加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
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2019.05.25
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2009.02.22
あなたなら、どうする?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日は、皆さんに、お聞きしたいことがあります!

もし、あなたが応援しているチームのキャプテンが、
FA(フリーエージェント)の権利を行使し、ライバルチームに移籍してしまいました。
その選手が、移籍後 初めて、かつてのホームリンクにやって来た時、あなたなら、、、

大きな拍手で歓迎しますか?
それとも、おもいっきりブーイングをしますか?

そんな究極の(というのは大げさですが…)選択を強いられたのは、
カナダのトロントにあるエアカナダセンターに詰め掛けた、ホッケーファンたち!
  究極の選択を強いられたエアカナダセンターのメイプルリーフスファン

以前の記事でも紹介しましたが、カナダ最大の放送局 ・CBCは、通常のNHL中継に加えて、
年に一度、「HOCKEY DAY IN CANADA」と銘打って、
各地で様々なイベントを催すのとともに、NHLの試合を、トリプルヘッダーで生中継しています。

今季の「HOCKEY DAY」となった昨日(現地時間)は、
NHLの計らいで、カナダにフランチャイズを置く6チームが、
モントリオール、トロント、エドモントンの3会場で激突しましたが、
注目は、何といっても、マッツ ・サンディン 選手が、エアカナダセンターに凱旋した、
トロント メイプルリーフス vs バンクーバー カナックス戦!

サンディン選手といえば、1917年に創設されて以来、常に注目を集め続けている、
名門中の名門 ・リーフスの長い歴史の中、
カナダ人以外(スウェーデン出身)で、初めてキャプテンに任命されたほどのスーパースター。

目の肥えたトロントのホッケーファンから、絶大な支持を集め続け、
ナンバーワンの人気を誇った、まさに、“ミスター ・リーフス” !
    サンディン選手のパネルが掲げられているエアカナダ選手のファンコーナー  サンディン選手のジャージを着て応援に駆けつけたメイプルリーフスファン

しかし、サンディン選手は、各チームからのオファーを受けて、悩みに悩んだ末、
12月18日にカナックスと契約。
昨日の試合で、移籍後 初めて、トロントに乗り込んで、
カナックスのジャージに袖を通してからは初めてとなる、リーフス戦に臨みました。

エアカナダセンターに詰め掛けたリーフスファンも、複雑な心境だったようで、
「おかえりなさい!」というボードを掲げているファンもいれば、
「リーフスを捨てやがって !!」と、ブーイングをするファンもいるなど、反応はまちまち。

しかし、そんなファンのベクトルを、一つにしたのが、ある映像でした。

第1ピリオド6分22秒。
この試合の最初のテレビCMタイムアウトに、エアカナダセンターの大型ビジョンで、
サンディン選手がリーフス時代に活躍したシーンがハイライトで流され、13年間の功績が称えられると、
スタンドのファンだけでなく、リーフスベンチの選手までもが立ち上がって、
スタンディングオベーション!
これにはサンディン選手も、少し目を潤ませながら、大声援に応え返していました。

それにしても、印象的だったのは、リーフスの対応です。
強い残留の要請を振り切った上に、
よりにもよって、同じカナダのライバルチームに移籍したにもかかわらず、
その功績を、しっかり称えたのには、恐れ入りました。

もし、あなたがリーフスのチームスタッフだったなら、こんな演出をすることができますか?

ところで、肝心の試合の結末はと言うと、カナックスが勝利。
しかも、サンディン選手が、GWS戦で決勝ゴールを決めて、ファーストスターに選ばれました!

