加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2007.06.25
クイズ・LOVE HOCKEY !! 〜第6問〜
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

アイスホッケーの魅力といえば、何といっても、スピードと激しさ!
「語りべ」も そうでしたが、初めてホッケーを見に行って、
ゲーム展開の速さと、ボディチェックなどの激しさに魅了されて、
ホッケーにハマってしまった! という人も、多いのではないですか?

しかし、その一方で 残念なのは、
試合中のビジュアル的な魅力が、伝わりづらいこと。
選手たちは、ヘルメットを被ってプレーしているため、
「素顔が見えなくて残念」という女性ファンの声を、耳にすることもあります。

特にGKは、ゴーリーマスクが、顔を全て覆っているために、
試合中に、なかなか素顔を見る機会が、ありません。 そこで、、、

突然ですが、問題です!

       素顔のゴーリー7人衆!

この写真に写っている7人は、全員が元GKです。
“素顔のGK7人衆” のうち、あなたは何人知っていますか?
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QUIZ LOVE HOCKEY !! | comments(23) | trackbacks(0)
2007.06.24
続・デンマークの躍進

日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

以前の記事でもお伝えしたように、
しっかりしたプランと、効果的な強化が実を結んでいる デンマークが、
世界のアイスホッケー界で、躍進を遂げ始めていますが、
一昨日、昨日(ともに現地時間)の二日間にわたって行われた、「NHLドラフト」でも、
またまた、デンマークの躍進を感じさせる出来事がありました。

ナント! セントルイス ブルースが、ドラフト1巡目で、
デンマーク人プレーヤーを指名したのです !!

指名を受けたのは、ラルス ・エラー 選手(FW ・18歳)。
今季は、スウェーデンのジュニアリーグで、39試合に出場して、18ゴール37アシストをマーク。
所属した フロルンダ ジュニアチームで、ポイント王となる活躍を見せました。

NHLドラフトが行われる前には、
セントラル スカウティング リポートと銘打った 指名候補選手のランキングが、
毎年 発表されるのですが、エラー選手は、
「スキルのあるプレーメーカーで、スピードもあって、パックコントロールも上手」と、
北米出身以外のプレーヤー(FW&DF)部門で第3位 の高評価。
そんな期待の選手とあって、NHL全体でも、13番目に 早々と指名されました。

ちなみに、エルラー選手は、
4月に行われた「U18世界選手権 ・ディビジョン1」でも、
デンマークの 第1セットのFWとしてプレーして、優勝に大きく貢献。
日本戦では、試合終了6秒前に、決勝ゴールをゲットして、
ベストプレーヤーにも選ばれています。

ここ数年で、デンマーク出身の選手が ドラフト指名を受けることは、珍しくなくなりましたが、
ドラフト1巡目で指名されたのは、エラー選手が史上初!
そんな快挙を、デンマーク アイスホッケー協会は、
ホームページのトップニュースで紹介して、エールを送っています。

決して人気が高いわけではなく、予算も潤沢でないにもかかわらず、
しっかりしたプランと、効果的な強化で、躍進を続けているデンマーク。

世界ランキングを12位とアップさせただけでなく、
U20とU18代表が、ディビジョン1で 揃って優勝。
さらに、2人の選手がNHLでデビューを飾るなど、
明るいニュースが相次いだ今季を締めくくる 若きヒーローの誕生は、
来季以降の、さらなるデンマークの躍進を予感させます!

 

<2020年5月追記>

その後、ワシントンに移籍したエラー選手は、

王手をかけて臨んだ試合で貴重なゴールを決めるど、ファイナルで活躍し、

デンマーク人で初めてスタンレーカップに名前が刻まれました。

 

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2007.06.20
NHLドラフト
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

先日の記事でもお伝えしたように、
NHLは、シーズンを締めくくる アワードも終了して、オフに入りましたが、
今週末には、現地のホッケーファンが注目しているイベントが、開催されます。
それは、「NHLドラフト」です!

