加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
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2019.05.25
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2009.03.29
その笑顔と、また会うために
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事で紹介したように、昨日、西東京市のダイドードリンコ アイスアリーナでは、
元オリンピック銀メダリストで、プロフィギュアスケーターの伊藤みどりさんと、
榛澤務(元西武鉄道監督)、星野好男(元コクドコーチ)両氏による記念フェイスオフを皮切りに、
西武鉄道 vs コクドOB戦」が行なわれました!
              伊藤みどりさんと榛澤務、星野好男両氏による記念フェイスオフ
         鮮やかなゴールをゲットした高橋拓選手(写真上)   攻撃センスはまだまだ健在だった運上一美選手

試合には、西武鉄道OB44名と、コクドOB29名が参加して、
かつてのヒーローたちが、久しぶりにユニフォーム姿を披露!
     日本リーグ通算203得点を記録した三澤悟選手   日本リーグのベスト6に7回輝いた高木邦男選手
            長野オリンピックにも出場した小堀恭之選手   コクドのゴールを守った信田憲司選手

試合は5−5の引き分けに終わったものの、
日本のホッケー界を支えてきた名選手たちが、現役時代さながらの好プレー(&珍プレー?)を演じると、
1200人のファンからは、何度も大きな歓声が湧き上がり、
試合後には、応援に駆けつけたSEIBUプリンスラビッツのオールメンバーに、
選手の家族やファンも加わって、楽しい時間を過ごす姿が!
                 新旧のポイントゲッター蝦名元樹選手(右)と鈴木貴人選手(左)
         観戦に訪れた二人の子供さんとスケートを楽しむパーピック選手女性ファンに囲まれる菊地尚哉選手

さらに、会場を移して懇親会も行なわれ、夜遅くまで、ホッケーの話に花が咲いていました!
  西武鉄道OBの皆さん
  コクドOBの皆さん

また、アリーナの外では、ラビッツのスプリングフェスタ(ファン感謝イベント)も、併せて開催され、
ダイドードリンコ アイスアリーナは、文字どおり、楽しい “HOCKEY DAY” でした!
  特設ステージでラビッツの選手たちがファンへ挨拶

選手たちも、ファンの人たちも、笑顔いっぱいの一日となりましたが、
その心中は、必ずしも、楽しい思いだけではなかったはず。

というのも、昨年の12月19日に、ラビッツのオーナー企業である(株)プリンスホテルが、
今季限りでの活動終了を発表した際に、
「チームの引き受け先企業を探して結論を出す」とした3月末が、迫ってきているからです。

まだ正式な発表こそないものの、今月23日のプレーオフ ・ファイナル終了後、
小山内幹雄オーナー代行が、マスコミに対して、「厳しい状況」だと話していたように、
昨今の経済状況を照らし合わせると、明るい見通しではなさそうな様子…。

しかし、だからといって、オーナー企業が悪いとは言い切れません。
残念ながら、現在の日本に於いて、「スポーツ=文化」という仕組みにはなっていないため、
オーナー企業に依存する体質から、完全に脱却することは、大変困難です。

それだけに、世界中を襲っている景気後退によって、
自社のスポーツチームに対し、規模縮小や、休廃部という企業判断を下すことも、やむを得ないところ。

事実、ラビッツの中には、
「いくつもホテルがクローズになっているし、従業員も解雇されたりしているのを聞くと、
チームがなくなると言われても、何も言えないかもしれないですね」
という胸の内を明かしてくれた人も、いたほどでした。

しかし、その一方で、一般のファンの人たちから、お金をもらって、試合をする以上、
オーナー企業は、スポーツチームを保有している「責任」があることも、忘れてはなりません。

活動終了発表後、ラビッツの存続を求める署名活動をスタートさせ、
約22000名の署名を集めた、北海道私設応援団代表の大西弘樹氏は、
プリンスホテルに対して、集まった署名を提出した一方で、
「(3月末の)タイムリミットが近づいてきた状況にもかかわらず、
全く明確なビジョンが示されないことは、
選手やスタッフ、関係者、ファンの存在を、軽視していると言わざるを得ない」
として、25日に、48項目に及ぶ質問状を提出したそうです。

署名活動に際しては、ラビッツだけでなく、各チームのファンや、
ホームアリーナのある東伏見地区の商店会の人たちなども、協力していただけに、
この熱意に対しても、オーナー企業として、「責任」を果たす姿勢が求められるのは、明らかでしょう。

