加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2009.06.30
速報!アジアリーグニュース 〜最強コンビ復活!〜
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ティム・スミス選手High1の パク ・ビョンチョル マネージャーのブログ によると、
アジアリーグの2年連続得点王に輝いた実績を誇り、
今季は、スイスやドイツでプレーしていた、
ティム ・スミス 選手(FW 28歳)と再び契約し、
2年ぶりとなる High1 への復帰が、決定したそうです。

既に High1 は、シーズン終了後に、
#79 アレックス ・キム 選手との契約を更新していることから、
昨季(2007−08)のレギュラーシーズンで、
揃って得点王を獲得した両選手のプレーが、また見られることに!

ティム ・スミス選手と、アレックス ・キム選手が揃ってプレーしていた昨季は、
パワープレーを中心に、強力なオフェンス力を誇っていただけに、
“最強コンビ復活” は、High1 の大きな戦力となりそう!

尚、同ブログによると、残りの外国人選手に関しては、現在 交渉中の模様です。

◆photo by YONSU
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2009.06.29
速報!アジアリーグニュース 〜ラビッツの7選手の移籍が合意〜
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

日光アイスバックスから、今日配信されたリリースによると、
今季限りで活動終了となった SEIBUプリンスラビッツの、
鈴木貴人菊地尚哉大久保智仁山口和良内山朋彦河村正博
各選手の移籍獲得が決定し、ラビッツとの契約満了後の8月1日に、正式契約をするとのことです。

   村井忠寛 ヘッドコーチのコメント
   「実績と実力を兼ね備えた日本のトッププレーヤー6人を獲得できたことは、
   チームにとって、大きな意味がある。まさに、戦いのスタートラインに立ったと感じる。
   日本のトップチームでプレーしていた彼らの経験とキャリアが、
   今の若いバックスの選手と、どう融合していくのかとても楽しみ。
   選手だけでなく、私も彼らから学ぶことが、たくさんあるだろう」

また、アジアリーグ ジャパンオフィスからのリリースによると、
同じくラビッツの 山田佑哉 選手の、High1への移籍も合意に達したそうです。
アジアリーグ | comments(11) | trackbacks(0)
2009.06.26
怪物くんが選ぶチームは?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ベルセンターNHLは、スタンレーカップを目指しての激しい戦いが続いた、
プレーオフ ファイナル と、
各賞発表&表彰セレモニーの アウォード が終了しました。

しかし、もう一つのお楽しみを、忘れてはいませんか?
そうです! 今日と明日(現地時間)の二日間にわたって、
モントリオールのダウンタウンにあるベルセンターで、
NHLドラフト」が開催されます。

NHLドラフトは、指名候補選手を公式にランク付けした、
スカウティングリポートが、事前に発表されるのに加えて、
上位指名が有力視される選手は、小さい頃からの写真まで載せて紹介されたり、
現地の各メディアには、モックドラフト(模擬ドラフト)の記事が、特集されるなど、
まさに、オフのビッグイベント!

ドラフトがスタートしてからも、会場でトレードが成立して、
その見返りとして、指名目前のドラフト権が、他のチームへ移ることも珍しくないため、
未来のスター候補たちが、どのチームに指名されるのか? 
多くのホッケーファンが、その行方に注目しているのです。

ところが、今年はドラフト候補以上に、その行方に注目が集まっている選手がいます。
それは、ヨナス ・グスタフソン 選手!

先日の記事で紹介したように、グスタフソン選手は、
今季のスウェーデンリーグで、連続無失点記録を更新するなど、抜群の成績を残して、
チームを3年ぶりの優勝に導き、
ヘッドコーチから “怪物くん” というニックネームが与えられたほどの、スーパーゴーリー!

