加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2006.03.29
「アジアリーグ・エアホッケー2006」
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

コクドとクレインズが死闘を演じた、プレーオフ ・ファイナルの余韻がまだ残っている、
サントリー東伏見アイスアリーナで、
昨日、「アジアリーグ ・エアホッケー2006」が開催されました!
春名真仁選手 vs 菊地尚哉選手
今大会には、
#39菊地尚哉選手(コクド)、
#30二瓶次郎選手(クレインズ)、
#30荻野順二選手(王子)、
#61春名真仁選手(バックス)
という、国内の4チームを代表するGKが参加。
荻野順二選手 vs 二瓶次郎選手
チームメイトからの大きな声援を受けていたせいか、
4選手とも、闘争本能をむき出しにして、
アイスホッケーに勝るとも劣らない熱い戦いを、
サントリー東伏見アイスアリーナの、
リンク上で繰り広げました!

初代王者の座を懸けての決勝戦は、
くしくも、法政大学の先輩と後輩の対決となりましたが、
1点を争う接戦の末、荻野選手が、先輩の菊地選手を下して、王子製紙が優勝!

大活躍の荻野選手は、
平野克典コーチやチームメイトとともに、喜びを分かち合いました!
   先輩を下して初代王者に!  王子製紙優勝!

といったところで、今回の種明かし!

実は、「アイスホッケー選手は、エアホッケーをやっても上手なのか !?」
というテレビ番組の収録風景なのでした。

この模様は、フジテレビ系で好評放送中の人気番組、
トリビアの泉」で、後日オンエアされるとのことです。
アジアリーグ・エアホッケー2006MVP 荻野順二選手
ところで、王子に優勝をもたらせた、MVPの荻野選手は、
収録終了後に、こんな一言。

「今度は、ホッケーで頑張ります!」

来季は荻野選手に、本業のアイスホッケーでの活躍を期待しましょう!

アジアリーグ | comments(7) | trackbacks(1)
2006.03.28
MVPの大敵は !? 〜 アジアリーグ・アワード2006
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
アジアリーグ2005-2006個人表彰された選手たち
昨夜、品川プリンスホテルで、
シーズンの締めくくりとなる、
毎年恒例の「アジアリーグ ・アワード2006」が催され、
今季の各賞が発表されました。

最も活躍した選手に贈られる、注目のMVPは、
コクドの守護神 #39菊地尚哉選手が、2年連続の受賞!

今季はチームディフェンスの乱れが目立ち、
昨季に比べて、1試合あたり、約5本も多くシュートを浴びていたこともあって、
「厳しいシーズンでした」と振り返った菊地選手。

しかし、それでも安定したプレーで、コクドのゴールを守り続け、
岩崎伸一監督の口から、
「菊地のおかげで勝てた試合が、いくつもあった」
という言葉が何度も聞かれたほど。

そんな言葉に代表されるように、
レギュラーシーズンからプレーオフまで、チームを支え続けてきた、
文句なしのMVP! だといえるでしょう。

ところで、アワードでは、
日本リーグ時代から、各賞の表彰が終わって懇親会がスタートする時、
MVPに選ばれた選手に、「乾杯」の音頭をとってもらうことになっています。
汗びっしょりで「乾杯!」
もちろん今年も、MVPの菊地選手に、“大役” をお願いしたのですが、
昨年にも増して、照れに照れまくって、
乾杯前のあいさつも、しどろもどろ!

「こういうのはダメなんです」と話していたように、
汗をびっしょりかいて、チームメイトにもヤジられながら、
何とか、乾杯の音頭をとってくれました。

2年続けて、MVPを受賞するのは、
日本リーグ時代の鈴木宣夫選手(元王子製紙)と、ユール・クリス選手(コクド)に続いて3人目。

もし、菊地選手が、来季もMVPに輝けば、
日本のホッケー界では、初めての快挙となります!

しかし、大熱戦となったクレインズとのファイナルで披露した、あの落ち着いたプレーぶりを見ると、
初の3年連続MVPも、夢ではありません。

でも、もしかしたら、菊地選手の大敵は、
優勝を懸けたプレーオフの大一番よりも、アワードでの「乾杯」なのかもしれません !?

photo by TEAM KATARIBE

アジアリーグ | comments(4) | trackbacks(0)
2006.03.27
熱戦!プレーオフ !! <10> コクドV2!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

日本、韓国、中国の3ヶ国 ・9チームが参加して、
昨年の9月24日から、190試合の熱戦を繰り広げてきた「アジアリーグ」は、
昨日、サントリー東伏見アイスアリーナで行われた、ファイナル第5戦で、
コクドがクレインズを下し、2年連続2回目の優勝!
今季の全日程を終了しました。

今季のコクドは滑り出しこそ順調だったものの、シーズン中盤からケガ人が続出し、
苦しいシーズンを強いられてきただけに、
岩崎伸一監督も、鈴木貴人キャプテンも、
「今年の優勝が一番うれしいです」と話し、喜びを爆発させていました。
やったぜ! 小原大輔選手、J・パーピック選手、鈴木貴人選手優勝カップを掲げてバンザイ!




photo by
TEAM KATARIBE

肩を落とす伊藤賢吾キャプテン対して、日本リーグ時代から通じて、
これまでプレーオフでコクドと5回対戦し、いずれも悔しさを味わってきただけに、
今年こそは! の思いが強かったクレインズの選手たちは、
たった1点の差、わずか1勝の差に、無念の表情。

全ての戦いが終わったリンク上では、
勝者と敗者が、非情なまでに色分けされてしまいました…。
                                        ◆photo by 243


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【「語りべ」’s EYE】 〜陰のMVP!

