加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2009.10.30
速報!アジアリーグニュース 〜村井監督が選手再登録〜
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日、日光アイスバックスは、
昨季限りで現役を退いた 村井忠寛 監督 を、選手として再登録したと発表しました。

チームからの発表では、
「ケガと出場停止によるディフェンス陣の不足を、カバーするため」
に再登録したそうですが、
同日付けで、アジアリーグ ジャパンオフィスからも、
選手登録を受理したと発表されたことから、
明日、釧路アイスアリーナで行われる、
日本製紙クレインズ戦からの出場が可能となります。

新たな背番号に決まった 「55」 番のジャージに袖を通して、
村井プレーイングマネージャーが、どんな復帰を果たすのか?
今から待ち遠しいですね!
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2009.10.23
大記録への挑戦
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

明日から始まる、首位の王子イーグルスと、2位の日本製紙クレインズとの2連戦を前に、
日本人選手トップリーグ最多出場記録まで、あと 「13」 試合に迫っている、
イーグルスの桜井邦彦選手を、前回の記事で紹介しまたが、
実は、対戦相手のクレインズにも、大記録への期待が、徐々に高まってきている選手がいます。

それは、キャプテンの 大澤秀之 選手です!

大澤秀之選手熱戦が続くアジアリーグは、
今季で、7年目のシーズンを迎えていますが、
大澤選手は、2003年秋にスタートした第1回リーグから、
1試合も欠場することなく、
海外チームの選手も含めて、ただ一人、全ての試合に出場中!

大澤選手は、東洋大学を卒業し、クレインズに入ってから、
日本リーグでも、3年間プレーした経験があるので、
その時に出場した 93 試合に、
アジアリーグが始まってからの 205 試合を足すと、
トップリーグの出場試合数は 「298」

休むことなく、今週末もプレーをすれば、
明後日(18日)のイーグルスとの第2戦で、通算 300 試合出場達成となります!

しかも大澤選手は、ルーキーシーズンに、2試合欠場しただけで、
2001年11月10日に行われた 第36回 ・日本リーグの対日光バックス1回戦以来、
トップリーグ 297 試合連続出場中 !!

トップリーグ連続試合出場といえば、
何と言っても、“氷上の鉄人” 小林弘明氏 (元クレインズDF)が打ち立てた、
「408試合連続出場」という 偉大な数字が残っていますが、
30歳になっても、まだまだ元気な大澤選手には、
先輩が作った “大記録への挑戦” を、続けていって欲しいですね!

ところで、今季からキャプテンに就任した大澤選手は、
開幕前に、こんなことを話していました。

見に来てくれた人たちが、今日は楽しかったね って言えるような試合をしたいです!

8連勝中のイーグルスと、
レギュレーションタイム(第3ピリオド終了まで)で2連勝すると、
トップに立つことができるクレインズとの “首位攻防2連戦” が、
大澤選手が話していたような試合になることを、期待しましょう。

尚、明日と明後日の試合は、いずれも FMくしろ で生中継します!
苫小牧まで行くことができない方は、ラジオの前で応援してください。
アジアリーグ | comments(2) | trackbacks(0)
2009.10.21
大記録へのカウントダウン
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

王子イーグルス vs 日本製紙クレインズ今季のアジアリーグは、例年以上に接戦が続く中、
開幕から1ヶ月が過ぎましたが、
今週末、苫小牧の白鳥アリーナでは、
王子イーグルスと、日本製紙クレインズが激突!

プレシーズンゲームでは対戦したものの、
現在8連勝中のイーグルスと、
昨季のアジアリーグを制したクレインズによる、
開幕後、初めての顔合わせは、首位攻防2連戦となるだけに、
手に汗握る試合になりそうな予感が漂います。

ディフェンディングチャンピオンを、地元に迎え撃つイーグルスは、ここまで首位を快走していますが、
今季の強さを象徴するのは、何と言っても、接戦での強さ!