FAの権利を行使して、NHLでプレーしたい! と伝えられたことから、
代理人のコメントによると、NHL全30チーム中、実に24チームからアプローチがあり、
その中から、おメガネにかなった、
コロラド アバランチサンノゼ シャークスダラス スターズトロント メイプルリーフス
の4チームとの交渉に臨むため、
先日から北米を訪れて、ホームアリーナや、練習施設などを見学しました。

エアカナダセンターのドレッシングルームに、
歴代の名GKたちのジャージを飾って歓迎したメイプルリーフスのように、
どのチームも、“怪物くん” のハートを射止めようと、一生懸命だったそうですが、
なかでも、インパクト抜群だったのが、チーム改革に取り組んでいる、スターズ。

新たにGMに就任した ジョー ・ニューウェンダイク 氏は、プレゼンテーションを終えると、
お隣のアーリントン市にある、テキサス レンジャーズの本拠地球場へ連れて行って、
一緒にメジャーリーグの試合を観戦、、、
かと思いきや、グスタフソン選手を、始球式に登板させたり、
かつて球団オーナーだった、ジョージ ・ブッシュ 前アメリカ大統領と対面させたりするなど、
サプライズな演出をして、“怪物くん” にアピールしました!
(その時の模様は、こちら で見ることができます)

スターズをはじめ、4チームからのラブコールを受けて帰国したグスタフソン選手は、
近日中に、決断をするそうですが、果たして “怪物くんが選ぶチームは?”

未来のスター候補と期待される、スウェーデンのスーパーゴーリーの行方が、気になりますね。

★本日の小ネタは…
続きを読む >>
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2009.06.25
LOVE HOCKEY な人たち<10> 情熱の研磨師
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事でも紹介したように、アイスホッケー界は、6月30日が年度末となります。

今季最大のニュースは、何といっても、SEIBUプリンスラビッツの活動終了
西武鉄道、コクド両チームの流れを引き継ぐ強豪チームの解散は、
ホッケーファンだけでなく、多くのスポーツファンにとって、衝撃的な知らせでした。

そのラビッツが、年度末を控えた昨日、長年使い続けてきたドレッシングルームの清掃を終えて、
これまでチームで管理していたカギを、アイスアリーナへ返却することに…。

吸収合併されてしまう以前の西武鉄道時代から、
アリーナ内の一番奥にあるホームチーム用のドレッシングルームで、ずっと仕事をし続けてきた、
栗林豊 イクイップメント マネージャー に、今の想いを綴ってもらいました


ついにアイスアリーナの控え室から退去する日が、やって来てしまいました。

11年間、東京にいる時は、ほとんどの時間を過ごしてきた第二の我が家。

家族との時間を過ごすために、
選手が帰った後の控え室で、子供たちを遊ばせながら研磨をしたこともありました。
妻が差し入れてくれたお弁当を、家族四人で一緒に食べたこともありました。


選手の想いがつまっている空になったロッカーは、
どれも同じように見えるけれど、ボクには全部違って見えました。
一つずつロッカーを掃除をしていく時に、歴代の選手たちの顔が浮かんできました。

チームという、もう一つの家族にとって、
かけがえのない我が家を去るのは、本当につらかったです。

いつかまた、ここにみんなで集まれたら・・・

でも、みんなここから、新たな一歩を踏み出していかないといけませんね ──
       ほとんどの時間を過ごしてきた第二の我が家

そんな中、ボクの大切なパートナーが、昨日から新たな一歩を踏み出しました!
ずっと選手たちを支えてきてくれた研磨機くんです。

320キロもある巨体の彼は、選手たちに丁寧に運び出されて、
アイスホッケーショップMAXで、セカンドライフをスタートしました。

これからは学生さんたちや、子供たちのスケート靴を、研いでいくことになりました。
自分のこと以上に心配していたので、
買い取っていただいた MAX のみなさんには、心から感謝しています。

       ガンバレ!研磨機くん。
       さようなら! 研磨機くん。
       そして、ありがとう !! 研磨機くん。

       これからも、時々会いに行っても良いですか?    栗林 豊
        ずっと選手たちを支えてきてくれた研磨機くん

アイスホッケーに携わりたい!
という強い気持ちから、あえて、ご家族とは異なるスポーツの世界を選んだ栗林さんは、
いつも、誰よりも最初にリンクへやってきて、
そして、誰よりも最後までリンクに残って、
選手たちが最高の条件でプレーできるように、ずっと働き続けていました。

NHLのチームで働いてみないか?