ビジターチームの選手は、ファーストスターに選ばれても、
試合後、リンクに戻ってくることはないのですが、
この日のサンディン選手は、再び姿を現して、
最後までスタンドに残っていたリーフスファンに対して、
投げキッスをしたあと、深々と頭を下げてから、ドレッシングルームに帰っていきました。

それにしても、まるでドラマのストーリーのような試合って、あるんですね〜!
NHL | comments(10) | trackbacks(0)
2019.05.25
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この記事に関するコメント
試合内容はカナックスのHPのゲームハイライトで見たんですが、サンディン在籍時のハイライトを流す演出があったんですね。
そういえばメシエがカナックスにいた頃もMSGでの試合でそんなことがありましたね。
| NON | 2009/02/23 11:44 |
>NONさん

コメントありがとうございます!
メシエ氏のことは知りませんでしたが、
前所属チームが、新天地でも頑張れというエールを送る、このようなセレモニーはいいですよね!
余談ですけれど、アジアリーグでも移籍が珍しくなくなってきましたが、
いつの日か、前のチームから、こんな歓待を受けるような選手が現れるのでしょうか???
| 「語りべ」 | 2009/02/23 13:16 |
こんな大規模な歓待ではありませんが、
ライアン桑原は釧路で歓待を受けたと思いますよ。

また、選手が移籍する場合、違うカンファレンスに行くと、前のチームのファンに好印象をもたれるという傾向がありますね。
近場のチームにUFAで行こうものなら大変です。
| Jun | 2009/02/23 15:34 |
タッカーが去る時にこどもたちが残念がり、マッケイブの移籍では大人たちが長嘆したといい、アンドリュー・レイクロフトのデンヴァー行きが流れた時にはトロントのご婦人たちはおかんむりだったとか。。。

そしてACC正門上にその姿が大きく飾られ、ある意味トロントのシンボルだったマッツ・サンデイン。

武神のようにウイングを従えて氷上を疾走する雄姿、ゴーリイのファイブホールを破る強烈なスラップショット、そして限りなく強力なキャプテンシイ。。。トロントにゆかりのあるひとびとの心には、稀代の名主将としてかれの存在が刻印されていることとおもいます。

でもトロントのひとびとは、彼が真摯に悩み、苦しむひとりの人間であることを知り尽くしているはずですからスタンディングオベーションもおこったのでしょう。僕がいても立ち上がって声がでなくなるまで叫んで、手が痛くなるまで拍手(いま指骨折してるんでこれはできないけど)したとおもいます。

貴重な記事をありがとうございました。感動しました。
| デンじい | 2009/02/23 17:09 |
移籍して対戦相手の前チームサポーターから歓迎の拍手をもらえる選手がいるかと思えば、大ブーイングそれもパックを持つたびにしつこく試合終了まで浴びせられる選手もいますよね。その違いは何なんでしょう。素人考えでは「おらがチームを抜けやがって、おまけにおらがチームを虐めやがって」ということでブーイングは判るんですが。でもそれだってチーム事情のトレードで本人の意志だけで移籍するとも思えないんですが。逆に今までおらがチームを虐めてた選手が移籍してくると手のひら返しで応援するものなんでしょうか。またその選手が出て行ったら・・・・・。訳わかんなくなりますね。つまり選手に愛着を持つというよりチームを勝利に導きさえすれば誰でも応援するという「ホッケーが国技」ということなんでしょうね。
| 楡 東洋 | 2009/02/23 19:30 |
違うカンファレンスに行ったということのほかに、
リーフスやレンジャーズはお金持ちだから心理的に余裕なんですよ。
貧乏チームは選手に出て行かれるばかり、
育てたと思ったらよそに取られる。
サラリーキャップが導入されてからは以前ほどではなくなったですけど、そういう貧富の差もあるってことを考えないと。
また、個々の選手とチームの関係もいろいろあって、ひいきチームだとその辺の事情が手に取るようにわかりますが、ひいきチーム以外は事情がわからないので、ファンは勝手だ、と感じてしまうのだと思います。

あと、サンディンは安い年俸でリーフスに戻ってくれえ、とかそういうもくろみはないですかね?
メシエもレンジャーズに戻りましたしね。
| Jun | 2009/02/23 22:03 |
酷な質問ですね・・・。

