加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2006.05.31
二人へのエール
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

アジアリーグ ・ジャパンオフィスからのリリースによると、
バックスの 松田圭介 選手(写真左)が、コクドに。
同じく、飯村喜則 選手(写真右)が、日本製紙クレインズへ。
「国内加盟チームによる選手移籍の取り扱い(ガイドライン)に乗っ取って、
移籍することを承認した」との発表がありました。

クレインズへ移籍する飯村喜則選手コクドへ移籍する松田圭介選手ともに大学時代は、チームのキャプテンとして活躍。
しかし、企業チームから採用の声は掛からず、
トップリーグでプレーする夢をあきらめて、
一般就職を考えていた時もあったそうです。

そんな二人の今回の移籍は、この2年間の頑張りが、
高く評価された証しだと言えるでしょう
色々と悩んだ末の今回の決断…。

松田選手と飯村選手には、
これまで応援してくれたバックスファンのためにも、
来季は、新天地で頑張って欲しいですね!
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2006.05.29
続 ・氷上のボス
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのプレーオフは、いよいよ大詰めに差し掛かっています。

昨日(現地27日)行われた、ウエスタンカンファレンスのファイナル第5戦は、
エドモントン オイラーズが、アナハイム マイティダックスに逆転勝利!
スタンレーカップを懸けたファイナルへと、コマを進めました。

前回の記事でも紹介したように、
いきなり3連敗を喫してしまったマイティダックスの ランディ ・カーライル ヘッドコーチは、
歴代2位となるプレーオフ無失点記録を打ち立てた、
GKの イリヤ ・ブリズガロフ 選手に代わって、
ジャン ・セバスチャン ・ジゲール 選手を、約1ヶ月ぶりに、第4戦で先発起用。

これが見事に当たって、シリーズ初勝利を挙げたマイティダックスは、
続く第5戦でも、ジゲール選手が先発し、
25本のシュートを2失点に抑える活躍を見せましたが、
オフェンスが振るわずに、1−2と惜敗。

“氷上のボス” と呼ぶにふさわしいほど、重要なポジションであるGKをチェンジさせた、
カーライル ヘッドコーチの思い切った采配も、
オイラーズに傾いたシリーズの流れを、変えることはできませんでした。

一方、今日(現地28日)に行われた、
イースタンカンファレンスのファイナル第5戦では、
もっと思い切った采配が、見られました。

前の試合で、こちらも約1ヶ月ぶりに マーティン ・ガーバー 選手を先発させた、
カロライナ ハリケーンズの ピーター ・ラビオレット ヘッドコーチは、
完封勝利を演じ、シリーズを2勝2敗のタイに戻した立役者のガーバー選手を、
今日の第5戦でも先発に起用。

しかし、第2ピリオドの序盤までに、1−3とリードを許してしまったところで、
スパッと、GKをチェンジ!

ファーストラウンドからメインマスクを務めてきた、
ルーキーの キャム ・ウォード 選手に、再びマスクを被らせました。

するとハリケーンズは、すぐさま2連続パワーゴールで同点に追いつき、3−3。
第3ピリオドに入ると、バッファロー セイバーズが主導権を握り返しますが、
ウォード選手が好セーブを連発。

その後、試合はオーバータイムへと、もつれ込みますが、
8分46秒に、コリー ・スティルマン 選手が、サヨナラゴールをゲット!

バッファロー セイバーズに2点をリードされたところで、“氷上のボス” をチェンジさせた、
ラビオレット ヘッドコーチの思い切った采配が効を奏して、
ハリケーンズは、3勝2敗と王手をかけました!

