加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
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2010.03.21
大きな一歩
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今月13日(現地時間)から続いていた、
「バンクーバーパラリンピック」のアイススレッジホッケーは、昨日 決勝戦が行われ、
昨季の世界選手権を制したアメリカが、2−0 のスコアで日本を下し、
ソルトレイク大会以来、2度目の金メダルを勝ち取りました。

準決勝で、ディフェンディングチャンピオンのカナダに勝って、
初のメダル獲得を決めていた日本は、
攻守に長けた世界ランキング1位のアメリカの前に、無念のシャットアウト負け…。

とはいえ、日本の健闘は、誰もが認めるところ!
オリンピックも含めて、日本のホッケー界で初めてとなる銀メダル獲得は、
まさしく、“歴史を変える大きな一歩” ですよね !!


「我々の強みは、国際試合を数多く戦ってきたことです」

バンクーバーへ旅立つ前に、中北浩仁 (こうじん)監督が、こう話していたように、
ここ数年は、年間30試合ほどの国際試合を戦ったのとともに、
強化合宿やトライアウトを繰り返して、腕を磨き続けたことが、
銀メダル獲得への大きなステップとなりました。

しかし、だからといって、決して恵まれていたわけではありません。

金メダルを手にしたアメリカでは、
バッファローセイバース、コロラドアバランチ、ニューヨークレンジャーズといったNHLのチームが、
スレッジホッケーチームを作って、支援しているのとは対照的に、
日本では、中北監督が、自ら資金集めに東奔西走したものの、
選手たちへの、資金面や時間の負担は避けられず、
トリノ大会終了後には、日の丸のジャージに、別れを告げた選手もいたほど。

「ほとんど何も(代表強化)をできなかったシーズンもありましたし、
主力選手を欠いて、厳しいシーズンもありましたから、
正直言って、よくここまで来れたなという気持ちもあります」
と中北監督は、本音を打ち明けていましたが、
一度はチームを離れた選手たちも、
ホッケーへの想いが、決して消えることはなく、やがて復帰を果たし、
バンクーバーへの道を、再び歩み始めていきました。


遠藤隆行 キャプテンをはじめとする選手たちに、
青木久和 GMや、中北監督をはじめとするスタッフ陣を加えた、
パラリンピック日本代表メンバーはもちろんのこと、
そのご家族と、友人の皆さんに、所属クラブのチームメイトや、会社の同僚の方たち。

さらに、笠原芳文 レフェリーのように、
常に選手たちをサポートし続けてきた人など、
全ての思いが、一つになった証の銀メダルには、心からの拍手を送りたいですね。

歴史を変える一歩を記したのに続いて、
4年後のソチ大会では、“新たな歴史を作る大きな一歩” を刻めるように、
日本のスレッジホッケーを応援していきましょう!

「これからも、カンバレ! ニッポン !!」

 日本代表銀メダル!
◆special thanks to MOTO YOSHIMURA  photographer of MA SPORTS 




スレッジホッケー | comments(11) | trackbacks(0)
2017.04.22
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この記事に関するコメント
じろうさん、応援ほんとうにありがとうございました。
じろうさんのおかげで、より多くの方にすれっじを知ってもらえたのではないかとおもいます。

ソルトレイクパラリンピックの決勝、ラインズマンとして日本ではじめて決勝のリンクに立った笠原さん以来、8年目にして選手がその場に出場してくれました。

応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

今後も、みなさんのご支援がないとすれっじホッケーはつづかないのです。
応援よろしくお願いいたします。
| Saisa | 2010/03/21 06:26 |
予選リーグのアメリカとの試合後に監督が「膿は全て出した。」と言ってましたけど、
決勝はその通りの内容で、どちらが勝ってもおかしくない試合でしたね。

アメリカの技術の高さは長野の試合で感じていましたが、
今回もう一段上を見せられた思いです。
逆に言えば、それだけ日本がアメリカを追い詰めていたと思うのですが。

メダルの色は銀だけど「限りなく金に近い銀」ですよね。
| SINのすけ | 2010/03/21 08:32 |
日本は、他の国と比べてもパラリンピックの支援が不十分と聞きます。

アメリカでは、NHLの3チームがスレッジホッケーを支援されているのですね。代表のメンバーは、普段クラブでプレーし、時折代表チームで集まるようなものでしょうか。

日本の代表メンバーは、どのくらいのクラブに所属しているのでしょうか?

