加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
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2010.06.03
勝ち運に恵まれた選手
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ワコビアセンターに舞台を移して行なわれた、NHLのスタンレーカップファイナルは、
昨日(現地時間)第3戦 が行なわれ、
フィラディルフィア フライヤーズが、
オーバータイムに飛び出した クロード ・ジルー 選手のゴールで、
シカゴ ブラックホークスに勝利 (4−3)!

チームカラーのオレンジ色にスタンドを染めた、満員の地元ファンの期待に応えて、
対戦成績を1勝2敗としたフィラディルフィアですが、
この日は、心強〜い勝利の女神の後押しがありました。

その人の名は、ケイト ・スミス さん!

メジャーリーグの試合などで、アメリカ国歌の代わりに歌われる、
「ゴッドブレスアメリカ」の曲を、広めたことで知られるスミスさんは、
かつてフィラディルフィアのホームゲームでも、試合前に、この曲を歌っていたそうで、
1969年11月の試合を皮切りに、スミスさんが「ゴッドブレスアメリカ」を歌った試合は、
3年間で、19勝1敗1分の好成績!

さらに、1974年に初優勝を決めた試合の前にも、美声を披露していたことから、
スミスさんが、フィラディルフィアに “勝ち運” を呼び込んだとまで言われ、
ファンの間では、「ゴッドブレス ザ フライヤーズ!」との声も出たほど。
       God Bless the Flyers!

スミスさんは、1986年にお亡くなりになりましたが、
フィラディルフィアは、この勝ち運にあやかろうと、
最近では、スミスさんの生前のビデオを、場内の大型ビジョンに流しながら、
女性歌手が「ゴッドブレスアメリカ」を歌う、試合前のニューセレモニーを採用。

このセレモニーを行なった試合は、ここ10試合で、9勝1敗!
という数字どおりに、新たな勝利への儀式は、
シカゴで2連敗を喫したチームへ、またまた勝ち運を呼び込んだようですね。


このように、スポーツの世界では、
勝ち運を持った人のエピソードを、耳にすることがありますが、
実は、現在 プレーオフを戦っているホッケー選手の中にも、
勝ち運に恵まれた選手がいます。

それは、ハーシー ベアーズのDF ジョン ・カールソン 選手です!
     ジョン・カールソン John Carlson 選手

NHLと同様に、AHLでも、
レギュラーシーズンを勝ち抜いた16チームによるプレーオフが、クライマックスに差し掛かり、
イースタンとウエスタンの 両カンファレンスを制した2チームが、
スタンレーカップならぬ、「カルダーカップ」を目指し、
今日から、ベストオブセブン(7回戦制)のファイナル に挑みます。

そのマッチアップは、ワシントン キャピタルズのファームチームの ハーシー と、
その名に違わず、ダラススターズが、選手育成のために新設した テキサス スターズ

カールソン選手が所属しているハーシーは、AHL屈指のタレント選手が顔を揃え、
昨季も含めて、実に10回の優勝を誇る強豪チーム。

対して、ウエスタンを勝ち上がってきたテキサスは、
今季誕生したばかりの新チームという、対照的な両者の激突となりますが、
その中で、これ以上ない勝ち運に恵まれたカールソン選手には、要注目です!


2008年のドラフト1位(全体27番目)で、ワシントンから指名を受けたカールソン選手は、
翌年の春に、所属していたジュニアチームでシーズンを戦い終えると、
プレーオフの戦力として、ハーシーから声が掛かり、プロデビュー。

いきなりの大舞台にもかかわらず、
経験豊富な先輩たちと比べても、見劣りしないプレーを披露したカールソン選手は、
3年ぶりの優勝に貢献し、カルダーカップに名前を刻みました。

最高の形で、プロでの第一歩を記したのに続いて、
2年目の今季は、押しも押されもせぬハーシーの主力DFに成長。

その活躍が認められた昨年の11月には、初めての昇格を果たして、
ワシントンでは、アレクサンダー ・セミン 選手以来となる、
10代(19歳10ヶ月)で、NHLにデビュー!
       ワシントンではセミン選手以来となる10代でNHLデビューを飾ったカールソン選手

その後、再びハーシーに降格したものの、
アメリカ代表に選ばれ、「U20世界選手権」に出場すると、
地元 カナダとの決勝戦で、オーバータイムに、文字どおりのVゴールをゲットして、
今度は、世界一に輝きました!