ところで、この試合の結果を知って、「語りべ」が思い出したのが、
13シーズン前に苫小牧で行われた、日本リーグの王子−コクド戦。

この年、文句なしのMVPに輝いたほどの安定感を誇っていた 岩崎伸一 選手(現監督)が、
この試合では、珍しく大量失点を喫してしまい、
第1ピリオドを終えて、王子が4−1と大きくリード。
菊谷秀人選手
ここで、当時コクドを率いていた 若林仁 監督は、
第2ピリオドから、GKを 菊谷秀人 選手にスイッチ。

菊谷選手は、約1ヶ月半ぶりの試合出場ながら、
好セーブで王子に傾いた流れを止めると、
第2ピリオド以降、コクドは4点を奪って、5−4と逆転勝ちを収めました。

このように、ホッケーの試合では、
時として、GKの起用が大きく流れを変えることがあります。

ここまで全試合 ライアン ・ミラー 選手にゴールを託している、
セイバーズの リンディ ・ラフ ヘッドコーチに対して、
巧みなGKの使い分けを見せている、ハリケーンズのラビオレット ヘッドコーチ。

“氷上のボス” の起用をめぐる二人の采配が、
このシリーズのクライマックスでも、勝敗を左右することになるかもしれません!

尚、今週金曜日27時(3日午前3時〜 注 ・いつもより2時間遅くなるそうです!)オンエアの、
J SPORTS ESPNの「NHLアイスホッケー」では、
イースタンカンファレンス ・ファイナル第7戦を、お届けする予定です。

オイラーズが待つ、スタンレーカップ ・ファイナルへの出場権を手にするのは、
ハリケーンズか !? セイバーズか !?

どうぞ、ご期待ください!

photo by 243

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2006.05.28
氷上のボス
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

試合中は、自分が氷上のボスだと思っています

日本人初のNHLプレーヤーを目指しての挑戦が続いている 福藤豊 選手は、
自らのポジションであるGKのことを、こんな風に話していたことがありました。

「試合の全体を見渡せるポジションだし、自分の出来によって勝敗が左右されるから」
という福藤選手の言葉どおり、
ホッケーの試合では、GKの良し悪しで試合が決まることも、珍しくはありません。

先日、スウェーデンの優勝で幕を閉じた 世界選手権 で、
メディアが選ぶベストGKに輝いた アンドレイ ・メジン 選手は、
ベラルーシのゴールを一人で守り切りましたが、
今大会のシュートブロック率は、ナント、94.14%!

「90%以上なら合格点」と言われている中、驚異的な成績を残したメジン選手の活躍で、
前評判が高くなかったベラルーシが、
スロバキアやスイスを破って、決勝トーナメントに進出!

このように、大事な試合になればなるほど、“氷上のボス” の働きが、カギを握るようです。

激しい戦いが続いているNHLのプレーオフに目を転じると、
ここまで勝ち残っている4チームの、メインGKのシュートブロック率は、
いずれも90%を大きく上回っています。

文字どおり、ここまで “氷上のボス” として、それぞれのチームを勝利に導いていますが、
ここへ来て、その座に変化のあったチームが!

一昨日(現地25日)行われた ウエスタンカンファレンスのファイナル第4戦 で、
エドモントン オイラーズに3連敗を喫した、
アナハイム マイティダックスの ランディ ・カーライル ヘッドコーチが、
3年前にプレーオフMVPに輝いた ジャン ・セバスチャン ・ジゲール 選手を、
約1ヶ月ぶりに先発起用。

先日の記事でも紹介したように、
NHLのプレーオフ史上2番目となる無失点記録を続けた イリヤ ・ブリズガロフ 選手の前に、
なかなか出番が回ってこなかったジケール選手でしたが、
ブランクを感じさせないプレーで、あとのないチームに白星を呼び込みました。

一方、昨日(現地26日)行われた、イースタンカンファレンスのファイナル第4戦 でも、
1勝2敗とリードされた、カロライナ ハリケーンズの ピーター ・ラビオレット ヘッドコーチが、
先発GKをチェンジ。

というのも、J SPORTS ESPNの「NHLアイスホッケー」で、先日お届けしたように、
ルーキーながら、これまで好セーブを続けてきた キャム ・ウォード 選手が、
第3戦では、第2ピリオド中盤までに、まさかの4失点。

