・ヒウ監督
キム・ヒウ監督
1967年生まれ。高麗大学まではDFとしてプレーするも、
実業団(ソクタプ、トンウォン)ではCF。
17歳の時から韓国代表でプレーしたほどの実績を誇る。
また、1995年からは国際ライセンスを持つレフェリーとしても活躍。
昨季は、新設されたカンウォンの初代監督に就任し、
韓国リーグを戦う一方で、アジアリーグのレフェリーも務めた。
◆photo by 243


現在、15試合を消化して8位と低迷してしまっているカンウォンですが、
1試合の平均失点は3点で、こちらはリーグ6位と大健闘の成績!

自らも「一生懸命プレーする選手でした」というキム監督の指導方針が浸透して、
フィニッシュチェックや、シュートブロックなどを怠らない、
カンウォンの “一生懸命ホッケー” が、少しずつ花開こうとしています。

「スピードもあるし、クレバーなプレーができる」という
FW #17 キム・ギュヒョン選手を筆頭に、
GK #30 ソン・ホソン選手、
FW #9 ソン・チヨン・ベネディクト選手
FW #74 クァク・ジェジュン選手、
DF #15 ファン・ビョンウク選手 などなど、

「注目して欲しい選手は誰ですか?」との質問に、
キム監督が、次々と名前を挙げて答えてくれたように、
カンウォンには、発展途上中の楽しみな選手がズラリ。

キム監督は「今季は、とにかく経験を積むシーズン」と位置づけていますが、
同じ韓国のハルラが、アジアリーグ参戦して以来、急速にレベルアップしたように、
カンウォンも、今後が楽しみです。

楽しみといえば、キム監督は、最後にこんなことを言っていました。

「日本のチームは予想していたとおり、強いです。
簡単には勝てるチームじゃないと思います。
でも、バックスになら勝つチャンスがあると思うので、
次に対戦する時(12月14、15日@チュンチョン)はホームゲームだし、
ぜひ勝ちたいと思います!」

キム監督が意気込んだように、
カンウォンの “一生懸命なホッケー” が実って、
ホームリンクで、日本のチーム相手に勝利を飾ることができるのか !?
「今後が楽しみ」と言う前に、来月の対戦が楽しみです!
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2005.11.02
カンウォンランドがやって来る!<2>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

いよいよ今日、日本のファンの前で、初めて試合を披露するカンウォンランドですが、
今季から、アジアリーグに参戦するにあたって、
ホームタウンを韓国北部にあるカンウォンド(江原道)の
道庁(日本の都道府県庁と同じ)所在地、チュンチョン(春川)に定めました。

実は、カンウォンの選手たちは、ほとんどがソウル市内在住。
ホームゲームのある時は、バスで約3時間かけて、
チュンチョンまで向かっているとのこと。

どうして、そんなに遠いところにホームタウンを定めたかというと、
豪華ホテルに、カジノやスキーリゾート、さらにゴルフ場などを経営している
親会社のカンウォンランドリゾートが、
カンウォンドを舞台に事業を展開していることもあるそうですが、
それ以上に、ウインタースポーツの盛んな地域だからだそうです。

なかでも、カンウォンドの中にあるピョンチャン(平昌)は、
2010年の冬季オリンピックの開催地に立候補しながら、
最終投票で、わずか3票及ばずに、
バンクーバーに敗れてしまった苦い経験を晴らそうと、
2014年の冬季オリンピック開催地にも、続けて立候補。

現在、韓国のウインタースポーツ界では、
こぞって「ピョンチャン2014」をスローガンに掲げて、招致運動を展開中!
両チームのユニフォームにも、ピョンチャン2014

もちろんホッケー界でも、
ハングル版のアジアリーグプログラムや、
リンクのフェンス、
さらに、カンウォンはもちろん、
ハルラやレフェリーのユニフォームにも、
「PyeongChang (ピョンチャン) 2014」
という大きなワッペンが貼られています。

そんなオリンピック招致活動にも一役買っているホッケーチームを広めようと、
チームのスタッフの皆さんも、頑張っています!
カンウォンランドのスタッフ
アウェーのリンクながら、アニャンでも、チームグッズやメディアガイド、
さらにはカンウォンランドリゾートの案内などを配布して “布教活動”。

「日本にも行く予定です。
チームグッズも差し上げますので声を掛けてください!」
とアピールしていました!

このような地道な活動が実って、
2014年ピョンチャンオリンピック開催となれば、
韓国アイスホッケー界も、きっと大いに盛り上がるのでしょうね。
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2005.11.01
カンウォンランドがやって来る!<1>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ノルディックバイキングスとともに、
今季からアジアリーグに参戦している、韓国のカンウォンランドが、
明日のバックス戦で、初めて日本のファンの前に姿を現します!

韓国の有望な若手選手を中心として、
昨季は、国内リーグで戦っていたチームに、北米からの助っ人選手4人を迎え、
アジアリーグに船出したカンウォンですが、
あまり高くなかった前評判に、反旗を翻すかのように、
王子製紙相手に引き分けたり、
クレインズと接戦を演じたりと、健闘しています。

その要因は、何といっても ハードチェック!

ポイントゲッターの、#9 ソン・チヨン・ベネディクト選手が、
「ウチは、新しくて若いチームだから、他に比べて実力が足りない分、
一生懸命プレーしないといけないと思っている。
だから、チェックも一生懸命にやっているよ。
ボクのセールスポイント? もちろんチェックだよ!」
と話したように、カンウォンは、恐れることなくガンガンぶつかってくるチームです !!
ソン・チヨン・ベネディクト選手

韓国で生まれたあと、
カナダに渡って育ち、カナダ国籍を取得。
その後、再び韓国に戻って、高麗大学を卒業したという、
異色のキャリアの持ち主の
ソン・チヨン・ベネティクト選手


カンウォンランドのサポーターそんなガチンコホッケーを身上とする戦いぶりを見て、
早くも韓国では、熱いサポーター軍団が登場!

コリアンダービーとなった26日のハルラ戦で、
アウェーにもかかわらず、熱心に声援を送っていたのが、
沖縄生まれで、韓国在住のケイコさん(左から2人目)。
「ホッケーなんか知らなかったのに、見たらおもしろくって!」と、
すっかりカンウォンに、ハマってしまったそうです。

カンウォンの来日初試合は、神戸でのバックス戦。
カンウォンの “ガチンコホッケー” は、関西人気質にマッチしそうな気も…。
今季からバックスのサブホームタウンとなった、
神戸のオープニングシリーズは、いきなり激しい戦いになりそうです!

▽試合日程
vs バックス
2日(水)19:00〜、3日(祝)13:00〜 @神戸ポートアイランドスポーツセンター
vs コクド
5日(土) 、6日(日)ともに14:00〜 @サントリー東伏見アイスアリーナ


★本日の小ネタは…
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