日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
いよいよアジアリーグが開幕します!
「語りべ」も、前日練習の取材のため、
サントリー東伏見アイスアリーナに足を運びましたが、
アジアリーグ・ジャパンオフィスの方たちが中心となって、
現在も、夜を徹して、「オープニングゲームス」の準備が続いています。
さて、開幕を数時間後に控えたアジアリーグですが、
試合会場で販売される「オフィシャルプログラム」には、
「新たなる戦い」と題して、「語りべ」が厳選した、
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瀬高哲雄(アニャンハルラ)
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神野徹(コクド)
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西脇雅仁(日本製紙クレインズ)
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千葉広樹(王子製紙)
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ショーン・ポディーン(日光神戸アイスバックス)
の5選手を、今季の注目選手としてピックアップしましたが、
加藤じろう直営!「語りべ」通信では、
独断と偏見で選んだ、国内4チームの「カギを握る男たち!」
をお届けします。
▼コクド
V2を目指すコクドのキーマンは、何といっても、昨季のMVP
菊地尚哉選手!
昨季は、1−0というシビレるような大接戦の3試合を含めて、
レギュラーシーズン6完封。
プレーオフでも、安定した守りでコクドのゴールを守り続けて、優勝に貢献し、
まさに、文句なしのMVP!
迎えた今季も、順調な調整で準備万端の様子。
開幕前、最後のマスクとなった17日のハバロフスクでの試合でも、
スキルの高いアムール選手たちのシュートを、見事1失点のみに抑えて、
ゲームベストプレーヤーに選ばれた。
現地で取材をしていた、イゴール・ホロシロフ記者からのメールによると、
「点が入る予感がしなかった」というほどのプレーを見せていただけに、
今季も持ち前の安定したセーブで、コクドゴールを守ってくれそうだ。
▼日本製紙クレインズ
この夏、取材の申し込みをするため、嶋貫薫マネージャーに、
「今季の注目選手は誰ですか?」と聞いた時、
真っ先に名前が挙がったのが、
酒井隆行選手。
「伊藤マサ(雅俊選手)なんかは、やってくれるって分かっているんです。
酒井あたりが、もう一皮むけてくれるかどうか」と、
嶋貫マネージャーが、その理由を話してくれたとおり、
「バランスを考えてラインを組むつもり」と話す田中俊司監督も、
今季は、酒井選手を3つ目のラインのCFに起用するなど、
チームの中での役割は、大きくなりそう。
昨季はレギュラーリーグの終盤にポイントラッシュを見せ、
終盤は第1セットに定着していたものの、
プレーオフファイナルでは、「強いプレーが見られない」と、
第3戦から出番が減らされてしまった悔しさを晴らすような、今季の活躍に期待!
▼王子製紙
今季から昇格したリッチモンド・ゴスリン監督は、
「チームにとって大事な選手? それは25人全員だ」と話していたが、
アジアリーグ初優勝へのカギを握る男は、やっばり
桜井邦彦選手。
昨季の全日本選手権でチームを優勝に導いてみせた、
あのリーダーシップは、まさに圧巻!
さらに昨季は、オリンピック予選などでも、
鈴木貴人選手や、今洋祐選手(ともにコクド)などに、
その姿勢や態度で、リーダーシップを伝授するなど、
「語りべ」は、今の「日本のリーダー」だと断言します!
厳しい陸トレが続いていた8月に会った時、
本当に“いい顔”をしていたので、今季の桜井選手も頼りになりそう!
▼日光神戸アイスバックス
昨季の順位によって外国人枠が見直され、今季は2人の助っ人を獲得したバックス。
その中で「語りべ」が、カギを握る男に挙げるのは、
クリス・パラダイス選手。
え !? ショーン・ポディーン選手じゃないの? と思う方もいるでしょうが、
輝かしい実績を誇るポディーン選手であれば、
チームに様々な、“ポディーン効果”を、もたらせてくれるのは間違いなし!
ただ、本人が言うように、
「もう、たくさんゴールを決めるような選手じゃない」だけに、
「高い攻撃力」がウリというパラダイス選手が、カギを握ることになりそう。
幸いにして、就労ビザの取得も間に合い、
開幕戦で、ついに、そのベールを脱ぐ!
他のチームが一目置くほどの、リーグ屈指のGK陣を誇るだけに、
パラダイス選手が次々とゴールネットを揺らしてくれれば、
「プレーオフ進出」という目標は、きっと現実味を帯びてくるに違いない。
「Fast & Keen Ice Hockey」
3年目を迎えるアジアリーグの熱戦は、
いよいよ24日午後1時フェイスオフです !!