すると、ラビオレット ヘッドコーチは、
トリノオリンピック スイス代表のGK マーティン ・ガーバー 選手にスイッチ。

途中出場のガーバー選手は、バッファロー セイバーズに得点を許しませんでしたが、
味方の反撃が、あと1点及ばなかったため、チームは惜敗。

しかし、解説のジェイムス ・イエローリーズさんが、
「彼の好セーブによって、チームが(反撃へ向けて)動いていたので、
自分がヘッドコーチだったら、次の試合はガーバー選手を先発させる」
と話していたように、第4戦はガーバー選手が先発。

こちらも約1ヶ月ぶりの先発ながら、
敗れると王手をかけられてしまう大事な試合で、起用に応えて、見事にシャットアウト!
シリーズを2勝2敗のタイに戻しました。

大事なゴールを守る“氷上のボス”は誰?マイティダックスも、ハリケーンズも、
ヘッドコーチのGK起用策が、ズバリと当たりましたが、
果たして、このあとの試合では、
どんな起用をしてくるのでしょうか?

前の試合で勝利の立役者となったGKを使い続けるのか !?
それとも、今季のプレーオフで、
躍進の立役者となってきたGKを、再び先発させるのか !?

大事なゴールを任せる “氷上のボス” に、誰を指名するのかが、
スタンレーカップを勝ち取るための、キーポイントになりそうです。

★本日の小ネタは…
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2006.05.27
「ICE MAN」 本日オープン!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

既に、「日光バックス選手会ホームページ」の選手会日記(5月20日分)で、
本人からのインフォメーションがありましたが、
伊勢泰選手がオーナーを務めるお店が、
一昨日、昨日のプレオープンを経て、いよいよ本日オープンします!

ICE MANお店の名前は、ICE MAN

「みんなが集まる場所が欲しい」
と前々から、ずっと思っていたという伊勢選手ですが、
ついに、念願がかなうことになりました!
「語りべ」は、以前、霧降アイスアリーナでの練習が終わったあと、
伊勢選手を含めた、バックスの選手数人の取材をするために、
みんなで、焼肉屋に行ったことがあります。

というのも、練習が終わって、一人ずつ取材をする間、
お腹が空いている他の選手たちを、待たせてしまっては申し訳ないので、
食事をしながら、順番に話を聞こうと思ったからです。

その席で、伊勢選手が「語りべ」の質問に丁寧に答えてくれながらも、
「ちゃんと食べてるか?」 などと、
自分の食事をそっちのけにしてでも、後輩選手への気配りを忘れない姿を目の当たりにして、
「これだけしっかりと気配りできるのなら、引退後は、お店でもやればいいんじゃないかな?」
と取材をしながら、思ったことがありました。
(実は、ただの “焼肉奉行” だっただけ !?)

そんな「語りべ」の勝手な思いを知ってか知らずか(?)、
伊勢選手は、引退するよりも前に、お店をオープン!

念願かなって、お店をオープンさせた伊勢泰選手残念ながら「語りべ」は、招待してもらいながら、時間の都合がつかず、
プレオープンには足を運べなかったのですが、
(泰くんゴメンナサイ!)
噂によると、居心地のいい、お洒落なBARだとか。

「いろいろ回って、お店の場所を探しましたよ」と話していたように、
宇都宮の繁華街にあるので、栃木県内に住んでいらっしゃる方は、
早速、足を運んでみては、いかがですか?

「もちろん来季も、選手として頑張りますよ!」
と笑っていたように、あくまでも “本業優先” なので、
シーズン中は、お店に顔を出すのは難しくなってしまうでしょうが、
来季は日光での試合のあとに、
「IC E MAN」でホッケーの話をしながら、おいしいお酒を飲むのも、いいかもしれませんね!

ICE MAN
宇都宮市二荒町1−14 イシイビル4F  TEL:028−633−0245

photo by 243

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2006.05.23
気になる二人
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ラトビアを舞台に、今月5日から熱戦が続いていた「世界選手権」は、
一昨日の決勝戦をもって、全日程が終了しました。

1998年のスイス大会以来、
実に、8年ぶりの世界一に輝いたスウェーデンは、
これでトリノオリンピックと併せて、“二冠” 達成!

かつてオリンピックと世界選手権を兼ねて行われていた時代を除くと、
史上初めてとなる快挙に、スウェーデンの選手たちは大喜び!