「ドラフト」と聞くと、日本のプロ野球のドラフト会議を、思い浮かべる人も多いでしょうが、
NHLのドラフトは、規模が違います!

会場は、ホテルのホールなどではなく、普段 試合を行っているホームアリーナ。
リンクにパネルを敷き詰めて、その上に、ステージや大型ビジョンなどを設置。
照明なども用いて、華やかにショーアップされます。

さらに、有力選手が揃う一巡目指名は、テレビの生放送があったり、
オリジナルグッズが販売されたりと、
NHLドラフトは、まさに オフシーズンの一大イベントなのです!

ドラフトは、2日間にわたって行われますが、
わざわざチケットを買って、スタンドに詰め掛ける 熱心なファンも少なくないだけに、
ホストチームにとっては、プロモーションのビッグチャンス。
オールスターゲームと同じように、
毎年 各チームが、ドラフトの開催地に名乗りを上げています。

そんな中、見事に今年の開催権を手にしたチームは、
コロンバス ブルージャケッツ

一足早く、今日(現地時間)から、選手参加のイベントを行ったり、
一巡目指名が行われる22日には、
来季から使用する 新しいジャージのお披露目を予定するなど、
ドラフト開催を利用して、チームの知名度と人気のアップに、余念がありません。

ところで、現地の報道などによれば、
今年のドラフトはスーパースター候補が少なく、やや不作との声も聞かれるだけに、
各チームの スカウトの腕が問われるところ。

そんな中、「語りべ」は、
アトランタ スラッシャーズ の指名する選手に、注目しています。

というのも、スラッシャーズには、
日本のファンの人にもお馴染みの スカウトがいるのです。
それは、八幡真 (やはたしん)さん!

アトランタスラッシャーズのスカウトを務める八幡真さんスウェーデン育ちの高いスキルを武器に、
20歳の時から、お母さんの祖国である日本でプレー。
現役時代は、C Fとして、コクド(現プリンスラビッツ)と王子製紙に在籍。
なかでもコクド時代は、日本リーグのポイント王に輝くなど、
チームの看板選手だったのに加えて、
長野オリンピックのオーストリア戦で、
22年ぶりの勝利を呼び込む ゲームウイニングショット決めたように、
日本代表の主力としても活躍しました。

現役を退いたあと、昨季は ノルディック バイキングスのGM を務めながら、
新たにホッケースティックのブランドを設立

残念ながら、今季はバイキングスが休部となってしまいましたが、
スラッシャーズのスカウトに就任しました。

八幡さんとスラッシャーズとの契約は、パートタイムスカウト。
詳細な契約内容は分かりませんが、
一般的なパートタイムスカウトの活動を、八幡さんに置き換えてみると、
新しいスティック ブランドの仕事の傍らで、
生まれ故郷の北欧を中心に、ヨーロッパの選手の情報を集めて、チームにリストを提出。

その選手が、ドラフトで指名され、スラッシャーズと契約すれば、
八幡さんに、報酬が支払われるという仕組みです。

スラッシャーズといえば、
エースFWの イリヤ ・コバルチャク 選手や、守護神の カリ ・レトネン 選手など、
北米出身以外のドラフト指名選手が、チームの顔となっているだけに、
もしかしたら、八幡スカウトが発掘した選手が、
スラッシャーズのスターになる日が、やってくるかもしれませんね。

◆photo by 243

★本日の小ネタは…
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2007.06.17
2007−08大会日程発表!

日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

7月1日から始まるアイスホッケー界の新年度を前に、
昨日、横浜市内のホテルで、
(財)日本アイスホッケー連盟の理事会と評議員会が行われました。

 

 

福藤豊選手



その席上では、今季 NHLでデビューを飾った 福藤豊選手に、
富田正一会長から、殊勲賞が贈られたのとともに、
来季の競技事業計画と、強化事業計画案も承認され、
ファンには気になる 各大会の日程が、発表されました!

