加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2008.04.12
世界一決定戦のラインズマン!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

中国屈指のホッケータウン・ハルビン市を舞台に熱戦が続いていた
女子世界選手権」は、いよいよ今日が最終日!

フィンランドとスイスが顔を合わせた3位決定戦に続いて、
カナダ vs アメリカの決勝戦がフェイスオフ。

女子ホッケーの二強が金メダルをかけて激突!女子世界選手権は、今大会が11回目の開催ですが、
過去 全ての大会で1位と2位を独占してきた “二強” が、
今年も金メダルをかけて激突!

これまでは、カナダが9回優勝とアメリカを圧倒していますが
カナダのヘイリー ・ウィッケンハイザー キャプテンが、
「アメリカ戦は、いつもタフな戦いになる」
と話していたように、激しい試合となるのは必至です。

そんな決勝戦のラインズマンに、ナント!
日本から派遣された 中山美幸 さんの名前が !!

先日の記事でも紹介しましたが、
予選リーグで、トップデイビジョン デビューを飾った中山さんは、
その働きが評価されて、強豪国が集まる1位〜3位決定戦リーグの試合にシフトされ、
決勝の前哨戦となった カナダ vs アメリカ戦でも、ラインズマンを担当。

カナダvsアメリカ戦のラインズマンに起用された中山美幸さん「女子のトップ2の試合でホイッスルを吹けるのは、
とてもスゴイことだと思う反面で、
(トップディビジョン初参加の)自分には、まだ早いんじゃないかな?
という気持ちも、正直言ってありますよ」

試合前には、こんな風に話していた中山さんでしたが、
試合が始まると、全く戸惑うことなく、
スムーズな動きと、的確なジャッジを披露。

「レフェリースーパイザーの方から、常に自信を持つように! って何度も言われました」
と話していた中山さんは、その教えを守って、
男子顔負けのガチンコ勝負を(ホントにスゴイですよ!)、しっかりと裁き、
女子日本代表の団長を務めた山田幸司レフェリー委員長からも、
「気持ちも強いし、トップディビジョンで通用しますよ」
と太鼓判を押されていたほどでした。

このように、トップディビジョン初参加とは思えないような働きで、
各国から集まった10人のラインズマンの中から抜擢され、
“世界一決定戦” に出場することになった中山さんですが、
「昨年の(日光で行われた)ディビジョン1の経験が、大きかったですね」
と振り返ってくれました。

というのも、昨年のディビジョン1では、
試合がある日も、毎朝必ずレフェリーのスケーティング練習があったことを参考にして、
「毎日20分から30分くらい走ったり、ウエイトトレーニングもやるようになりました。
そのおかげで、疲れにくくなりましたし、
試合中に、集中力が切れなくなったり、あせらなくなったことで、
最後まで自信を持って、ジャッジできるようになりました」 と言います。

さらに、中山さんは、
「山田さんや、川村和彦さん(レフェリー副委員長)に、高橋裕一さんをはじめ、
いろいろな人たちが、サポートしてくださったおかげで、
インターハイや国体の決勝を吹かせてもらったり、全日本女子選手権にも派遣してもらいました」
と活躍の場を与えてくれた人たちに対して、感謝の気持ちを忘れません。

その甲斐あって、初めてのトップディビジョンにもかかわらず、
「関東大学リーグでも、ラインズマンをやらせてもらっているので、そんなにビックリはしませんでした」
と笑顔を見せていました。

しかし、その一方で、中山さんは、こんなことに、ビックリさせられたのだとか。
それは、、、

「日本だと、レフェリーは、どうしても選手より下に見られがちですけれど、
トップディビジョンは、選手よりもいいホテルを割り当ててくれたりして、
レフェリーの立場が、ちゃんと認められているんです」

「語りべ」は、以前 ある外国人記者の方から、
「ホッケーの強い国は、どこもレフェリーの地位が高い」
という話を聞いたことがありますが、
世界のトップ9が集まった今大会にも、その言葉が当てはまっていた模様。

それだけに、レフェリーの皆さんが、誰からも尊敬されるようになった時や、
「大きくなったらレフェリーになりたい!」という子供たちの声が、聞かれるようになった時こそ、
日本のホッケー界が、トップレベルの仲間入りを果たした時だと言えるに違いありません。