なかでも、オリンピックに続いて、今大会でも決勝戦でゴールをゲットした、
MVPの 二クラス ・クロンウォール 選手や、
若きポイントゲッターの ヘンリク ・ゼッターバーグ 選手など7選手は、
2つの金メダルを手にしただけに、最高のオフを迎えることができそうです。

一方、スウェーデンとは対照的に、
悔しいオフを迎えることになってしまったのが、チェコの選手たち。

オリンピックの準決勝で完敗を喫したリベンジを果たそうと、決勝に臨みましたが、
またしてもスウェーデンの壁に阻まれて、0−4で完封負け。
昨年のオーストリア大会に続く2連覇は、なりませんでした。

そんなチェコチームの中に、
実は、「語りべ」が注目していた二人の選手がいました。
それは、ミラン ・フニリチカ 選手と、デビッド ・ビボルニー 選手。

チェコの守護神として、全試合でマスクを被ったフニリチカ選手は、
第2ピリオド途中までに、5点を失ってKOされてしまった、
オリンピック準決勝の汚名返上を期して、決勝戦で先発しましたが、
スウェーデン相手に4失点。

ビボルニー選手も、ヤロミール ・ヤーガー 選手や、マーティン ・ストラカ 選手など、
オリンピックで活躍したポイントゲッターが、今大会に参加しなかった分を補って、
チームトップのポイントをマークしましたが、
決勝戦では、スウェーデンのGK ヨハン ・ホルムクビスト 選手の前に、
いいところがありませんでした。

ところで、この二人に、なぜ「語りべ」が注目していたかというと、
実は、一緒に買物をしたことがあるからなのです!

というのも、この二人は、
1998年の夏に、札幌で行われた「スーパーサマーエキジビション」という大会に、
チェコの強豪チーム ・スパルタプラハの一員として来日。

大会期間中に、4〜5人のグループに分かれて、ショッピングに行くことになった時、
大会のスタッフが、選手たちの案内役として同行したのですが、
リンクアナウンサーをしていた「語りべ」がエスコートした、
“「語りべ」班ご一行様” の中に、この二人がいたのです。

真っ先に電気店に向かったフニリチカ選手は、
ビデオカメラを、あれこれ手に取りながら、
「SONYは有名だけど、機能もナンバーワンなのか?」
「英語のマニュアルは、どうやったら手に入るんだ?」
「ズームスピードが一番早いのはどれだ?」 などなど、
次から次へと質問をした上に、悩みに悩んだ末、結局、買わずじまい。

人懐っこい笑顔と、気さくに話しかけてくる普段の陽気な性格とは正反対に、
ショッピング中のフニリチカ選手は、慎重派だったのが、とても印象的でした。
デビッド・ビボルニー選手
一方のビボルニー選手は、
NHLのエドモントン オイラーズから、ドラフト2位指名を受け、
23歳(当時)ながら、既にチェコでは、
数多くのホッケーカードが発売されていたほどの人気選手。

しかし、そんなビボルニー選手も、
買ったばかりの腕時計を、早速チームメイトに自慢していた時の表情が、
まるで子供のようだったのが、こちらも印象的に残っています。

そんな光景を目にして以来、
「語りべ」は、オリンピックや世界選手権で、チェコのニュースを目にする度に、
「この二人の名前はないかな?」と、ついつい探してしまうようになりました。

その後、アトランタ スラッシャーズなどで活躍したのち、
昨季から、再びチェコに戻って、プレーを続けているフニリチカ選手。

今季、コロンバス ブルージャケッツで、チームのポイント王となった活躍が評価され、
今大会の直前に、2年間の契約延長を済ませたビボルニー選手。

プレーをする場は違っても、
気になる二人が、来季はどんな活躍をしてくれるのか、期待せずにはいられません。

★本日の小ネタは…
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2006.05.20
ホッケータウン日光
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

現在「世界選手権」が開催されているラトビアで、
国際アイスホッケー連盟の年次総会が行われ、
来季の各世界選手権の開催地が決まりました。

その席で、今季はオリンピックシーズンのため行われなかった、
「女子世界選手権ディビジョン1」の開催地が、日光に決定!

