日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
明日から12月になります。
今年も残すところ、あと1ヶ月のみとなりましたが、
気づけば、アジアリーグのレギュラーシーズンも、全日程の折り返しを過ぎて、
プレーオフを視野に入れた順位争いも、白熱してきそうです。
その一方で、開幕から15連敗(バックス戦での2つのOT負けを含む)を喫し、
プレーオフ戦線から、完全に取り残されてしまっているチャイナドラゴンは、
先の週末に行われた日光バックスとの3連戦をもって、
ホームタウンの一つに定めている上海での試合が、全て終了。
これからは北へ向かって、ホームゲームを戦います!
まず、吉林省の省都・長春(チャンチュン)に移動して、
明後日からは、東北フリーブレイズとの3連戦。
会場となる
富奥(フォア)氷球館(長春富奥ホッケー体育館)は、
チチハルをベースにした長春富奥が、
4季前にアジアリーグに参戦した際のホームアリーナです。
同じシーズンに、アジア冬季大会も開催されることから、
アジアリーグの開幕1ヶ月前に、新設されたとあって、
(中国にしては)収容人員こそ少ないながら、とてもキレイなアリーナで、
同じ建物の中には、
日本料理のお店やホテルも併設。
「語りべ」 が、その年の開幕シリーズとなった、
“中国ダービー” (写真=浩沙 vs 長春富奥)に足を運んだ際は、
アリーナ周辺は、工事中のところばかりで、
シンナーの臭いが漂っていたのですが(苦笑)、
アジア大会の開催前にはトラムも開通し、
長春市内中心部からのアクセスが、便利になったとのこと。
以前の記事でお届けしましたが、
長春市内には、かつて日本軍が統治していた頃の建築物が、
今でも数多く残っていますので、
応援に駆けつける方は、市内観光がおススメですよ。
富奥氷球館へのアクセス
市内中心部からタクシーで「富奥D区北門」まで、約15〜20分
トラムを利用する際は、長春軽軌3号線(ラインカラー赤)の、
「仙台大街駅」、または「会展中心駅」が最寄り駅。
フリーブレイズとの長春シリーズを終えると、
チャイナドラゴンはさらに北上して、黒龍江省の省都・ハルビンへ。
ハルビンは、中国屈指のホッケータウンとして知られますが、
9日からの日本製紙クレインズとの3連戦は、
ハルビン体育学院大学生滑氷館(ハルビン体育学院氷球場)で行われます。
ハルビン体育学院は、中国国内のアスリートたちが集まる体育大学で、
キャンパス内には、体育施設が充実していることから、
アリーナに隣接するホテルを宿舎にして、
昨季、今季と、2年続けて
チャイナドラゴンがキャンプを開催。
一昨季のユニバシアードや、
昨季の開幕シリーズも行われた会場は、
明るくて、試合も見やすい上に、2500人収容という立派なスタンドもあります。
ところで、ハルビン体育学院があるのは、
街のランドマークとなっているハルビンタワー(写真)など、
高層ビルが いくつもそびえる、開発区と呼ばれるエリア。
このエリアには、周辺に住む富裕層たちをターゲットにした、
おいしいレストランが、たくさんありますので、
名産のハルビンビールと一緒に、グルメを楽しむことができますよ!
ハルビン体育学院大学生滑氷館へのアクセス
ハルビン駅からタクシーで「哈体院」まで、約15分〜20分
ハルビンタワーからは、約5分。
韓国遠征を挟んで、年明けの1月6日からは、
ハルビン氷球館(ハルビン八区アイスアリーナ)で、
今季最後のホームゲームシリーズとなる、High1(ハイワン)との3連戦。
6000人のキャパシティを誇るハルビン氷球館は、
文字どおり、中国屈指のホッケータウンを支え続けてきたアリーナで、
アジアリーグはもちろん、男子世界選手権の極東予選や、
女子世界選手権など、
国際大会の舞台にもなってきました。
歴史があるアリーナだけに、スタンドのイスが壊れていたりもしますけれど…、
(興奮した観客が投げてしまうからだとか)
ずっとホッケーを見てきたという “通” のファンの姿を、
見掛けることができるアリーナです。
ところで、ハルビン氷球館でのHigh1戦に合わせるかのように、
ハルビンでは、1月5日から氷祭りが開幕します。
世界中から観光客が集まることでも知られる氷祭りの時期には、
メイン会場はもちろん、ハルビン市内のあちらこちらに、氷のモニュメントができ、
夜になってライトアップされると、とても幻想的!
真冬の寒さはハンパじゃありませんが、(「語りべ」が行った時も、マイナス30度に !!)
一見の価値は、十二分にありますので、
ハルビンへ “ホッケー&氷祭りツアー” は、いかがですか?
ハルビン氷球館へのアクセス
ハルビン駅からタクシーで「八区氷球館」まで、約10〜15分。
尚、ハルビン市は、燃料代の高騰による影響を考慮して、
タクシー代に、1元の燃料代を上乗せするようになりました。
メーターで表示された金額よりも1元多く請求されても、
決してボラれているわけではありませんよ(笑)
これまでホームゲームが行われていた上海とは違い、
ハルビンはもちろん、長春もクラブチームによる試合が、古くから行われていたという、
“中国のホッケーどころ”!
チャイナドラゴンが、ホッケーどころのファンを沸かせてくれるような試合を、
見せてくれることに期待しましょう!
☆「語りべ」注
現地でのリサーチを含め、情報には万全を尽くしたつもりですが、
実際に足を運ばれる方は、どうぞ、ご注意ください。
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