また、その一方で、今季のアジアリーグが終了した23日には、
(財)日本アイスホッケー連盟から、冨田正一(しょういち)会長のコメントが、リリースされました。

「プレーオフ ・ファイナルを終えて」
という題目のリリースでは、先ず、チャンピオンに輝いた日本製紙クレインズを称えたのに続き、
ラビッツに関して、以下のようなコメントが掲載されています。
(転載にあたり、一部、改行位置と句読点を改めました)
     SEIBUプリンスラビッツは、廃部発表以来、難しい環境を乗り越え、
     全日本選手権に続く二冠にチャレンジしたことは、
     選手のがんばりとあわせ、チームの伝統の力、重さをあらためて感じました。
     素晴らしいチームに拍手を送りたいと思います。

     SEIBUプリンスラビッツの存在は大きく、今後も、プレーできるよう、
     限られた時間ですが、連盟として、会社側の努力をサポートしていきます」

公式な記者会見は行なわれずに、コメントのリリースだけだったため、
「限られた時間」というのが、連盟の年度末となる6月末までなのか、
それとも、プリンスホテルが当初表明した3月末までの、
わずかな期間を示しているのかは、定かでありません。

しかし、いずれにしても、プリンスホテルが、ラビッツを活動停止とすることによる影響は、
日本代表や学生などの指導者や、レフェリー、ラインズマン、
さらに試合の運営担当者などにも、及ぶことが予想され、
冨田会長のコメントにある「存在は大きい」という言葉は、紛れもない事実なだけに、
連盟としても、この問題に、真摯に取り組まなくてはならないはず。

アイスホッケーだけでなく、全てのスポーツは、
ファンの存在なくして成り立たないことは、言うまでもない上に、
現実的な観点から言えば、
チビッ子から、オールドタイマーまで、全国各地でパックを追っている選手たちの登録料が、
連盟の大きな財源となっています。

それだけに、ファンが求め、チビッ子や学生たちなどが目標としているトップチームの存続に対して、
日本のアイスホッケー界を統括する連盟も、大きな「責任」を負っているのは、間違いないでしょう。

ところで、ここ10年くらいの間、
ホッケーだけに限らず、企業スポーツ限界論を唱える人が増えてきましたが、
「語りべ」は、必ずしも そうだとは思いません。

なぜなら、昨季のプレーオフ ・ファイナルで、優勝の瞬間を見ようと、
苫小牧から、6時間もバスに揺られて、釧路までやってきた、
王子製紙の社員の人たちの楽しそうな表情や、
日本リーグ時代に行なわれた北九州の試合に駆けつけた、
日本製紙の岩国(山口県)と、八代(熊本県)の工場の人たちが、
意気投合して、大きな声で、クレインズを応援していた姿などを目の当たりにした時に、
“企業スポーツの持つ本来の意義” を感じさせられたからです。

それだけに、連盟や、日本がイニシアチブを持って発足したアジアリーグも、
企業チームが、衰退していってしまわないようなシステムの構築を、しっかり考えて欲しいところ。

経費削減という言葉の表面だけをとらえて、
安易にシーズンを短縮したり、試合数を削減したりすることによって、
スポンサーメリットもなくなり、ファンも離れていくといった、
悪循環に陥ってしまう危険性があることも、忘れてはならないのです。

そして最後に、何より我々ファンにも、
ホッケーを愛し続けなくてはならない「責任」があることは、言うまでもありません。

OB戦終了後、リンク上にいた選手も、その家族も、そしてファンも、
誰もが笑顔を浮かべていました。

その笑顔と、また会うためには、
全ての人たちが「責任」を果たす必要が、あるのではないでしょうか?
    ICE HOCKEY FOREVER
アイスホッケー | comments(10) | trackbacks(0)
2019.05.25
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この記事に関するコメント
クレインズの優勝祝賀会と同日に行われていたんですよね。

ちょっと複雑。
| truili | 2009/03/30 02:12 |
ホッケーは続く。

続かせる。

みんなで行こう、次の世界へ。
| きうちょす | 2009/03/30 02:42 |
じろうさん、おっしゃるとおりとおもいます。

この首都には「スポーツ文化」、の意識が不足しているとおもわざるをえません。なにせ都立のリンクひとつなく(驚くべきことに!)、多年にわたり西武グループにおんぶにだっこ、でした。これで夏季とはいえ五輪立候補とは。。。この首都の生まれ育ちとして恥ずかしくて顔から火がでそうです。