応援席から響くカウントダウンがゼロとなって、
コクドの選手が、ベンチから飛び出していく!

そんな歓喜の瞬間を、たった一人で見つめていた選手がいました。
それは、#20片山和人選手です。

ホッケーの試合で、ベンチに入れるGKは2人だけ。
コクドには、#39菊地尚哉選手と、#31松本司郎選手という2人の先輩GKがいるために、
今季、片山選手がベンチ入りした試合は、わずかに3試合のみ。

なかなかベンチに入る機会に恵まれなかった片山選手ですが、
イヤな顔を全く見せずに、ミーティングに使うためのビデオ撮影係として、
いつもリンクの高い場所から、試合を見続けてきました。

昨日の試合も、サントリー東伏見アイスアリーナのバルコニースタンドで、ビデオ撮影。
そのため、他の選手たちの笑顔が、リンクの上ではじけている間も、
ビデオを片づけていたために、歓喜の輪に参加することができずじまい。

その後、ビデオだけでなく、
ベンチに放り出されていたままになっていた、ミーティング用のボードなども片づけて、
ようやくチームメイトたちのところに戻ってきた片山選手。
陰のMVP!片山和人選手
みんなと一緒に、喜びを分かち合うことはできませんでしたが、
その目は、涙で真っ赤。

そして、ファンからの「おめでとう」の言葉に、
声を詰まらせながらも、「ありがとうございます」と答え返して、
笑顔を見せていました。


ところで、笑顔といえば、片山選手はファンだけでなく、我々報道陣に対しても笑顔を見せてくれます。

「語りべ」がリンクに行くと、いつも姿を見つけてくれて、「こんにちは!」とニッコリ。
昨日も、リンクの高いところにある放送席にいた「語りべ」に、
わざわざリンクサイドから、声を掛けてくれました。

名門 ・法政大学のエースGKとしてインカレ準優勝。
さらに、ユニバシアード代表にも選ばれた実績を誇りながら、
コクドでの2年間で出場した試合は、わずかに5試合のみ。

しかし、片山選手は、
「大学に入ったばかりの時は、(4年生に)荻野さん(順二選手=王子製紙)がいたので、
なかなか試合に出られず、クサっていたこともありましたけど、
今は、こういうことも勉強になると思っています」
と話し、最後までリンクに残って、練習に汗を流しています。

それだけでなく、練習後には、栗林豊イクイップメント・マネージャー率いる、
「コクド陸上部」(栗林マネ命名)の一員として、長距離走で体を鍛え続けている一方で、
「いろいろと参考になりますよ」と、
他のGKのプレーも、しっかりチェックするなど、努力を怠ることがありません。

「語りべ」が、「おめでとう」と声を掛けた時、
「明日から、また頑張ります!」と答えてくれた片山選手。

試合出場のチャンスになかなか恵まれなくても、
イヤな顔を見せずに、いつも笑顔でチームを支え続けてきた “陰のMVP” は、
昨季まで「陸上部」の仲間で、一緒に長距離走をしていた瀬高哲雄選手(ハルラ)のように、
来季の飛躍を目指し、早くも意気込んでいます!

★本日の小ネタは…
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2006.03.26
熱戦!プレーオフ !! <9> コクド逆王手!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

クレインズが2勝1敗とリードして迎えた、プレーオフ ・ファイナル第4戦は、
昨日、サントリー東伏見アイスアリーナで行われ、
コクドが、6−4で逆転勝利!
アジアリーグ2連覇へ、逆王手をかけました。

試合開始早々の2分22秒に、
3人対5人のペナルティキリングで、先制を許してしまったコクドでしたが、
第1ピリオドの中盤から反撃開始。

11分43秒に、#11川口寛選手のスラップシュートで、同点に追いつくと、
13分56秒には、2人対1人のカウンターアタックから、
最後は、「ホントは点を取るよりも、失点しないことが役割なんですけどね」と、
試合後に、おどけていた#13佐々木圭司選手が、
ゴールネットを揺らして、逆転に成功。

さらに、第1ピリオド終盤には、
#8今洋祐選手、#40藤田キヨシ選手、#82外崎慶選手の、4thラインが、
わずか28秒間に連続ゴールをゲット!

4−1と、コクドが3点をリードして、第1ピリオドが終了しました。

「後半は、我々の戦いができた」と、
試合後に、田中俊司監督が、振り返ったように、
クレインズも、第2ピリオド以降、コクドゴールに襲い掛かりますが、
「非常に悪かった」(田中監督)という、第1ピリオドの4失点が、あまりに大きく、
追いつくことは、できませんでした。

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【「語りべ」’s EYE】 〜ラッキーボーイ登場!
コクドV2へのラッキーボーイ登場!
「短期決戦は、ラッキーボーイが出てきたチームが強い!」

ホッケーに限らず、スポーツの世界では、よくこんな言葉を耳にしますが、
王手をかけられ、追い詰められていたコクドに、
待望のラッキーボーイが登場しました。

それは、外崎選手です!

