加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2006.07.30
“聖地”
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事で、ボクシング界の “永遠のアイドル” こと、中島健選手と、
一緒にボクシング中継をしたと紹介しましたが、
実は放送中に、中島選手が、こんな言葉を口にしていました。

「やっぱり後楽園ホールは、ボクサーにとって、憧れの “聖地” なんですよ」

ボクサーの“聖地” 後楽園ホール中島選手が所属し、今回の興行を主催した、
グリーンツダ ジムの本拠地は大阪ですが、
中島選手によれば、
「関西のボクサーの中には、
絶対に一度は、後楽園ホールで戦ってみたい!
って思っている選手が多いですよ」とのこと。

そう言われて、放送用の資料としてもらった選手のアンケートを見てみると、
「憧れだった後楽園で、いい試合をしたい!」(楠浩明選手)
「後楽園のお客さんに、強い姿を見せたい!」(久高寛之選手)
と言った意気込みの言葉が!

これは何も関西の選手に限ったことではなく、
地元の東京でも、後楽園ホールでの試合には、特別な思い入れのある選手が多いそうで、
高校野球の選手が、甲子園球場に憧れるように、
ボクサーにとっては、後楽園ホールが “聖地” となっているようです。

一方、日本のホッケー界に目を転じると、
将来に向けて、新たな “聖地” が誕生する動きがあります。

以前の記事でも紹介しましたが、
一足早く昨季からスタートしている、軽井沢での「風越カップ(小学生)」に続いて、
釧路では、「全日本少年大会 ・中学生の部」
苫小牧では、「全国高校選抜大会」
そして日光では、「全国中高生女子大会」が、今季からスタートします。

これらの大会は、(財)地域活性化センターが、
全国各地に、青少年が憧れ、目標とするスポーツごとの拠点を形成し、
スポーツの振興と地域の再生を、推進するために行っている、
「スポーツ拠点づくり推進事業」の認可を受けたことで、
10年間にわたって、運営資金の援助があるそうです。

それだけに、先月末に行われた日本アイスホッケー連盟の評議委員会では、
「全国高校選抜大会を、氷上の甲子園と呼ばれるような大会にしていきたい」
という意見も聞かれました。

また、全国中高生女子大会が行われる日光では、
来春、「女子世界選手権ディビジョン1」も開催。

既に、日本アイスホッケー連盟の方たちが、地元のメディア各社を回ったりと、
大会の準備に着手し始めているそうなので、
どんな大会になるのか、早くも楽しみです!

ホッケー人口が減少しているという声を聞くだけに、
小学生は軽井沢、中学生は釧路、高校生が苫小牧、さらに女子の選手は日光と、
それぞれの選手たちが目指す “聖地” が誕生して、
全国各地で、ホッケーが盛り上がっていくようになると、いいですね。
アイスホッケー | comments(0) | trackbacks(0)
2006.07.27
「語りべ」のお仕事<9>永遠のアイドルにビックリ!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日は、「語りべ」がビックリしたことの話です。

昨日、たまたま乗った電車に乗っていたら、かなり目立つテレビ中継のポスターを発見!
そして、たまたま入ったコンビニでは、
こちらも、かなり目立つところに並んでいるお弁当に遭遇!

一体、何の話かというと、
来月2日に、WBA世界ライトフライ級のタイトルマッチを控えている、
プロボクサー亀田興毅選手のこと。

所属ジムの方針もあって、
これまでも、大々的なプロモーションが繰り広げられ、
ボクシング界では、何かと物議を醸し出しているようですが…。

リングサイドの放送席から見ると…それはさておき、
実は「語りべ」も、ボクシングの実況を担当することがあるのですが、
ボクシングを実況する時に、いつも思うことは、
「選手が近い!」 ということです。

というのも、プロレスと違って場外乱闘のないボクシングの放送席は、
文字どおりのリングサイド。
放送用のモニターから視線を上げると、すぐ目の前にリングがあり、
選手たちの息づかいが聞こえるほど。
時には放送席に、汗や血が飛んでくることもあります!