オフィシャルプログラムの中でも、紹介をしましたが、
イーグルスの1点差試合での成績(GWS戦とプレーオフを含む)を比較してみると、、、
     2007−2008シーズン 7勝 2敗  勝率7割7分8厘  最終成績 → 優勝
     2008−2009シーズン 6勝11敗 勝率3割5分3厘  最終成績 → 4位
というように、接戦での勝負強さが、そのまま順位に結びついていますが、
今季は、High1(ハイワン)との3連戦を、いずれも競り勝つなどして、
1点差試合では、5勝1敗 勝率8割3分3厘 の好成績!

「リードされていたところを、追いついて競り勝った試合もありますから、力がついてきたと思います」
と城野正樹監督も、チームのレベルアップを認めています。

それを裏づけしたのが、先週末の東北フリーブレイズ戦。
齊藤毅キャプテンや、DFの 川島誠 、南亮太両選手といった、日本代表の経験もある主力が、
ケガによって欠場を強いられながらも、星を落とすことなく、八戸遠征を終えました。

そんな今季のイーグルスの戦いを見ていると、
セーブ率以上の安定感を誇るGKの 春名真仁 選手や、
初の個人タイトル獲得の期待も高まる 今洋祐 選手。
さらに、成長著しい 小川勝也 選手らの活躍に、注目が集まりますが、
「語りべ」が見逃せないのは、桜井邦彦 選手です!

桜井邦彦選手今季の桜井選手は、第4セットでの起用が、ほとんどのため、
アイスタイムこそ多くないものの、
前の試合では、ゴール裏からの絶妙のパスで、
先制ゴールを演出するなど、ここ一番での働きは、さすがの一言!

「ホッケーは奥が深いので、決して正解はないと思いますけれど、
桜井さんは、いつも正解に近い答えを教えてくれます」
同じラインでプレーしている 3年目の追切慎吾選手が、
こう話していたように、若手選手たちへの影響力も絶大です。

ところで、桜井選手は、ある大記録に挑んでいることを、ご存知ですか?
それは、「日本人選手トップリーグ最多出場記録」です!

これまでに桜井選手は、通算592試合(日本リーグ388+アジアリーグ204)に出場していますが、
この数字は、岩本裕司氏(元雪印FW)の 604試合(日本リーグのみ)、
小林弘明氏(元クレインズDF)の 600試合(日本リーグ440+アジアリーグ160)、
竹内元章氏(元クレインズFW)の 596試合(日本リーグ470+アジアリーグ126)に続く、歴代4位!

桜井選手は、19年目の今季も、開幕から全試合に出場していますが、
このまま欠場することなく、プレーし続けていくと、
12月13日に、釧路で行なわれるクレインズ戦で、
日本人選手トップリーグ最多試合出場記録を、塗り替えることに !!

ルーキーの時に、U20世界選手権Bプール(現ディビジョン1)に出場し、
キャプテンとして、日本代表を初めてのAプールに導いたり、
全日本選手権の最優秀新人賞に輝いたのを皮切りに、
一昨季には、アジアリーグのMVPを獲得するなど、
多くの栄誉を手にしてきた桜井選手。

“大記録へのカウントダウン” は、あと 「13」 まで迫ってきましたが、
その前に、今週末の首位攻防2連戦で、
同期生の岩田康範選手よりも、一足早く 37歳になった、日本人最年長選手(失礼!)が、
どんな存在感を発揮してくれるのか、注目されますね!

◆special thanks to BINWAN-MANAGER
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2009.10.16
手痛い恩返し
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日、東北フリーブレイズは、
昨季まで、SEIBUプリンスラビッツでプレーしていた、
兄の 河合龍一 選手 (26歳 DF #52 180cm 90kg)と、
一昨季まで、カナダの QMJHL(ケベックメジャージュニアリーグ)でプレーしていた、
弟の 河合卓真 選手(21歳 FW #40 181cm 92kg)の入団を発表しました。