昨日の外崎選手は、1点を先制されたあとの、第1ピリオド中盤に、
コクドベンチ前から、リンクを横切る長いクロスパスを、
アタッキングゾーンのブルーラインにいた、今選手へ通して、
川口選手の同点ゴールの基点となる、アシストをマーク。

さらに、第1ピリオド17分44秒には、
アタッキングゾーンのフェイスオフから、パックを奪ってシュート。
このシュートは、GKに阻まれてしまいましたが、
リバウンドを藤田選手が決めて、外崎選手に再びアシストが記録されました。

さらに、その直後、ノーマークのチャンスを迎えると、
ハンドリングをして、左サイドからシュート。
これが、「チームに勢いを与えた」と、
試合後、岩崎伸一監督が振り返った、貴重なゴールとなって、
外崎選手は1ゴール2アシストの大活躍!

シフトチャンスが少ないにもかかわらず、
これで、第3戦のゴールと併せて、2ゴール2アシストと、
ファイナルに入ってからは、見事な働き!

この活躍に、外崎選手本人は、
「本当はいけないんでしょうけど、
レギュラーリーグでは、少しでもアピールしたいから、どうしてもゴールを狙ってしまっていたけど、
プレーオフは、いいチェックをして、チームのために貢献することを考えながら、プレーしています」
と話していたように、意外にも、フォア・ザ・チームの気持ちが、
好結果につながっているようです。

ところで、意外といえば、外崎選手が、こんなことを話してくれました。

野球選手が、ヒットが続いている時は、同じバットを使い続けたりするように、
スポーツ選手は、好調時に、ゲンをかつぐことが多いのですが、
外崎選手は、正反対で、
「むしろ、全く違うものを使うようにしています」とのこと。

21日の第3戦で、プレーオフで初めてのゴールをゲットしたのにもかかわらず、
あえて昨日の第4戦は、「新しいスティックにしました」と、
ニュースティックで試合に臨み、第3戦を上回る大活躍!

現在、楽天ゴールデンイーグルスの監督を務める、野村克也氏は、
かつてヤクルトスワローズの監督時代に、10連勝している間、
同じパンツを履き続けていたそうですが、
外崎選手には、そんな不潔な(!)ゲンかつぎは無用。

今日の第5戦に、装いも新たになって登場する外崎選手からは、
コクドを優勝に導く、ラッキーボーイの雰囲気が漂います!

★本日の小ネタは…
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2006.03.22
熱戦!プレーオフ !! <8> クレインズ二冠に王手!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

18日に開幕した、アジアリーグのプレーオフ・ファイナルは、
第1戦こそ、コクドが4−1で勝利を収めたものの、
第2戦
第3戦は、クレインズが連勝して、2勝1敗。

2年ぶり2回目のアジアリーグ制覇とともに、
全日本選手権との、シーズン二冠に王手をかけました。

ここまでの3試合は、いずれもレギュラーリーグで上位だった、
クレインズのホームリンク、釧路アイスアリーナで行われましたが、
スタンドは連日満員!

特に、昨日行われた第3戦は、
試合開始6時間前の朝8時に、旭川から駆けつけたファンが一番乗りしたのを皮切りに、
寒風が吹きつける中、続々とホッケーファンが集結!

こけら落としとなった、第31回 ・日本リーグのクレインズ−西武鉄道戦(1996年11月20日)で記録した、
リンクレコード(2687人)にこそ、わずかに及ばなかったものの、
イス席は全て埋まった上に、立見の列がリンクを一周。
実に2651人が、釧路アイスアリーナに詰め掛けました!

そのうち9割を占めたクレインズファンは、優勝への思いをスタンドで披露。

特に、ゴール裏の応援席は、
試合前から、セミファイナル以上に熱い応援を展開!

クレインズの選手たちが、リンクに姿を現すと、
クレインズカラーの黒地に、赤く「V」の人文字を浮かび上がらせた上に、
30万枚もの紙吹雪を、満員のスタンドに舞わせました。
   クレインズの応援席にはVの文字が!   フェイスオフ直前には30万枚の紙吹雪が!

試合は、そんな熱いファンの大声援を受けて、
クレインズが、第2ピリオドまでに4−1とリード。

釧路アイスアリーナには、楽勝ムードすら漂い始めましたが、
第3ピリオドに入ると、王者・コクドが、クレインズのペナルティに乗じて、反撃開始。
7分過ぎまでに3点を返して、一気に試合を振り出しに戻しました。

こうなると、試合の流れはコクド。
第3ピリオドだけで、17本ものシュートを放ち、
クレインズゴールに、次々と襲い掛かりますが、
悲願の日本一を達成した、全日本選手権の決勝戦と同じように、
クレインズが、土俵際で踏みとどまります。

「あそこで我慢できるようになったのは、成長した証拠」
田中俊司監督が、こう振り返ったように、
“一味違う” 今季のクレインズは、勝負を延長戦に持ち込むと、試合の流れは一変。
プラントのサヨナラゴールで王手!
オーバータイム8分35秒に、
ゴール前にいた#26デレク・プラント選手が、
#71桑原ライアン春男選手が放ったシュートのリバウンドを叩いて、
パワープレーゴール!
粘るコクドを5−4で振り切ったクレインズは、
今季地元最終戦を、サヨナラ勝ちで締めくくりました。


試合後のヒーローインタビューで、#3伊藤賢吾キャプテンが、
「たくさんの人たちが応援してくれたので、負けるわけにはいかなかったです。
これまで悔し涙だけしか流していないので、今年は感動して泣きます!」
と宣言すると、クレインズファンから大歓声が!