日本アイスホッケー連盟からのリリースによると、
「 “世界遺産と自然と伝統” を誇りながら、
“ホッケータウン” であることを、映像やパンフレットを使って積極的にアピールした」
ことが評価され、開催地に選ばれたのだそうです。

日本で世界選手権が行われるのは、
1983年に男子Bプール(現ディビジョン1)以来となり、
女子の開催は初めて。
栃木県立日光霧降アイスアリーナ
日光市は、文部科学省が推奨している、
「スポーツ拠点づくり」の一環として、
女子アイスホッケー競技の拠点にも選ばれているだけに、
“ホッケータウン” で行われる女子世界選手権が、今から楽しみです。
▼女子世界選手権ディビジョン1
開催期間:2007年4月2日〜4月8日
参加国:日本、チェコ、フランス、デンマーク、ノルウェー、ラトビア

また、日本が出場する予定になっている、
その他の大会の開催地も、以下のように決定しました。

▼世界選手権ディビジョン1 ・グループB
開催地:スロベニア ・リュブリアナ
開催期間:2007年4月15日〜4月21日
参加国:日本、スロベニア、リトアニア、ハンガリー、イギリス、ルーマニア
▼U20世界選手権ディビジョン2 ・グループB
開催地:リトアニア ・エレクトナイ
開催期間:2006年12月17日〜12月23日
参加国:日本、オランダ、韓国、セルビア&モンテネグロ、メキシコ、リトアニア
▼U18世界選手権ディビジョン1 ・グループB
開催地:ポーランド ・ソスノビッチ
開催期間:2007年4月6日〜4月11日
参加国:日本、ノルウェー、デンマーク、ポーランド、ウクライナ、イギリス

注目は、やはり男子ナショナルチームが出場する世界選手権ディビジョン1。

日本アイスホッケー連盟のリリースによれば、
「スロベニアの降格によって、実力が均衡したトーナメント編成となったため、
日本が昇格できるチャンスも、ふくらんだ」という見込みなのだそうです。

来季こそ優勝&昇格なるか !?世界選手権の成績によって世界ランキングが決まり、
その順位が、バンクーバーオリンピックの予選に、
大きく影響するだけに、
来季の世界選手権ディビジョン1で、
日本代表の、こんな笑顔が見られるといいですね!

※尚、各大会のスケジュールや開催期間などは、変更される可能性もあるとのことです
アイスホッケー | comments(3) | trackbacks(1)
2006.05.17
帰国報告
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

日本人初のNHLプレーヤーを目指して、
今季も北米のマイナーリーグでプレーした福藤豊選手が、先日帰国しました。

福藤選手は、明日、都内のホテルで、「帰国会見」を行う予定ですが、
その福藤選手よりも、一足早く日本に帰国したのが、
コクド時代のチームメイトの、坂田淳二選手です。

坂田淳二選手坂田選手といえば、白樺学園高校からコクドに入社した1年目の、
「第28回 ・日本リーグ」で最優秀新人賞を獲得。

しかし、それから3年間は、日系人選手の加入もあって、
出場機会に恵まれないシーズンが続きましたが、
長野オリンピックが開催された1997−98シーズンに、
NHLで12年間もプレーした実績を誇るジョン ・タッカー選手と、
“JJコンビ” を組んで、大ブレイク。

その活躍が評価され、世界選手権の日本代表にも3回選ばれた坂田選手は、
3シーズン前にコクドを退社し、プロホッケープレーヤーに転身。

今季はホッケー強国 ・チェコに渡って、
日本人では3人目となる、エクストラリーグ(国内トップリーグ)デビューを飾りました

そんな今季を振り返って、坂田選手は、
「夢だったエクストラリーグでプレーができたので、とても充実していました」
と話したのと同時に、
「次の世代の選手たちが目標にしてくれるように、来季も(エクストラリーグに)挑戦したい」
との抱負を語ってくれました。