 銀メダルは大きな成果だと思います。
| KS | 2010/03/21 10:25 |
すばらしい試合でした。
これからもホッケーを楽しみたいです。
| AT25 | 2010/03/21 18:52 |
遠い昔ですが中北監督と一緒に練習した事があります。
それも今回、快挙を成し遂げたバンクーバーで。

日本人は欧米人に比べ上肢(腕)の力が決定的に劣りますがスレッジホッケーの駆動力はその上肢の力に頼る部分が大きいと思います。しかし世界トップのパフォーマンスを見せてくれた彼等はホッケーに関わる全ての日本人の誇りでありヒーローだと思います。
 
| 元西武 | 2010/03/21 19:12 |
本日バンクーバーより、選手の家族のみなさんと戻りました
全20試合+NHLのカナックスーレッドウィングス戦をみてきました。

出発の時間帯にちょうど空港の
スポーツバーで決勝戦の模様が
流れていました。

どの試合もほぼ満席でした。
試合も接戦が多く観衆は充分
試合を堪能していったようで
試合後も「Oh!sledge hockey!」と
バスの中で叫ぶ大勢のカナダ人と遭遇しました


ちなみに写真の大きな日の丸の横で手を上げてるのがおいらですが・・・・

| はたぴょん | 2010/03/22 22:56 |
皆さん、コメントありがとうございます!

>Saisaさん
こちらこそ、いろいろとお世話になりました!
Saisaさんのように、陰で支え続けたスタッフの皆さんの力がなければ、
銀メダルもなかったと思いますよ。
「おめでとうございます!」

>SINのすけさん
コメントしてくださったように、次の金へつながる価値ある銀メダルと言えますよね。
ただ、競技人口やサポート体制など、課題も数多いですから、
メダル獲得を機に、新しく始める選手や、
支援企業なとが増えてくれることを期待したいですね。

>KSさん
バンクーバーで戦った日本代表の選手たちは、
長野サンダーバーズ、東京アイスバーンズ、北海道ベアーズ
の3チームに所属しています。毎年、夏と冬には、国内大会も開かれていますよ。

>AT25さん
なかなか見るチャンスがないのが残念ですが、
スレッジホッケーは、十分に見て楽しめるスポーツだと思いますから、
ぜひ機会を見つけて、観戦してみてくださいね。

>元西武さん
中北監督の熱さは、まさに強いリーダーといった感じです。
チームを率いるだけでなく、活動資金を集められたり、
国際試合のために、各国関係者との交流に時間を割かれたりされていた、
超エネルギッシュなリーダーなくして、銀メダルはなかったと思います。

>はたぴょんさん
いろいろと教えていただいて、ありがとうございました!
パラリンピックの解説役をおおせつかった時に、局でライブ映像をプレビューしていると、
はたぴょんさんの姿を何度も見掛けましたよ。
ブログでのお土産話を楽しみにしています !! (ところでオストラバ編は完結したんでしたっけ?)
| 「語りべ」 | 2010/03/23 09:30 |
じろうさんいろいろと有り難うございました。
私のスレッジホッケー最後の旅も
選手の皆さん及びスタッフの頑張りや
現地の日本人コミニュティーのみなさんの声援のおかげで
催告の結果になりました。

これからはゆっくりとみやげ話でも書いていこうかと
思ってます・・・

オストラバ編気付いちゃいました・・・
バンクーバー行きの準備で
滞っちゃてますが、続きもぼちぼち書きたいと
思っています。
| はたぴょん | 2010/03/25 18:28 |
>はたぴょんさん
コメトンありがとうございます&バンクーバーツアーお疲れさまでした!

はたぴょんさんのサポートも、銀メダル獲得への力になったのは間違いないと思います。
本当に、ご苦労さまでした!

それよりも、「最後の旅」なのですか?
これからも、スレッジホッケーの生き字引として、(勝手に)期待していますので、
末永くよろしくお願い致します!
| 「語りべ」 | 2010/03/26 12:57 |
スレッジホッケー 決勝の中継をコンピューターの上で見ました。本当に感動で 胸が一杯で 涙が止まりませんでした。
バンクーバオリンピックの本戦は7試合見ましたが パラリンピックを見れなかった事を本当に悔やみました。 生きる事のすべてを教えられました。 希望が薄れかけていた今 再びアイスホッケーを通してまた次へ向けて進めそうな気がします。 皆さん 本当にありがとうございましたといいたいです!
| tama | 2010/04/06 14:49 |
>tamaさん
コメントありがとうございます!

見事に銀メダルを勝ち取ったとは言うものの、
スレッジホッケーは、まだまだ認知度が低いと言わざるを得ませんから、
ぜひ、皆さんに紹介して、周りの人にも元気を与えられるようにしてくださいね。
| 「語りべ」 | 2010/04/10 02:06 |
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