日本リーグ時代から通じて、これまで5回も、プレーオフで煮え湯を飲まされてきた、
宿敵・コクド相手に、リベンジを果たすまで、あと一つ!

第4戦は、舞台をコクドのホームリンク、サントリー東伏見アイスアリーナに移して、
25日に行われます。

every photos by BRASHEAR-KEI


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【「語りべ」’s EYE】 〜追い詰められた王者!

ディフェンディングチャンピオンのコクドが、王手をかけられてしまいました。

くしくも、ファイナルを前にして、
「クレインズのパワープレーは完成度が高い」
と話していた岩崎伸一監督の言葉が、現実のものとなってしまい、
第1戦から第3戦までの全9失点のうち、5点がクレインズのパワープレーゴール。

さらにコクドは、
第2戦で、#3山口和良選手が、シュートを足に受けてしまって、左足の親指のつけねを骨折。
第3戦でも、#40藤田キヨシ選手が、足首を痛めて途中退場と、
ケガ人続出の緊急事態!

そんな苦しい状況の中で、コクドファンの期待が集まるのは、
やはり、昨季のMVPの#39菊地尚哉選手。
第1戦で好セーブ連発!菊地尚哉選手
「たとえ勝ち星につながらなくても、高いレベルで安定している」
と岩崎監督が、全幅の信頼を寄せている守護神は、
シーズンを通じて、コクドのゴールを守り続け、
ファイナル第1戦では、好セーブを連発。
チームに白星を呼び込んで、
試合後の記者会見では、笑顔も見られました。


「クレインズと対戦する時は、強い気持ちを持たないと、やられてしまう」
自らクレインズ戦の心得を口にしていた、菊地選手。

連敗してしまったとはいえ、第2戦と、第3戦も、安定したプレーを続け、
「GKのせいで失点したシーンは、なかった」
とFMくしろで解説をしてくれた、元クレインズコーチの重野賢司さんも評価していたほど。

王者・コクドの守護神が、スーパーセーブを連発して、
追い詰められたチームを救うことができるのか !?
菊地選手のプレーに、コクドの連覇への期待が集まります!

注目の第4戦は、25日(土)17時に、
サントリー東伏見アイスアリーナで、フェイスオフ!

当初、チケットは当日券のみの予定でしたが、
19日の第2戦を終えて、1勝1敗となり、第4戦が行われることが確定したため、
遠方から観戦に来るファンの人たちのためにもと、
全国のチケットぴあで、急きょ、前売り券の販売が始まりました。

胴上げの瞬間をこの目で見よう!
と釧路から東京へ駆けつける予定の、クレインズファンの方は、
前売り券を、お買い求めになってはいかがですか?

一方、残念だけど東京まで行けない!
というファンの方のために、FMくしろでは、
第1戦、第3戦に続いて、第4戦も、完全実況生中継することが決定!

第4戦は、解説の重野さんはご一緒できず、「語りべ」一人でお届けする予定ですが、
東京まで足を運べない方は、
ぜひ、FMくしろで、熱戦の模様をお楽しみください!
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2006.03.18
「語りべ」のお仕事<7> フィギュアスケート全米選手権
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

トリノオリンピックが閉幕して、早くも半月以上が経ちました。
しかし、荒川静香選手が金メダルを手にしたこともあって、
今でも、フィギュアスケートの話題が、連日、マスコミに取り上げられています。

かく言う「語りべ」も、何を隠そう(別に内緒にしているわけではないのですが…)、
5、6年前から、フィギュアスケートの実況しているのですが、
先日も、C S放送 スポーツアイESPNのスタジオで、収録がありました。

今回の収録は、1月に、セントルイスで行われた「全米選手権」

アメリカのオリンピック代表選考会を兼ねた本大会の模様は、
トリノの熱戦が開幕する前に、既にオンエアされましたが、
今回お届けするのは、上位入賞者による、エキシビション。
オープニング収録中のひとコマ
メダルとトリノ行きの切符を争った激しい戦いとは一味違う、
華麗なる演技が披露されるとあって、
今回は特別に、1988年のカルガリーオリンピック代表で、
現在は、テレビのコメンテーターとしても活躍中の、
プロフィギュアスケーター 八木沼純子 さんを、
スタジオにお招きしました!


実は、これまた何を隠そう(これも内緒にしているわけじゃありませんが…)、
解説者の方と一緒に、フィギュアスケートの実況をするのは、今回が初めて!

というのも、これまでの放送は、現地の実況と解説のコメントを翻訳した原稿を、
「語りべ」がリライトして、スタジオで収録するという、ナレーション実況スタイル。
そんなこともあって、恥ずかしながら、
フィギュアスケートについて、あまり詳しくないのです…。

しかし、今回は、担当の大野諭史ディレクターの “英断” によって、
演技をじっくり楽しみたい人は、副音声で見てもらうことにして、
日本語の主音声では、

・エキシビジョンの演技の内容は、いつ考えるの?
・振りつけは、どうやって決めるの?
・シーズン中に、曲を変える選手がいるけれど、大丈夫なの?

