日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
今季2度目の日本遠征を終えたハルラが、昨日、韓国へ帰国しました。
今回の遠征では、バックスとプリンスラビッツ相手に、1分3敗と、
いいところが見られずじまい…。
しかし、それもそのはず。
ケガなどによって、主力選手を中心に、次々と戦列を離れてしまったため、
3セットを組むのが、やっとの状態。
しかも、接戦が多かったこともあって、試合が進むにつれて、ほぼ2セット回し。
それに加えて、先月25日から13日間で、
アニャン→神戸→西東京→アニャンと渡り歩きながら、
日本の4チームと対戦する “超ハードスケジュール” の真っ只中のため、
選手たちは、まさに疲労のピーク。
そんなタフな戦いを強いられているだけに、
地元に戻って戦う、明日からのクレインズ2連戦での奮起に、期待したいところです。
ということで、
長春編、
チュンチョン(春川)編、
北京編 に続く、
今回の「
アジアの歩き方」シリーズは、
ハルラのホームタウン、アニャン(安養)編です!
アジアリーグ初年度こそ、
ソウル市内でホームゲームを行っていたものの、
ソウル近郊の
アニャン市 からの誘致を受けたことで、
3季前からホームタウンを移して、
チーム名も、アニャンハルラと改称。
市内北部の
総合運動場の中にある、
アニャンアイスアリーナを、ホームリンクに定めました。
昨季の記事でも紹介したように、
アニャンアイスアリーナは、アニャン市の全面協力と、
ハルラのスタッフの方々の努力もあって、
リンク内外を、チームのロゴや選手のバナーで彩ったり、
様々なイベントを実施したりするなど、ファンサービスが充実!
その甲斐あって、昨季は見事に、
「ホッケータウン ・イン ・アジア」を受賞。
その証しの赤いフラッグ(写真左)が、
今季は、リンク内に掲げられています。
“アジア ・ナンバーワンのホッケータウン”
の名に恥じないようにと、アニャンアイスアリーナでは、
今季は、ホットドッグとドリンクがついてくるパーティーシートを、
ゴール裏に新設したり、
バナーのデザインをリニューアルして、
リンクの雰囲気を一新させたり、
ファンクラブ会員用のシートや、ラウンジがキレイになったりと、
さらにファンサービスが充実!
そんな今季の目玉企画は、インターミッションのダンスタイム!
リンク上で踊るチアリーダーに負けないように、目立って踊ると、賞品がゲットできるとあって、
スタンドのファンは一斉に、 Let’s Dance !!
大人も子供も、笑顔を見せながら、みんなで踊っています。
このように、昨季以上に、楽しむことができるにもかかわらず、
残念ながら、他のリンクと足並みを揃えるかのように、今季のスタンドは、ちょっとさびしげ…。
というのも、アジアリーグの日程決定が遅れてしまったために、
リンクの隣にある体育館で行われる、バスケットボールの試合と、
時間が重なってしまうことが、しばしば。
しかし、それでもスタンドには、
今季も、アニャン市の関係者やハルラの会社の方々、
さらに、一生懸命応援している子供たちの姿が、毎試合見られます。
行政、企業、そしてファンが、スクラムを組んでサポートしているのに加えて、
以前の記事でも お伝えしたように、
幼稚園児と小学生を対象とした、ジュニアホッケーチームも誕生。
アニャンアイスアリーナに足を運ぶと、
“アジア屈指のホッケータウン” への足音が、聞こえてきます!
◆アニャンアイスアリーナへのアクセス◆
ソウル市内のホテルなどからアクセスする場合は、
地下鉄1号線のアニャン駅、または、4号線のインドグォン(仁徳院)駅から、
それぞれタクシーで約10分。
インチョン(仁川)空港や、キンポ(金浦)空港から、直接リンクに行く場合は、
アニャンを経由するリムジンバスに乗って約1時間。
4号線 ボムゲ(凡渓)駅近くにある アニャン停留所で下車してから、タクシーで約10分です。
(注:空港リムジンバスのアニャン停留所と、地下鉄のアニャン駅は別の場所になりますが、
新しい高速道路の開通によって、インチョン空港からのリムジンバスは、
アニャン駅前の停留所にも、立ち寄るようになりました。
アニャン駅までの所要時間は、約30〜45分程度です)
リンクの周りを探索すると、ほとんど観光客が訪れることがない、
地元の人たち御用達の食べ物屋さんが、たくさんありますので、
ホッケー観戦の際に、韓国の庶民の味にトライしてみるのも、楽しいかもしれませんよ!
☆「語りべ」注
現地でのリサーチを含め、情報には万全を尽くしたつもりですが、
実際に足を運ばれる方は、どうぞ、ご注意ください。
2010年3月に情報を更新しました。