加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
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2006.10.03
アジアリーグの歩き方・2006−07<1>長春編
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

9月23日に開幕したアジアリーグは、
先週末、日光、釧路、韓国のチュンチョン(春川)でも、試合が行われ、
浩沙のホームゲームが行われる北京を除く、7つのホームタウンで、熱戦が開幕!

そんなアジアのホッケータウンに、今季から、新たな街がお目見えしました。
それは、中国の長春(チャンチュン)です!

一昨季からアジアリーグに参戦していたチチハルが、新たなスポンサーと契約したことで、
500キロ以上離れた吉林省の省都 ・長春に完全移転。
チーム名も新たに、長春富奥(チャンチュンフォア)と改めました。

新たにスポンサーとなった長春富奥ですが、地元では知らない人はいないという超有名企業で、
自動車部品の製造などで、日本企業との取引もあるのだそうです。

しかし、社員の方の話によれば、
「元々は、そんなに大きな会社ではなかった」とのこと。
ところが、不動産業で成功を収めたことで、一気に資金力を増し、
21世紀に入った頃から、右肩上がりの急成長を遂げたのだとか。

その長春富奥のチェン ・リーシュエ社長が、元ホッケー選手だったことが縁となって、
スポンサーの話が、まとまったのだそうです。

こうして、新たにアジアのホッケータウンの仲間入りを果たした長春ですが、
かつては日本軍が統治した満州国の首都 ・新京と呼ばれた街。
そんな歴史的な背景もあって、
街の中には、満州国時代に建築された日本風の建物が、多く見られます。
   かつては満州国の御所だった、偽満州博物院 元満州の国会議事堂、満州国国務院
既に、どの建物も、建築されてから、かなりの年月を経ていますが、
現在も、大学や病院、さらには博物館などとして利用中。

そんな日本風の建物が残っている一方で、
長春一の繁華街、重慶路周辺は、大きなビルやホテル、映画館にデパートなどが立ち並び、
いつも、たくさんの人たちで賑わっています。
   大きなビルやホテル、映画館にデパートなどが立ち並ぶ重慶路 いつも、たくさんの人で賑わっている重慶路
しかし、重慶路の繁華街から車で10分も離れると、
昔ながらの街並みが多く残っていて、まだまだ発展途上といった感じ。
ただ、長春の到るところで、工事が行われているだけに、
数年後には、キレイな街並みが続く、近代的な都市に様変わりしているかもしれません。
富奥氷球館
そんな長春の街の繁華街から、
南東に、車で約20分ほど行ったところにあるのが、
長春富奥のホームリンクとして新設された、富奥氷球館。

来年1月下旬に開幕予定の「冬季アジア大会」では、
男子のアイスホッケー会場になるそうです。

まだリンクは工事中8月下旬に行われたプレシーズンゲームが、
こけら落としとなったそうですが、
リンク周辺や建物の外壁が、まだ工事中だったり、
スタンドのイスに、ビニールのカバーが掛けられたままだったりと、
未完成のまま、アジアリーグが開幕。

リンクの前に降り立つと、
周囲の工事現場から、シンナーの香りが漂ってきます (苦笑)

しかし、ホッケーの絵画が飾られているロビーを抜けて、リンクの中に入ると、そこは別世界。
収容人員は800人と、やや小さめで、ゴール裏のスタンドこそありませんが、
スタンドには、座り心地抜群のシートが並び、
リンクの奥には、大きな電光掲示板も!
さらに、照明も明るく、試合を見やすい上に、
選手に聞いてみると、「アイスコンディションもいい」のだそうです。
明るくて見やすいリンクアイスコンディションもいいだけに、熱戦に期待 !?

さらに、その他にも、富奥氷球館には様々な設備があります。
インターミッション用の控え室
選手たちが、試合中に、
わざわざドレッシングルームまで戻らなくてもいいように、
プレーヤーズベンチの すぐ後ろに、
インターミッション用の控え室を設けたり、
夏場の利用を見越して、結露対策に新型の空調設備も採用。

リンク内の日本料理店「北国」また、同じ建物の中には、
チームの全員が、一度に食事できる大きなレストランに加えて
ナント! 日本料理のお店も !!

