加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
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2009.04.24
我慢の勝利の立役者
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

クイズ ・LOVE HOCKEY !! シリーズではありませんが…) 突然ですが、問題です!

「7対8」 という数字が、一体 何を表しているか、分かりますか?

正解は、今季のNHLのプレーオフでの、ニューヨーク レンジャーズの総得点と総失点なのです!

今月15日(現地時間)からスタートしたNHLのプレーオフは、
ファーストラウンド(カンファレンス クォーターファイナル)の戦いが続いていますが、
既に、バンクーバー カナックス、ボストン ブルーインズ、デトロイト レッドウインクズが、
いずれも4連勝で、セカンドラウンド進出を決めたのとは対照的に、
他の5つのシリーズは、まだまだ激しい攻防を展開中。

そんな中、ワシントン キャピタルズと対戦しているレンジャーズは、
総得点よりも、総失点が上回ってるにもかかわらず、
第4戦を終えて3勝1敗と、ファーストラウンド突破に王手をかけていますが、
ここまでの試合結果を見てみると、、、

          第1戦   レンジャーズ  4−3  キャピタルズ
          第2戦   レンジャーズ  1−0  キャピタルズ
          第3戦   レンジャーズ   0−4  キャピタルズ
          第4戦   レンジャーズ  2−1  キャピタルズ

というように、前回の記事で紹介した シミョン ・バーラモフ 選手がシャットアウト劇を演じて、
キャピタルズが勝利した第3戦を除くと、
いずれもレンジャーズが、1点差の試合を競り勝っているのです。

もっともこれは、レギュラーシーズンから続いている今季の戦い方。
レンジャーズといえば、昨季までキャプテンを務めていた ヤロミール ・ヤーガ 選手に代表されるように、
オフェンス力に長けたタレントが揃っている印象が強いですが、
今季は得点力不足に泣かされて、シーズン中盤から失速してしまい、
5年前から指揮を執っていた トム ・レニー ヘッドコーチが、解任されてしまったほど!

レギュラーシーズンの成績を振り返ると、1試合の平均得点 2.44 は、全30チーム中 28位。
総得点から総失点を引いた得失点差も、マイナス8で、
プレーオフ進出を果たしたチームの中では、ワーストの数字。

にもかかわらず、レギュラーシーズンを勝ち抜けることができたのは、
何といっても、接戦を物にしてきたこと。

1点差での勝利数(シュートアウトでの勝利も含む)は、24試合もあり(リーグ3位タイ)、
今季のレギュラーシーズンで上げた42勝のうち、
実に半分以上が、接戦の末に辛くも手にした “我慢の勝利” なのです。

その立役者となっているのが、GKの ヘンリク ・ランドクウィスト 選手!

ヘンリク・ランドクウィスト選手プレーオフでは、第3戦こそペナルティキリングでの2失点が響いて
4点を奪われてしまったものの(被シュート数40本)、
その他の3試合は、

     第1戦 = シュート35本 → 3失点
     第2戦 = シュート35本 → シャットアウト!
     第4戦 = シュート39本 → 1失点 

というように、見事なまでのセーブを披露して、
ここまで4試合のシュートブロック率は、ナント 94.6% !!

この数字が物語るように、2年連続得点王の アレックス ・オベチキン 選手らを擁する、
キャピタルズの強力なオフェンス陣の前に、まるで壁のごとく立ちはだかっています。

23歳の時に、故郷のスウェーデンのトップリーグから、NHLに活躍の場を移しながら、
昨季までの3年間は、セカンドラウンドの壁を越えられずにいるものの、
今季のプレーオフでの活躍を見ると、
トリノオリンピックの “金メダルゴーリー” となった勝負強さは、健在のようですね。

CS放送 ・Jスポーツでオンエア中の 「NHLアイスホッケー」では、
次週の放送で、ワシントン キャピタルズ vs ニューヨーク レンジャーズの試合を、お届けします。

ランドクウィスト選手が、またまた好セーブを連発して、“我慢の勝利の立役者” となるのか !?
それとも、キャピタルズの強力なオフェンスが、壁を打ち破るのか !?
どうぞ ご期待ください!