最近「語りべ」が、ボクシングの実況をしたのは、
今月6日に後楽園ホールで行われた、グリーンツダ ジム主催の試合。

中継したテレビ局の方針で、メインカードだけでなく、
ともにデビュー戦となった、ルーキー同士の4回戦から始まって、
その日に組まれていた7戦を、全て放送。

そんな3時間近くに及ぶ長丁場の中継で、解説を務めてくれたのが、
主催のグリーンツダ ジムに所属する 中島健 選手です。

初対面だったので、あいさつを交わした時に、「語りべ」が名刺を渡すと、
「あ、ボクも名刺ありますよ」(最近は名刺を持っているボクサーも、珍しくはないそうです)
と言って、中島選手は名刺をくれたのですが、
そこには、“美勝のファイター” というキャッチフレーズが!

美勝のファイター !? と思わずビックリして声に出すと、
横にいたプロデューサーから、
「今は、“永遠のアイドル” に変わりましたよ」

この言葉を聞いた中島選手は、
「本人には何の相談もなしに、勝手にジムの会長が決めちゃうんですよ」
と照れ笑いを浮かべていました。

WBC世界ライトフライ級14位(当時)にランクされているボクサーとは、
思えないようなキャッチフレーズですが、
北海道芽室町出身という色白の甘いルックスに、大きな瞳。
さらに、外見どおりの優しい声と和み系の笑顔は、
まさに、ボクシング界のアイドルといった感じで、
中島選手と話していると、このキャッチフレーズがピッタリ! だと思わず納得。

以前、放送席で一緒になったことがある、
西沢ヨシノリ選手や、クレイジーキム選手のような、
常に闘志をギラギラさせているような雰囲気が、全く感じられなかったので、
「こういうボクサーもいるんだなぁ」と、「語りべ」はビックリさせられました。

“永遠のアイドル” 中島健選手しかし、いざ中継がスタートすると、
現役のボクサーの視点で、さすが! と思わせるような解説を連発。
一見すると、外見からは伝わってこないボクシングへの強い思い入れを、
十二分に感じさせてくれて、「語りべ」は、またまたビックリでした!

そんな中島選手ですが、来月31日に、
大阪府立体育会館で、タイのペッチサクダ選手と対戦予定。
「今度の試合に勝って、来年は、日本でも、世界でもいいから、
ぜひタイトルを取りたいです!」と意気込んでいます。

亀田選手のタイトルマッチのように、派手なショーアップはありませんが、
きっと中島選手は、ボクシングへの強い思い入れを試合で発揮して、
普段とは違った姿を、見せてくれるに違いありません。

“永遠のアイドル” と呼ばれるボクサーの戦う姿に、ビックリさせられたいという方は、
会場に足を運んでみては、いかかですか?
「語りべ」のお仕事 | comments(2) | trackbacks(0)
2006.07.23
リトルハルラ誕生!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

この週末、お台場にある某テレビ局のスタジオに行った時に、
「やけに今日は子供が多いなぁ」と思うまで、
ほとんどの学校が、もう夏休みに入っていることに気づかなかった、「語りべ」です…。

ところで、夏休みといえば、
ホッケー界でも、子供たちが参加する大会やイベントが、全国各地で行われます。

既に、今月に入ってから、
クレインズが、小中学生を対象としたホッケー教室を、地元の釧路で開催しているのに続いて、
日光でも、夏休み恒例のバックス ・サマースクールが、昨日からスタート。

子供たちを教える選手たちも、
この時ばかりは、優しいお兄さん(おじさん?)に変身。
インストラクターとして、未来のスター選手候補たちを、しっかり指導しているようです。