この二人は、ともに明日の試合から出場可能となるだけに、
八戸のファンの前で、どんなプレーを披露するのか、興味深いところですが、
新戦力の河合兄弟以上に、明日から始まる王子イーグルスとの2連戦で注目されるのは、
何といっても、奥山章文 選手(写真左)と、鈴木雅仁 選手(写真右)です!
   奥山章文選手 鈴木雅仁選手

第2セットのC Fとして、フル出場している奥山選手は、
「1試合1ポイントが目標です」
と話していましたが、その数字を大きく上回って、
ここまでの7試合で、14ポイント(5ゴール9アシスト)をマーク。

外国人選手を抑えて、チームトップの成績を残しているだけでなく、
初白星を挙げた日光バックス戦で、勝越しゴールをゲットしたのに続いて、
チャイナドラゴンとの3連戦では、いずれも先制点を呼び込む活躍を見せ、4連勝に貢献しました!

一方の鈴木選手は、プレシーズンゲームで負傷してしまった スティーブ ・マン 選手を除く、
3人の外国人選手とともに、開幕から第1セットに抜擢。

イーグルス時代を、はるかに上回るアイスタイムを与えられていますが、
「(オフのトレーニング期間が短かったため)体力的には、少し厳しいところもありますけれど、
精神的には、120%充実しています!」
との言葉どおり、イキイキとした表情でパックを追っています。

明治大学時代に発揮していた得点センスは、今も健在なだけに、
特に、アタッキングゾーンでのプレーは、見逃すことができません!

その鈴木選手は、
「もしペナルティをした時は、(アーロン)キャラー選手を道連れにして、一緒に上がります(笑)」
と冗談めかしていましたが、胸の内では、奥山選手とともに、
昨季までプレーしていた古巣との対戦へ向けて、静かに闘志を燃やしている様子。

移籍後、初めて顔を合わせるイーグルスとの2連戦で、
奥山選手と鈴木選手が、勝利の立役者となるような “手痛い恩返し” をすることができるのか !?
両チームのファンの皆さんは、この二人のプレーに、注目してくださいね!

尚、フリーブレイズの八戸シリーズの模様は、八戸テレビ で、全試合放送中です!

また、ホームページで見ることができる HTVニュースにも、
フリーブレイズのニュースが、オンエアされることも多いので、
視聴エリア以外にお住まいの方は、ぜひアクセスしてください。
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2009.10.13
アジアを沸かせた助っ人たち
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

かつて西武鉄道でプレーし、日本リーグのMVPに輝いたこともある、
クリス ・ブライト選手のインフォメーションを、
2年前の秋に伝えてくださった、オーストリア在住のマキバオーさんから、
大きくて、ちょっと(かなり?)反則は多いけれど、素顔はナイスガイという、
アジアリーグを沸かせていた、あの選手のニュースが届きました。

誰のことだか、お分かりですよね? 
そうです! 昨季をもって廃部となってしまった、SEIBUプレンスラビッツでプレーしていた、
ジョエル ・パーピック 選手です !!

SEIBUプリンスラビッツ時代のジョエル・パーピック Joel Prpic 選手コクド時代から通じて、ラビッツに7年間在籍していたパーピック選手は、
今季から、チャイナシャークスへ移籍することが内定していたものの、
シャークスの強化策が、中国協会の方向性と反していたことから、
提携を解消されたのに伴って、チームが解散。

そのためパーピック選手は、日本の各チームへアプローチしたところ、
好感触だったチームもあったそうですが、残念ながら契約には至らず、
その後は、アジア以外にも視野を広げてチームを探し、
ようやく10月に入って、
クロアチアの メドフェスツァク ザブレグ への入団が決まったそうです

パーピック選手が契約したザグレブは、国内のチーム数が少ないことから、
クロアチア選手権に加えて、今季から、オーストリアリーグに参戦中。

スタートこそ良かったものの、だんだんと力の差を見せつけられて、苦戦が続いていますが、
パーピック選手は、Aマークをつけて、第3セットのC Fとしてフル出場。
スペシャルプレーにも起用される主力FWの一人として、活躍しているとのことです。

そんなパーピック選手に、マキバオーさんが、インタビューをしてくれました!