金メダルを手土産に、ハーシーへ戻ってきたカールソン選手は、
シーズン終盤に、再び昇格して、ワシントンのレギュラーに定着。

プレーオフでも、ペナルティキリングに起用されるなど、フル回転したものの、
堅守を誇ったモントリオールの前に、残念ながら、敗れてしまいました

これでカールソン選手の勝ち運も尽きてしまった… かと思いきや!
AHLのレギュラーシーズンで、48試合に出場して、
プレーオフのロースターへ登録可能だったことから、
モントリオールに敗れた翌日に、再びハーシーへ合流。
セカンドラウンド第4戦から、主力DFとして、チームを支えています。


小さい頃は、自分と同じように、ワシントンにドラフト1位で指名され、
その後、ニュージャージー デビルスで、プレーオフMVPにも輝いた名DFの、
スコット ・スティーブンス 氏の 「大ファンだった」 というカールソン選手。
       カールソン選手が憧れるスティーブン氏の背番号は、ニュージャージーの永久欠番に

永久欠番になるほどの実績を残した憧れの選手と同じ、背番号「4」のジャージに袖を通し、
(ワシントンでは、既に他の選手がつけていたため「74」番)
AHLでは19年ぶりとなる、2年連続カルダーカップ獲得を目指して、ファイナルに臨みます。

ちなみに、スティーブン氏は、22年間にわたってNHLでプレーして、
スタンレーカップを、3回も手にしましたが、
プロでの第一歩を記して以来、優勝し続けている “勝ち運” に恵まれたカールソン選手は、
憧れの選手に、どこまで近づくことができるのでしょうか? 

★本日の小ネタは…
AHLのファイナルで、ハーシーと対戦するテキサスにも、
昨季のデビュー戦で、いきなりNHL初ゴールを決めた
日系2世(父親は日本人 母親はイタリア人 本人はカナダ国籍!)の レイモンド ・マサオ ・サワダ 選手など、
NHLで活躍した選手もいるだけに、ホッケーファンの皆さんは、カルダーカップの行方も お見逃しなく!
NHL | comments(4) | trackbacks(0)
2019.02.18
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この記事に関するコメント
じろうさん、とてもおもしろい話題をありがとうございました!

カルダーカップ→NHL昇格→世界選手権→NHLプレイオフ→カルダーカップとはローラーコースターみたいですごいですね!チームの中心にいてもプレイオフと無縁の選手も多いのに。。。カールソン選手は「戦い続けられる」武運に恵まれた星でしょうか!累積アイスタイムは一体どうなることでしょう!??それにあのセミン選手以来の10代CAPSデビューどは、自分はこの選手ノーマークでしたが、スゴイ選手になるかもですね!

「ミラクルフライヤーズ」のほうも、レイトン選手も初戦の「炎上」から立ち直ったみたいですし、まだまだ!これからやってくれるとおもいます!!!

ロッキー・バルボアも応援してるにチガイナイとおもうジジイより
| デンじい | 2010/06/04 22:40 |
>デンじいさん
いつもコメントしていただいて、ありがとうございます!

初戦は、テキサスに敗れてしまったものの、
NHLでも思い切りのいいプレーを見せていた(時折ミスもありましたけれど・・・)
カールソン選手は、ハーシーの大きな力になると思います。

デンじいさんのチームにも、カールソン選手のように、
「勝ち運に恵まれた選手」がいらっしゃるといいですね(笑)!
| 「語りべ」 | 2010/06/05 15:49 |
ありがとうございます。私どもの大学の部は弱小で「勝ち運に恵まれた選手」もいないのですが、フシギと「なんちゃって部長」の小生がベンチいりした試合は勝ち続けております。。。こ〜いうのも何かあるものでしょうか???

大事な試合にいってあげられなかったことを悔やむデンジャラスじじいより
| | 2010/06/07 21:46 |
>デンじいさん
お返事ありがとうございます!

「なんちゃって部長の小生がベンチいりした試合は勝ち続けております」
素晴らしい! お会いして、あやからせてくださいませ!!(笑)

| 「語りべ」 | 2010/06/09 12:47 |
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