そんな一方で、韓国でも、
子供たちにホッケーを楽しんでもらおうという、新たな試みが始まりました。

ハルラのホームページ によると、
幼稚園と小学校に通う子供たち(男女)を対象にした、ジュニアチームが誕生し、
今月から、週3回のペースで練習を開始。

その名は、「リトルアニャンハルラ ・アイスホッケークラブ」

ホームリンクのアニャンアイスアリーナでは、
スケート靴を持った子供たちを、よく見掛けますが、
そのほとんどが、ショートトラックの練習をしている子供たちばかり。

というのも、韓国のスケート界を見渡してみると、
トリノオリンピックのショートトラック競技で、10個(金6銀3銅1)もメダルを獲得しているだけに、
ショートトラックの選手に憧れて練習をしている子供たちを、
アニャンアイスアリーナで、たくさん見掛けるのも納得です。

しかしその一方で、ハルラのスタッフの皆さんの努力によって、
試合の日には、ハルラの応援をする子供たちの姿が、日増しに多くなっています。
将来は韓国ホッケー界のスター選手に?
昨季まで、ハルラの主力DFとしてプレーした、
チャン ・ジョンムン選手が、
「小さい頃に見て、かっこいいスポーツだと思ったから、
ホッケーを始めた」と話していたように、
ハルラの選手たちの姿に憧れて、
リトルハルラチームで、ホッケーを始める子供たちが、
どんどん増えてくるかも!

2014年の冬季オリンピック招致に向けても、
韓国のホッケー界が、これから盛り上がっていくことに期待です。
アジアリーグ | comments(0) | trackbacks(0)
2006.07.21
速報!アジアリーグニュース
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日、日光バックスは、
セルジオ越後 氏のシニアディレクター就任が決定した」と発表しました。

サッカー界で培った様々な経験を、ホッケー界でどう発揮するのか !?
その手腕に注目ですね。
アジアリーグ | comments(0) | trackbacks(1)
2006.07.19
キミはこの笑顔を見たか!?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨日の記事でも紹介したように、
先の日曜日(16日)、月寒体育館では、
“札幌ナンバーワンのアイスホッケーチーム” を決める、「札幌市民大会」が行われましたが、
霧降アイスアリーナでは、“関東ナンバーワンの長靴ホッケーチーム” を決める、
「第4回 ・関東長靴アイスホッケー選手権」が行われました。

栄えある第1回大会の時は、
主催者の方からお招きいただき、司会進行を務めさせていただいた「語りべ」ですが、
その後は、なかなかスケジュールが合わず、
今大会も、足を運ぶことができませんでした。(栃ア連の皆さん、スイマセン)

しかし! 今大会に参加した方から、
「とっておきの写真が撮れたので、ぜひ使って!」
とのメールが届きましたので、紹介させていただきます。

タイトルは、「キミはこの笑顔を“見た”か !?」 です。

ゴールを決めてニッコリの三田亮太選手ホームリンクの霧降アイスアリーナで行われるとあって、
毎年、バックスの選手数人が、
助っ人として大会に参加していますが、
その中で、とびっきりの笑顔を見せていたのが、
日光のプリンスこと、三田亮太 選手!
ファインゴールを決めて、この笑顔 !!

スケート靴の代わりに長靴。パックの代わりにボールと、
いつもとは、ちょっと勝手が違いましたが、
やっぱりホッケー選手は、
氷の上でプレーするのが、お気に入りの様子。
こんな笑顔を見ると、
ホッケーシーズンの到来が、待ち遠しいですね!

photo by TAKAYUKI HIDAKA

★本日の小ネタは…
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2006.07.18
LOVE HOCKEYな人たち<8> 小野太さん
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事でもお伝えしたように、
一昨日、札幌の月寒体育館では、
「第47回 ・札幌市民体育大会アイスホッケー競技」Aプール決勝戦が行われ、
札幌ポラリスが、札幌大学相手に11−1と大勝!