ところで、その坂田選手から、
「ぜひ、インフォメーションしてください!」というリクエストがありました。

19日(金)午後7時から、AIR−G(FM北海道)でオンエアされる、
GOLGOLGO」に、ゲスト出演するとのこと。

どんな話が飛び出すのか、乞うご期待!
北海道にお住まいの皆さんは、ぜひ、ダイヤルを合わせてみてください。
アイスホッケー | comments(2) | trackbacks(0)
2006.05.16
トレードされたエース
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

「トレード」と聞くと、今でも日本のスポーツ界では、
「放出された!」という、いささか良くないイメージが、つきまといがちですが、
NHLのみならず、北米4大スポーツと呼ばれる、
MLB(野球)やNBA(バスケット)、さらにNFL(アメフト)などでは、トレードが日常茶飯事。
それだけに、ダーティなムードが漂うようなことはありません。

しかし、そんな環境の中でも、
今季のNHLでは、地元のマスコミやファンが騒然となったトレードが、ありました。

それは、ジョー ・ソーントン選手のトレードです。

ソーントン選手といえば、トリノオリンピックのカナダ代表。
オールスターゲームにも、ここのところ3年連続出場中で、
今季の開幕前に発売された、「THE HOCKEY NEWS」のイヤーブックでは、
トッププレーヤーランキング ・第6位にランクされたほどの、
NHLを代表する選手の一人。

しかし、地元のマスコミやファンが騒然となったのは、それだけが理由ではありません。
ソーントン選手は、NHLを代表する選手である以上に、
チームの “顔” だったからです。

1997年のドラフトで、名門 ・ボストン ブルーインズが、全体1番目で指名。
ソーントン選手も、その期待に応えて、
いきなり1年目にデビューを飾ると、翌年からはレギュラーとして活躍。

ゲームメイクに優れた看板セットのC Fとして、チームに次々とポイントをもたらせた一方で、
C マークをつけてプレーすることも多く、
まさに、押しも押されもせぬ、ブルーインズのエース!

チームメイトからの信頼も厚く、
地元のファンからも絶大な人気を誇っていた、ソーントン選手でしたが、
昨年11月30日に、突然、サンノゼ シャークスへのトレードが通告されました。

8季半もの間、ブルーインズを引っ張り続けてきたエースを、放出したことに加えて、
シャークスから獲得した3選手が、ケガなどもあって、期待はずれ。

その上、今季は、3季続けて手にしていたプレーオフのチケットを、逃してしまったとあって、
「NHLアイスホッケー」の解説者の、ジェイムス ・イエローリーズさんによれば、
「ボストンのマスコミやファンは、今でも(ブルーインズの)GMをバッシングし続けている」
ほどなのだそうです。

一方、当のソーントン選手にとっても、
開幕前に3年間の再契約を済ませた上に、
豪邸も購入したばかりのところに届いたトレードの知らせは、
まさに、寝耳に水!

しかし、ソーントン選手は、しっかり気持ちを切り替えて、
新天地 ・シャークスのジャージでプレーした初戦で、いきなり2アシストをマーク。
10連敗と泥沼にハマッていたシャークスに、約1ヶ月ぶりの白星をもたらせると、
そこからチームは、一気に6連勝!

“ソーントン効果” で、上昇気流に乗ったシャークスは、
黒星が8つも先行していたのがウソだったかのように、順位を5位まで上げて、
ブルーインズとは対照的に、プレーオフのチケットを手にしました。

“ソーントン効果” があったのは、チームの順位だけではありません。
北米先住民族 ・クリー族出身のNHL選手として話題となっていた、
25歳のジョナサン ・チーチュー選手が、大ブレイク!

開幕から2ヶ月で、わずか7ゴールしか挙げられなかったのに、
移籍してきたソーントン選手と、同じラインでプレーするようになった12月以降は、
次々とゴールネットを揺らし続けて、実に56ゴール。
あのヤロミール ・ヤーガーを抜いて、今季のNHL得点王に輝きました!

そんなシャークスの勢いは、プレーオフに入っても衰えず、
ファーストラウンドで、ポール ・カリヤ選手率いる ナッシュビル プレデターズを、
4勝1敗で難なく下すと、
セカンドラウンドでも、エドモントン オイラーズに2連勝!