などなど…、選手を紹介しながら、
「語りべ」が、次々と、「?」と思ったことを問い掛けていきました。

一方の八木沼さんも、
演技中は、ほとんど何もしゃべらないように!
という最近の中継スタイルに反旗を翻すような(?)、番組のスタイルに、
「これを見られて、解説者失格って言われたら、どうしよう(笑)」
と言いながらも、分かりやすく解説してくれました。

もちろん現地で取材をされた、八木沼さんのトリノ情報も満載です。

フィギュアスケートの熱心なファンの方も、
観戦歴がまだ浅い、ビギナーの方も、ぜひ、ご覧ください!

「フィギュアスケート」2006全米選手権エキシビション
放送時間:3月19日(日) 19時 〜
       3月24日(金) 17時 〜
       3月26日(日) 19時 〜
       3月31日(金) 22時 〜

photo by SATOSHI OHNO


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2006.03.17
熱戦!プレーオフ !! <7> いよいよファイナル開幕!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

いよいよ、明日、釧路アイスアリーナで、
今季のチャンピオンを決める、アジアリーグのプレーオフ ・ファイナルが開幕します。

ファイナルに勝ち上がってきたのは、昨季に続いて、クレインズとコクドの両チーム。

昨季のMVP コクド#39菊地尚哉選手昨季のファイナルを含めて、日本リーグ時代から数えると、
既に、プレーオフで、5回顔を合わせている両チームですが、
これまでの対戦は、全てコクドが勝利!

  〜昨季のファイナルで、クレインズ相手に好セーブを連発し、
  見事にMVPに輝いた、コクド#39菊地尚哉選手〜

  ◆photo by243

今季のアシスト&ポイント王 クレインズ#26デレク・プラント選手しかし、今季の対戦を振り返ると、
レギュラーリーグでは4勝1敗1分。
さらに、今月、札幌で行われた全日本選手権の準決勝では、サヨナラ勝ちと、
クレインズが圧倒!

       〜今季のコクド戦では、全試合でポイントをマークして、
       アシスト&ポイント王に輝いた、クレインズ#26デレク・プラント選手〜


日本リーグ時代の4季前のセミ・ファイナルでは、
実に、2ndオーバータイム8分6秒。
試合時間にして、88分6秒に及ぶ死闘を繰り広げたこともあるだけに、
今季のファイナルも、激しい戦いとなりそうです!

熱戦が期待される両チームの頂上決戦ですが、
クレインズや、釧路のホッケー情報をオンエア中の FMくしろ で、
ファイナルの第1戦と、第3戦を完全実況生中継

すっかりお馴染みとなった場内FMではなく、
アイスホッケーが、ラジオで生中継されるのは、
長野オリンピックで2試合放送されて以来、8年ぶり!

しかも、釧路シリーズのヒーローインタビューを担当している、阿部由香さんによれば、
「開局以来、初めてのスポーツ中継!」とのこと。

解説の重野賢司さんとともに、熱く! 楽しく! 分かりやすく!
アジアリーグの頂上決戦を、お届けしたいと思いますので、
試合当日、釧路エリアにいらっしゃる方は、ぜひお聞きください!

「日本製紙PRESENTS がんばれクレインズ! 夢を勝ち取れ!」
第1戦 18日(土)15:50〜
第3戦 21日(火)13:50〜 
FMくしろ(76.1MHz)で、完全実況生中継!
〜第2戦は、レギュラー番組内で、随時、途中経過が放送されます〜
アジアリーグ | comments(3) | trackbacks(0)
2006.03.15
熱戦!プレーオフ !! <6> ハルラ−コクド第4戦
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨夜、サントリー東伏見アイスアリーナで行われた、
ハルラ−コクドのプレーオフ ・セミファイナル第4戦は、5−1でコクドが勝利。
シリーズを3勝1敗として、クレインズの待つファイナルへとコマを進めました。

勝負が決まったのは、第2ピリオドも、残りわずかとなった頃。

2点を追うハルラは、ゴール前にいた#96ソン・ドンファン選手がシュート。
レギュラーリーグ得点王のスティックから放たれたパックは、
コクドのゴールネットを、突き抜けていったようにも見えましたが…

ルール上では、例えシュートを打たれてしまったチームが、パックをキープしていたとしても、
ゴールの確認のために、ホイッスルを吹いて、試合を止めることは可能ですが、
ジョン・バーナード レフェリーは、そのまま試合を続行。

反撃弾が決まったと信じて、喜んでいたハルラの選手たちを尻目に、コクドはプレーを続け、
#3山口和良選手から、#8今洋祐選手へと渡ったパックは、ハルラのゴールの中へ。

当然、ハルラは激しく抗議。
しかし、レフェリー、ゴールジャッジともに、ノーゴールと判断したため、
コクドに3点目が加わりました。
試合は長時間中断
その後、バーナード レフェリーが試合再開を促しましたが、
ハルラは抗議を続行。
それに対して、ゲーム遅延のペナルティが2回課せられましたが、
それでも、納得のいかないハルラは、
レフェリーや、スーパーバイザー(試合の最高責任者)に、
見解を求め続けたため、試合は長時間中断。

最後は、この試合のスーパーバイザーを務めた、清野勝氏の判断で、
第2ピリオドを56秒残して、一旦、試合を中断し、製氷作業に。

一時は、試合放棄か !? という雰囲気さえあったハルラでしたが、
説得に応じ、製氷作業終了後に、再びリンクに登場。
第2ピリオド19分4秒から、試合が再開されましたが、
残念ながら、ハルラの選手たちには、もう反撃意欲が残っていませんでした。

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【「語りべ」’s EYE】 〜「最高のステージ」を!

