加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2005.12.31
前略、「語りべ」より 〜2005年・冬〜
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

2005年も、残りあとわずか。
「語りべ」は、今年もホッケーを楽しませてもらいました。

選び抜かれたトップリーグの選手はもちろん、
脚光を浴びることの少ない、4部リーグで戦っている大学生や、
大きなリンクを、小さな体で駆け抜けていくチビッ子選手、
さらに、たった一人で海外に乗り込んで、パックを追っている選手まで、
誰もが笑顔で接してくれました。

そして、いつも選手たちを支え続けているファンの人たち。

そんなホッケーを愛する全ての人に、心から感謝します。

「皆さんにとって、来年が素晴らしい一年になりますように」

2005年12月31日   氷上の格闘技の「語りべ」 加藤じろう

片山和人選手とチチハルジュニアの選手たち





いつも笑顔を絶やさずチームを支えている
#20片山和人選手(コクド)と
チチハルジュニアチームの選手たち

前略、「語りべ」より | comments(0) | trackbacks(0)
2005.12.23
「語りべ」のお仕事<5> NHLアイスホッケー
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

お待たせ致しました!
「NHLアイスホッケー」の中継が再開します !!


ホッケーシーズンに入って、多くのファンの皆さんから、
「NHLは放送しないんですか?」と、尋ねられてきましたが、
いよいよ来週から、CS放送 スポーツ・アイESPNで、
毎週火曜日深夜1時(水曜日午前1時)から、オンエアされます。
NHLアイスホッケー放送再開!
解説は、「歩くNHL辞典」こと、
カナダ教育連盟日本代表、ジェイムス・イエローリーズさん。

放送スケジュールなどは、
スポーツ・アイESPNのホームページをご覧ください!
「語りべ」のお仕事 | comments(6) | trackbacks(2)
2005.12.22
ハルラに何が起こったか !? <4>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

いよいよ、真駒内アイスアリーナでの「クリスマスゲームズ」が迫ってきました。

ここのところ、ケガ人も多く、
なかなか波に乗れない、コクドとバックスの関東勢に対して、
その2チームを迎え撃つ北海道勢は、
王子製紙が、引き分け1つを挟んで6連勝中!
一方のクレインズは、11連勝中 !! と、
ともに絶好調です!
チームの好調さに思わずニッコリ! ハルラのマスコットガール
しかし、その2チームを上回る好調さで、
現在、連勝街道を突っ走っているのが、アニャンハルラ

以前の記事でも紹介したように、
開幕直後は、なかなかエンジンがかからなかったものの、
11月に入ってから、試合中はもちろん、練習でも、
オタカー・ヴェイヴォダ ヘッドコーチが中心となって、采配を振るようになると、
チーム状態が急上昇!

下位チームとの対戦が多かったとはいえ、アジアリーグは13連勝中!
さらに、韓国総合選手権でも優勝 !!

先週末に対戦したバックスの選手たちからも、
「ハルラはいいホッケーをしている」という声が聞かれました。

現在のハルラのチーム状態を、瀬高哲雄選手に聞いてみると、
「システムが、しっかりチームにマッチしている上に、
全員が、しっかり自分の仕事をこなしているので、
チーム状態は、かなり高いレベルにあります」とのこと。

白星が続いていくうちに、どんどんチームワークも高まって、
「インターミッションのロッカールームでは、
必ず、ヨルシム! ヨルシム !! (一生懸命) という言葉が飛び交っています」(瀬高選手)
というほど、チームの雰囲気も最高なのだそうです。

韓国では、クリスマス・コリアンダービー!今週末、韓国では、
ハルラ対カンウォンランドの “コリアン・ダービー” 2連戦。

絶好調ハルラが、連勝を15に伸ばして、
2005年を締めくくることができるのか !?
真駒内での「クリスマスゲームズ」と同様に、アニャンでの試合も注目です!  