経費削減の名のもとの多角的リストラがファンの幻滅をかい、運営サイド(連盟)、また手放した企業にもダメッジ大であることも必然とおもいます。西武/プリンス系についてもこれまでスケート、とくにホッケー関係者の支援が相当あったのですから。。。

でもともかく首都圏のホッケーに関しては再興可能とおもいます!その土台であるちびっこ競技人口が増えているからです!キムタクやスマイルのおかげにせよなんにせよそれが持続する傾向をみせており、このこたちの熱気が、飛躍が、首都圏のホッケーの宝であり、希望だとおもいます。
| デンじい | 2009/03/30 06:21 |
最後の電光板にあるメッセージ、いいですね。
本当にそうなってくれることを、心から願います…。
| Na Zdravie | 2009/03/30 12:11 |
じろうさんブログでのこの記事を待っていたような気がします。じろうさんの熱い、心あるお気持ちや、現場で見てこられた現状等を知ることが出来ました。このブログだけじゃないですが?現状を知ることが出来るのは。

やり方は色々とあると思うし、やろうと思えば何だって出来ると思うし、運営される方々にはアイスホッケーを盛り上げるぞという気持ちを見せて欲しいと思います。立場だけで何もしない方や事務的にしか動かない方はいらっしゃらないと信じたいです。

ただ先日スカパーでファイナル第1戦を見てがっかりしました。ファイナル、しかも西武ラストシーズンだというのに空席多数、そして3P終了前の一部の選手によるつまらないプレー。これが現実なのかなと思いました。

(長文になってしまい申し訳ありません)
| くま三郎 | 2009/03/30 13:01 |
こんにちは。
OB戦、見てきました。
こんなに多くのファンが集まり、テレビカメラまで来ていたのに驚き・・・
プレーオフが終わって、まだ、日もたっていないのに、
首都圏のファンは、ホッケーに飢えているのだな、と思い・・・
西武の選手が、挨拶の中で、自分の今後も決まっていないのに、
「ホッケーを見続けてください」と言ったのには感動。

でも、西武がなくなると、首都圏ではトップリーグの試合が見られず、
「派遣村」ならぬ「ホッケー村」が欲しい!
こういう思いを持っているファンは、日本全国にいるのでしょうね。
もっともっと、ホームタウン以外の都市での試合を増やし、
ホッケーを広める努力をしてほしい。
「ホッケーの街」ではなく、「ホッケーを広めたチーム」を表彰する、
それぐらいの考えが、あってもいいのではないかと思います。

レフェリー、ラインズマン、運営担当者については、
実質、クレインズ・王子の2チームだけになってしまうのですか?
バックスや他のチームからの派遣は義務付けられていないのでしょうか?
| ホッケー難民 | 2009/03/30 17:05 |
じろうさん 身が引き締まりました。

うちのチームも他人事でもなく、いつか釧路だってそう言う状況に陥るかもしれません。

そんな時に、釧路に絶対にクレインズが必要なんだ!アジアリーグにクレインズは必要なんだ!

と思わせる様に自分達も自分達レベルで出来る事を継続していきたいと思います。

継続するのが一番難しく大変なのですが、そう言った役割を担っていると重々感じてます。

アイスホッケーの灯火を消すな!

LOVE HOCKEY!
| ゲット | 2009/03/30 21:45 |
じろうさんお邪魔いたします。
いろいろな考え、いろいろな意見があると思います。
難しいことがたくさんあるのも分かります。
理想だけでは無理なのもわかります。
でも、でも、本当にアイスホッケーが大好きなんです!
単純にアイスホッケーが大好きなんです!!
高いスキルのトッププレーヤーのゲームが見れなくなるなんて
考えたくもありません!