こんな魅力的な誘いを受けた時でさえ、
「まだ恩返しをしていないから」と言って、断ってしまったほど、
栗林さんは、誰よりも、チームとチームメイトたちを、愛し続けてきたのです。

今から6年前の春。
廃部が決定していた西武鉄道は、最後のプレーオフを戦うにあたって、
全員の気持ちを、チームの旗に書き記しました。
   戦友たちの想い

“戦友” たちの想いを一つにした旗の右上に、栗林さんが記した言葉は ──
情熱の研磨士

「心で研いで 魂で磨く

       情熱の研磨師」

──────────────────────────────────────────

自らの言葉どおり、チームに、そしてホッケーに、情熱を注ぎ続けてきた栗林さんでしたが、
ラビッツの解散をもって、社業に就く予定だそうです。

「これからは応援する側に回ります」と言って笑顔を見せた “情熱の研磨師” の今までの足跡に、
心から、大きな拍手を送りたいと思います!
        プロ選手からの信頼も厚かった栗林豊さん(写真右)
◆special thanks to YUTAKA KURIBAYASHI
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2009.06.21
2009−2010スケジュール発表
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

7月からスタートする新年度(2009年7月1日〜2010年6月30日)を前に、
昨日 東京都内に於いて、(財)日本アイスホッケー連盟の評議員会が行われ、
来季の競技事業計画と、強化事業計画が発表されました。

2009−2010シーズンの主な大会、強化スケジュールは、下記のとおりです。

  ───────────────────────────────────────  

男子
「全日本選手権」 → 3月1日〜7日(調整中) @北海道
「国民体育大会」 → 1月27日〜31日 @釧路
「Jアイス NORTH」 → 開催時期、開催地未定
「Jアイス WEST」 → 開催時期、開催地未定

大学生
「日本学生氷上競技選手権」(インカレ) → 1月6日〜9日 @日光

高校生
「全国高校選抜」 → 8月5日〜9日 @苫小牧
「全国高校スケート競技選手権」(インターハイ) → 1月21日〜24日 @釧路

中学生
「全国中学校スケート競技会」(全中) → 2月4日〜7日 @八戸
「全日本少年大会」 → 3月27日〜30日 @釧路

小学生
「全日本少年大会」(風越カップ) → 3月25日〜28日 @軽井沢

オールドタイマー
「全日本オールドタイマー」 → 4月10日〜11日 @八戸

女子
「全日本選手権Aグループ」 → 3月11日〜14日 @北海道
「全日本選手権Bグループ」 → 2月26日〜28日 @愛知
「全日本中学高校生大会」 → 12月25日〜27日 @日光

インライン
「全日本選手権Aグループ」 → 7月10日〜12日 @帯広
「全日本選手権Bグループ」 → 7月18日〜19日 @兵庫
「全日本女子選手権」 → 7月19日〜20日 @日光
「全日本少年選手権」 → 6月19日〜20日 @長野

男子ナショナルチーム
「長野カップ」 → 2月10日〜14日 @長野
「世界選手権ディビジョン1 ・グループA」 → 4月19日〜25日 @オランダ(事前合宿開催予定)

大学生
「ミニキャンプ」 → 12月 @東京
「強化選手体力測定」 → 6月 @東京

U20
「セレクションゲーム」 → 9月 @苫小牧
「強化合宿」 → 10月、11月 @東京
「世界選手権ディビジョン1 ・グループA」 → 12月14日〜20日 @フランス(事前合宿開催予定)