このまま一気に、勝ち上がるのかと思われたシャークスでしたが、
第3戦以降は、まさかの3連敗…。
オイラーズに、王手をかけられてしまいました。

あとのないシャークスの頼みの綱は、やっぱりソーントン選手。

トレードされたエースの活躍で、シャークスが逆王手をかけるのか !?
それとも、オイラーズがカナダ勢最後の砦として、引導を渡すのか !?

注目の一戦の模様は、
J SPORTS ESPNの「NHLアイスホッケー」で、お楽しみください!

「NHLアイスホッケー」
       エドモントン オイラーズ−サンノゼ シャークス 第6戦

放送時間: 19日(金)深夜25時〜 (20日午前1時〜)
        21日(日)午前5時〜
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2006.05.14
「語りべ」通信独占! 新入団選手発表!!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

海の向こうでは、NHLのプレーオフや世界選手権の真っ只中!
頂点を目指して、激しい戦いが続いているのとは対照的に、
日本では、大きな大会も終わって、すっかりシーズンオフ ・モード。

きっと皆さんは、「何か新しいニュースはないかなぁ?」と、
インターネットを駆使しながら、ホッケー情報を探す毎日ではないですか?

そんなホッケーファンの皆さんに、耳寄りな情報です!

加藤じろう直営!「語りべ」通信 では、
この度、あるチームの新入団選手情報をキャッチ!
チームからの了解をいただきましたので、
どこよりも早く 独占発表 します !!

ここのところ景気が上向きとなっていることに加えて、
団塊の世代と呼ばれる方たちが、一気に定年退職するのに備え、
各企業が、新規採用枠を大幅に増やしていますが、
このチームも、一気に6人の新戦力を獲得!

しかも、トップリーグで活躍した選手や、
卒業後、クラブチームでプレーしていた選手、
さらに、この春、大学を卒業したばかりの選手と、
まさに多彩な顔ぶれです!

大幅に戦力アップすること間違いなし!
「語りべ」が太鼓判を押す、チームの名前は !?

ヨコハマ ゴールデングリフィンズ です !!

ヨコハマ ゴールデングリフィンズといえば、
以前の記事でも紹介したように、
日本代表でもプレーした高橋拓選手(元西武鉄道)や、片山立規選手(元コクド)をはじめ、
山本祐選手、佐曽谷亮平選手(ともに元クレインズ)と、
トップリーグの経験者をズラリと揃え、
公式戦無敗のまま、創部2年目にして、今季の「全日本選手権」に出場し、
いきなり大会初勝利を飾ったクラブチーム。

現在開催中の「神奈川県アイスホッケー選手権」でも、
他のチームを圧倒する攻撃力を見せつけて、ここまで全勝しています。
桝川浩司選手
そんな強豪チームに、新たに加わるのは、
主力FWとして活躍し、日本代表の経験もある桝川浩司選手(写真)と、
ハードチェックがセールスポイントだった、DF煤孫泰司(すすまごたいじ)選手
という王子製紙O Bコンビ。

さらに、その王子で、現在もプレーしている千葉広樹選手の弟で、
ドラマ「プライド」にも出演していた、FW千葉良平選手。

そして、昨季は、ともにキャプテンを務めていた、
GK渡辺一彦選手(法政大学卒)と、DF中居一馬選手(日本大学卒)に加えて、
強豪 ・東洋大学出身のFW谷川正明選手の、新卒トリオ。

この6人の新戦力を迎える、飯田敬監督は、
「大所帯になりましたけれど、
みんなホッケーが好きなので、(新しいシーズンを)楽しみにしています。
来季のはじめには、社会人のトップクラスのチームと練習試合をして、
また無敗のまま、全日本選手権に出場できればと思っています」
と意気込みを話してくれました。

ヨコハマ ゴールデングリフィンズだけでなく、
各地のクラブチームで、ファンを沸かせていたトップリーグのO Bたちが、
今でもパックを追っています。

来季は、そんな選手たちのプレーを見るために、
リンクに足を運んでみては、いかがですか?
アイスホッケー | comments(2) | trackbacks(0)
2006.05.11
大記録達成の瞬間 !?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

突然ですが、イリヤ・ブリズガロフという選手を知ってますか?

