日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
昨日、アニャン、釧路、苫小牧の各地で、アジアリーグが開幕しました!
満員のファンが見つめる中で行われた アニャンアイスアリーナでのオープニングゲームは、
High1(ハイワン)が 4-2 のスコアで、アニャンハルラに勝利。
V2を狙って、地元での開幕戦に臨んだハルラでしたが、
リードして迎えた第3ピリオドに、
#23 ダスティン ・ウッド 選手が、不必要な反則をしてしまったり、
#27 ブラッド ・ファスト選手が、自陣のゴール横で、パック処理を誤ったりするなどして、
3点を奪われ逆転負け。
「今年こそは、勝ちたかったですけれど…」
と言ってシム ・ウィシク監督は、
就任してから続いている開幕戦の連敗が「3」に伸びてしまったことを、悔しがっていました。
対照的に、High1の キム ・ユンソン 新監督は、
初戦で白星を手にしたとあって、うれしそうな表情を浮かべながら、
二人の選手の活躍を勝因に挙げていました。
まずオフェンス面では、2得点した
#17 アレックス ・ブレ 選手。
NHLドラフトで1巡目指名を受けた経歴を引っ提げて、High1の一員となったブレ選手ですが、
初めてのアジアリーグの試合を終えて、
「プレーのスピードが速いので、ビックリした」
との第一印象を話してくれました。
しかし、昨日の試合では、ブレ選手自身も、
セールスポイントの一つに挙げていた、「スピードのあるスケーティング」を披露。
右サイドのボード際から、一気にゴール前へ攻め込んで、
決勝点となる、貴重なショートハンドゴールをゲットしました。
一方、守りの面では、チャイナドラゴンから移籍した GK の
井上光明 選手。
「チームに合流した直後に、一番手で使うぞと監督から言われて、
ちょっとプレッシャーがあったんですけれど…」
と本音を打ち明けてくれたものの、
41本のシュートを、2失点に抑える働きで勝利に貢献。
キム ・ユンソン監督が、「今日のMVP」というほどの働きをしてみせました。
昨日の試合を振り返ると、アニャンでは、
ブレ選手や、井上選手をはじめ、10人の新戦力を加えた High1 が、
ディフェンディングチャンピオンのハルラに勝利。
また苫小牧でも、9人のニューフェイスを迎えた 東北フリーブレイズが、
ディフェンス力には定評がある王子イーグルス相手に、6連続得点を決めて、
チーム創設以来、初めてイーグルスに土をつけました。
前評判を覆す “開幕戦のサプライズ” は、
もしかしたら、レギュラーシーズンの行方を暗示しているのかも?
今季のアジアリーグが、手に汗握るような大混戦になることを、期待したいですね!
★本日の小ネタは…