しかし、現実としてSEIBUが廃部…
SEIBUサポーターや当事者の選手・スタッフの方々、連盟や
ALに派遣されている方や所属レフェリーの皆さんの気持ちを
思うと言葉もありません…

自分たちは少しでも多くの友人知人を誘って大勢の観客で
スタンドを埋める努力をして行きます。
選手の皆さんはRLでも気を抜かずお金を払って見に来ている
観客に常に素晴らしいパフォーマンスを気持ちのこもったプレーを
見せてください!
様々な制約や表に出ないご苦労があるでしょうが日本のアイスホッケーを
唯一動かすことのできる連盟の皆さんにはもっともっと真摯に
日本のアイスホッケーの行く末を考えた運営を考えて下さい!
過去がどうだとか関係ない!未来のアイスホッケーのために
何が必要か、どうすべきかを考えて下さい!
企業がどうとかあれがどうとか他人事を言い訳にするのではなく
そういった立場にいるご自分の意義を理解して自己満足ではなく
日本のアイスホッケーのためにご尽力下さる事を切に願います!!
長文&下らない個人の意見をだらだらと失礼いたしました。
m(__)m
| 旧しすてむ | 2009/03/30 23:51 |
皆さん、コメントありがとうございます!

>truiliさん
スケジュールが重なったのは、たまたまだと思いますが、
どちらも盛り上がりを見せたようで、良かったですよね。

>きうちょすさん
熱いメッセージありがとうございます。
ひょっとして、「語りべ」の知っている方でしょうか?
もし、そうでしたら、子供さんのためにも良くないので、
夜更かしをしないように、気をつけてくださいね(笑)

>デンじいさん
おっしゃるとおり、世界選手権の代表に選ばれた井上光明選手(法政大→ラビッツ)のように、
首都圏でのホッケー人口の高まりから、好選手を輩出する土台が構築され始めているだけに、
現場のパワーに、大きな期待を寄せたいところです。

>Na Zdravieさん
万一、首都圏からトップチームがなくなってしまったとしても、
日本のホッケー界に、競技、エンターテイメント両面での魅力があれば、
その灯は絶対に消えることがないはず。
ICE HOCKEY FOREVER となることを、望みたいですね!

>くま三郎さん
ホッケーへの想いをコメントしてくださって感謝です!
スポーツに限らず、結局、最後の決め手はマンパワーだと思います。
それから、初戦の終盤の不必要なペナルティは、見苦しかったですけれど、
ファイナルの終盤の試合は、頂上決戦にふさわしい試合でしたよ。

>ホッケー難民さん
「語りべ」も、最初にホッケーの試合を見たのが東伏見でしたから、
「首都圏のファンは、ホッケーに飢えている」という気持ちは、よく分かります。
ただ、そのあとにおっしゃられたように、
ホッケーに飢えている人たちは、札幌にもいるでしょうし、西日本にだって、たくさんいるでしょうから、
「ホッケーを広める」という考えは、忘れてはいけないですね。

>ゲットさん
今季もお疲れさまでした!
他のスポーツの仕事をしていても感じることですが、
日本ではスポーツ=文化という仕組みになっていないため、
絶対になくならない!と言い切れるスポーツチームは、ゼロではないかと思います。
それだけに、NHLのチームのように、シーズン中でもチャリティ活動を積極的に行なうなどして、
チームの存在意義を高めることは必要不可欠です。
もちろんゴール裏からのサポートも不可欠ですから、これからも頑張ってください!

>旧システムさん
共感できるコメントを書いてくださって、ありがとうございます!
「本当にアイスホッケーが大好きなんです!」
という気持ちは、全てに勝る強い想いですよね。
生活のためとはいえ(苦笑)、足を運びたくても、なかなかそうはいかない「語りべ」自身も、
反省しなくてはならないのとともに、
たとえ少しずつでも、みんながホッケーへの想いを、エネルギーに変えていかなくてはいけないですね。
| 「語りべ」 | 2009/03/31 00:43 |
ホッケーを見て幸せな気持ちになったのは、
小学生の見始めた頃以来でしょうか。
30年来の西武ファンにもかかわらず、ファン感謝デーには
初めて足を運びました。(恥)
 もし以前のように九州在住だったとしても、「1000円高速道路」を利用して、きっとはせ参じたと思います。

 選手の方々と歓談し、懐かしいコクド、西武時代の話をしたり、今季限りでの引退の報告をいただいたりで、一度にいろんな感情に襲われました。

帰りに聴いたラジオで金子達仁氏が語っていました。
「総理へのインタビューは政治記者がするが、スポーツ選手へへは、「私、スポーツのこと何も知らないんですが・・・」というエクスキューズが成り立ってしまうほど、日本のスポーツ(マスコミ)レベルはこんなものなんだ」
 いまだに文科省扱いである限り、スポーツは体育の域を脱しないのでしょう。
一刻も早くスポーツ省の実現を。
そして冬季スポーツの正常化を。
| 湯の川温泉 | 2009/04/01 03:47 |
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