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2006.02.14
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帰ってきた!「語りべ」通信・コラボ企画<10> |
〜「語りべ」からのお知らせ〜 日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。 一昨日閉幕した「長野カップ」で、見事に2連覇を達成した日本代表。 今回のメンバーは、2010年のバンクーバーオリンピックを視野に入れ、 現役大学生6人を含め、実に13選手が25歳以下と、フレッシュな顔ぶれが目立ちましたが、 その中で、ピカイチの活躍を見せたのが、飯村喜則選手(日光バックス)です! ![]() 飯村選手が、シニアの日本代表に選ばれたのは、 昨年の4月に行われた世界選手権代表候補合宿に続いて、今回が2回目。 しかし前回は、トライアウトを兼ねて行われた代表候補合宿で、 実力を発揮することができずに、 日の丸のジャージに袖を通せませんでした。 「もっとできると思ったんですけど、 息は上がっちゃうし、足は動かないし、ボクのコンディショニング ミスです」 飯村選手自身が、こう振り返ったように、 他の実業団3チームと違って、バックスはプレーオフに進むことができなかったために練習場所がなく、 わざわざ東京まで足を運んで、アイスタイムを求めたものの、 なかなか満足な調整ができずに、「すごく悔しい思いをした」のだそうです。 そんな苦い経験もあっただけに、今回の代表入りに際して飯村選手は、 「とにかく結果を残して、アピールしないと!」 との強い意気込みを持って、試合に臨みました。 その甲斐あって飯村選手は、プレゲームとなった「チャレンジカップ」で先制ゴールをゲット。 第4セットに起用され、シフトは少なかったものの、 「ボクたちのラインは、調子がいいですよ」と笑顔を見せたように、 好調モードで、長野カップへ突入し、 初戦のフランクフルト・ライオンズ戦では、 何度も相手ゴールを脅かすなど、飯村選手はオフェンス面でチームに貢献。 マーク・マホン日本代表監督の口からも、 「活躍度は、チームでトップ3に入る」との言葉が飛び出したほどだったのですが、 飯村選手は、「チャンスはあったんですけど、決められませんでした。 結果を出して、アピールしていかないと」と話し、 自らのプレーに、決して合格点をつけることはありませんでした。 ![]() しかし飯村選手は、優勝を懸けた翌日のデンマーク代表との試合で、 鮮やかな同点ゴールをゲット! デンマークに2点を先行され、 イヤなムードが漂っていたビッグハットの雰囲気を一変させた、 飯村選手の値千金のゴールで、試合の流れを押し戻した日本は、 第3ピリオドに、5人対3人のパワープレーで決勝点を挙げて、 長野カップV2を達成しました。 「もしも決勝点をゲットしたら大会MVP」との声が出たほどの、この日の活躍には、 さすがに飯村選手も、試合後は持ち前の “貴公子スマイル” でニッコリ! 「体力面では、まだ課題が残るけれど、 プレーや気持ちの面では、素晴らしいものを見せてくれた」と、 マホン監督が高く評価したように、 今回の長野カップで、飯村選手は、しっかりアピールすることができたようです。 長野カップ終了後、チームメイトの春名真仁選手とともに、日光へと戻った飯村選手。 今度は、バックスで活躍して、東伏見にゲームスカウティングに来る予定のマホン監督に、 さらなるアピールをしたいところ。 チームの勝利と、昨季、惜しくも逃してしまった世界選手権代表の座を目指して、 飯村選手が、16日から始まるプレーオフで、どんなプレーを見せてくれるか楽しみです! ◆photos by TAKAYUKI HIDAKA ★本日の小ネタは… 優勝を決めたデンマーク戦で、ベストプレーヤーに選ばれた飯村選手に負けじと、
GKの春名選手(写真右)も大活躍! フランクフルト戦、デンマーク戦、ともにマスクを被って、 2試合で、実に86本ものシュートを浴びながら、ともに2失点に抑えて優勝に貢献。 何度も飛び出したスーパーセーブで、ビッグハットを沸かせてくれました。 ![]() 今回もMVPには、副賞として、長野のホッケーをサポートし続けている、 (株)八幡屋磯五郎から、オリジナルのスノーボードが手渡されました。 (二人が手にしているのが、副賞のスノボです) 毎年、人気沸騰のスノーボードをもらったとあって、 春名選手は、試合後、ドレッシングルームに祝福に訪れた室賀豊社長に、 「早速、使わせてもらいます」と約束。 しかし、そのあとで春名選手は、「スノボはやったことないんですよ」と苦笑い。 もしかすると、ホッケーシーズン終了後、 どこかで、スノーボードに熱中している春名選手の姿が、見られるかも !? |
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