U18
「ジュニアオールスター」 → 2月14日〜15日 @苫小牧
「世界選手権ディビジョン1 ・グループA」 → 3月 @デンマーク(事前合宿開催予定)

U16
「エリートキャンプ」 → 7月30日〜8月3日 @帯広

女子ナショナルチーム
「陸上トレーニング」 → 7月、11月、12月、5月、6月 @釧路、苫小牧、東京      
「夏季合宿」 → 8月3日〜7日 @帯広
「チャレンジリーグ」 → 8月、9月、10月 @苫小牧、東京
「U18強化合宿」 → 1月28日〜31日 @苫小牧
「U18世界選手権」 → 3月22日〜28日 アメリカ(事前合宿開催予定)
 ※オリンピックシーズンのため、シニアレベルの世界選手権は開催されません。

インライン
「世界選手権」 → 6月28日〜7月4日 スウェーデン

          上記のスケジュールは、事業本部及び強化委員会計画と、
          国際アイスホッケー連盟からの発表などを参照しましたが、
          期間が変更になったり、開催されない場合もありますので、
          観戦の際には、必ず最新のスケジュールをご確認ください。
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2009.06.19
今季も主役!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ピッツバーグ ペンギンズの優勝で、NHLは今季の全試合を終えましたが、
昨夜(現地時間)ラスベガスでは、8ヶ月半に及んだシーズンを締めくくる、
恒例の 「NHLアウォード」 が行なわれました。

華やかな席上では、今季の各賞が発表されましたが、
注目のハートトロフィー(レギュラーシーズンMVP)は、
ワシントン キャピタルズの アレックス ・オベチキン 選手が、
バッファロー セイバーズ在籍時代の ドミニク ・ハシェク 氏以来、11年ぶりとなる2年連続受賞!

「ファイナルの試合は全く見なかった」 と話していたオベチキン選手は、
その理由を、「ホッケーのことを忘れようと、休暇を楽しんでいたから」 だと説明していましたが、
プレーオフのセカンドラウンドで、敗れてしまった悔しさがあったのは、明らかなところ…。

それだけに “頂上決戦” で活躍した、エフゲニ ・モルキン 選手(ピッツバーグ ペンギンズ)と、
パベル ・ダツック 選手(デトロイト レッドウイングス)という、
最終候補に名前が挙がっていた、同じロシア出身の二人を抑えての受賞には、
昨季にも増して、うれしそうな表情を見せていました!

ところで、今季のオベチキン選手は、ハートトロフィーだけでなく、
レスターBピアソン アワード(選手会が選ぶMVP)と、
モーリスリシャール トロフィー(最多得点賞)も、2年続けて獲得したのに加えて、
NHL公認ビデオゲームの、パッケージモデルに選ばれたり
アウォード前夜に行なわれたチャリティポーカーに出席したりと、オフに入っても大忙し。
(余談ですけれど、ナイスなゲームテーブル ですよね〜)

アレックス・オベチキン選手スタンレーカップに手が届かなかったとはいえ、
やっぱりオベチキン選手が、“今季も主役” だったようです!

NHLの歴史を振り返ると、
1980年代のエドモントン オイラーズ黄金期に、チームを牽引した、
あのウエイン ・グレツキー氏(現フェニックス コヨーテス ヘッドコーチ)が、
8年続けてハートトロフィーを受賞したのが、最長記録。

この偉大な足跡に、どこまで迫ることができるのか !?
来季以降もオベチキン選手のプレーから、目が離せそうにありませんね。
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2009.06.16
次なる戦い
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

デトロイト レッドウインクズとの “最終決戦” を、2−1のスコアで制して、
スタンレーカップを勝ち取った ピッツバーグ ペンギンズ が地元に凱旋し、
優勝の翌日には、パイレーツ(MLB)の試合に駆けつけたのに続いて、
昨日(現地時間)は、市内中心部で優勝パレードを実施しました

そんなペンギンズについての、この数字 → 「375000人!」

これが何の数字なのか、お分かりですか?
実は、優勝パレードに集まったファンの数 なのです!