★本日の小ネタは…
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ハルラに何が起こったか !? | comments(1) | trackbacks(0)
2005.12.21
衣笠伸正の挑戦!<5>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨季に続いて、今季も北米に渡って挑戦し続けている、
プロホッケープレーヤー・衣笠伸正選手の近況をお伝えしていますが、
「脳震盪になって、救急車で病院に運ばれた」という前回の記事に続いて、
またまた、ショッキングな知らせが届きました!

boku-ha-yatto-kaifuku-sita-to-omottara-yasundeiru-aidani-
coach-ga-kawatte-simai-kaiko-sarete-simaimasita...

訳) ボクは、やっと回復したと思ったら、休んでいる間に
   コーチが代わってしまい、解雇されてしまいました。

なにっ! 独立リーグとはいえ、史上初めて日本人としてゴールをゲットして、
歴史に名前を残したというのに、解雇 !?

ima-siriaino-coach-ni-subete-atatteiru-tokoro-desu.
mada-season-nakaba-nanode-dokoka-team-wo-mitukete-
hayaku-fukki-sitai-desu.

訳) 今、知り合いのコーチに、全てあたっているところです。
   まだシーズン半ばなので、どこかチームを見つけて、早く復帰したいです。

プロの世界は厳しい!
と頭の中では分かっていても、なかなか実感しづらいものなのですが、
今回、衣笠選手から届いたメールを読んでいると、
本当に厳しい世界なのだということを、実感させられました。

しかし、衣笠選手は、

boku-no-koto-ha-gosinpainaku!
koredemo-katte-iu-gurai-purasu-sikou-desukara-
zenzen-hekonde-naidesuyo!!
gyakuni-mata-atarasi-mono-wo-miretari-kanjirarerunjya-naikatte-
wakuwaku-siteiru-kuraidesu(^^)

訳) ボクのことは、ご心配なく!
   これでもか! っていうぐらい、プラス思考ですから、全然へこんでないですよ !!
   逆に、また新しいものを見れたり、感じられるんじゃないかって、ワクワクしているくらいです。

これぞプロ! というくらい前向きな、衣笠選手の姿勢に脱帽です。
これからも挑戦し続ける衣笠選手を、皆さんも応援してあげてください!
衣笠伸正の挑戦! | comments(0) | trackbacks(0)
2005.12.20
帰ってきた!「語りべ」通信・コラボ企画<6>
〜「語りべ」からのお知らせ〜
この記事は、バックスファンクラブのオフィシャルメールマガジン、
帰ってきた!「語りべ」通信・第14号 とのコラボ企画です。
PC 版のメルマガを受信されていらっしゃる方は、そちらもご覧ください。

日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

アジアリーグの熱戦が続いている一方で、
本格的なウインタースポーツシーズンに突入した12月以降は、
全国各地で、様々な大会が行われます。

今月2日に開幕した「全関西女子選手権」は、
18日に、大阪プールで行われた試合で、
滋賀ギャルズを12−0 の大差で下した、アイスバックス神戸レディースが、
大会全日程終了を待たずして、全勝優勝!
     関西の氷上の女王!バックス神戸レディース
2月に日光で行われる「全日本女子選手権Bプール」へ、
近畿ブロック代表として出場することが決定しました。

横谷姉妹試合結果を見ると、総得点46に対して、
失点は5試合通じて、わずかに1と、他のチームを圧倒。

以前の記事でも紹介した、
キャプテンの有香選手(写真右)と、妹の美依選手(写真左)の、
横谷姉妹も大活躍だったようです!

ところで、姉妹といえば、バックスにはレディースチームが2つあり、
これまでにも、何度か対戦しているのですが、
もしかすると、今季の全日本女子選手権では、
日光 vs 神戸の、バックスレディース “姉妹対決” があるかもしれません。

大会は、霧降アイスアリーナをメイン会場として行われるので、
バックスファンの人も、数多く応援に駆けつけるかも?
バックス神戸レディースバックス神戸レディースバックス神戸レディース

every photos by Dokachin

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帰ってきた!「語りべ」通信・コラボ | comments(2) | trackbacks(0)
2005.12.19
ラジオを持ってリンクへ行こう!<1>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今年も残すところ、あとわずか!

2005年のアジアリーグも、国内では残り7試合のみ。
いずれの試合も、国内勢同士の対戦なので、
リンクに足を運ぶつもりだというファンの方も多いのでは?

