加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
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2020.05.02
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2008.05.06
アジアの春 〜中国編〜
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

「語りべ」が目にした、韓国、中国、そして日本の、“春のホッケーシーン” を お届けする、
「アジアの春」シリーズ!
(あまりの忙しさに、すっかり日にちが経ってしまいましたけれど…)
前回の韓国編に続いて、今回は中国編をお届けします。

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先月4日〜12日まで、中国で行われた「女子世界選手権

会場のハルビン市氷球館では、連日 激しい戦いが繰り広げられましたが、
その一方で、隣にあるサブリンクでは、
ハルビン アイスホッケーチームの選手たちが、練習に汗を流していました。

男子のシニアとジュニア、さらに女子の選手が練習に汗を流すハルビンアイスホッケーチーム“中国一のホッケータウン” と呼ばれる街のチームだけに、
男子のシニアとジュニア、さらに女子の3チームに、
16歳から31歳まで、およそ60人が所属する大所帯。

普段は、それぞれのチームごとに練習をしているそうですが、
「語りべ」が訪ねた時は、世界選手権の開催期間中で、
男子と女子の代表選手を数多く派遣していたために、
3チームによる合同練習の真っ最中。

年齢に性別と、幅広い層に及ぶ選手たちを、熱心に指導していたコーチの中に、
リウ ・シュエ さんの姿がありました。

リウ ・シュエさんといえば、長年にわたって中国代表のGKを務めた実績の持ち主。
日本のホッケーファンの皆さんの中には、
アジアリーグで、毎試合、数多くのシュートを浴びながらも、
ハルビンのゴールを懸命に守り続けていた選手のことを、覚えている人も多いのでは?

ハルビンの守護神としてアジアリーグで活躍したリウ・シュエさん「最初の年に、日本のチーム(バックス)相手に初勝利を上げた
日光での試合が、とても強く印象に残ってますね」

こんな思い出を話してくれたリウ ・シュエさんは、
3季前に、アジアリーグに参戦して以来、
ハルビン (オーナーシップ変更後の浩沙も含む) の正GKとして、
昨季までの3年間プレー。
ハルビンは、その間にアジアリーグで23勝しましたが、
リウ ・シュエさんは、そのうち19もの白星をもたらせた、
まさに、誰もが認める “ハルビンの守護神”!

それだけに、「中国最強チーム」の看板を掲げて、
新たに結成された中国シャークスでの活躍にも、期待が集まりましたが、
リウ ・シュエさんのプレーを、今季のアジアリーグで見ることはありませんでした。

というのは、リウ ・シュエさんに限らず、
中国のホッケー選手は、全て国家体育局の管轄下に所属する、いわば、ホッケーが仕事の公務員。
それだけに、シャークスとハルビンの どちらのチームでプレーするかは、
「自分で決めたことじゃないから、理由は分からない」 のだそうです。

残念ながら、シャークスに派遣されなかったリウ ・シュエさんは、
今季は、本来の所属チームのハルビンで、国内リーグなどに出場していましたが、
1月に行われた「中国冬季競技大会」での優勝を花道に、35歳で現役を退き、GKコーチに就任。

「GKというポジションは、とても大事だからね」
と話してくれたように、真剣な表情で、後輩GKたちを指導していました。

そんなリウ ・シュエさんが、練習の合間に歩み寄ってきて、
「来季のアジアリーグが、どうなるか知っていますか?」
と突然「語りべ」に、逆取材。

さらに間髪を入れずに、リウ ・シュエさんの口からは、
まくし立てるような早さで、こんな言葉が飛び出してきました。

「またアジアリーグに参加したいと、みんなが思っています。
それも北京のチームじゃなくて、ハルビンのチームとして参加したいんです。
何といっても、ハルビンにはホッケーを好きな人が多いですし、
若い選手たちが目標にしたり、プレーの参考にしていましたからね。
チチハルの選手たちも、きっと同じだと思いますよ」

北京や上海といった 国際的にも注目されている大都市からは、遠く離れているものの、
ハルビンとチチハルは、日本の苫小牧や釧路と同じように、
トップ選手たちを育み続けてきた “ホッケーどころ”。

それだけに、「国や(ハルビンとチチハルのある)黒龍江省の体育局と、
浩沙スポーツのようなスポンサー企業に対して、
またアジアリーグに参加できるように、関係者が頼んでいる」
のだと、リウ ・シュエさんは教えてくれました。