さらに、リンクの上にはホテルもあるなど、
まさに、至れりつくせり! の富奥氷球館です。
(残念ながら、全てチームや関係者専用だそうです)

地元新聞の報道によると、チームのオーナーでもあるチェン ・リーシュエ社長は、
「全面的にバックアップする」と公言したように、
富奥氷球館を新設したり、
レベルアップのために、ゲームスカウティング用のビデオクルーを雇ったりと、
早速、動き始めているようです。

開幕シリーズ3連戦のスタンドは、さびしかったものの、
足を運んでいたファンは、熱狂的な人ばかりだっただけに、
チームだけでなく、ファンへのサポートにも、力を入れるようになってくれれば、
長春が、アジアで屈指のホッケータウンになるかもしれません。

◆富奥氷球館(長春富奥ホッケー体育館)へのアクセス◆

新しくできたばかりで、全くインフォメーションをしていないせいか、
タクシーに乗って、「富奥氷球館」と言っても、運転手は、誰一人として場所を知りません。
日本から観戦に行かれる方は、タクシーに乗ったら、
「富奥D区北門」、または、「衛星路と仙台大街の交差点」
と運転手に伝えた方が、分かりやすいようです。

尚、地元の人の話では、10月下旬には、
富奥氷球館の前を走る道路に沿って、長春駅から鉄道が開通予定とのこと。
富奥氷球館から徒歩圏内に、新駅もできるそうです。

【追加情報】
2006年12月に、長春駅から伸びる長春軽軌3号線(ラインカラー赤)が、
長影世紀城駅まで延伸し、会場近くを通るようになり、
仙台大街駅、または、会展中心駅が、最寄り駅となります。


また、アジアリーグのホームページには、なぜか「長春駅徒歩15分」と書いてありますが、
実際は、徒歩で移動できる距離ではありませんので、気をつけてください!

☆「語りべ」注
現地でのリサーチを含め、情報には万全を尽くしたつもりですが、
実際に足を運ばれる方は、どうぞ、ご注意ください。
2010年10月に情報を更新しました。
アジアリーグの歩き方 | comments(5) | trackbacks(0)
2018.10.17
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この記事に関するコメント
長春情報、ありがとうございます!

金曜日からソウル経由で出発しますが、新しいリンク、
じっくり楽しんで来たいと思います!
| ゆい#91 | 2006/10/03 12:54 |
お疲れさまです。霧降アリーナではお世話になっています。タウン情報誌もんみやのバックス担当の乾です。11月号のもんみやを作成中です。9/30に大活躍した三田選手の写真を使用するのですが、じろうさんがインタビユー中の写真の表情がよく、1カット使用したいと思っています。いかがでしようか?
お返事いただければ嬉しいです。
| inuiです | 2006/10/03 21:11 |
コメントありがとうございます!

>ゆい#91さん
丁度、中国は建国記念日の週なので、
おそらく繁華街は、とんでもない人で、ごったがえしていると思いますが(笑)、
楽しんできてください。
ただ、リンクの周りは、お店はもちろんのこと、
キオスクのような街頭の売店や、自動販売機すらありませんので、
飲み物や食べ物を持参して行ったほうがいいですよ。

>inuiさん
こちらこそ、いつもお世話になっています。
写真は、遠慮なく使ってください。
(というか「語りべ」はダメ出しできる立場じゃないですよ)
「もんみや」楽しみにしています!
| 「語りべ」 | 2006/10/04 10:45 |
長春、行ってきました。
初めての中国、それも一人旅で、言葉もぜんぜん解らない
中での旅行でしたが、とても楽しかったです!

市内から会場へのアクセスですが、私は新民大街の南の端
に宿を取ったためタクシーを使いましたが、だいたい20元
くらいで行けますね。
おっしゃられるようにタクシー運転手はこのリンクの存在を
知らないので、街中で6元で売っている交通路線地図を入手し
衛星路と仙台大街の交差点を指差すと大丈夫だと思います。

160路のバスが長春の駅前からリンクのそばを通っていて
これなら2元で移動できます。降りたいという意思表示を
伝えられる方なら、こちらの方が経済的です。

長春駅からリンクの前を通る鉄道(長春軽軌2号線)は、
できあがるまでにまだ時間がかかりそうです。
私が行った日の段階で、駅はまだ造っている状態、枕木も
まだ敷かれてませんでした。
出来上がれば仙台大街の駅から電車の進行方向へ歩いて
7〜8分くらいだと思います。

タクシー利用なら問題ないのですが、バスや電車を使って
リンクへの移動を考えられる方は、やはり長春駅周辺に
宿を取られたほうがいいと思います。

あと、いちばんの問題がチケット。
もちろんチケ無しでは入場できないんですが・・・

リンク一帯の街づくりを富奥さんが行っていて、チケットは
開発したマンションを購入した世帯に招待券として配られる
のみらしいんです。

日本から応援に行かれる方は、チームか連盟の方に前もって
アポを取られたほうが賢明かと思います。

以上、報告です。
| ゆい#91 | 2006/10/12 12:30 |
>ゆい#91さん
観戦報告ありがとうございました!
海外のリンクでホッケーを見るのは、まさにアジアリーグの醍醐味ですね!
今度は違った場所へ、観戦旅行に行ってみてはいかがですか?
| 「語りべ」 | 2006/10/14 17:54 |
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