パレードが行なわれたのは、月曜日の昼間だったにもかかわらず、
地元警察の発表によると、沿道から声援を送ったファンは、
4ヶ月前のスティーラーズ(NFL)の優勝パレードの時よりも多い、37万5千人!
ナント、これはピッツバーグ市の人口を上回る数なのだそうです !!

この数字だけでなく、こんな盛り上がり や、こんな歓迎ぶり 。 さらには、こんな光景 を見ると、
昨季のファイナルで敗れた雪辱を果たして、
17年ぶりの優勝を飾ったペンギンズへの熱い想いが、伝わってきますよね。

ところで、優勝直後の記者会見で、マリオ ・ルミュー チェアマンは、
キャプテンの シドニー ・クロスビー 選手と、
コンスマイストロフィー(プレーオフMVP)を受賞した エフゲニ ・モルキン 選手の名前を挙げて、
「彼らがいれば、いつだって優勝のチャンスはある」と話し、
早くも2連覇を視野に入れている様子でしたが、
中心選手の年齢を見ると、そのコメントにも思わず納得!

シドニー・クロスビー選手21歳のクロスビー選手(写真)と、22歳のモルキン選手をはじめ、
ビッグセーブを披露した マーク ・アンドレ ・フルーリー 選手(24歳)や、
攻守両面で活躍した ジョーダン ・ストール 選手(20歳)に、
アグレッシブなプレーを見せ続けた タイラー ・ケネディ 選手(22歳)など、
まるでユニバシアード代表チームと、間違えてしまいそうなほど(笑)

このようにペンギンズには、
低迷していた時代に得た、好条件のドラフト指名権を使って獲得した、
若くて力のある選手が、ズラリと揃っているのです。

それだけに、黄金時代の到来を予感させるペンギンズですが、
決して安泰というわけではありません。

クロスビー選手とストール選手は、あと4年。モルキン選手とは、あと5年。
フルーリー選手に至っては、6年先までと、
“チームの顔” とも言うべき、生え抜きの若手選手たちとは、長期契約を結んでいる一方で、
DFの柱の セルゲイ ・ゴンチャー 選手(来季まで)や、ロブ ・スクデリ 選手(今季まで)など、
契約期間の終了が、近づいている選手も。

ペンギンズは、2001年を最後にプレーオフから遠ざかっていた間を中心に、
主力選手をトレードに出す代わりに、ドラフト1巡目指名権を得るなどして、
チームの基盤作りに努めてきましたが、
一昨季から、新たに レイ ・シェロ GMが就任して以来、方向転換。

優勝するためのチーム作りを目指すようになり、
それまでとは一転して、ドラフト1位で指名し、育ててきた主力選手と引き換えに、
昨季は、マリアン ・ホッサ 選手(現レッドウイングス)を。
今季も、クリス ・クニツ 選手を獲得するなどして、戦力強化を図りました。

ラスラン・フェドテンコ選手その成果として、見事にスタンレーカップを勝ち取ったのとは裏腹に、
トレードやFAによって獲得した、
FWでは、ビル ・ゲリンミロスラフ ・シャタンピーター ・シコラ
さらに、ラスラン ・フェドテンコ (写真)の各選手。

一方DFでは、ハル ・ギルフィリップ ・ブシェ 両選手ら、
今季のプレーオフでも活躍し、貴重な戦力となった優勝メンバーは、
いずれも今季限りで、契約期間が終了となるため、
再契約か? 放出か? の決断を迫られることに。

1991年と92年に、2連覇を達成したあと、選手の年俸高騰に端を発した財政難に直面し、
チームの破綻や、移転の危機に直面した歴史を持つペンギンズだけに、
サラリーキャップ(チーム総年俸制限)と、経済危機の影響も考えると、
大判振る舞いばかりというわけにも、いきません。

