加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
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2022.01.14
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2017.04.20
Elevator Boy Shine in Playoffs
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのプレーオフは、東西両カンファレンスで、
クォーターファイナル(CQF=1stラウンド)の戦いが続いていますが、
昨夜(現地時間)アナハイム ダックスが、カルガリー フレイムスを4連勝で下して、
カンファレンス セミファイナルへ、イの一番に勝ち上がりました!




くしくも、この日は ランディ ・カーライル ヘッドコーチ(HC)の61歳の誕生日。
選手たちから指揮官へ、最高のバースデープレゼントが贈られたようです。


対して、スウィープされてしまったカルガリーの泣きどころになったのが、
「アナハイムでの試合成績」


昨年の記事で紹介したとおり
アナハイムのホンダセンター(現在の名称)に乗り込んでの試合は、
「2004年1月19日」 を最後に白星なし。

レギュラーシーズンで上位だったアナハイムのホームアリーナから、CQFがスタートしましたが、
あえなくカルガリーは2連敗・・・。

カルガリーへ舞台を移しても流れを変えることができず、第4戦で敗れ去りました。


ちなみにカルガリーは、前回(一昨季)のプレーオフでも、CQFでアナハイムに敗退。

同じディビジョンチームで、対戦する機会も多いだけに、
レギュラーシーズンとプレーオフを合わせて 「29連敗中」 のホンダセンターで、
どのように戦うのか !?

“鬼門” の克服が、来季以降の大きな課題となりそうです。



一方、アナハイムで「語りべ」が注目したいのは、この人の働き。

DFの シェイ・ティオドア 選手(21歳) です!






U20カナダ代表でもプレーするなど、ジュニア時代からチームの中心選手として活躍し、
2013年のドラフト1巡目(全体26位)で指名されたティオドア選手。

ポジションがDFとあって、
AHLの アフィリエイトチームの サンディエゴ ガルズで、実戦経験を積んでいましたが、
昨季の半ばに(くしくもカルガリーでの試合で)念願のNHLデビュー!

しかし、すぐさま不動のレギュラーに! とはいかず、
今季のレギュラーシーズンのスタッツを見ても、アナハイムで「34試合出場」 




AHL の サンディエゴで「26試合出場」



というように、NHLとAHLでプレーをしました。


このスタッツを見ると、
「調子が良かった時期に、アナハイムへ昇格したのだろう」と思われるでしょうが、
決してそうではありません。

こちらの記事の中で紹介したとおり
NHLでは、出場試合数や年齢、契約内容などに基づき、「ウェイバー公示」の対象となり、
降格の際に、他のチームに獲得交渉の機会が与えられる選手がいます。

しかし、まだキャリアの浅いティオドア選手は、対象にならないため、
チーム事情に合わせて、アナハイムとサンディエゴを行き来するのが可能なことから、
NHLの開幕直前に、サンディエゴへ降格したのを皮切りに、
レギュラーシーズン中に、昇格と降格を合わせて 14回 も繰り返した
「エレベーターボーイ」 と呼びたくなってしまう選手(笑)


そんなティオドア選手に、大きなチャンスが巡ってきました。

プレーオフが迫ってきた今月3日に、
アナハイムへ再び・・・、というより7度目の昇格を命じられたのです。


チャンスをもらったティオドア選手は、
レギュラーシーズン最終戦で、ゴールをゲット!


自らのプレーで評価を高め、プレーオフでもチャンスを与えられると、
第1戦で2アシスト。続く第2戦でも1アシストを記録したのに続いて、
カルガリーに乗り込んでも、第3ピリオド終盤の同点ゴールを含め、2得点を上げる大活躍!

試合後には、テレビ局から、ヒーローインタビューに呼ばれるほどの働きで、
勝利の立役者となりました。





これほどの活躍をしたとあっては、
カーライル HC も大事な戦力と認めて、(おそらく)サンディエゴへ降格させることはないはず。


「エレベーターボーイ」を卒業できそうなティオドア選手は、
次のラウンドでも活躍できるでしょうか?

アナハイムは、「エドモントン オイラーズ vs サンノゼ シャークス」の勝者と顔を合わせます。



NHL | comments(2) | trackbacks(0)
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この記事に関するコメント
我らがアナハイムの記事キター!

先季まで「プレーオフで勝ち上がれない」アナハイムはレギュラーシーズンで連覇と結果が出てたにもかかわらずブルース・ブードローを切る大英断を行ったわけだけど、とりあえず1stラウンド一イチ抜けでこの英断は正解だったのかな、という感じですね。
| でんぎょ〜@長野 | 2017/04/21 09:54 |
>でんぎょ〜@長野さん
コメントありがとうござます。

ブルース・ブードローHCは優秀なヘッドコーチであるのは、誰もが認めるところですけれど、
AHLの頃から勝ち運には見はなされている感も、確かにしますよね・・・

以前の記事で紹介しましたけれど、引退後に映画に出演したりして、
運を使い果たしてしまったのでしょうか???
| 「語りべ」 | 2017/04/25 17:35 |
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