そんなホッケーファンの皆さんへ、「語りべ」から一言。

「ぜひ、FMラジオを持って、リンクへお越しください!」

というのも、残り7試合のうち、
実に5試合で、場内FMのオンエアがあるからです!

まず、ビッグハットで初の場内FMとなるのが、21日のコクド−バックス戦。

こちらは、「語りべ」が一人でお届けしますが、
担当者の方から、「内容はお任せします。全く制限はありません」
との大胆不敵な(?)指示をいただいているので、
その言葉に甘えさせてもらって、好き放題に!
じゃなくて、楽しく実況させてもらいます!

また、この試合は、
キッズゲームや、記念フェイスオフなどのイベントに加えて、
ファンプレゼントも、盛りだくさん!

長野駅行きのシャトルバスも、
20時30分、21時、21時25分、21時50分、の4本運行予定。

東京近郊のファンの方も、
21時40分発の長野新幹線最終列車に乗れば、日帰り観戦も可能です。
FMラジオ持参で、ぜひビッグハットへお越しください!

クリスマスゲームズ続いて24日、25日は、
真駒内アイスアリーナに、国内4チームが集まっての
「クリスマスゲームズ」

昨年の札幌月寒体育館での集結シリーズ、
今年のサントリー東伏見アイスアリーナでの開幕シリーズに続いて、
2日間ともに、2試合ずつ、場内FMをオンエアします。
集結シリーズの時は、イベントMC も担当させてもらうので、ハードワークなのですが、
そんな「語りべ」の心強い味方が、今回も解説者として放送席に来ていただく、
王子製紙O B の矢島敏幸さん、鈴木宣夫さんのお二人。

この二人がいれば、鬼に金棒! 大舟に乗ったつもりで !!
といきたいのですが、実は、そうもいきません…。

というのも、テレビ解説の時と違って、
この二人が、結構、お茶目なコメントを連発してくるのです!

特に、宣夫さんは、必ず毎試合ネタを仕込んでくるので、
何を言い出すのか !? と、「語りべ」も息が抜けません。

既に、アジアリーグのホームページでも紹介されているように、
「クリスマスゲームズ」は、イベントやプレゼントも満載です!
(「語りべ」情報・ライティングを駆使した会場内の演出も見逃せませんよ)

まさに “ホッケーパーク” となるクリスマスの真駒内アイスアリーナにも、
ぜひFMラジオ持参で、お越しください!

なお、場内FMの周波数ですが、
ビッグハットが、82.2MHz。
真駒内アイスアリーナが、88.0MHzの予定。

両会場ともに、デポジット金と引き換えに、FMラジオの貸出しもありますが、
数に限りがありますので、なるべくご自宅からご持参ください。

コアなファンの方から、ホッケーをあまりよく知らないというビギナーの方まで、
皆さんに楽しんでいただけるような放送を心掛けますので、
どうぞご期待ください!

また、年明け1月4日、5日に、日光霧降アイスアリーナで行われる、
バックス−チチハル戦でも、場内FMの企画が進行中です。
実施された時は、こちらも併せて、ご期待ください。


★本日の小ネタは…
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アジアリーグ | comments(10) | trackbacks(0)
2005.12.17
LOVE HOCKEYな人たち<5> つるっ子マニアの皆さん
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

いよいよ今日から、釧路アイスアリーナで、
アジアリーグ初代チャンピオンのクレインズと、昨季の王者コクドが顔を合わせます!

早くもプレーオフのチケットを手にした、好調クレインズに対して、
コクドは、ジョエル・パーピック選手や、内山朋彦選手といった主力のケガもあって、
ここのところ、国内チーム相手に6試合白星なし。
しかも今季は、クレインズ相手に1分2敗と苦戦が続いています。

とはいえ、昨季のプレーオフ・ファイナルに代表されるように、
コクドの大事な試合での勝負強さには定評があるだけに、
激しい2連戦となりそうです。

そんな激しい試合を、スタンドからの熱い応援で、
さらにヒートアップさせてくれそうな人たちがいます。
クレインズサポーター、つるっ子マニアの皆さんです!