HNやぎさんが紹介して下さったとおり、
ポラリスの選手は、決勝戦に10人しか集まることができませんでしたが、
それでも格の違いを見せつけて、今大会を締めくくりました。

これで全日程を終了した札幌市民大会ですが、
大変だったのは、裏方として支え続けていた運営スタッフの皆さん。

というのも、今大会には男子A〜Cプール、女子、オールドタイマー併せて、
46ものチームがエントリーしていたため、
朝の10時から夜の10時まで、一日に7試合という日も!

それだけに、試合の記録やアナウンスに、電光掲示板の操作、
さらに、レフェリー、ラインズマン、ゴールジャッジ、ペナルティベンチのアテンダントなど、
試合進行に欠かすことができない裏方の皆さんは、
文字どおり、「慢性ショートハンド状態」だったそうです。(皆さん、お疲れ様でした!)
小野太さん
そんな中、決勝戦も含めて、
レフェリーとしてフル回転していたのが、小野太 さんです。

ホッケーどころの苫小牧で生まれたこともあって、
3歳からスティックを握っていたという小野さんは、
大成小学校−光洋中学校−苫小牧工業高校と、ホッケー 一筋!
高校卒業後は、札幌の専門学校に進学し、札幌で就職した小野さんですが、
苫小牧を離れたあとも、クラブチームでバックを追っていたそうです。

そんな小野さんに転機が訪れたのは、サラリーマンとなって2年が過ぎた時のこと。
会社から東京への転勤を命じられ、札幌を離れることになりました。

「小さい頃から、ずっとホッケーをやってきて、自分のレベルも分かっていたし、
だんだん年齢も上がってきていたから、選手以外でホッケーに携われないか」
との思いを抱いていた小野さんは、
東京に移り住んだのを機に、レフェリーになろうと決意!

「もちろんレフェリーは大変な仕事だし、そんなに甘いものじゃないことは分かっていた」
と言うだけに、指導者や試合の運営スタッフになることも考えたそうですが、
あえて、「甘いものじゃない」道を選択。

その決め手となったのは、こんな思いだったと、打ち明けてくれました。
「小学校と中学校で同級生だった松浦(智哉選手)が、まだ西武でプレーをしていたから、
彼が現役の間に、一緒の氷に乗ってみたい!」

こうして、今から7年前に、レフェリーの道を歩み始めた小野さんですが、
アジアリーグで2年連続ベストレフェリーに選ばれた、川村一彦さんをはじめ、
先輩レフェリーからの熱心な指導と、
「多い時は、年間120試合くらいホイッスルを吹いた」という実戦経験の甲斐あって、
3年目のシーズンには、早くもラインズマンとして、日本リーグでデビュー!

「最初の試合が終わったあとに、高いお肉をご馳走になったんですけど、
全く味が分からなかったですね」
と苦笑いした小野さんですが、デビュー戦の評価は上々。

その後も、トップリーグや関東大学リーグなどで、ホイッスルを吹くことが多かっただけに、
「レフェリー小野太」
というアナウンスを耳にした記憶のあるファンの方も、多いのでは?

そんな小野さんに、昨年の夏、また転機が訪れました。
再び、札幌への転勤が命じられたのです。

以前、小野さんが住んでいた時と違って、
現在では、札幌で行われるトップリーグの試合は、数えるばかり。
しかし、それでも小野さんは、札幌に戻ってもレフェリーを続けています。

昨季のアジアリーグのクリスマス集結シリーズや、全日本選手権はもちろんのこと、
子供やクラブチームの試合も、数多く担当。
さらに、自ら車を運転して、苫小牧の試合でホイッスルを吹くことも、珍しくないのだそうです。

「いよいよシーズンが始まりますね」
今季も、レフェリーとして忙しくなりそうな小野さんは、
大会中に笑顔で話していましたが、新しいシーズンへの備えは万全の様子。

「レフェリーは、選手のスピードについていけないとダメですからね」
と話す小野さんは、仕事で疲れている時でも、ランニングを欠かさないばかりか、
時にはフルマラソンの大会に出場するなど、体力の強化に余念がありません。