尚、大会や強化合宿は、期間が変更になったり、
開催されない場合もありますので、
観戦の際には、必ず最新のスケジュールを ご確認ください。

───────────────────────────────────────  

【男子】
全日本選手権」 → 2月5日〜10日or11日 @北海道
国民体育大会」 → 1月28日〜2月1日 @軽井沢
Jアイス NORTH」 → 開催時期、開催地未定
Jアイス WEST」 → 開催時期、開催地未定

【大学生】
日本学生氷上競技選手権」(インカレ) → 1月6日〜9日 @苫小牧

【高校生】
全国高校選抜」 → 8月11日〜15日 @苫小牧
全国高校スケート競技選手権」(インターハイ) → 1月22日〜25日 @山梨

【中学生】
全国中学校スケート競技会」(全中) → 2月8日〜11日 @伊香保
全日本少年大会」 → 3月 @釧路

【小学生】
風越カップ」 → 3月 @軽井沢

【オールドタイマー】
全日本オールドタイマー」 → 4月 @仙台

【女子】
全日本選手権Aグループ」 → 3月13日〜16日 @札幌
全日本選手権Bグループ」 → 2月15日〜17日 @日光
全国中高生女子大会」 → 12月22日〜24日 @日光

【インライン】
全日本選手権Aグループ」 → 開催時期、開催地未定
全日本選手権Bグループ」 → 7月14日〜16日 @兵庫県柏原
全日本女子選手権」 → 7月14日〜16日 @兵庫県柏原

【男子ナショナルチーム】
U25代表合宿」 → 8月23日〜24日 @苫小牧
ドイツカップ」(事前合宿を含む) → 11月3日〜11日 @ドイツ ・ハノーバー
国際大会」 → 12月11日〜16日 @ハンガリー
国内強化合宿」 → 4月上旬、開催地未定
世界選手権ディビジョン1 ・グループB」 → 4月13日〜19日 @札幌
・参加国 = 日本、ウクライナ、ハンガリー、エストニア、リトアニア、クロアチア

【ユニバシアード】
関東 ・関西学生交流」 → 1月 @大阪

【U20】
U20カナダトーナメント」 → 9月4日〜10日 @カナダ ・ノートルダム
海外強化合宿」 → 12月上旬、開催地未定
世界選手権ディビジョン2 ・グループA」 → 12月9日〜15日 @イタリア
・参加国 = 日本、イタリア、ルーマニア、韓国、アイスランド、ベルギー

【U18】
ジュニアオールスター」 → 2月10日〜11日 @苫小牧
海外強化合宿」 → 3月下旬、開催地未定
世界選手権ディビジョン1 ・グループB」 → 4月2日〜8日 @ラトビア ・リガ
・参加国 = 日本、ラトビア、ノルウェー、イタリア、オーストリア、オランダ

【U16】
IIHFデベロップメントキャンプ」 → 6月30日〜7月6日 @フィンランド ・ビエルマキ
IIHFアジア デベロップメントキャンプ」 → 7月29日〜8月4日 @中国 ・昆明
「全国選抜エリートキャンプ」 → 8月9日〜12日 @釧路
長野オリンピック記念大会」 → 2月8日〜10日 @長野

【女子ナショナルチーム】
ミニキャンプ」 → 6月30日〜7月1日 @苫小牧、釧路、東京
海外強化合宿」 → 7月20日〜31日 @カナダ ・カルガリー
サマーキャンプ」 → 8月2日〜5日 @帯広
「国内強化合宿」 → 10月20日〜23日 @北海道
国際交流大会」(4ネイションズカップ) → 10月24日〜28日 @北海道
国際大会」 → 2月4日〜10日 @スイス
国内強化合宿」 → 3月下旬 開催地未定
世界選手権」 → 4月4日〜13日 @中国 ・ハルビン
・参加国 = 日本、カナダ、アメリカ、スウェーデン、フィンランド、スイス、中国、ロシア、ドイツ