   ────────────────────────────────────────────────────

Q : 新しいチームやファン、そして、ホームタウンの印象はどうですか?

ジョエル・パーピック Joel Prpic 選手▼パーピック選手:
「チームに合流したのが開幕4日前だったので、
いろいろなことに、チャレンジしているところだよ。
ザグレブの人たちは、ほとんど英語を話せるから、
生活面での問題はないね。

それから、何といっても、ファンがグレートだ!
6000人が入るホームアリーナのチケットは、
いつもソールドアウトで、
結果にかかわらず、チームをサポートしてくれているよ」


Q : アジアリーグと、オーストリアリーグの違いはありますか?

▼パーピック選手:
「リーグ全体のレベルは、オーストリアのほうが上だと思うよ。
でも、スピードは間違いなく、アジアリーグのほうが勝っているね。
もしも、ラビッツが、オーストリアリーグに参戦していたら、
かなり いいところまでいけると思うよ」


Q : どうして、ザグレブと契約をすることになったのですか?

▼パーピック選手:
「クロアチア系のカナダ人なので、こっちでプレーしてみないかって誘われたんだ。
本当は、日本でプレーしたかったけれど、
まず何よりプレーすることができるチームを、探さなくてはならなかったからね。
でも、来季は、また日本のチームでプレーをしたいよ」


Q : 開幕から、第3セットでプレーしているようですけれど?

▼パーピック選手:
「開幕直前に、チームへ合流したから、
もうコーチたちの中には、選手起用のプランができていたはずだし、仕方がないよ。
一緒に組んでいるラインメイトは、若い選手だから、
いろいろなアドバイスをしなければ、いけないのだけれど、
(鈴木)貴人(選手=現日光バックス)と一緒だったらなぁ…って、思うこともあるよ(笑)」


Q : ここまでの個人成績については、どう思いますか?
   (現地10月11日現在 12試合出場 3ゴール 5アシスト 反則26分)

▼パーピック選手:ジョエル・パーピック Joel Prpic 選手
「パワープレーにも、ペナルティキリングにも使われて、
アイスタイムも長いし、ポイントも、悪くないと思うよ。
アジアリーグでは、
レフェリーやファンの目が、ボクに集まったけど、
こっちには、大きくてタフな選手が多いから、
そんなに注目されないはず。
でも、この前の試合で、ファイティングをしたけどね(笑)

ウチのチームは若い選手が多いし、
オーストリアリーグに、今季から参戦したばかりだから
いろいろと学びながら、発展中のチームなんだ。
でも、やっぱり貴人がいてくれたらなぁ…(笑)」


   ────────────────────────────────────────────────────

このように、パーピック選手は、ラビッツ時代のラインメイトを懐かしんでいた様子ですが、
その一方で、昨季まで対戦していたライバルと、再び顔を合わせた選手もいます。
それは、シェーン ・エンディコット 選手!

イーグルス時代のシェーン・エンディコット Shane Endicott 選手一昨季と昨季の2年間、
王子イーグルスでプレーしていたエンディコット選手も、
シャークスへの移籍が内定していたにもかかわらず、
チームの突然の解散で、移籍先を探していたそうですが、
このたび、ドイツ2部リーグの EVRタワースターズ と契約

9日に行なわれたホームゲームで、デビューしたのに続いて、
11日には、田中豪選手が所属するESVカウフボイレンと対戦し、
決勝ゴールをゲットして、チームに勝利を呼び込みました!

今季から、ヨーロッパでプレーすることになった パーピック選手と、エンディコット選手。
“アジアを沸かせた助っ人たち” には、新しいチームでも、活躍してくれることを期待しましょう!