戦力外での移籍であれば快く迎えているような気がします。

しかしチームを捨てて・・となると非常に複雑な心境であり、どうしたらよいか分からないですね(苦笑)

Junさんの言うとおりライアンが釧路に来た時は、みな複雑な心境でありました。
レギュラーリーグの試合後はライアンがわざわざ頭を下げにクレインズファンのほうにきて、プレーオフでは会場からのライアンコールに深々と一礼していきました。

愛されていますね・・・。
| ゲット | 2009/02/23 22:13 |
そうだったんですか、JUNさん、ゲットさん、貴重な話をありがとうございました。ライアン”動物くん”桑原選手は、どこにいっても、そして老(私)若(うちのちび)男女に愛される選手のようにおもってましたが、プレイやプレゼンスだけでなく、人間性も魅力のひとつなのだとおもいます。

すみませんがマッツについて追加させてください。

1.2006年10月14日、600ゴール目のときにもACCではスタンディングオベーション。翌日街角で、カフェで、食品店で、ガソリンスタンドでこの話題。まるでトロントあげてのスタンディングオベーション。。。

2.市民の間では、若返り遂行中のリーフスフロントは、ファンに配慮して表面上は残留を説得していたが、実は必ずしも熱心ではなかった、ともっぱら。

 マッツは誇り高きサイモンピュア。彼はカナデイアンズにいきたかったが結局カナックスにいったのは彼を愛したトロント市民への彼なりの美学ではないか、と。

 かなり本当っぽいとおもいます。

 たしかに彼は特別に敬愛された存在。
 We still miss him と多くの声。
 
 ACCでキャリアを終えれば永久欠番になったであろう青白ジャージにCをつけた#13をもうみることはできないにしても、多くのリーフスファン(このジジイを含め)とトロントのひとびとは、これからも彼を愛し、応援してゆくのではないかとおもいます。
| デンじい | 2009/02/24 06:56 |
3度目の書き込みですみません。
サンディンはおそらく、将来、番号が掲揚されると思います。
リーフスは番号は欠番にせずに掲揚だけするという方針を取っているのだそうです。だから、欠番はないけれど、掲揚される番号はたくさんあるわけです。

サンディンは昨季、トレードデッドラインにあえてチームに残ることを選びましたよね。優勝できそうなチームに移籍してカップ獲得も可能だったのに。
でんじいさんのおっしゃる、リーフスは残留に熱心ではなかったというのは本当だと思います。トレードデッドラインにトレードしようとしていたくらいですから。なので、リーフスの方がサンディンに対して引け目を感じていたとしてもおかしくありません。
| Jun | 2009/02/24 13:14 |
皆さん、コメントありがとうございます!

>楡東洋さん
皆さんからのコメントにもありましたが、
トレードで出されてしまった選手と、FAで出ていった選手というのが、
一番の違いになっていると思いますよ。
といっても、アジアリーグではFA制度が確立されていないので、
イメージが沸かない方がいるかも?

>Junさん
コメント&情報ありがとうございます。
ファーストラウンドをご覧になられたのですか?
最初にコメントしていただいたように、
桑原選手は、つるっこの皆さんをはじめ、クレインズファンの人たちからの声援に応えたあと、
ベンチまで歩み寄って、相沢監督にも挨拶をしていました。
トロントほどの盛り上がりではなかったですけれど、いい光景でしたよ!

>ゲットさん
試合後に、桑原選手と話をしましたけれど、
負けてしまったものの、充実したシーズンだったようでしたよ。
来季のことは未定だそうですけれど、また「71」のジャージが見られるといいですね。

>デンじいさん
リーフスとサンディン選手への熱い想いが伝わってきました!
カナックスにフィットしてきた感のあるサンディン選手には、新天地で頑張ってもらうとともに、
リーフスは、再建の道を歩み続けて、また強くて愛されるチームを作って欲しいですね!
| 「語りべ」 | 2009/02/24 15:37 |
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