つるっ子マニアの皆さん元々は十條製紙の応援団だった
寺山博道さん(前列中央)をリーダーに、
釧路アイスアリーナのゴール裏で、
“クレインズの第5セット” として、
いつもバリエーションに富んだ応援を展開中。

今では、クレインズファンで知らない人はモグリだ!
と言われるほど、すっかりお馴染みとなっています。

シュートでポン!試合中の応援はもちろん、
リンクに足を運んでくれた人たちのためにと、
インターミッション中には、
ギャグや小ネタもウリになっている(!?)、
シュートゲームなどを行い、
ファンサービスにも一役買っています。

その一方で、「二本立てでやってます」と寺山さんが言うように、
なかなか釧路アイスアリーナまで、足を運ぶことができないファンの人たちのためにもと、
ホームページ「CRANESだよ全員集合」を通じて、
プレゼントを次々と企画したり、メールマガジンを配信したりするなどして、
クレインズファンの獲得にも、大きく貢献!

そんな、つるっ子マニアの皆さんのエピソードで、
「語りべ」が、特に印象的だったのは、
昨季のアジアリーグ・オールスターゲームの時のこと。

日本製紙の一般業務をこなす傍らで、
地元釧路でのオールスターゲームを、絶対に成功させようと、
つるっ子マニアの皆さんは、プライベートな時間を削ってまでして、
会場の装飾など、寒い中を黙々と働いていました。

その頑張りをねぎらおうと、オールスターゲーム終了後に催された、お疲れさま会で、
アジアリーグ ジャパンオフィスのスタッフが、感謝の言葉を伝えると、
つるっ子の皆さんは、何事もなかったかのように、こんな風に答えたのだそうです。

「スタッフとして、地元のオールスターゲームに携われただけで幸せですよ!」


今季の開幕直後に、寺山さんは、
「色々と新しい応援は考えてあるんですよ。
お客さんが、いっぱいになった時にやろうと思ってます」と話してくれました。

寒波の影響で、今日も釧路は寒い一日になりそう。
しかし、ホッケーどころ釧路のファンが、このカードを見逃すわけはありません。
クレインズの応援席
きっと釧路アイスアリーナでは、
満員のスタンドを沸かせる激しい試合とともに、
つるっ子マニアの皆さんの、熱い応援が繰り広げられるはず。

昨季、アジア1のホッケータウンに選ばれた釧路が、
この週末は、大いに盛り上がりそうです!


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LOVE HOCKEYな人たち | comments(6) | trackbacks(1)
2005.12.13
帰ってきた!「語りべ」通信コラボ企画<5>
〜「語りべ」からのお知らせ〜
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日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

突然ですが、問題です!

  Q ,先日、明治大学の優勝で、関東大学リーグが全日程を終了しましたが、
     アジアリーグに参戦中の国内4チームの中で、
     関東大学リーグのO Bが一番多いのは、どのチームでしょうか?

正解は、14人のO Bがいるバックス!
ちなみに、そのあとは、コクド12人、クレインズ7人、王子6人と続きます。

そこで、関東大学リーグO Bが一番多いバックスの選手たちに、
大学時代の思い出を聞いてみました!

早稲田大学時代の土田英二選手「やっぱり4年生の時のインカレ準々決勝ですね」
こう話してくれたのは、早稲田大O Bの土田英二選手。

土田選手が、この試合を挙げたのには訳があります。

当時、大会4連覇中の明治大と、
準々決勝で顔を合わせた早稲田大は、1点を追って6人攻撃。

残り時間が、あとわずかとなったところで、明治大がパックを大きくクリア。
アイシングかと思われましたが、ホイッスルが吹かれることなくタイムアップ。

このジャッジには、早稲田大が猛抗議。
結局、レフェリーとラインズマンが協議した末に、
ミスジャッジの判定で、リンク中央から試合再開となりました。

しかし、明治大がクリアしたパックが、
早稲田大のゴールラインを越えたのは、19分57秒だったとして、
早稲田大に残された時間は、わずか3秒のみ!