初めて参加したトップディビジョンで高い評価をされた中山美幸さんそんな日が、一日も早くやってくるために、
トップディビジョンで、高い評価を受けた中山さんをはじめ、
国際大会に派遣された皆さんや、
国内の主要大会でホイッスルを吹いている皆さん、
さらに、チビッ子の試合からオヤジホッケーまで、
全てのレフェリーの方々には、
これからも、ぜひ頑張り続けて欲しいですね!
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2008.04.04
女子世界選手権開幕!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

女子世界選手権の舞台となるハルビン市氷球館先月29日から熱戦が繰り広けられている、
アイススレッジホッケー世界選手権」に続いて、
今日から、中国のハルビン市氷球館で、
女子アイスホッケー世界選手権」が開幕!

3年ぶりにトップディビジョン昇格を果たした日本は、開幕戦で、
トリノオリンピック銀メダルのスウェーデンと対戦しましたが、
0−5のスコアで完封負けを喫してしまいました。

残念ながら、黒星スタートとなった女子日本代表ですが、
実は、ただ一人、一日遅れて、明日 開幕戦を迎える人がいます。
それは、ラインズマンの 中山美幸 さんです!

以前の記事でも紹介したように、
昨季、日光で行われたディビジョン1の大会での働きが認められ、
今季は、トップディビジョンに派遣されることになった中山さんですが、
国際アイスホッケー連盟の発表によると、
明日の試合で、初めてラインズマンを務めることに。

中山さんの トップディビジョン デビュー戦は「中国 vs ロシア」
世界ランキングを見ても分かるように、
それぞれ7位(スイス)、8位(中国)と、実力が拮抗している両者の対戦の上に、
地元 ・中国の初戦ともなるだけに、熱い試合となりそうです。

他の大会に派遣されている(&これから派遣される)レフェリー、ラインズマンの方たちも含めて、
“縦じまジャージの日本代表” の皆さんには、ぜひ頑張って欲しいですね!

尚、現地まで応援に行けない! という方は、
こちらの記事で、“プチ ハルビンムード(!?)” を、お楽しみください。
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2007.12.13
縦じまジャージの女子日本代表<3>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ハンガリーに遠征中の日本代表が、
明日(現地時間)から、「パノンカップ」に臨みます。

大会は、日本、ハンガリー、ウクライナ、ポーランドの4ヶ国が総当りして、
チャンピオンを決めますが、
「ハンガリー、ウクライナとの対戦は注目!」
日本アイスホッケー連盟のホームページ でも紹介されているように、
4月に行われる 「世界選手権ディビジョン1」 の前哨戦となりそうです。

このように、日本代表は海外遠征を繰り返して、
世界選手権のトップディビジョン再昇格や、オリンピック出場を目指していますが、
高い目標を持っているのは、何も日本代表の選手だけではありません。

女子ホッケー界を支え続けている 梨田琴絵 レフェリーも、
世界の頂点を目指しています!
日本の女子ホッケーを支えている梨田琴絵レフェリー
昨季の「世界女子選手権ディビジョン1」で ラインズマンを務めた、
宇賀神 (うがじん) 恭子 さんや、中山美幸 さんらと同じように、
梨田さんも、国際ライセンスを持つレフェリーの一人。

国内の大会でも、先日行われた「全道女子選手権」や、
昨季の「全日本女子選手権」で、ともに決勝のホイッスルを任された、
女子レフェリー界の第一人者です!
そんな梨田さんですが、
実は、高校までは、同じ氷上のスポーツでも、スピードスケートの選手。

日本の女子(に限らず男子もそうですが)レフェリーの皆さんは、
プレーヤー出身の人が、ほとんどですが、
梨田さんは、「高校を卒業したあとに、少しだけやっていた」くらい。

むしろホッケーとのかかわりは、選手としてよりも、裏方としてのほうが多く、
日本リーグ(当時)の試合で、ウグイス嬢を担当したりするなど、
地元の釧路で、連盟の仕事を、サポートしていたのだそうです。

ところが、当時、苫小牧には、女子レフェリーが2人いたのに対して、
まだ釧路には、誰もいなかったことから、白羽の矢を立てられた梨田さんは、
「一番最初っていうのも、いいかな」 と一念発起!