小野太さん残念ながら、他のアマチュアスポーツと同じように、
たとえトップリーグの試合であっても、
レフェリーやラインズマンの日当は、その労力に見合ったものとは言えません。
しかし、それでも忙しい仕事の合間に、ホイッスルを吹き続けている小野さんは、
その理由を、こんな風に話してくれました。

「レフェリーがいないと試合は始まらないから、誰かがやらないといけない。
それだったら自分がやろう。
自分は3歳からホッケーをやってきたから、ホッケーに恩返しをしよう。
その気持ちだけですよ」


小野さんだけでなく、自分の時間を削ってでも、
「ホッケーのために!」 とレフェリーを続けている方たちが、
全国には数多くいます。

そんなホッケーを愛するレフェリーの方たちなくして、新たなシーズンは始まりません。
全国のレフェリーの皆さん、今季も頑張ってください!

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2006.07.15
札幌のシンボル
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日から3連休です!
皆さんは、どんな3連休を過ごす予定ですか?
しがないフリーの「語りべ」は、サッカーやソフトボールの実況など、
残念ながら、連休中も仕事に明け暮れる毎日です (>_<)

ところで、3連休の真っ只中の明日(16日)、札幌の月寒体育館では、
「第47回 ・札幌市民体育大会アイスホッケー競技会」が、最終日を迎えます。

1960年に産声をあげた この大会。
市民の誰もが、気軽に参加できる大会として歴史を重ね、
現在は51の競技に3万人が参加する、北の都の一大スポーツイベントとなっています。
Aプール準決勝・札幌大学−マイティダックス
先月24日に開幕したアイスホッケー競技は、
A、B、C 各プールごとのトーナメントに加え、
女子とオールドタイマーの部で争われて来ましたが、
いよいよ明日、“札幌ナンバーワンチーム” を決める、
Aプールの決勝戦が行われます。
そんな中、戦前から大本命と目されてきたのが、
昨年のチャンピオンチーム 札幌ポラリス

ご存知のように、廃部となってしまった雪印を母体として誕生したチームも、
今季が6年目(札幌イーガービーバーズ時代も含む)。

チーム設立初年度こそ、日本リーグを舞台として、熱戦を繰り広げていたものの、
その後は、予選を勝ち抜いて全日本選手権に出場したり、
昨季は、新たにスタートした Jアイス NORTHにも参戦していました。
攻守に大活躍して決勝進出に貢献した大畠靖史選手
トップリーグから遠ざかってしまっているとはいえ、
9日に行われた準決勝で、
外国人選手が多い SHOOTを、19−1と大差で下したように、
ここまでの3試合は、全く危なげのない勝ちっぷり!

   〜主力FWとしてフル回転の 大畠靖史 選手(明治大学OB)〜
   ◆ photo by 243
まさに、格の違いを見せつけているポラリスですが、
決して順風満帆というわけではありません。

3月に行われた全日本選手権の時に、田中誠二郎コーチが、
「なかなか全員が集まることもできないし、練習がほとんどできなかった」
と昨季を振り返っていたように、
最近は、チーム全体での練習時間が激減。

さらに今大会でも、23選手を登録してはいるものの、
10人に満たない選手で戦った試合もあったように、
仕事の都合などで選手が揃わないことも、珍しくないそうです。

しかし、その一方で、どの試合にも足を運んで、
ポラリスをサポートし続けているのが、ボランティアスタッフの皆さん!

今大会は市民大会なので、お客さんの数は決して多くありませんが、
一人でも多くの人に、ポラリスをアピールしようと、
横断幕や選手のボードを掲げたり、会報誌を配布したりしています。

5季前を最後に、
ポラリスのジャージを、トップリーグで見ることができなくなってしまってから、
練習環境や選手の数など、チームを取り巻く環境は、年々厳しいものに。

それでも、10人以上いるボランティアスタッフの方たちは、
常にサポートし続けているポラリスの選手たちに、こんなエールを送ってくれました。
ポラリスのボランティアスタッフの皆さん
「トップリーグ復帰へのハードルは、高くなってしまいましたけど、
それでもポラリスを応援していきます。
札幌のスポーツは? って聞かれた時に、
野球のファイターズや、サッカーのコンサドーレみたいに、
みんながポラリスの名前を答えるような、
“札幌のシンボル” になって欲しいです!」

熱心なボランティアスタッフの皆さんの声援を受けて、
ポラリスは、明日、決勝戦に臨みます!

