日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
前回(8月10日)の「語りべ」フォト日記でもお伝えしたように、
先日、釧路へ行ってきました!
日本リーグ時代から通じて、毎年、「オフィシャル ・プログラム」の取材をするために、
夏の釧路に足を運んでいるのですが、
この時期の釧路では、実に多くのホッケー選手を見掛けます。
クレインズジュニアに、地元の高校やクラブチームといった、釧路の選手たちだけでなく、
夏合宿に来ている本州の高校や大学の選手など、
まさにリンクは、大にぎわい!
そんな中、先日、十條リンクで、一風変わったチームを見掛けました。
聞こえてくる会話は、全て英語の上に、見た目も明らかに欧米系なのですが、
なかには、思わず親近感が沸いてしまいそうな、アジア風のルックスも!
「?」と思ったので聞いてみると、
カナダ在住の日系カナディアンで編成したチームが、
釧路の高校と親善試合を行うために、来日中とのこと。
そして、そのチームを監督として率いていたのが、
かつて日本でプレーしていた、マイク ・イケダさんでした!
エドモントンで生まれたイケダさんは、
長野オリンピックへ向けての強化策の一環として、
12季前に、日本リーグ(当時)で獲得が認められた、
日系人選手の第1期生として来日。
FWとして、クレインズで2年間プレーしたあと、一旦カナダに帰国。
その後、再び来日して、バックスの前身、古河電工で1年間プレーしました。
カナダに戻ったのを機に、現役を退いたイケダさんは、
コーチとして、第2の人生をスタートさせ、
現在は母校のUBC(ブリティッシュ ・コロンビア大学)で、アシスタントコーチをしているそうです。
「プレーするのも楽しかったけど、コーチングもおもしろいよ!」
と笑顔を見せた、イケダさん。
残念ながら、今回、来日したチームは、
釧路の各高校との試合で、好成績を収めることができませんでしたが、
いつの日か、イケダさんがコーチした選手が、
日本のファンの前でプレーする日が、やって来るかもしれませんね!
◆2006年夏@十條リンク