韓国には、徴兵制度があります。

国に多大な功績を残したり、健康面での問題があるなどの特殊な場合を除いて、
一般成人男子には、約2年あまりの兵役義務が課せられているのだそうです。

ハルラの選手を見てみると、
軍隊にホッケーチームがあった時代に兵役を終えた、#31キム・ソンベ選手や、
兵役を満了して、今季からチームに戻ってきた、#30パク・ジュンス選手らがいる一方で、
まだ兵役を終えていない選手も数人残っていて、
ソン・ドンファン選手も、その中の一人。

数年前から、兵役義務の時期について、思い悩んでいたソン・ドンファン選手は、
ついに、今季を “区切りの年” にすることを決意。

それだけに、ホッケー人生をかけて臨んだ今季は、
その意気込みが数字にも表れて、
レギュラーリーグで31ゴールをマークし、得点王のタイトルを獲得。
そんなソン・ドンファン選手の活躍もあって、ハルラはプレーオフ進出を果たしました。

「プレーオフは勝つことが大事」と言って臨んだ、コクドとのセミファイナル。

第3戦ではゲームキャプテンを務めたソン・ドンファン選手ソン・ドンファン選手は、
先日の記事でもお伝えしたように、第2戦で決勝ゴール!
普段はシャイな性格の彼には珍しく、
ド派手なガッツポーズを見せたかと思えば、
翌日の第3戦では、
足を負傷して欠場した#24パク・ソンミン選手に代わって、
ゲームキャプテンを務め、リーダーシップを発揮するなど、
このプレーオフへの強い思いが、ひしひしと伝わってきました。

そして、迎えた昨夜の第4戦。

1点差に詰め寄るゴールを決めた! と信じて疑わなかったソン・ドンファン選手は、
腕を高々と上げて、反撃開始をアピール。

しかし判定は、無常にも、「ノーゴール」

必死に抗議を続けるオタカー・ヴェイヴォダ ヘッドコーチを見つめる、ソン・ドンファン選手の目は、
悔し涙で、真っ赤になっていました。

第3ピリオド終盤に、完封負けを阻止する意地のゴールを決めたものの、
試合後のソン・ドンファン選手は、険しい表情で、口を真一文字に結んだまま。

こうして、彼のホッケー人生をかけた “区切りの年” は、幕を下ろしました。

今月下旬には、チームを離れる予定のソン・ドンファン選手。

入隊せずに、役所などの補助業務を担当する、公益業務に就く可能性もあるそうですが、
それでも、これまでのような練習をすることが、できなくなってしまうため、
韓国のスポーツ界では、そのまま現役生活にピリオドを打ってしまう選手も、少なくないのだとか。

もし、ソン・ドンファン選手が、このままスティックを置くことになったとしたら、
これから先、彼が自らのホッケーキャリアを振り返った時、
昨夜の試合のことを、どのように思うのでしょうか…

いつの日か、「(バンクーバー カナックス時代の)パベル・プレに憧れてつけた」という背番号96が、
そして、フィアンセと一緒に、幸せそうに微笑んでいた彼の笑顔が、
また、リンクに戻ってくることを、待ち続けたいと思います。
                いつの日か、またこのスマイルを!

「最高のディナーを楽しむためには、お客様の力も必要です」

これは、11年前にオンエアされ、人気脚本家の三谷幸喜氏のシナリオと、
個性派揃いの出演者で話題となったドラマ、「王様のレストラン」の中に出てきたセリフ。

日本とフランスの経済会議が決裂し、
晩餐会のため訪れたレストランで、
次々とサーブされる料理にも、全く手をつけずにいた両国の代表者たちに対して、
松本幸四郎氏が演じた、ギャルソンの千石武が言ったものです。
(このドラマを知らない皆さん、ゴメンナサイ)

実は、昨夜の試合後、「語りべ」は、ふと、このセリフを思い出しました。

つまり、両チームの選手たちに、
これぞプレーオフ! と、誰もが納得するような試合を演じてもらうためには、
試合を運営する立場にいる人たちは、もちろんのこと、
ファンの皆さんや、我々マスコミも含めた試合に携わる全ての人間が、
「最高のステージ」を、用意しなくてはならないということです。

ゴールか !? ノーゴールか !?
というジャッジに関しての声を、試合後、ずい分と耳にしましたが、
何よりもそれ以前に、

・両チームのスターターが登場して、緊張感も高まり、さぁフェイスオフ! という時になって、
 リンクに長い亀裂が入っているとの選手からのアピールがあり、
 試合開始が10分も遅れてしまったこと。