【インライン】
世界選手権」 → 開催時期未定 @スロバキア

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2007.06.15
MVPは19歳!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事で紹介したように、
今季のNHLは、アナハイム ダックスが、チーム創設14シーズン目にして、
初のスタンレーカップを勝ち取って、全日程を終了。

昨日(現地時間)トロントでは、
実に8ヶ月にも及んだ 激しいシーズンの締めくくりとなる「NHLアワード」が行われ、
各個人賞の発表と、表彰が行われました!

ウエイン・グレツキー氏以来となる19歳のMVPシドニー・クロスビー選手最も活躍した選手に与えられる
ハート トロフィー(レギュラーシーズンMVP)に輝いたのは、
シドニー ・クロスビー 選手(ピッバーグ ペンギンズ)!

プロフェッショナル ホッケー記者協会会員による投票では、
最終候補としてエントリーされていた
マルタン ・ブロデューア 選手(ニュージャージー デビルス)と、
ロベルト ・ルオンゴ 選手(バンクーバー カナックス)という、
リーグを代表する二人のGKを、大きく上回るポイントを集めました。

さらにクロスビー選手は、レスターBピアソン アワード(NHL選手会が選ぶMVP)と、
アートロス トロフィー(最多ポイント賞)も獲得するなど、
デビュー2年目にして、名実ともに “NHLナンバーワン プレーヤー” に君臨!

ちなみに、19歳にしてハート トロフィーを獲得したのは、
あの ウエイン ・グレツキー 氏(現フェニックス コヨーテス ヘッドコーチ)に続く、
史上二人目の快挙です!

グレツキー氏は、19歳の時に、初めてレギュラーシーズンのMVPに選ばれて以来、
8年続けて ハート トロフィーを獲得。
ゴール、アシスト、ポイントの通算記録を全て塗り替え、
“ザ ・グレートワン” と呼ばれたほどの大選手となりましたが、
クロスビー選手は、これから どこまで輝きを増していくのでしょうか?

ペンギンズのキャプテンとしてだけでなく、
若きNHLのリーダーとしても、クロスビー選手のプレーからは、目が離せそうにありません!

◆photo by 243
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2007.06.07
新たな戦いの始まり
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

「ダックスの強さが目立った試合でしたね」

今日の試合の生中継に “緊急ゲスト出演” してくれた、
日本人初のNHLプレーヤー 福藤豊 選手が、こう振り返っていたように、
スタンレーカップ ・ファイナル第5戦は、
3勝1敗と王手をかけていた アナハイム ダックス が、オタワ セネターズ を相手に、6−2と大勝。
チーム創設14季目にして、悲願の初優勝を飾りました!
チャンピオンのみが手にすることができる栄光の証・スタンレーカップ
試合終了後のセレモニーでは、
NHLの ゲーリー ・ベットマン コミッショナーから、
プレーオフMVPにも輝いた キャプテンの スコット ・ニーダマイヤー 選手へ、
スタンレーカップが手渡されると、
その後は、首脳陣やフロント、
さらに裏方の人たちも含めた ダックスのオールメンバーが、
スタンレーカップを、順番に手渡しでリレー。

誇らしげに高々と掲げたり、歓喜のキスをしたりして、
17000人の地元ファンとともに、喜びを分かち合いました!
             「ポジティブに考えろ!」
             「アグレッシブなプレーを!」
             「自分勝手なプレーはするな!」
             「言い訳をしない!」
             「全ての選手がリーダーだ!」
放送でもお伝えしましたが、チャンピオンに輝いた ダックスのドレッシングルームには、
プレーオフに入ってから、こんな言葉が掲げられていました。