ハルビンのチームとして再びアジアリーグに参加することを願うリウ・シュエさんアジアリーグが産声を上げてから、既に5年が経ち、
そろそろ次なるステップへの飛躍が、強く望まれるところ。
それだけに、リーグ全体のレベルアップや、さらなる国際化とともに、
ホッケーの普及と発展が必要不可欠であるのは、間違いありません。

解決しなければならない問題点も、いくつかあるとはいうものの、
参加チームの増加は、アジアリーグの価値を高めることになるだけに
リウ ・シュエさんの願いが叶って、
何らかの形で、中国屈指のホッケータウンに、
アジアリーグの戦いが、また戻ってきて欲しいですね!


★本日の小ネタは…
男子と女子の世界選手権が開催されている期間の練習は、
ワン・ベンユ監督(=昨季の浩沙チーム監督)も、男子代表の監督として、チームを離れていたために、
練習を指導するコーチの姿は、数えるばかり。

そこで、ハルビンのキャプテンで、今季は中国シャークスでプレーした、チーム最年長(31歳)の イン・カイ 選手が、
「今年は(中国代表の)メンバーに選ばれなかったから」
とプレーイングコーチ役を買って出て、
自らの練習メニューをこなしながら、若手選手たちに声を掛けて、アドバイスを送っていました。

ところが! イン・カイ選手が声を掛けていたのは、若手選手だけではありません。
ナント 「語りべ」のところにも、歩み寄ってきて、笑顔で こんなアドバイスを!

「女子世界選手権の試合を取材するんだったら、中国チームの背番号12番の選手に注目したほうがいいよ」

イン・カイ選手が教えてくれた背番号12番の ジン・フェンリン 選手(25歳)は、
第1セットのCFとして、チームトップのアシストをマーク。
日本も警戒していた好選手だけに、「もちろん注目するよ」と答えると、
イン・カイ選手は、また笑顔を見せながら、こんな風に答え返してくれました。

「実はボクの彼女なんだ。来年には結婚する予定だよ」

男子代表のキャプテンを務めたこともあるイン・カイ選手と、女子代表のトップCFのジン・フェンリン選手。
もし、二人の間に子供が生まれたら、名選手になることは間違いなし !?

というのは、ちょっと早すぎるとして(笑)、とにもかくにも、「お幸せに!」
これこそ本当の「アジアの春」ですね !!
    中国代表でもキャプテンを務めた イン・カイ選手   中国女子代表のトップCFジン・フェンリン選手
アイスホッケー | comments(3) | trackbacks(0)
2020.05.02
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この記事に関するコメント
コンニチハ〜。

劉学さん、長い間お疲れ様でした!

> 哈爾濱のチームとして再びアジアリーグに参加

冬季運動会の観客は熱かったです!実現したら地元は盛上がるでしょうね〜。

金鳳玲は尹凱の彼女ですか!(ちと早いけど)おめでとう、尹凱!
| 小判鮫 | 2008/05/06 23:54 |
劉学選手、引退ですか…
昨季、登録されていなかったので…もしや?とは思いましたが…
“経験豊富”なプレーが見られなくなるのは残念です。
指導者として良い選手を育てて欲しいですね。
| トシチャン | 2008/05/07 01:09 |
こんにちは。コメントありがとうございます!

>小判鮫さん

ハルビン vs チチハルのカードは、以前のレギュラーシーズンでも、
3000人近いファンが詰め掛けた試合がありましたよね。
今季のファイナルが、日本で屈指のホッケータウンのチーム同士の対戦となって、
多くのファンの人たちが注目したように、
いずれ中国屈指のホッケータウンのチームによるファイナルが実現した時こそ、
アジアリーグが、本当の意味での「国際リーグ」と認められる時だと思うのですが…。

>トシチャンさん

浩沙のリンクのゴール裏で試合を見ていた時に、
プレーが止まって、GKのところに声を掛けに来る若手選手に、
リウ・シュエ選手が、逆に激励しているシーンを何度も目にして、
普通はプレーヤーのほうが「ナイスゴーリー!」と言ったりして、激励するんだけどなぁ(笑)
と思ったことを覚えています。
コーチになってからも、若いGKに対して、本当に熱く指導をしていたので、
“第2のリウ・シュエ”の誕生を期待したいですね。
| 「語りべ」 | 2008/05/08 14:35 |
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