◆special thanks to MAKIBA-OH and OQ

★本日の小ネタは…
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アイスホッケー | comments(6) | trackbacks(0)
2009.10.09
スーパーヒーロー
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今季から、アジアリーグに参戦している東北フリーブレイズが、
昨夜、八戸市の新井田(にいだ)インドアリンクで、初めてのホームゲームを戦い、
チャイナドラゴン相手に、5−1で勝利しました

フリーブレイズのサイン会フリーブレイズは、第1ピリオドこそ、
ドラゴンのGK 井上光明 選手の、再三の好セーブの前に、
1点しか奪えなかったものの、
第2ピリオドに、一気に4点をゲットして、主導権をつかむと、
その後のドラゴンの反撃を、1点のみに抑えて快勝。

試合後には、台風の中を駆けつけて、大きな声援を送り続けた
熱心なファンからのサイン攻めに、笑顔で応えていましたが、
なかでも、とびっきりの笑顔を見せていた選手がいました。

それは、ルーキーの #21 山本和輝 (かずき)選手!

フリーブレイズは、ホームでの初戦を迎えるまでの4試合で、12得点しましたが、
ゴールを決めた選手の顔ぶれを見てみると、、、

奥山章文選手と、ブラッド ・ファリヌック選手が、ともに3得点。
開幕戦で、チーム初得点を決めた 鈴木雅仁選手が、2得点。
そして、石岡敏、樫野善一、ジョン ・スミス、ブルース ・マルヘレン の各選手が、
それぞれ1得点ずつというように、
アジアリーグでのプレー経験がある移籍選手と、外国人選手しか、ゴールを決めていなかったのです。

昨夜の試合も、奥山選手の先制点のあとに、スミス選手が追加点と、
その流れが変わることのないまま、試合が進んでいきましたが、
第2ピリオド9分20秒に、山本選手のゴールが飛び出しました。

「まだルーキーがゴールを決めていないことは、試合の前から知っていました」
という山本選手は、2 on 1のチャンスを迎えて、アタッキングゾーンに攻め込むと、
逆サイドの田中翔選手にパスを送らず、思いきって スラップシュート!

「GKが前に来た時に、あいているコースが見えたので狙いました」
との言葉どおり、鋭いシュートが井上選手の右肩口を抜いて、ゴールネットに突き刺さりました。

山本和輝選手新しいチームの、新しい選手が決めた初ゴールとあって、
多くのメディアから、取材を受けていましたが、
その姿を見た、チームメイトの外国人選手たちからは、
「スーパーヒーロー」 との声が!

さすがに山本選手も、うれしそうに笑っていましたが、
だからといって、決して浮かれていたわけではありません。

「これからの課題は守りです。
(GKの橋本)三千雄さんに助けてもらっていることが多いので、
しっかり守りを引き締めていきたいです」
と言って、これからの戦いを見据えていました。

「3年後には、優勝争いに加わることができるようなチームに、なりたいですね」
開幕前、荒城啓介監督は、こんな抱負を口にしていましたが、
山本選手だけでなく、試合を重ねるごとに力をつけている、
フリーブレイズのルーキーたちのプレーを見ていると、
荒城監督の言葉が、だんだん現実味を帯びてきそうですね。

ところで、フリーブレイズのルーキー初ゴールを決めた山本選手に、
メモリアルパックの行方をたずねると、
「週末の試合に、両親が応援に来てくれるので、プレゼントします」
と話して、また笑顔を見せてくれましたが、
八戸から舞台を移して、明日、明後日と続く、フリーブレイズ vs ドラゴンの試合で、
今度は、誰が、とびっきり笑顔を見せてくれるのでしょうか。

東北のホッケーファンの皆さんは、三沢アイスアリーナに足を運んで、
“スーパーヒーロー” を探してみては、いかがですか?
アジアリーグ | comments(5) | trackbacks(0)
2009.10.08
東北フリーブレイズ初めてのホームゲーム!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

少し前のニュースになりますが、
2016年のオリンピックの開催地が、ブラジルの リオデジャネイロ に決定しました。

東京が落選してしまって残念! と思っている人もいるかもしれませんが、
もしも、東京オリンピック開催が決まっていたら、、、

J O C(日本オリンピック委員会)の強化資金が、
夏のオリンピックで行われる競技に、多くシフトされるようになってしまったり…

2018年冬季オリンピックの開催地に立候補を表明している、
韓国のピョンチャン(平昌)が、地理的な影響で苦戦を強いられたり…

ということも予想されただけに、
ホッケーファンにとっては、リオデジャネイロに決まって、良かったのかも !?