しかし、だからといって、戦力をダウンさせてしまうと、
チケット価格を上げたにもかかわらず、なかなか勝ち試合を見せられず、空席が目立っていた、
今季のレギュラーシーズン序盤から中盤までの、二の舞になってしまう危険も。

そのため、ペンギンズはもちろんのこと、プロフェッショナルチームのGMは、
限られた予算の中で、いかに魅力あるチームを作り続けるのか?
という宿命と、常に向き合い続けなくてはなりません。

今季のファイナルでは、レッドウイングスが、あと一歩のところで敗れてしまったように、
NHLでは、1998年を最後に、2連覇を達成したチームは見られない上に、
その当時よりチーム数が増え、なおかつサラリーキャップも導入されたことで、
優勝し続けることが、とても困難になっているのは、明らかなところ。

それだけに、「17年ぶりの優勝」を飾った瞬間は、
ペンギンズにとって、「12年ぶりの2連覇」へ向けての厳しい戦いが、始まった瞬間でもあるのです。

新たなアリーナが完成するため、
チームの歴史を見守り続けてきた、メロンアリーナでのラストシーズンとなる来季、
果たして、どんなを演じるのか !?

王者の称号を得たペンギンズの “次なる戦い” が、大いに注目されます!
     メロンアリーナ
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2009.06.15
2連覇へ始動!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今季のアジアリーグを制した日本製紙クレインズが、2連覇へ向けて始動しました!

今日から、陸上トレーニング強化期間と銘打って、午前中は陸上競技場で(写真左)。
午後からは、ウエイトトレーニングルームで、選手たちが汗を流しましたが、
その中には、このオフ、SEIBUプリンスラビッツから移籍した 小原大輔 選手の姿も(写真右)!
2連覇へ始動 クレインズに移籍した小原大輔選手

故郷の釧路に戻って、新たなシーズンを迎えることになった小原選手の活躍が、今から楽しみですね。

◆photo by NIPPON PAPER CRANES
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2009.06.11
陰のヒーロー
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今季の王者を決める、NHLのスタンレーカップ ファイナルは、
ピッツバーグのメロンアリーナで 第6戦 が行なわれ、
前の試合で敗れて、土俵際に追い詰められていた ピッツバーグ ペンギンズ が、
2−1のスコアで、デトロイト レッドウイングス に競り勝って、逆王手!
優勝の行方は、デトロイトでの第7戦で決することになりました。

昨季のファイナルと同じように、王手をかけられて、地元に戻ってきたペンギンズでしたが、
優勝を見せつけられてしまった 昨季の二の舞はゴメンだ! とばかりに奮起。

レッドウイングスの攻撃を1点に抑えて、ファーストスターに選ばれた、
守護神の マーク ・アンドレ ・フルーリー 選手や、
安定した守りを見せる クリス ・オズグッド 選手相手に、貴重なゴールを決めた、
タイラー ケネディ 選手と、ジョーダン ・ストール 選手が、
それぞれ、セカンドスターと、サードスターとなる活躍を見せましたが、
その一方で、見逃すことができない選手がいます。

それは、DFの ロブ ・スクデリ 選手です!

第6戦では、先制点を呼び込むアシストをマークしたスクデリ選手ですが、
何といっても、彼が光っていたのは、ゴール前での守り。

ロブ・スクデリ選手第3ピリオドに入ってから、リードを許しているレッドウイングスが、
次々とシュートを放ち、ペンギンズゴールに襲い掛かりましたが、
スクデリ選手は、GKのフルーリー選手がキャッチしきれず、
ゴール前に こぼしてしまったパックを、
相手選手に叩かれる前に、コーナーへクリア。

さらに試合終盤には、戻りきれなかったフルーリー選手の代わりに、
ゴールクリーズの上で体を張って、シュートをブロックするなどして、
絶体絶命のピンチを、ことごとく防ぎました!