これは、チームを率いる ランディ ・カーライル ヘッドコーチが、
選手たちに説いた “プレーオフの心得”。

現役時代は、NHLのベストDFにも輝いた名選手としての経験と、
ワシントン キャピタルズの アシスタントコーチや、
AHLのチームなどで、ヘッドコーチを務めていた時に学んだという この教えは、
ダックスの選手たちに、しっかり浸透していました。

番組の解説者の ジェイムス ・イエローリーズ 氏(カナダ教育連盟日本代表)が、
「GKもDFも、よく頑張っていたし、FWも、全てのラインが仕事をした。
ダックスの優勝は、チームとしての勝利」 と話していたように、
全ての選手が、自分の役割を果たしていたダックスは、接戦になると無類の強さを発揮。
このプレーオフであげた16勝のうち、実に12勝が1点差勝利という、
NHLタイ記録をマークしました。

それに加えて、同じく解説者の 信田憲司 氏(元日本代表GK)が、
「ベンチに入っていない選手のパフォーマンスも、よく把握して、
選手の特性を活かしたベンチワークが、見事でしたね」 と分析していたように、
NHLキャリアのない若手選手を、いきなりプレーオフで起用してみたり、
状況に応じた細かいラインチェンジなどのベンチワークは、まさに圧巻。

その一方で、カーライル ヘッドコーチは、
「勝利を喜ぶのは、試合終了後10分間だけ。10分経ったら、次の試合のことを考えろ!」
という “10分ルール” を設けて、
選手たちに、スタンレーカップ獲得という最終目標を、常に意識させながら、
2ヶ月間に及ぶプレーオフを、戦い続けました。

このように卓越した手腕を発揮して、
ダックスをチャンピオンへと導いた カーライル ヘッドコーチですが、
丁度 一年前、ファイナルを目前にして、エドモントン オイラーズに敗れた後、
こんな誓いを立てたのだそうです。

「平凡なチームには、ならないぞ!」

というのも、近年のNHLでは、勢いに乗ってプレーオフを勝ち上がった翌年に、
失速してしまうチームが、よく見られます。
そんな一年限りのチームとは違う! ことをアピールしようと、
今季は、レギュラーシーズン序盤から、首位を快走。

中盤戦に入って、主力選手にケガ人が続いてしまったこともあって、
デトロイト レッドウイングスに、トップの座を譲ってしまったものの、
ウエスタン カンファレンス第2位という好位置で、プレーオフへ。

NHLで最も失点の少なかった ミネソタ ワイルド、
鉄壁の守護神 ロベルト ・ルオンゴ 選手を擁する バンクーバー カナックス、
さらに、優勝10回を誇る名門 レッドウイングス、
そして、ファイナルでは、イースタン カンファレンスの覇者 セネターズと、
プレーオフで 並み居る強豪チームを倒しての、スタンレーカップ獲得は、
ダックスが、「平凡なチーム」ではないことの、何よりの証となりました。

実は、カーライル ヘッドコーチには、もう一つ、
一年前に立てた誓いがあるのだそうです。 それは…、
「勝ち続けるチームを作る」 こと。

今季限りで、契約が切れてしまう選手もいるのに加えて、
サラリーキャップ(チーム年俸総額規制)制度もあるため、
優勝したあとのオフは、契約が難航し、主力選手の流出が相次ぐことも。

しかし、それでもカーライル ヘッドコーチは、
プレーオフで破ったライバルチームを例に挙げて、
「レッドウイングスのように、毎年 優勝を狙えるチームを作っていく」
と “常勝チーム” を目指しています!

「平凡なチーム」ではなくなったことを証明した その瞬間、
「勝ち続けるチーム」へ向けての、ダックスの 新たな戦いが始まったのです。

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2007.06.06
4番バッターの差
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのチャンピオンを決める「スタンレーカップ ・ファイナル」は、昨日、第4戦が行われ、
アナハイム ダックスが、3−2で オタワ セネターズを下して、
対戦成績を、3勝1敗としました。

初のスタンレーカップ獲得に向けて、王手をかけたダックスの中で、
チームの勝利に大きく貢献したのが、
第1セットのC F アンディ ・マクダナルド 選手!