アジアのホッケー界が、もっともっと盛り上がっていくためにも、
ピョンチャンを舞台にして、
1998年以来となるアジアでの冬季オリンピックが、開催されることを期待したいですね。

ところで、1998年の冬季オリンピックといえば、長野オリンピック!

この大会は、女子ホッケーが、正式種目に採用されたり、
NHLが、初めてレギュラーシーズン中にブレイク期間を設けて、
選手たちが、オリンピックに出場できるようにしたりと、
ホッケー界にとって、大きな節目になりましたが、
実は、長野オリンピックで戦った二人が、ともにヘッドコーチとしてチームを率い、
今日、アジアリーグで激突するのを、ご存知ですか?

その二人とは、チャイナドラゴンの アンドレイ ・コバレフ 氏と、
東北フリーブレイズの クリス若林 氏!

現役時代に、ベラルーシ代表の主力FWとして活躍したコバレフ ヘッドコーチは、
数多くの国際大会に出場した経歴の持ち主ですが、なかでも、
「初めて出場した長野と、4位になったソルトレイクのオリンピックは、最高の思い出」
との言葉どおり、かなり印象深かった様子。

とはいえ、長野オリンピックから11年後に、コーチとして、また日本にやってくることになるとは、
「全く想像もしていなかった」と、おどけていました。

アンドレイ・コバレフ ヘッドコーチ「中国にやってきてから、ビックリすることばかりだよ」
と苦笑いする コバレフ ヘッドコーチですが、
ホッケーのことになると、真剣そのもので、
試合中も、身ぶり手ぶりを交えて、積極的に声を出すなどして、
ドラゴンの選手たちを、一生懸命に率いている姿は、とても印象的。

ここまで6戦全敗と、厳しい戦いが続いていますが、
「ベラルーシでは、ホッケーは、とても人気のあるスポーツだ。
中国でも、ホッケーが盛んになっていくように、貢献していきたい」
と言うように、至って前向きです。

対して、若林ヘッドコーチは、小学校3年生の時から、
父の仁氏(元日本代表監督)の祖国であるカナダに移住。
その後、大学を卒業してから再来日し、当時のコクドに入部しましたが、
カナダ国籍を選択していたことから、日本に帰化をするまでの間、練習生として登録されました。

ところが、長野オリンピック日本代表のチームの通訳として、白羽の矢を立てられ、
試合に出場するチャンスがやってこないうちに、24歳という若さで現役引退。

さすがに それからしばらくは、残念そうな表情を見せていましたが、
日本代表の通訳をすることで、デーブ ・キングGM(現フェニックス コヨーテス コーチ)などから、
たっぷりとコーチ学を吸収したことが、その後の指導者としての財産になったことを考えると、
いい人生の転機になったようですね。

クリス若林ヘッドコーチそんな若林ヘッドコーチのところへ、また転機がやってきて、
監督をしていたSEIBUプリンスラビッツが廃部となったのをキッカケに、
今季からは、フリーブレイズのヘッドコーチに就任。

常に優勝を争っていたラビッツとは正反対に、
新しくできたばかりのチームを率いることになりましたが、
「常勝チームの要素を、フレッシュなチームに、いかに植えつけられるか。
それが大きなチャレンジなんです。
コーチ人生を懸けるつもりで、フリーブレイズにやってきました」
とコバレフ ヘッドコーチと同じく、こちらも前向きです。

どちらも前向きなヘッドコーチが率いる新チームながら、
開幕4試合目にして、早くも初勝利をマークしたフリーブレイズに対して、
まだ勝点をマークすることができないドラゴンというように、ここまでは明暗が分かれています。

主力選手と通訳として対戦した 11年前の長野オリンピックは、2−2の引分けに終わりましたが、
今夜の試合は、どんな結果となるでしょうか?