まさにペンギンズの窮地を救ったスクデリ選手に関する、この数字 → 「52回!」

これが何の数字なのか、分かりますか?
実は、スクデリ選手のプレーオフで記録したシュートブロックの数 なのです!

「ホントに素晴らしい活躍! チームを助けた大ヒーローですね」(ジェイムス ・イエローリーズ 氏)
「常にシュートラインに入って、よく守っていましたね」(信田憲司 氏)

放送の中で、解説者のお二人から、こんなコメントが聞かれたように、
眉の上に裂傷を負っても お構いなしに、
第6戦でも、4回のシュートブロックを披露したスクデリ選手は、
プレーオフに入ってから、全ての試合(23試合)に出場していますが、
そのうち、シュートブロックが記録されなかったのは、ファーストラウンドの3試合だけ。

ワシントン キャピタルズと対戦したセカンドラウンドでは、
得点王の アレックス ・オベチキン 選手とのマッチアップが多かったものの、
文字どおり、体を張った懸命の守りで、何度もピンチを救いました。

そんなスクデリ選手が、プレーオフで記録した 「52回」 のシュートブロックは、
NHLトップの数字なのです!

さらに、スクデリ選手とともに、ボストン大学時代にNCAAチャンピオンに輝いた経験を持ち、
プレーオフのシュートブロック数 第2位の
プルックス ・オーピック 選手も、
第6戦では、ナント 6回ものシュートブロックを披露。

これまでペンギンズは、プレーオフを戦って、
シドニー ・クロスビー 選手と、エフゲニ ・モルキン 選手が、
ともにポイントを上げられなかった試合では、8戦全敗。

しかし第6戦では、この二人が、ゴールもアシストもマークできなかったにもかかわらず、
“陰のヒーロー” の働きで、対戦成績を3勝3敗に戻して、逆王手をかけました。

現在はチェアマンとしてチームを支え続けている、マリオ ・ルミュー 氏が大活躍して、
2年連続コンスマイス トロフィー(プレーオフMVP)に輝いた 1991年と92年以来、
手にすることができずにいるスタンレーカップを、ペンギンズが勝ち取るのか !?

それとも、ディフェンディングチャンピオンのレッドウイングスが、12回目の優勝を飾るのとともに、
11年前に自らのチームが達成してから、NHLでは見られない2連覇を達成するのか !?

8ヶ月半に及ぶ激闘のクライマックスとなる “最終決戦” を、どうぞ お見逃しなく!

     「NHLアイスホッケー」 スタンレーカップ ファイナル 
     ▼第7戦 6月13日(土)8時50分(日本時間)〜 Jスポーツ2で生中継!
                                     (リピート放送もあります)
       〜応援FAX受付中です。03-5500-3119 までお寄せください !! 〜
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2009.06.08
ホームアドバンテージの強み
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLの “頂上決戦” スタンレーカップ ファイナルは、
会場を、再びデトロイトのジョールイスアリーナに戻して、第5戦 が行なわれましたが、
デトロイト レッドウイングス が、5−0 のスコアで、ピッツバーグ ペンギンズ に完封勝利。
2年連続12回目の優勝に、王手をかけました!

2万人を超す地元ファンの前で、快勝したレッドウイングスは、
足の負傷で欠場が続いていた パベル ・ダツック 選手が、
18日ぶりの実戦ながら、2アシストをマークして、セカンドスターに輝けば、
トップC Fの ヘンリク ・ゼッターバーグ 選手も、
1ゴール1アシストの活躍で、ファーストスターに選ばれたように、
第3戦と第4戦の お返しとばかりに、二枚看板が大活躍!

この二人の働きもあって、ファイナルに入ってから、10回のチャンスがありながら、
わずか1得点と振るわなかったパワープレーで、この日は3ゴールを上げるなど、
レギュラーシーズンでリーグトップの得点を記録した、自慢のオフェンスが炸裂しました。

そんなレッドウイングスが誇る、この数字 → 「11勝1敗!」

これが何の数字なのか、分かりますか?
実は、今季のプレーオフのホームゲームでの、レッドウイングスの試合結果 なのです!

