日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
昨日の試合で、年内の全日程を終了したアジアリーグが、
終盤戦を迎えているのとは対照的に、
NHLのレギュラーシーズンは中盤に差し掛かり、激しい攻防が続いています。
開幕から3ヶ月を経過して、各チームが、日程の半分近くを戦い終えましたが、
際立った強さを見せているチームがあります。
それは、
デトロイト レッドウイングス!
今季のレッドウイングスは、
レギュラーシーズンの折り返し地点となる、24日と25日のクリスマスブレイクまでに、
全30チーム中トップの、勝点55ポイントをマーク。
36試合を消化して、(第3ピリオドまでに敗れて)勝点を奪うことができなかったのは、
わずか7試合だけなのに加えて、
ホームゲームでは、16勝2敗1OT負けと、無類の強さを発揮しています!
そんなレッドウイングスの強さの秘密は、何といっても、NHLでも指折りの攻撃力。
1試合あたりの平均得点「3.6」という数字は、こちらもリーグトップ。
完封負けどころか、1ゴールだけに抑えられた試合さえ、一度もありません。
その強力な攻撃力を支えているのは、
NHLだけでなく、ソルトレイクや トリノオリンピックでも、
世界のホッケーファンを沸かせた3人が揃う、レッドウイングスのトップライン!
パペル ・ダツック 選手と、
ヘンリク ・ゼッターバーグ 選手のコンビが、
思わず見とれてしまうほどの、際立ったスキルとホッケーセンスを披露すれば、
トーマス ・ホルムストローム 選手は、
どれだけ相手チームのDFにチェックされても、ゴール前を譲らない “強さ” を発揮して、
この3人だけで、実に、レッドウイングスの半分近くの得点をゲット。
「NHLアイスホッケー」の中継で、解説者としても活躍中の、
若林クリス SEIBUプリンスラビッツ監督が、
「この3人は、どこのチームにも止められない!」
とまで言うほどの、文字どおり “世界最強のトップライン” なのです。
しかし、クリスマスプレイクを目前に控えた
セントルイス ブルース戦で、
ホルムストローム選手が、ヒザを負傷して、試合途中に退場。
ゴール前の仕事人を欠いてしまったことで、、
開幕以来、おもしろいように決まっていたパワープレーが、5回もありながら、
不発に終わっただけでなく、
ブルースを上回る36本ものシュートを放ったにもかかわらず、2得点のみ。
強力な攻撃力が影を潜めてしまったレッドウイングスは、
およそ1ヶ月ぶりに、勝点を手にすることなく、
レギュレーションタイムでの黒星を喫してしまいました。
その6日後、レッドウイングスは、リベンジを目ろんで、
再び、セントルイスへと乗り込みますが、
ホルムストローム選手の故障が、完治していないだけでなく、
ゼッターバーグ選手も、腰を痛めて欠場する緊急事態が発生!
世界最強のトップラインの3人のうち、
2人をケガで欠いてしまったレッドウイングスに対して、
ここのところ2年続けて、プレーオフ進出を逃しているブルースは、
ポール ・カリヤ 選手を、オフにFAで。
さらに、アナハイム ダックスのトップラインの一員として、昨季の優勝に貢献した、
アンディ ・マクダナルド 選手を、シーズン途中にトレードで、
それぞれ獲得するなど、今季は攻撃力がアップしているだけに、
ブルースファンの期待も高まり、チケットはソールドアウト!
超満員となったスタンドからの声援に応えて、またもブルースが強敵を下すのか !?
それとも、得点源の二人を欠きながら、レッドウイングスがリベンジを果たすのか !?
勝負の行方が気になる セントルイス ブルース 対 デトロイト レッドウイングスの一戦は、
「語りべ」が実況を担当している、
CS放送 ・Jスポーツの「
NHLアイスホッケー」で、1月1日午後3時からオンエア!
予報によると、明日は天気が良くないところも多いようなので、
元日は、テレビの前で、ご家族一緒に 「2008年最初の戦い」を、お楽しみください!