加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
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2008.04.10
本当の戦い
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨季までアジアリーグの熱戦の舞台となっていた
中国 ・ハルビン市氷球館で開催中の「女子世界選手権」は、
昨日、7位〜9位決定戦リーグの 日本 vs 中国戦 が行われました。

「タフなゲームは覚悟していました」
こんな飯塚祐司監督の戦前の予想どおり、試合は1点を争う接戦に。
平野由佳選手が決勝ゴール!
しかし日本は、同点で迎えた第3ピリオド17分過ぎの
5人対3人のパワープレーチャンスに、
平野由佳選手(札幌バッカーズ)のゴールが飛び出して
見事 勝ち越しに成功!
さらに、試合終了間際にも1点を追加して、3−1のスコアで中国を下した日本は、
今日行われる中国 vs ドイツ戦の結果を待たずして、8位以上が確定。

目標のトップディビジョン残留を達成して、喜ぶ女子日本代表の選手たち前回の記事でも紹介したように、
2000年、2004年と、トップディビジョンに昇格しながら、
ともに1年限りで降格してしまった悔しさを晴らし、
“3度目の正直” でトップディビジョン残留の目標を達成。

「選手だけじゃなく、スタッフも、ファンの人も、
みんなが一生懸命やってくれたおかげです」
と山中千亜貴キャプテン(岩倉ペリグリン)が、
目を潤ませながら話していた言葉を照明するかのように、
試合終了後は、全員で喜びを分かち合っていました。

11月に開催される予定の「バンクーバーオリンピック最終予選」へ向けて、
弾みがつくような形で、今大会を終えた日本ですが、
必ずしも順風満帆だったわけではありません。

開幕から3連敗。しかも、一昨日のドイツ戦は、1−2で競り負けてしまったこともあって、
試合後は、まるでお通夜のような雰囲気…。

「どうなっちゃうのかなと思いました」
山中キャプテンが、思わず心配してしまうほどのチーム状態でしたが、
中国戦を前に、どの選手も しっかり気持ちを切り替えて、
「サイズがないチームなので、ハードワークとチームプレーで戦う」
という飯塚監督のゲームプランを、しっかり実践してみせました。

そんな気持ちの切り替えの上手さを発揮して、勝利を呼び込む働きを見せたのが、
守護神の 中奥梓選手(加森観光ベアーズ)!

「途中から、のどが痛くなりました(笑)」
と話していたほど、前日のイヤな流れを吹き飛ばそうと、
試合の立ち上がりから、いつも以上に大きな声で、
「シュート!」 「フェイスオフしっかり!」などと、ゲキを飛ばし続けました。

ガッツポーズがサマになるほどの活躍を披露した中奥梓選手第3ピリオドの序盤に、同点とされてしまったあとでさえも、
「チームメイトが、自分の表情を見てプレーすると思うので」
と失点した悔しさを、すぐさま噛み殺して、
再び大きな声で、他の選手たちを叱咤激励。

さらにプレーでも、23本のシュートを1点のみに抑えて、チームの勝利に貢献。
特に、1点を勝ち越した直後に訪れた、
2人対1人の中国のカウンターアタックを、完璧な読みでスーパーセーブ!
勝利の瞬間に披露した力強いガッツポーズが、絵になるほどの活躍でした。

本当の戦いの始まりしかし、これだけの活躍にも、
中奥選手は、笑顔をすぐさま引き締めて、こんな言葉を口にしました。

「(トップディビジョンに)残留できたのは、うれしいんですけど、
これからが本当の戦いだと思うので──」

3度目の正直で、トップディビジョン残留の目標を達成し、
バンクーバーへの道のりに、弾みをつけた女子日本代表。
しかし、12年ぶりのオリンピック出場のためには、これからが正念場。

異国のリンクで君が代を耳にした その瞬間から、
女子日本代表の “本当の戦い” が、スタートしたのです!
Go ! Vancouver !! | comments(5) | trackbacks(0)
2018.08.19
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この記事に関するコメント
西脇,ほんとに間に合ってしまいましたね・・

JIHF公式に
「ドイツの勝利または、中国が3点差以内で勝利すれば、初のトップディビジョン残留が決定」とありました.

「勝ち点同じの場合得失点差」というレギュレーションからすれば,語り部さんが書かれているように得失点差+1である日本の残留は決定ですよね?

おかしいなぁ・・.
| ぐら | 2008/04/10 10:02 |
>ぐらさん

コメントありがとうございます!

以前に取材をした時に聞いた規定に照らし合わせると、
中国が4点差以上で勝っても、ドイツの得失点を上回りますし、
ドイツがOTやシュートアウト勝利で勝点1を加えて、日本と中国の勝点が並んだ時でも、
直接対決に勝利しているのに加えて、得失点も上回るので、
日本が最下位になる可能性はないはずだと思います。

もしかしたら、大会前に変更が !?
という可能性もないとは言えないですが、
取材をしていた時にも耳にしなかったですし、若林コーチも残留決定だと言っていましたので、
祝杯をあげられても大丈夫だと思いますよ!(笑)
| 「語りべ」 | 2008/04/10 10:21 |
私もJIHFのニュースと「語りべ通信」の記事で、どうなんだろう?と思ってたんですが、安心しました。
目標の一つがクリアー出来て本当に良かったですね。
| NON | 2008/04/10 15:30 |
JIHFのニュースが、訂正されていました。

「中国―ドイツでドイツが勝つか中国が3点差以内で勝つと、日本はトップディビジョン残留が決まる」
  ↓
「中国対ドイツの試合結果によって日本の最終順位は確定するが、初のトップディビジョン残留が決定したことになる。」

JIHFも、語りべ通信を見て、間違いに気づいたか?
| kmd | 2008/04/10 22:36 |
コメントありがとうございます!

>NONさん
「トップディビジョン残留」の目標を達成した瞬間の選手たちは、いい表情をしていましたよ!
次は、「バンクーバー出場」へ向けて、さらにレベルアップして欲しいですね。

>kmdさん
もしも「語りべ」通信を参考にしてもらえたのなら、光栄ですよ(笑)
オフィシャルHPで取り上げられるようなネタだけでなく、
他では見られないようなマニアックな(?)ネタも紹介していこうと思いますので、
また遊びに来てくださいね。
| 「語りべ」 | 2008/04/11 10:14 |
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