日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
2008年も、(今日を含めて)あと3日になりました!
テレビのニュースでは、帰省ラッシュや、
年末年始を海外で過ごす人たちの出国風景などが、紹介されるようになってきて、
年の瀬ムードが、一気に高まってきましたね。
アジアリーグも、昨日の試合をもって、年内の日程を終えましたが、
この週末に試合が行われた、日光と韓国のアニャン(安養)では、
2008年を締めくくる熱い戦いが、繰り広げられました!
なかでも、アニャンアイスアリーナで行われた、
アニャンハルラ vs High1(ハイワン)の韓国ダービーは、
アジアリーグ最大のライバルバトルの名に違わぬ大激戦!
めまぐるしく攻守が切り替わる、息もつかせぬ展開の中に、
意地と意地の激しいぶつかり合いが見られ、
得点差を感じさせない、手に汗握る2連戦に。
それだけに、もしかしたら、韓国のホッケーファンの人たちは、
ちょっと遅めのクリスマスプレゼントを、もらった気分になれたかもしれません。
しかし、この週末に、アニャンアイスアリーナで観戦した人たちへのプレゼントは、
それだけではありませんでした!
今月22日が、チームの創設記念日(14周年)だったとあって、
マシソヨな(=おいしい!)特製のお菓子が、入場者全員に配られたり、
インターミッションのシュートゲームのゲストに、韓流スターが登場して、
スタンドのファンへ、プレゼントを投げ込んだりと、
通常の試合にも増して、ファンサービス盛りだくさんでしたが、
最大のプレゼントは、ナント 入場無料だったこと!
というのも、この2連戦は、地元のチャリティ団体と協賛して、
入場料を無料にした上に、いつも以上のファンサービスを行って、募金を募り、
集まったお金を、恵まれない人たちのために、全額寄付するのだそうです。
NHLをはじめ、北米やヨーロッパのプロリーグでは、
シーズン中でも、様々なチャリティ活動を行っていますが、
アジアリーグの各チームも、チャリティ活動へ積極的に取り組むことで、
チームの存在意義を、もっと高めていって欲しいですね!
ところで、
オフィシャルホームページでも紹介されているように、
ハルラは、既に大学の公式戦が終了していることから、
26日に開催された「韓国アイスホッケードラフト」会議で指名した3選手を、
アジアリーグに新規登録申請し、27日付で受理されました。
そんな期待のルーキーたちが、
昨日の試合後、リンク上に姿を現し、大勢のファンの前にお披露目となりましたが、
注目は、何と言っても、今年のドラフトで、イの一番にハルラからの指名を受けた、
#87 チョ ・ミンホ 選手(176cm 79kg FW 高麗大学)!
昨季の世界選手権(ディビジョン1)で、
韓国代表チームの中では、
最も多くのゴールをゲットした実績があるだけに、
シム ・ウィシク監督も、
「スキルが高いので、ハルラに入ってからも、
得点力アップに貢献してくれるはず。
さらに、ちゃんとチームプレーもできる選手」
と高く評価しています。
ちなみに、チョ ・ミンホ選手のポジションはCF。
得点力があって、チームプレーもできるのに加えて、
大学時代に対戦していた
#1 キム ・ギソン 選手が、
「体は大きくないけれど、キレがある動きをする」というプレースタイル。
その上、背番号が「87」とくれば、
あの!
シドニー ・クロスビー 選手(ピッツバーグ ペンギンズ)のようなプレーを、
見せてくれそうな予感も !?
リーグ登録は完了したものの、選手層が厚いこともあって、
今季中に、実戦で起用されるかどうかは、定かでないそうですが、
スピード抜群のウイングとして期待される
#10 チョン ・ビョンチョン 選手らとともに、
ルーキートリオのデビューが、待ち望まれます。
対して、ライバルのHigh1も、
ドラフトで4選手(GK1、CF2、DF1)を指名。
(現時点までアジアリーグからの新規登録公示はなし)
「来年の話をすると鬼が笑う」 という、ことわざがありますが、
昨季のヤングガイ ・オブ ・ザ ・イヤー(最優秀新人)賞に輝いた、
High1の
#31 オム ・ヒョンスン 選手や、
いきなり指折りの働きを見せている、
キム ・ギソン 、#36 パク ・ウサン 両選手 (ともにハルラ)のように、
ここ数年の韓国人若手選手の活躍には、目を見張るものがあるだけに、
“ハルラのクロスビー” だけでなく、
ドラフト指名された7選手のアジアリーグデビューが、今から楽しみですね!
★本日の小ネタは…