長いNHLのプレーオフの歴史を振り返っても、
6季前に、ニュージャージー デビルスが上げた 「12勝」 のホームゲーム最多勝利数記録に、
あと1勝と迫る好成績。

試合内容に目を転じても、唯一の黒星を喫したセカンドラウンドの第2戦も、
対戦したアナハイム ダックスのGKの好セーブに苦しめられ、
サードオーバータイムの末、惜敗したもので、シュート数は、62本 vs 46本 と圧倒。

この試合のように、レッドウイングスは、
ここまで12試合のホームゲームのうち9試合で、相手チーム以上のシュートを放っていますが、
そのうち8試合は、10本以上の大差をつけて攻めまくり、
なかには2倍以上のシュートを放った試合(セカンドラウンド第5戦)も!

それに対して、シュート数が下回ってしまったのは、わずか3試合のみ。
しかも、1本差(サードラウンド第2戦)、2本差(ファイナル第1戦)、6本差(ファイナル第2戦)と、
いずれも、その差はわずかだったように、
レッドウイングスは、ホームゲームになると、完全にパックを支配しています。

この要因は、何といっても、ディフェンス力!

え !? オフェンス力でなくて、ディフェンス力???
という方も、いらっしゃるかもしれませんが、
ホームゲームでは、フェイスオフの際に、相手チームの顔ぶれを見てから、
どの選手を起用するかを決めることができる、マッチアップの権利が与えられます。

レッドウインクズは、ここまでのホームゲームで、
シドニー ・クロスビー 選手が出場した時には、ゼッターバーグ 選手を。
エフゲニ ・モルキン 選手が出場した時には、
ダツック選手欠場後、第2セットを率いている、バルテリ ・フィリップラ 選手というように、
守りにも長けたC Fをマッチアップさせ、
クロスビー、モルキン両選手に、余裕を持ってプレーできるスペースを与えていません。

それとともにDFも、3年続けてノリストロフィー(最優秀DF賞)を受賞している、
キャプテンの 二クラス ・リドストローム 選手をはじめ、
必ず1つ目と2つ目の主力ペアをマッチアップさせ、ペンギンズの二枚看板を封じ込めています。

“ホームアドバンテージの強み” を武器とした、
レッドウインクズのシビアなマークに、イライラが募ったペンギンズは、
モルキン選手が3反則。クロスビー選手も1反則など、
ファーストラウンドから通じて、最も多い12反則。

無用な反則 → ペナルティーキリング → 失点
という悪循環を繰り返して、大敗を喫してしまいました。

昨季のファイナルに続いて、土俵際に追い詰められてしまったペンギンズですが、
第6戦は、ホームのメロンアリーナに戻って、戦うことができます。

それだけに、放送の解説を担当してくださっている 信田憲司 さん(慶応義塾大学コーチ)の、
「第3戦と第4戦のように、状況に応じて、クロスビー選手とモルキン選手を、
同じラインに使うこともできますから、十分にチャンスはあると思います」
という言葉どおり、こちらも “ホームアドバンテージの強み” を利用したいところ。

レッドウイングスが2連覇を達成するのか !?
それともペンギンズが逆王手をかけるのか !?

第6戦は、手に汗握る好ゲームを期待したいですね!

    「NHLアイスホッケー」 スタンレーカップ ファイナル 
    ▼第6戦 6月10日(水)14時00分(日本時間)〜 JスポーツPlusで録画中継!

        ※生中継ではありませんので、ご注意ください。
        但し、JスポーツESPNで8時55分から放送予定の大学野球が、
        放送開始前までに中止となった場合は、9時から生中継でお届けします。 
        また、リピート放送もありますので、ぜひご覧ください!

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