・第2ピリオド終盤の、問題となってしまった場面で、
 ソン・ドンファン選手がシュートを放つよりも前に、
 既に、ゴールネットが切れてしまっていて、バックがすり抜けていく可能性が発生していたこと。

・そんな状況であるにもかかわらず、バーナード レフェリーは、ゴールネットの補修をしないまま、
 ハルラの選手をポジションにつかせて、試合を再開させようとしたこと。

・そして、長い中断の間、
 スタンドのお客さんが、ほとんど放っておかれたままに、なってしまっていたこと。

これらのことは、昨夜、起こってしまった紛れもない事実。

それだけに、昨夜の試合が、
「最高のステージ」で行われたとは言い難いことが、とても残念です。

そして、第1戦から第3戦までの舞台となった、アニャン アイスアリーナが、
ハルラのスタッフの皆さんや、韓国のファンの人たちの手によって、
「最高のステージ」となっていただけに、
ホッケーを取材させてもらっている、日本人プレスの端くれとして、
とても恥ずかしい思いに駆られてなりません。

「レフェリー委員長などからも話を聞いて、
こういうことが起こらないように、ファイナルへ向けて準備したい」

試合後の記者会見でこう語った、スーパーバイザーの清野勝氏の言葉どおり、
18日に開幕するファイナルが、
アジアのチャンピオンを決めるのにふさわしい、
「最高のステージ」の中で行われることを、望みたいと思います。

試合を楽しみにしているファンの皆さんと、
その声援を背に戦う、両チームの選手たちのために−

そして、敗れ去った選手たちのために−

every play scene photos by YONSU

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2006.03.12
熱戦!プレーオフ !! <5> ハルラ−コクド第2戦&第3戦
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

コクドが先勝した、ハルラ−コクドのセミファイナルは、
この週末、アニャンアイスアリーナで、第2戦第3戦が行われました。

昨日行われた第2戦は、立ち上がりからハルラがパックを支配。
第1ピリオドこそ、コクドのGK#39菊地尚哉選手の好セーブの前に、得点できませんでしたが、
第2ピリオド中盤に入ると、#37ズデネク・ネドベド選手と、
#89キム・ハンソン選手の連続ゴールが飛び出して、2点を先制。

ゴールをゲット! 喜ぶハルラの選手たちその後、#75ユール・クリス選手の2ゴールで、
同点に追いつかれてしまいましたが、
第3ピリオド16分17秒に、Z・ネドベド選手のリバウンドを、
ゴール前にいた、レギュラーリーグ得点王の#96ソン・ドンファン選手が叩いて、
値千金の勝ち越しゴールをゲット!

さらに19分47秒には、
キム・ハンソン選手のエンプティネットゴールも飛び出したハルラが、
4−2でコクドを下しました。

第2戦のヒーロー ソン・ドンファン選手決勝ゴールをゲットした、ソン・ドンファン選手は、
「プレーオフに入って、なかなかゴールが決まらなかったので、
少し焦っていたけど、これでいけると思います。
次の試合を勝てば、東伏見で有利に戦えるので、第3戦も勝ちたいです」
と静かに闘志を燃やしていたのですが…

今日行われた第3戦は、コクドの前に2−8で完敗。

ソン・ドンファン選手の意気込みとは裏腹に、ハルラは王手をかけられて、
14日にサントリー東伏見アイスアリーナで行われる、第4戦に臨むこととなりました。

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【「語りべ」’s EYE】 〜オタさんの手腕に注目!
オタカー・ヴェイヴォダ ヘッドコーチ
かつて「万年最下位」と呼ばれていた、日光バックスの前身 古河電工を、
日本リーグで4位(当時は6チーム参加)にまで導いた手腕を高く評価され、
今季からハルラに招かれた、オタカー・ヴェイヴォダ ヘッドコーチ。

1998年に日本を離れたあとは、祖国のチェコでコーチをしていましたが、
今でも、日光で暮らした5年間で覚えた、上手な日本語は健在で、
コクドを下した第2戦終了後は、日本語でジョークを連発したほど。

氷上ベースボール?そんなヴェイヴォダ ヘッドコーチのユーモアは、
ハルラの練習の中でも随所に見られます。
完封負けを喫した第1戦の翌日の練習では、
全体練習を早く切り上げ、自由練習の時間を長めに設定すると、
突然、数人の選手を集めて、「野球の練習をしましょう」と、
スティックをバットに、パックをボールに見立てて、
氷上野球大会のプレーボール!

もちろん、ユーモアだけのコーチではありません。
11月から、チームの陣頭指揮を執るようになるや否や、
ハルラが急上昇したことでも分かるように、
その卓越したコーチ理論は、
「さすがにホッケー先進国・チェコ エクストラリーグ(トップリーグ)のコーチ経験者!」だと、
韓国のホッケー界でも、一目置かれている存在。

攻守の要となっている、第1セットのC F#43パトリック・マルティネツ選手に至っては、
「(ヴェイヴォダ ヘッドコーチが)このままハルラを教え続ければ、
2、3年で、チームはもっと大きく成長するに違いない」
と公言するほどに、全幅の信頼を置いています。

古河時代は、コーチとしての手腕の高さと、ユーモアあふれる性格から、
「オタさん」と呼ばれて親しまれていた、ヴェイヴォダ ヘッドコーチ。

万年最下位と呼ばれていたチームを、レベルアップさせたように、
王手をかけられたハルラを、逆転でファイナルへと導くことができるのか !?
“オタさん” の手腕に注目です!
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2006.03.10
熱戦!プレーオフ !! <4> ハルラ−コクド第1戦
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨夜、釧路と韓国のアニャンで、
アジアリーグのプレーオフ・セミファイナルが開幕!