もし、アイシングとジャッジされて、明治大ゾーンからのフェイスオフならば、
残り3秒から、奇跡の同点ゴール!
という可能性もあっただけに、土田選手も悔やまれるところ。

ただ、「川口(選手=コクド)ほど、悔やんでいないですけどね」と笑ったように、
10年経った今では、いい思い出になっているようです。

(ちなみに、土田選手によれば、
当時、キャプテンとして、猛抗議をしたのに受け入れられなかった川口選手は、
今でも、この試合のことを思い出すと、ご機嫌ナナメ になるのだとか…)

早稲田大学時代の春名真仁選手ところで、ホッケーファンの皆さんなら、既にご存知でしょうが、
土田選手と川口寛選手、さらに春名真仁選手(写真)は同期生!

この3選手は、「三羽ガラス」と呼ばれて大活躍した、
小堀恭之選手(コクド)、桝川浩司選手(元王子)、
荒沢義寛選手(元西武)の三人と入れ替わって入学してきたため、
「ニュー三羽ガラス」と呼ばれました。
(一説には、自分たちで言っていたというウワサも !?)

明治大学時代の井原朗選手早稲田大だけではなく、他校を見渡すと、
明治大には、現在チームメイトとして、
バックスで一緒にプレーしている、井原朗選手(写真)や、
板橋伸一選手、煤孫泰司選手(ともに元王子)。

また東洋大にも、藪野哲史選手(元西武)と、
のちにトップリーグで活躍した選手たちが、ズラリと揃う、
まさに、“ゴールデン・ジェネーレーション”!

それだけに土田選手も、「プレーしていて楽しかったですね」と、
当時を振り返っていました。

早稲田大学時代の瀬口剛嗣選手その「ニュー三羽ガラス」が卒業した2年後に、早稲田大に入学したのが、
瀬口剛嗣選手(写真)。

瀬口選手と同時に、
酒井隆行選手(クレインズ)と、神野徹選手(コクド)も入学し、
全員が1年生の春の大会から活躍したことで、
この3人は、「ネオ三羽ガラス」と呼ばれました。
しかし、瀬口選手に言わせると、
「そう言われたのは最初だけで、いつの間にか、そんな風には呼ばれなくなりましたよ」

残念ながら、「ネオ三羽ガラス」の名前は、あまり定着しなかったようです…。

しかし、瀬口選手に大学ホッケーの思い出を聞いてみると、
「4年生のインカレの時に、準決勝で負けちゃったけど、
3位決定戦で、4年生だけのセットでプレーしたのが、いい思い出ですね」と話してくれました。

一緒のセットでプレーをして、
学生生活最後の大会を締めくくった「ネオ三羽ガラス」の3人は、
「やっぱり仲がいいですよ」とのこと。

名前は定着しなくても、「ネオ三羽ガラス」は、今でも健在のようです!

法政大学時代の松田圭介選手もう一人、大学生活最後の大会となる4年生のインカレを、
「一番の思い出」に挙げたのが、法政大O Bの松田圭介選手。

当時、キャプテンだった松田選手は、
チームを優勝に導きたい! という思いとともに、
どうしても、トップレベルでホッケーがしたい!
と意気込んで、大会に臨みました。
(松田選手の熱い思いは、こちらをご覧ください)

残念ながら、飯村喜則選手がキャプテンだった明治大に、決勝戦で敗れて、
準優勝となってしまいましたが、
「戦力的に厳しいって言われていた中で、決勝も、あと一歩! っていうところまで追い上げたし、
自分の中では、他の大会で優勝した時よりも、充実感がありました」
と松田選手は、振り返ってくれました。
東洋大学時代の村井忠寛選手
充実していたといえば、何と言っても、村井忠寛選手。

東洋大4年生の時は、長野オリンピックの代表候補遠征のため、
同期の鈴木貴人(コクド)選手が、ほとんど不在だったにもかかわらず、
キャプテンとしてチームをまとめて、
関東大学選手権、関東大学リーグ、インカレ の3大タイトルを制覇!
村井選手自身も、大会MVPに選ばれる活躍を見せるなど、
充実した1年を送って、東洋大を卒業。 

今度は、その “勝ち運” を、バックスで発揮できるでしょうか?