★本日の小ネタは…
絶好調のランドクウィスト選手と、売り出し中のバーラモフ選手という、
ホットな守護神バトルが予想される試合の放送には、
GKをクールに語ってくださる、あの! “LOVE HOCKEYな人” が、
解説者として、再び登場してくださる予定ですので、お楽しみに!
NHL | comments(8) | trackbacks(0)
2018.10.16
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この記事に関するコメント
ランドクイスト選手は足が長く、バタフライをすると下は打つところがなくなってしまうくらい大きいですね。春名か石川かランドクイストかというくらい、シュート打つとこ無いんじゃないかと思ってしまいます。
先日の放送のゲームハイライトで、オベチキン選手が左肩口にシュートを打つもポストに当たって入らなかったシーンがありましたが、これもランドクイスト選手の体の大きさによるプレッシャーなのでは?と思いました。
| くま三郎 | 2009/04/25 14:17 |
私が大好きなTHEODOREはどうかしら?
彼は、Laval出身ですので応援してます(ここで私はプレーしてましたから)

| 理絵 | 2009/04/25 18:29 |
NYRはなぜ点が取れないんでしょう?

この2年でDruly, Gomez, Naslund, それにAntropovまでとってですよ! それはやっぱし。。。

かつて巨人が札束攻勢でクリナップクラスをならべたけど機能しなかったのに似てる気がするんですが。。。ホッケーの攻撃はやはり個人技だけではつらくてラインが重要、Tape to tape pass のスポーツですから!!!

あ、SENSの至宝だったReddenもとってたなここは。。。原型がわかりずらい最近のNYRです。アントロポフかえしてよ。
| デンじい | 2009/04/25 22:06 |
ヴァーラモフって、完封勝利か、負けかどっちかですね。
もしもワシントンが勝ち抜けることがあれば、ウォードや石川のようにプレーオフでブレイクして優勝なんてことに?

テオドアは昨日は途中交替でしたね。。。
| Jun | 2009/04/26 01:14 |

すみません、まちがえました。
ランドクイストが途中交替でした。。。
| Jun | 2009/04/26 01:16 |
皆さん、コメントありがとうございます!

>くま三郎さん
体の大きさは、やはりGKにとって大きな武器になりますよね。
個人的には、日本でプレーした選手の中では、
いきなり開幕戦でデカさを痛感させてくれた元クレインズのドプソン選手が印象に残っています。
余談ですが、ランドクイスト選手のチームメイトのバリケット選手は、198cm 95kg ですよ!
どこにシュートを打てばいいんでしょうね(笑)

>理絵さん
お久しぶりです。お元気ですか?
残念ながら、テオドア選手はバックアップになってしまっています。
かつてのMVPの実績があっても関係なく、実力主義で選手を起用する!
こういうスタイルが、あのチーム(!?)にも浸透していれば… ですよね?(笑)

>デンじいさん
レンジャーズは、2月まで率いていたトム・レニー前HCのスタイルがディフェンス重視でしたから、
攻撃的なトートレラHCのスタイルが浸透するのは、来季からかもしれないですね。
と言っていたところで、トートレラHCが、お客さんへの対応によって1試合出場停止に!
もしも、キャピタルズに逆転負けを喫してしまったら、戦犯となってしまって、
ひょっとして、来季はないかも !?

>Junさん
おっしゃるように、バーラモフ選手は、負け→完封→負け→完封ですね。
とはいうものの(一つだけキャッチングミスからの失点がありましたけれど)、
負けた試合のスタッツを見ても、誰も文句は言えないかもしれないですね。
確かに「プレーオフでブレイクして優勝」の可能性を秘めている気もするような…
| 「語りべ」 | 2009/04/27 01:51 |
→こういうスタイルが、あのチーム(!?)にも浸透していれば… ですよね?(笑)

って???どこのチームですか(笑)
実力主義は当たり前ですよね?力のない人(笑)は去って頂くしか…
| 理絵 | 2009/04/27 15:47 |
>理絵さん

お返事ありがとうございます!
丁度、NHLのプレーオフがたけなわですけれど、
今季も30チーム中、7チームも、シーズン途中でヘッドコーチの交代がありましたよね。
結果を出さなければクビを斬られてしまうプロフェッショナルなトップの仕事って大変ですね〜。
| 「語りべ」 | 2009/04/29 00:26 |
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