この日は 2ゴール1アシストと、ダックスの全ての得点を演出。
なかでも、1点ビハインドで迎えた第2ピリオド中盤には、
わずか1分間で、電光石火の連続ゴールをゲット!
高いスキルとスピードを存分に披露した、この連続ゴールには、
2万人を超すセネターズファンで埋まったスタンドが、静まり返っていたほどでした。

これでマクダナルド選手は、ファイナルに入ってからの4試合で、4ゴール1アシスト。
これまでアシスト2つだけと振るわない、
セネターズの第1セットのC F ジェイソン ・スぺッツァ 選手とは対照的に、
厳しいマークの中でも、コンスタントに ポイントを積み重ねています。

ところで、対照的といえば、
両チームの第1セットのC Fは、そのキャリアも正反対。

16歳の時から、U20カナダ代表チームでプレーするなど、アマチュア時代から注目を集め、
2001年のドラフトで、セネターズから1位(全体2番目)指名された スぺッツァ選手に対して、
マクダナルド選手は、(NHL選手としては大きいとはいえない)180cmのサイズが災いしてか、
ドラフト指名を受けることなく、2000年にフリーエージェントで、ダックスと契約。
ルーキーシーズンから、試合出場のチャンスを得ていたとはいうものの、
決して目立った選手では、ありませんでした。

そんなマクダナルド選手に 追い風となったのが、NHLのルール改定。
昨季から、スティックを使ったチェックや、
パックを持っていない選手に対するプレーへの ペナルティの基準が、厳しくなったことで、
持ち前の高いスキルとスピードを、存分に発揮できるようになって、一気にポイント量産。

ここ2年間は、第1セットの司令塔として、50アシスト以上をマークするなど、
一躍ダックスの “看板C F” に!
さらに今季は、ケガによって辞退した選手に代わる 代役出場ではあったものの、
初めてオールスターゲームにも出場し、一流選手の仲間入りを果たしました。

NHL選手ではありませんが、
日本のチームで、“看板C F” を務めている 何人かの選手たちから、
こんな言葉を耳にしたことがあります。
「やり甲斐もありますけれど、責任もありますよ」

どれだけ厳しいマークをされても、結果を残さなければいけない “チームの顔”
その働きが、勝敗に直結する第1セットのC Fは、
野球に例えると、まさに 4番バッター!

王手をかけたダックスと、王手をかけられてしまったセネターズ。

その状況を生んだのは、
“氷上の4番バッター” の差が、大きく影響しているのかもしれません。
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2007.06.05
続・気になる投票結果
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨日、国際オリンピック委員会(I O C)は、
2014年に行われる 冬季オリンピックの開催候補地3都市を視察した、
評価委員会の報告書を発表。

既に、一部の日本のメディアでも 記事になっていますが、その内容を見ると、
いくつかの問題点を指摘された ザルツブルグ(オーストリア)と、ソチ(ロシア)に対して、
ピョンチャン(平昌=韓国)は、
「政府のサポートも強力で、予算的にも大きな問題はない」
と評価されているようで、ピョンチャン オリンピックへ向けて、半歩リード !?

尚、以前の記事で、「開催地が決定するのは、7月7日」と紹介しましたが、
7月4日の I O C 総会にて、開催地が決まることになったそうです。

あと1ヶ月後の投票結果が、やっぱり気になりますね。
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2007.06.04
ミスター・シュートブロック
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLの「スタンレーカップ ・ファイナル」は、
昨日、舞台をオタワのスコシアバンク プレイスに移して、第3戦が行われ、
オタワ セネターズが、5−3のスコアで、アナハイム ダックスを下して、
シリーズ初勝利をマークしました。

NHLの公式戦では、全ての試合で、
ファーストスターからサードスターまで、3人の選手が発表されるのですが、
この日の試合で、ファーストスターに選ばれたのが、
セネターズのDF アントン ・ボルチェンコフ 選手!