釧路や道内の様々なレベルの試合で、ホイッスルを吹いて、腕を磨いていった梨田さんは、
国際アイスホッケー連盟が定めるライセンスを取得して、
2003年に青森で行われた「冬季アジア大会」や、
その翌年の「トリノオリンピック最終予選」などに、ラインズマンとして出場。

さらに昨季は、イギリスまで赴いて、
「世界女子選手権ディビジョン3」のレフェリーも、務めました。

「いい経験になりました。おもしろかったです」
こう梨田さんは、振り返ってくれた一方で、
「右も左も分からないところに、1人で行ったのも大変でしたし、
国際試合は、日本での試合とは、かなり違う部分もありましたね」
と本音もチラリ。

初めてレフェリーとして参加した世界選手権だっただけに、
戸惑わされる部分もあったようですが、
それでも、高い評価を受けた梨田さんは、
今季も、ハンガリーで行われる「世界選手権デイビジョン3」に、
レフェリーとして、派遣される予定です。

「大きな試合では、選手たちも いいプレーをしようと、気持ちを高めてくるので、
自分も、しっかりとレフェリーの役割ができるように、
心技体ともに、もっと強くなっていかないと」

こんな決意を口にした梨田さんに、「今後の目標は?」と尋ねてみると、
「やっぱりトップディビジョンのレフェリーを することですね」
と言って、笑顔を見せてくれました!

先日の記事でも紹介したように、
今季は、中山美幸さんが、日本の女子ラインズマンとしては初めて、
中国で開催される「世界女子選手権」(=トップディビジョン)に出場する予定。

梨田さんをはじめ、女子ホッケー界を支えている皆さんも、それに続いて、
今度は、トップディビジョンのレフェリーを!
さらには、オリンピックを目指して、頑張って欲しいですね !!
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2007.11.07
頑張れ! 日本代表 !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

「頑張れ! 日本代表 !!」
と言っても、明日から始まる「ドイツカップ」に臨む、
男子ナショナルチームのことではありません。

先日、国際アイスホッケー連盟は、
男子、女子、さらに、ジュニアの世界選手権でホイッスルを吹く、
レフェリーと、ラインズマンを発表 しました。
それによると、今季、日本から、各大会に派遣されるのは、全部で10人。

「語りべ」が、これまで取材をしている時に、耳にした話では、
日本のレフェリーと、ラインズマンは、国際的にも評価が高いとのことなので、
その評判を、さらに高めるように、
派遣が決まった “縦じまジャージの日本代表” の皆さんは、ぜひ、頑張ってください!

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【日本から派遣される予定のレフェリー、ラインズマンの皆さん】

男子世界選手権デイビジョン1・グループB」 (4月13日〜19日@札幌)
 ▽ラインズマン = 赤坂繁和 さん、滝澤真一 さん

男子世界選手権ディビジョン2・グループB」 (4月7日〜13日@オーストラリア)
 ▽レフェリー = 山田幸司 さん(「語りべ」注=変更となりました)
 ▽ラインズマン = 松田隆幸 さん

男子U18世界選手権ディビジョン3・グループA」 (3月2日〜8日@メキシコ)
 ▽ラインズマン = 市川俊介 さん

男子U18世界選手権ディビジョン3・グループB」 (3月3日〜9日@トルコ)
 ▽レフェリー = 山内秀貴 さん

女子世界選手権」 (4月4日〜12日@中国)
 ▽ラインズマン = 中山美幸 さん

女子世界選手権ディビジョン3」 (4月6日〜12日@ハンガリー)
 ▽レフェリー = 梨田琴絵 さん

女子世界選手権ディビジョン4」 (3月23日〜29日@ルーマニア)
 ▽レフェリー = 宇賀神恭子 さん

女子U18世界選手権」 (1月7日〜12日@カナダ)
 ▽レフェリー = 内海真巳子 さん

     ☆「語りべ」注
     国際アイスホッケー連盟が、10月25日に発表したリストに基づきましたが、
     今後、派遣されるレフェリー、ラインズマンや、大会スケジュールなどが、
     変更される場合もありますので、ご注意ください。
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2007.04.07
縦じまジャージの女子日本代表<2>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

世界遺産の街 ・日光を舞台に行われている、
世界女子アイスホッケー選手権 ・ディビジョン1」は、いよいよ大詰め!