アジアリーグ初の日韓プレーオフバトルアニャンアイスアリーナでは、
アジアリーグ発足以来初めての “日韓プレーオフ・バトル” となった、
ハルラ−コクドの第1戦が行われましたが、
コクドが、4−0のスコアで先勝!

初のプレーオフ出場を果たしたハルラは、
残念ながら、地元のファンを喜ばせることができませんでした。

「ずっと試合をしていないから、立ち上がりが少し心配です」
そんなオタカー・ヴェイボダ ヘッドコーチの言葉が、現実のものとなってしまい、
ハルラは開始早々から、コクドに得点を許してしまいます。

「状態がいいので、もっとアイスタイムを与えたかった」(若林クリスコーチ)と
#40藤田キヨシ選手、#75ユール・クリス選手とのラインに起用された、#16小原大輔選手に、
わずか44秒に、バックハンドシュートを決められてしまうと、
2分28秒には、#18鈴木貴人選手にもゴールを割られてしまい、0−2。

しかし、このままズルズルといかないのが、現在のハルラ。
コクドがペナルティを連発したのに乗じて、体勢を立て直すと、
第1ピリオド中盤以降は、完全にハルラペース。

コクドを、はるかに上回る数のシュートを次々と浴びせて、反撃をもくろみますが、
GK#39菊地尚哉選手の好セーブの前に、なかなか得点することができません。

「攻められることが多かった時間帯を、しのげたのが大きかった」
と試合後に、コクドの岩崎伸一監督が話していたように、
守勢に回りながらも、ハルラに得点を許さなかったコクドは、
第2ピリオドの終盤と、第3ピリオド序盤に、
#33ジョエル・パーピック選手が、ゴールネットを揺らして、試合を決めました。

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【「語りべ」’s EYE】 〜初めてのプレーオフ

初めてのプレーオフを戦ったハルラでしたが、
初戦は、完封負けを喫してしまいました。

レギュラーリーグ2位の座を勝ち取ったものの、
シードされてファーストラウンドを戦わなかったため、
ハルラにとっては、この日の第1戦が、実に5週間ぶりの実戦。

ファーストラウンドと、全日本選手権を戦ったコクドと、
練習試合も組めず、チーム内の紅白戦だけしか行えなかったハルラとの試合感の差が、
立ち上がりの明暗を分けてしまいました。

とはいうものの、ヴェイヴォダ ヘッドコーチが、
「ウチは悪くなかった。パワープレーのコンビネーションも良かった」と
内容には、合格点をつけていただけに、第2戦以降が楽しみです。

ところで、楽しみといえば、アニャンアイスアリーナのショーアップも、
初めてのプレーオフを彩るのにふさわしく、まさに盛りだくさんでした!

「(レギュラーリーグの時よりも)少しだけ増えました」と、
ヤン・スンジュンGMは、試合前に、控えめに話していましたが、
以前の記事でもお伝えした、レギュラーリーグのショーアップよりも、
少しだけではなく、はるかにパワーアップ!

プレゼントがあったり、華やかなチアガールのショーがあったりするなどして、
決して、ファンを飽きさせません。
            OXクイズの勝者は、ルーレットでプレゼントをゲット
選手も参加してファンサービスプレゼントチアガールによる華やかなショータイム

そんな数多くのショーアップの中で、スタンドを特に沸かせていたのは、
オープニングのライティングショーと、インターミッションのミニライブ。
ライティングショーの中、選手が登場
以前、霧降アイスアリーナで行われていたライティングショーを、
実際に観戦したこともある、ヤン・スンジュンGMのアイディアで、
既に昨季から、アニャンでも何度か行われていますが、
この日は、何といっても初めてのプレーオフ!

好調ハルラへの期待感が高まっていただけに、
スタンドの盛り上がり方は、ハンパではありませんでした!

一方、第1ピリオドと、第2ピリオド終了後のインターミッションには、
リンク上で、ミニライブが行われました。
EZ Lifeのミニライブ
ミニライブに登場したのは、男性ヴォーカル二人組のユニット、E Z−Life 。
まだデビューしたばかりなのだそうですが、
おしゃれなプロモーションビデオをキッカケに、只今、人気急上昇中!
制服姿でスタンドに詰め掛けた女子高校生たちから、
大きな声援を浴びていました。

ちなみに、E Z−Life のメンバーの一人が、
ハルラのキム・セイル団長の息子さんという縁で、
今回、初めてミニライブを行ったとのことですが、
これから、もっと人気がアップしていきそうだと、韓国では注目度抜群です!

試合の前から、NHLのリンクにも負けないほどの、
ワクワク感が漂っていた、アニャンアイスアリーナ。

初のプレーオフとなった昨夜の試合で、残念ながら、チームは敗れてしまいましたが、
ハルラのスタッフの皆さんの、アイディアと努力の甲斐あって、
ファンサービスは、まさに “会心の勝利” でした!

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