「第47回 ・札幌市民体育大会アイスホッケー競技会」
Aプール決勝戦 : 札幌ポラリス − 札幌大学 7月16日(日)14時〜 @月寒体育館
※決勝戦に先立って11時45分から SHOOT−マイティダックスの3位決定戦も行われます

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2006.07.13
日程発表!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ここのところ暑い日が続いているので、
まだ梅雨明け前にもかかわらず、早くも夏バテを先取りしている 「語りべ」ですが、
皆さんは、お元気ですか?

そんな中、夏を飛び越して、
この秋に開幕する、2006−07シーズンの日程が発表されました!

といっても海の向こうの話です。
1ヶ月前に、カロライナ ハリケーンズの初優勝で幕を閉じたばかりのNHLですが、
今日、早くも レギュラーシーズンの日程 を発表。

それによると、今季のレギュラーシーズンは、10月4日から4月8日まで(ともに現地時間)。
昨季は、2シーズンぶりに試合が行われるとあって、
全30チームが、一斉に開幕戦を戦いましたが、
今季は開幕日となる10月4日に試合を行うのは、6チームのみ。

とはいっても、
V2を狙う ハリケーンズ 対 バッファロー セイバーズ という、
昨季のプレーオフで最終戦までもつれた、
“イースタンカンファレンス ・ファイナルのリターンマッチ” をはじめ、
トロント メイプルリーフス 対 オタワ セネターズ と、
コロラド アバランチ 対 ダラス スターズ という、
毎年激しい戦いを演じている、ライバルチーム同士の対戦が組まれています。

開幕日にも注目のカードが揃いましたが、
レギュラーシーズン中盤となる12月6日には、
エドモントンで、オイラーズとハリケーンズが対戦!

実は、この両チームの対戦は、
ここしばらく、レギュラーシーズンでは全く組まれていなかったのですが、
昨季のスタンレーカップ ファイナルの再現となるカードを、
NHLが見逃すわけがありません。
あと一歩及ばずに、悔しさを味わったエドモントのファンは、
早くもリベンジに向けて、楽しみにしているかも?

既に、オイラーズをファイナルまで導いた クリス ・プロンガー 選手が、
アナハイム ダックス(マイティダックスから改名)へ。
デトロイト レッドウイングスの主力として長年活躍してきた ブレンダン ・シャナハン 選手が、
ニューヨーク レンジャーズへ、それぞれ移籍するなど、
オフの動きも活発となっているだけに、新たなシーズンの到来が楽しみです!
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2006.07.12
「氷上への思い」
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

先日の記事で、日光バックスのオフィシャルフォトを、ボランティアで担当している、
ちゅうさんMさん を紹介しましたが、
今回は、もう一人、バックスをサポートしようと、
ボランティアで、オフィシャルフォトを引き受けている方を紹介します。

宇都宮にお住まいの 手塚雅昭 さんは、地元の霧降アイスアリーナはもちろん、
時間を作って、神戸や北海道などの遠征先にも出掛けるなど、
シーズン中は、お仕事が忙しいにもかかわらず、まさにホッケー中心の毎日。
手塚雅昭氏撮影ON・ICE「氷上への思い」より
それもそのはず、手塚さんの奥様の洋子さんも、
「昔からホッケーが大好き」ということで、
試合がある日は、いつも一緒にリンクにやってくるほど。

しかし、いざ試合が始まると、
「学生時代からカメラが趣味だった」という手塚さんは、
奥様は放ったらかしにして(笑)、
リンク上で繰り広げられる激しい戦いに、
真剣な眼差しで、ファインダーを向けています。
(でも試合後は、お二人で仲良く帰られているので、ご安心を!)