そんな先輩たちに続けと、
トップリーグを目指して、大学ホッケー界を支えている選手たちには、
ぜひ、いい思い出ができるように、頑張って欲しいですね!


◆every photos by 243
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2005.12.12
明治大学V2!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

10月8日の明治大学対早稲田大学の試合を皮切りに、
44校が、1部から5部に分かれて熱戦を繰り広げていた、
関東大学リーグが、昨日、閉幕しました。
明治大V2!
最終戦となった1部の優勝決定戦は、
開幕戦と同じく、明治大と早稲田大が激突。

くしくも、3年連続の顔合わせとなった、
この両校による “最終決戦” は、
東伏見アイスアリーナに集まった満員のファンの前で、
明治大が、早稲田大を5−2で下して、
見事に、2年連続優勝を飾りました!
「プレーのレベルが一枚上だから、明治大が優勝すると思います」
試合前、「語りべ」が予想を聞いた、法政大の某選手の言葉どおり、
決勝戦は、序盤から明治大が主導権をつかみます。

第1ピリオド終盤に、
FW#16高田昌虎選手のパスを受けてノーマークとなった、
FW14阿部竜太選手が、バックハンドで先制ゴール!

さらに、第2ピリオド中盤には、DF#33鬼頭俊行選手からのパスを受けた、
キャプテンのFW#19石岡敏選手が、ワンタイムシュート!
これがゴールネットに突き刺さって、2−0。

着々とリードを広げていった明治大でしたが、
追加点を挙げた3分後にダブルマイナーペナルティ。

すると早稲田大は、このチャンスを見逃さず、FW#24甲野俊也選手が、
角度のないところから、GKにぶつけるようにシュートを打って、パワープレーゴール!

本間康弘コーチが、
「してはいけないペナルティーだったし、イヤな感じだった」と振り返ったように、
明治大は、この失点から主導権を手放してしまうのかと思われましたが、
「誰も負ける気はしなかったはず」という石岡キャプテンの言葉どおり、
1点差に詰め寄られてしまったあとも、
選手たちは、全く浮き足立つことなく、試合終了までプレー。

試合後、早稲田大の田中豪キャプテンが、
「しっかりピークを合わせて、3次リーグに入れたので、
ウチには勢いがあったけれど、明治は強かったですね」と本音を漏らしたように、
明治大が “強さ” を見せつけて、関東大学リーグは全日程を終了しました。

関東大学リーグ表彰選手関東大学リーグ表彰選手
上段左から、ベストDF菊地恭平選手(明治大)、
ベストFW阿部竜太選手(明治大)、
ポイント王、ベストFW久保直也選手(早稲田大)、
ベストDF鬼頭俊行選手(明治大)。
下段左から、ベストFW田中豪選手(早稲田大)、
MVP鈴木雅仁選手(明治大)、ベストGK山本一貴選手(明治大)。


ケガで欠場することが多かったため、今回は表彰選手に選ばれることはなかったものの、
既に、日本代表でもプレーしている実力を見せて、
優勝決定戦では、さすが! の2ゴールをゲットした石岡キャプテンは、
「自分をはじめ、主力選手にケガ人が出た時に、
それまで試合に出られなかった選手たちが活躍して、層が厚くなったのが勝因です。
(1月に行われる)インカレもいきますよ!」と、
今季も、関東大学リーグとインカレの “Wタイトル” を目指すことを宣言!

ストップ・ザ・明治を、どの大学が果たすのか !?
それとも、各校の挑戦を退けて、明治大が5連覇を達成するのか !?

U20代表選手も戻ってくるだけに、
大学ホッケー選手にとって、シーズンのクライマックスとなるインカレも、
激しい戦いとなりそうです!
     祝・V2! 今年も関東大学リーグの頂点に輝いた明治大の選手たち


※関東大学リーグの最終結果は、東京都アイスホッケー連盟のホームページをご覧ください。
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2005.12.11
目指せバンクーバー!<2> U20世界選手権
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

いよいよ今日から、「U20世界選手権ディビジョン1・グループA」が開幕!

