加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
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2009.09.25
チャイナドラゴンのダスティ!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事でも紹介しましたが、
今月19日から、アジアリーグの新たなシーズンがスタート!

今季のリーグに参戦する7チームのうち、唯一、先週末に試合のなかったチャイナドラゴンが、
昨夜、ハルビン体育学院滑氷館(アイスリンク)に、王子イーグルスを迎えての開幕戦に挑みました。
 チャイナドラゴン開幕戦 チャイナドラゴンvs王子イーグルス

昨夜の試合は、今季の開幕戦というだけでなく、
NHLのサンノゼシャークスとの提携を終了して、中国アイスホッケー協会が運営する、
事実上の新チームに生まれ変わった チャイナドラゴン にとって、初めての公式戦。

チャイナドラゴンの開幕マスクを託された井上光明選手そんな記念すべき試合の先発マスクを託されたのは、
ルーキーの #26 井上光明 選手でした!

先日の記事で、お伝えしたように、
この春、法政大学を卒業した井上選手は、
今季からSEIBUプリンスラビッツで、
プレーをする予定でしたが、廃部となってしまったため、
ドラゴンを活躍の場に選び、単身、中国に乗り込みました。

それだけに、井上選手にとっても、
昨夜の試合は、アジアリーグデビュー戦。

試合当日の午前中に行われた練習終了後、先発を告げられた井上選手は、
チームにとっても、自分にとっても、メモリアルゲームであるにもかかわらず、
「緊張することはなかったです。
それよりも、やっとこの日がやって来たと思って、ワクワクしながら試合に臨みました!」とキッパリ。

その言葉にウソはなく、井上選手は、
試合の序盤から、デビュー戦とは思えないほどの落ち着いたプレーを披露。

第1ピリオドから、いきなり4回ものペナルティキリングを迎え、
10本のシュートを放たれたものの、好セーブを連発して、
スタンドのファンから、何度も拍手を浴びていました。

しかし、第2ピリオド以降は、
「新しくなったばかりのチームだし、日本のチームとは、現段階では力の差が大きいと思う」
とキャプテンの#9 ワン ・ダーハイ 選手が、試合前に危惧していた言葉が、現実のものに…。
第2ピリオド以降はイーグルスペース
夏からハードなトレーニングを行なって、
鍛え続けてきたイーグルスとは対照的に、
新体制が出揃い、本格的に始動してから、
まだ1ヶ月しか経っていないのに加え、
移籍手続きが間に合わず、外国人(枠登録の)選手を、
全員出場させることができなかったドラゴンとの差は、
まさしく明らかなところ。

次々と攻め込まれ、シュートを浴び続けた井上選手は、8点を献上してしまい、
デビュー戦を、白星で飾ることができませんでした。

井上光明選手と春名真仁選手しかしながら、アンドレイ ・コバレフ ヘッドコーチは、
「小さなミスはあったけれど、よくやってくれた」
と井上選手のプレーに対して、合格点をつけました。

というのも、4失点は、ペナルティキリング中だった上に、
そのうち2点は、3人対5人の状況での失点。

相手の絶好のチャンスを阻む、ナイスセーブも見られただけに、
対戦したイーグルスの春名選手からも、
「すごく頑張っていましたよね」
という称賛の声が聞かれたほど。

しかし、当の井上選手は、
「これは絶対に止められない と思うようなシュートは、ありませんでしたから、
取られた点は、全てボクのミスのせいです」と反省。

ただ、すぐさま気持ちを切り替えて、
「どこを直せばいいのか、修正ポイントは分かったので、
これからの試合へ向けて、取り組んでいきたいです」
と前向きな言葉で、デビュー戦を締めくくってくれました。

「自己採点ですか? 60点くらいですね」
と試合後に、デビュー戦でのプレーぶりに、少し辛めの採点。

しかし、その言葉とは裏腹に、
「ずい分と攻められましたけれど、守っていて楽しかったです!」
と夢に掲げ続けていたアジアリーグでデビューを飾り、
うれしそうな表情も、垣間見せてくれました。

ホッケーの面でも、私生活でも、シビアな環境を強いられているものの、
「もっと中国語を上手に話せるように勉強して、
将来は、日本と中国の架け橋になれるような選手を、目指したいと思います」
と意気込んでいる井上選手。
日本と中国の架け橋になれるような選手を目指す!
小さい頃から目標としている、
芋生ダスティ 選手(長野五輪日本代表GK)は
自らの活躍で、当時の西武鉄道を大きく変えて
チームを優勝に導きました。

それに続いて、中国チームでデビューを飾った
初めての日本人選手となる
“チャイナドラゴンのダスティ” にも、
中国のホッケー界を、前進させるような、
これからの大活躍を、期待したいですね!
アジアリーグ | comments(3) | trackbacks(0)
2018.02.16
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この記事に関するコメント
じろうさん、おはようございます。
チャイナドラゴンも1ピリまでは善戦してますね。残りの外国人選手の出来によっては侮れない存在かもしれませんね。ただ今年は東京で観れる試合がほとんど無いので、淋しい限りですね。
| iceb55 | 2009/09/26 07:22 |
iceb55さんのいわれるとおりで、今年は西武をmissしたひとたちで大学リーグがいっときにぎわうかもしれませんけど、トップリーグ喪失の痛手は限りなく深く、西武の「遺産」も永遠には持ちません。代表が苫小牧に勝利するほどまで成長していて活発だったジュニアも、新入部員が細っていくのが心配です。東京の草の根のホッケーはまさしく冬の季節ですね。

あ、そもそも冬スポーツだからだいじょぶかな???な〜んつって。

ともかくそんな中での、「東京の星」、井上選手の活躍には東京の老若男女そろって、超・期待、です!
| デンじい | 2009/09/26 07:47 |
>iceb55さん
チャイナドラゴンの善戦に負けじと、フリーブレイズが初勝利をマークするなど戦力差が縮まって、
見ているほうには楽しいリーグになりそうですね。
東京で見られない分、ホッケー観戦を兼ねて、
アジアの各地へお出掛けになってみてはいかがですか?

>デンじいさん
おっしゃるとおり、東京のホッケー界の将来に関しては、不安にならざるを得ないですよね。
ただ、それに「待った」をかけるかのように、
チャイナドラゴンの井上光明選手や、フリーブレイズの菊池秀治選手といった、
「東京の星」の出現は明るい話題なので、これからも注目していきたいですよね。
| 「語りべ」 | 2009/09/27 23:18 |
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