そんな手塚さんが、今月8日から、
宇都宮市内にあるスポーツカフェ ・ Round87 で、
ON・ICE 「氷上への思い」 と銘打った写真展を開催しています!

写真展には、バックスの写真をメインにして、
ホッケーの迫力と選手たちの熱い思いが伝わる、手塚さんの力作がズラリ!
来月27日までの会期中、新しい写真を随時公開していく予定とのことです。
手塚雅昭氏撮影ON・ICE「氷上への思い」より
関東地方は、だんだん暑くなってきて、夏本番も近そう。
それだけに、「早くホッケーシーズンが来ないかなぁ…」
なんて思っている人も、多いのでは?

そんな「氷上への思い」を募らせている皆さんは、
ぜひ、足を運んでみてください!


手塚雅昭氏写真展 ON・ICE 「氷上への思い」
スポーツカフェ ・ Round87(宇都宮市春日町13−8)にて、8月27日まで好評開催中!
会場の詳しい場所や営業時間などは Round87のホームページ で、ご確認ください。
手塚雅昭氏撮影ON・ICE「氷上への思い」より手塚雅昭氏撮影ON・ICE「氷上への思い」より
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2006.07.09
新監督へのエール
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日行われた日光バックスの出資者総会の席上で、
退任した上野秀幸氏に代わる新監督が発表され、
昨季までキャプテンを務めていた 伊勢泰 選手が、
プレイングマネージャーとして、今季から陣頭指揮を振るうことになりました。
古河電工時代の伊勢泰新監督
苫小牧工業を卒業し、古河電工に入社して以来、昨季までの14年間、
ガッツあふれるプレーを、リンク上で披露してきた伊勢新監督。
とはいっても、そのキャリアは決して順風満帆ではありませんでした。

古河電工が活動停止となって、他のチームメイトとともにバックスへ。
その後バックスを退団し、単身アメリカに渡って、プロリーグにトライ。
しかし、契約に至らず帰国することとなり、故郷の苫小牧に戻って、
社会人リーグで、パックを追っていた時期もありました。

バックスファンを沸かせ続けた伊勢泰新監督そんな伊勢新監督が、再びバックスに戻ってくることになった時、
こんな風に話していました。

「迷いはなかったですよ。
バックスでプレーするのがおもしろくって、やめられないんです!
日光のお客さんの中で、ホッケーをやれる気持ち良さなんて、
人生の中で、他には味わえないじゃないですか!
ゴールを決めたら、2000人のファンの人たちが、
立ち上がって拍手をしてくれる。
あの快感を味わったら、やめられないですよ !!」


アメリカから帰国した直後、
伊勢新監督は、誘いがあったトヨタ自動車北海道でプレーをしていました。
そんな縁もあって、トヨタの社員として採用されながら、
バックスで一緒に戦っていた、チームメイトたちからのラブコールに応じ、
超安定企業の社員の座を捨てて、再びバックスに戻ってきたのです。

今季のバックスは予算の制約があることから、限られた戦力で戦わなくてはならない見込みで、
厳しい戦いを強いられることになりそう。
しかも伊勢新監督は、これまで選手一筋で、指導者としてのキャリアはゼロ。

しかし、これまで決して恵まれているとは言い難い環境の中、
バックスでプレーし続けてきた経験に加えて、
「いろいろなキャリアの選手が、いつクビになるか分からない中で、必死にホッケーをしていた」
と振り返ったアメリカのプロリーグにトライした経験や、
「みんな本当にホッケーが好きなんですよ。どんなに仕事で疲れていても、一生懸命に練習をしていた」
と話していた社会人リーグでの経験は、きっと貴重な財産になっているはず。

これまで誰よりもバックスを愛し続けてきた伊勢新監督なら、
厳しい戦いにも、きっと立ち向かってくれるに違いありません!

photo by 243

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