今夜 行われるフランス戦で、勝点3(レギュレーションタイムでの勝利)を挙げると、
日本の優勝が決まるとともに、
来年、中国で行われるトップディビジョンに、4年ぶりの返り咲きを果たすことになります。

加藤じろう直営!「語りべ」通信では、
日の丸のジャージを着た 女子日本代表選手たちの活躍の一方で、
縦じまのレフェリージャージを着て、今大会に参加している二人の女子日本代表を、
2回にわたって紹介していますが、
前回の記事でお届けした宇賀神恭子さんに続いて、
今回は、中山美幸さんを紹介します!

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東京出身の 中山美幸 さんも、宇賀神さんと同じように、
スティックを握っていた経験を持つ、元ホッケープレーヤー。

中山美雪さん部活動を引退したのをキッカケに、
高校3年生の秋から、伊勢丹女子チームに入部した中山さんは、
語学留学のために赴いたカナダのカルガリーでも、
現地の大学チームに所属して、プレーをしていたほどの、
ホッケー好き!

そんな中山さんの転機も、3年間の語学留学を終えて帰国し、
東京都内のチームに所属していた時に、
チームから一人、派遣しなくてはならないレフェリー要員に、
志願したことでした。

「はじめは、ホッケーがうまくなるためには、ルールを知っておいた方がいいから、
誰もいないなら、私がやりますっていう感じで、
そんなに真剣に、レフェリーをやるつもりはなかったんですけどね(笑)」
という中山さんですが、
すぐに、高い目標を持って、ホイッスルを吹くようになったと言います。

「ホッケーを始めたのが遅かったので、
選手として、日本代表になることは無理ですけど、
レフェリーだったら、自分の語学力を活かすこともできますし、
上のレベルで活躍するチャンスがありますからね」

こう話してくれた中山さんは、東京を中心に、国内の様々な大会で実戦経験を積むと、
昨年は、中国で行われた国際大会に派遣され、初めて海外でもホイッスルを吹きました。

しかし、中国での大会は、親善試合だったため、
中山さんが、国際アイスホッケー連盟が主催する公式大会に参加するのは、今大会が初めて。

「いろいろな国から、レフェリーとラインズマンが来ていますから、
試合になると、日本で学んできたことが、必ずしも正しいとは言えない時も、あるんですよね」
と言いながらも、初めての大舞台とは思えないほどの落ち着いたジャッジで、
今大会を支え続けています。

ところで、初めてといえば、
中山さんには、こんな思いがあるのだそうです。

「日本の女子で初めて! って言われるのは、光栄ですね」

実は、3年前の世界女子選手権トップディビジョンにも、
日本から、レフェリーが派遣される予定だったのですが、
開催国の中国で、SARS(サーズ)が集団発生したことから、大会が中止となったため、
世界選手権でホイッスルを吹く日本の女子レフェリーは、
今大会に出場している二人が、第一号!

宇賀神さんとともに、世界選手権の出場は、
「日本の女子で初めて」となった中山さんですが、これで満足することなく、
「オリンピックにも行きたいです。
日本の女子で初めての、オリンピックのレフェリーになれればいいですね」
という思いも胸に秘めています。

そんな究極の目標のためにも、中山さんは、
「世界選手権もそうですけど、大会の参加国から、
レフェリーも派遣されることが多いので、頑張って欲しいです」
と女子日本代表の選手たちに、エールを送っています。

「バンクーバーへの第一歩」
というスローガンを掲げて、今大会に臨んでいる女子日本代表の選手たち。

先日の記事でもお伝えしたように、
国際アイスホッケー連盟の発表によると、参加国の決定方式が変更される見込みのため、
バンクーバーオリンピックへの道は、トリノ以上に厳しいものとなりますが、
中山さんのように、彼女たちを応援している人は、たくさんいます。

そんな思いを背に受けて、今夜のフランス戦で快勝して、
女子日本代表の選手たちが、君が代を聞かせてくれることに期待しましょう!

★本日の小ネタは…
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