といっても、よぼとのNHLファンでないと、
どんな選手なのか、知らない人も多いのでは?

ミスターシュートブロック!アントン・ボルチェンコフ選手トリノオリンピックや U20の世界選手権で、
ロシア代表の一員としてプレーしたものの、
25歳のボルチェンコフ選手の NHLキャリアは、まだ4年だけ。
しかも、セネターズのレギュラーを勝ち取ったのは、昨季からで、
もちろんタイトルを手にしたことも、ありません。

プレースタイルも、183cm108kgという
恵まれたサイズを活かした、ディシェンシブなプレーが身上。
これまで通算229試合に出場していますが、
ボルチェンコフ選手の得点は、わずかに9ゴールのみです。

しかし、今季のレギュラーシーズンでは、
ボルチェンコフ選手が、ある部門で、リーグトップの数字を残しました。
それは、シュートブロックの数!

その数は、実に273。
これを、ボルチェンコフ選手が出場した78試合で割ると、1試合あたり3.5回。
つまり、各ピリオドごとに必ず1回は、体を張って相手のシュートを防いでいる、
まさに “ミスター ・シュートブロック” なのです!

「シュートブロックはDFの仕事。
相手は、どんどんシュートを放ってくるから、ボクは ただシュートをブロックするだけ」

テレビのインタビューに対して、平然と語っていたボルチェンコフ選手。
プレーオフに入ってからは、静かな闘志がアップしたのか、
1試合平均のシュートブロックの数は、レギュラーシーズンを上回る4.3回。
ファイナルの第1戦では、ナント 10回も、体を張って相手のシュートを阻みました。

そんなボルチェンコフ選手ですが、
この日は、守りだけでなく、1ゴール1アシストと、攻めでも大活躍。
特に、第3ピリオド中盤に、ゴール裏からのパスを、ワンタイム(ノートラップ)で叩いたシュートは、
リードを2点と広げ、セネターズの勝利を決定づける、貴重な得点となりました。

その活躍に刺激を受けてか、
これまで完全に封じられていた セネターズのトップラインが、
(足に当たって入ったラッキーなものでしたが)ファイナル初ゴールを決めれば、
他のラインも負けじと、ゴールをゲット!

前の試合で完封された ダックスのGK ジャン セバスチャン ・ジゲール 選手を相手に、
全てのラインが、得点を決めました。

貴重なゴールをゲットして、
テレビのインタビューに応えていた時の表情とは対照的に、
歓喜の表情を見せた ボルチェンコフ選手

この日の試合中の激しいチェックで、ダックスの主力DF クリス ・プロンガー 選手が、
明日の試合は 出場停止となってしまったため
“ミスター ・シュートブロック!” の活躍を呼び水にして、
自慢の得点力が 蘇ったセネターズは、
第4戦でも、地元ファンを沸かせてくれそうです!
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2007.06.03
連覇へ始動
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨日の記事で、新キャプテンを発表して、新たなスタートを切った
ピッバーグ ペンギンズの話を紹介しましたが、
来季へ向けて動き始めているのは、NHLのチームばかりではありません。

昨季はアジアリーグと全日本選手権の二冠を勝ち取ったクレインズ昨季は、アジアリーグと全日本選手権を ともに制して、
チーム史上初の二冠に輝いた 日本製紙クレインズが、
明日から、十條リンクで合同練習をスタート。
早くも連覇へ向けて、始動します。

クレインズのみならず、束の間のオフを挟んで、
既に、トレーニングを始めている選手も多い様子。
少しずつですが、来季ヘ向けての足音が、
これから聞こえ始めてきそうですね!
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