看板セットのCFとして期待されていた、阿萬野礼央(あまのれお)選手(東洋大)が、
ケガのため、遠征に参加できなかったものの、
21人の選手たちは、ドイツでの直前合宿を終えて準備万端。

一昨年の大会で最下位となって、ディビジョン1から降格してしまった日本でしたが、
昨年、ルーマニアで行われたディビジョン2の大会で優勝して、
2年ぶりに、ディビジョン1へカムバック!
デンマーク、フランス、ドイツ、ウクライナ、さらに、ホスト国のスロベニアと対戦します。

団長兼GMを務める、坂井寿如 日本アイスホッケー連盟強化本部長が、
「ジュニアの大会は、毎年、選手が入れ替わってしまうので、
満足のいく情報収集は難しいですけれど、
やる以上は、一番上を目指して戦います」
と話していたように、ディビジョン1優勝&トップグループ再昇格が目標です。

そんな今回のU20代表チームの中で、「語りべ」が期待したいのは、
早稲田大学から選ばれた3選手!

U20代表に選ばれた早稲田3人衆というのも、先月30日の、
コクド−バイキングス戦のインターミッションに行われた、
「U20代表お披露目インタビュー」に、快く!
ではなくて、イベントの予定がなかったので、
この3人をリンクで見掛けた「語りべ」が突然頼んで、
無理矢理(?)出演してもらったからです。

今回のU20チームのコーチを務めるマーク・マホン氏が、
「大学生でトップクラスの選手」と評価する、FW上野拓紀(ひろき)選手(写真右)が、
「大会のベストFWを狙います!」と意気込めば、

DF橋場亮選手(写真中)も、
「守りだけでなく、攻めでも貢献したいです!」

さらに、DF足立洋輔選手(写真左)も、
「サイズを活かしたプレーをします!」

と話してくれたように、
突然のインタビューに、「聞いてないよー」(上野選手)と苦笑いしていたにもかかわらず、
頼もしい言葉が飛び出してきました!

なかでも、「落ち着いていて、しっかりとしたコメントだった」と、
関係者の間で評判だったのが、足立選手。

足立選手は、岡山県立総社高校出身という、ホッケー界では異色のプレーヤー。
小学校3年生の時に、
「リンクで、たまたま部員募集の張り紙を見た」のがキッカケで、ホッケーを始めたそうですが、
練習環境がいいとは言えない岡山県で、一生懸命腕を磨いて、
うれしい初代表となりました。

足立選手の魅力は、何といっても、そのサイズ!
身長192cm! 体重92kg! そして足の大きさは、ナント32cm !!

「なかなか売っていないので、あまり靴は持っていません」
というほど大きな体の足立選手には、
「世界で戦うには、サイズが必要」
と話していた鈴木宣夫監督の期待も、大きいに違いありません。

期待が大きいといえば、GKも同じ。
シニア、ジュニアを問わずして、攻撃力が高くない日本チームは、
国際大会では、どうしても守り重視の戦いになることが多く、
GKの好セーブなくして、勝利はありません!

今大会でメインマスクが予想される、高嶌悠人(たかしまゆうと)選手は、
現在、関東大学リーグ2部の慶応義塾大から、初めて選ばれたU20代表選手!
苫小牧東高3年生の時には、シニア代表候補合宿に参加したこともある、期待のGKです。

高嶌選手について、かつて日本代表のGKとしても活躍した、
慶応大の信田憲司コーチに話を聞いてみると、
「彼の魅力はサイズです」と教えてくれました。

足立選手ほどではありませんが、
183cm 78kg という長身の守護神に対して、
練習でシュートを打つこともあるという信田コーチは、
「シュートを打とうと思っても、股の下と両腕の上しか、すき間が見えないんです。
こういうGKだと、打っても入らないなって、相手を気持ちで負けさせることができるんですよ」と、
こちらも国際大会での活躍に、大きな期待を寄せています!

「彼らの活躍がバンクーバー(オリンピック)につながっていく」
と坂井強化本部長が話した、今回のU20代表チームが、
日本のホッケーファンに、“吉報” を届けてくれることに期待しましょう!


※U20代表チームの選手たちのプロフィールは、
  日本アイスホッケー連盟のホームページにアップされている、メディアガイドをご覧ください。
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