現在プレーオフを戦っている、アナハイム マイティダックスのGKで、
ここへ来て、現地のメディアから、一番注目されている選手です!

今季のNHLで、最も激しい戦いが繰り広げられた激戦区、
ウエスタン ・カンファレンスのノースイースト ディビジョンを制した、
カルガリー フレームスとの対戦となったファーストラウンド。

2勝3敗と王手をかけられてしまった、マイティダックスのランディ ・カーライル ヘッドコーチは、
あとのない第6戦で、正GKのジャン ・セバスチャン ・ジゲール選手に代わって、
ブリズガロフ選手を先発に起用!

前シーズン(2003−04)のプレーオフMVPに輝いた実績を持つ、ジゲール選手とは対照的に、
プレーオフの先発マスクは、まだ2試合目というブリズガロフ選手でしたが、
22本のシュートを1失点に抑えて、プレーオフ初勝利。
大抜擢に、見事に応えました!

これで波に乗ったブリズガロフ選手は、
続く第7戦では、プレーオフ初完封をマークして、フレームスを撃破!
さらに、コロラド アバランチとの顔合わせとなったセカンドラウンドでも、
第1戦、第2戦と、またまたシャットアウト!

長いNHLの歴史の中でも、
プレーオフでの3試合連続完封は、ブリズガロフ選手が7人目という快挙。

その上、フレームスとの第6戦の第1ピリオド10分18秒に失点して以来、
実に、229分42秒間もゴールを許していない、
歴代4位となる連続無失点記録も継続中!

舞台を敵地 ・デンバーのペプシセンターに移しての第3戦で、
前人未到のプレーオフ4試合連続完封と、
76年間も破られていない、連続無失点記録(270分8秒間)更新の期待が、かかることになり、
ブリズガロフ選手は、一躍 “時の人” となったのです。

2000年に、マイティダックスからドラフト2巡目(全体44位)で指名されたものの、
昨季までは、大半がAHL(NHLの2軍に相当)でのプレー。

ソルトレイクと、トリノオリンピックでは、
2大会続けて、ロシア代表メンバーに選ばれたものの、
出番は、わずかに1試合のみ。

ようやく今季のレギュラーシーズンで、31試合にマスクをかぶったものの、
評価は、あくまで2番手GK。

そんな25歳の選手が、
「NHLの歴史に名前を残すかもしれない !?」 というスーパーセーブを、
プレーオフの大一番で、いきなり披露しています!

しかし、そんなブリズガロフ選手の活躍も、
現役時代は日本代表のGKとしてもプレーした、慶應義塾大学の信田憲司コーチによれば、
「丁寧に、正確に、そして早く、ゴールクリーズの中でポジションに入っています。
(シュートを受ける時に)早くヒザをついてしまうことが多いですが、
バタフライスタイルを作った時も、上半身をまっすぐに立てているので、
ゴールの上にもスペースができないことと、
リバウンドにも、素早く反応することができるのです」
と高いスキルの裏づけがあってこそ。

「第1戦と第2戦では、
アバランチがゴールの近くでチャンスを作って、シュートを打とうとしても、
目の前でブリズガロフ選手が、既にバタフライスタイルで構えているために、
心理的なプレッシャーにも、なっていたはずです」

こう信田コーチが分析したように、
得点センスの高い選手が揃うアバランチを、ここまで完全に沈黙させています。

果たして、第3戦でアバランチのオフェンスが、鉄壁の壁を破るのか !?
それとも、ブリズガロフ選手の大記録達成の瞬間が見られるのか !?

気になる試合の模様は、
J SPORTS ESPNの「NHLアイスホッケー」で、お楽しみください!

「NHLアイスホッケー」
       コロラド アバランチ−アナハイム マイティダックス 第3戦

放送時間: 12日(金)深夜25時〜 (13日午前1時〜)
        17日(水)深夜27時〜 (18日午前3時〜)


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