台風の影響で、強い雨と風が心配されますが、
“フリーブレイズ初めてのホームゲーム” という歴史的な一戦だけに、
お時間のある方は、(台風情報に気をつけて)新井田インドアリンクへ足を運んでみては?

尚、今夜の試合を皮切りに、フリーブレイズの八戸シリーズの模様は、
八戸テレビ で、全試合録画中継されます!

また、八戸テレビのホームページでは、ニュース映像をオンエア中で、
八戸でのプレシーズンゲームのハイライトや、地元開幕戦前日の模様のように、
フリーブレイズの映像がアップされることも多いので、
視聴エリア以外にお住まいの方は、ぜひアクセスしてみてくださいね。
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2009.10.05
速報!アジアリーグニュース 〜ハルラが新外国人選手を獲得〜
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日、アニャンハルラは、
#23 ダスティン ・ウッド 選手 (28歳 DF 183cm 94kg) の獲得を発表しました。

カナダ ・オンタリオ州出身のウッド選手は、NHLでのプレー経験こそないものの、
AHL(アメリカンホッケーリーグ)で、足掛け5年間にわたって、300試合以上に出場し、
一昨季からは、ドイツのトップリーグのチームで、レギュラーとして活躍した経歴の持ち主です。

先日の記事で お伝えしたように、
#2 ジョン ・オゥ 選手が、先月28日に、スポーツヘルニアの手術を行い、戦線を離脱したため、
緊急補強策に出た ヤン ・スンジュン GMは、
「オゥ選手の代わりは、誰にも務められないでしょうけれど、
我々のチームを助けてくれる最上の選択だと思います」とコメント。
苦しいDFの台所事情を救う、文字どおりの “助っ人” として、期待を寄せています。

尚、ブラウン選手の契約期間は、12月31日まで。
このあと、試合に出場することができないオゥ選手の登録を、一旦抹消して、
アジアリーグの選手登録期限日となる年内いっぱいまで、ウッド選手を起用したのちに、
オゥ選手を、再登録する模様。

登録手続きなどが完了すれば、
今週末の日光バックス戦で、アジアリーグデビューを飾る見込みのウッド選手が、
どんな働きを見せてくれるのか、注目されますね!
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2009.10.03
チャイナドラゴン初来日
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨日の記事でも紹介したように、High1とともに、チャイナドラゴンが初めて来日し、
今日から、日光、八戸、三沢の各都市で、
日光バックス、東北フリーブレイズの両チームと対戦します。

当初、中国からは、今季もチャイナシャークスが、参戦する予定でしたが、
戦力アップのために、外国人選手と、外国人枠を使わずに補強できる日本人選手を中心に、
チームを構成しようとしたため、
それでは自国の選手の強化につながらないとの考えから、中国協会は方針変更。

一昨季から続いていた、NHL サンノゼシャークスとの提携を解消し、
中国協会が運営する新たなチームで、アジアリーグに臨むことになりました。

ワン・ジンガンGMこのように、体制が変わって、事実上の新チームとなった
ドラゴンの ワン ・ジンガン 団長(リーグ登録はマネージャー)は、
新チームの発足が決まってから、任命されたそうですが、
「提携を続けたい気持ちもあったけれど、
この2年間で、優秀な選手たちが、ずい分と解雇されてしまいました。
シャークスだけでなく、中国協会も出資をしていたのだから、
中国人選手の強化は、何よりも大事なことです」とキッパリ。

ドラゴンに生まれ変わって、参戦していることを評価しています。

とはいえ、体制の変更が決定したのが、夏になってからとあって、
「準備期間が短かったし、新しいチームだから、
現時点では、特にスピード面で、日本のチームとの力の差は大きいはず」
と苦戦を覚悟している面も…。

しかし、その一方で、ワン ・ジンガン団長は、
「中国人選手のセレクションには、時間をかけました」
と話しているように、ハルビンに40人以上の選手を招いて行なった、
トライアウトキャンプの中から選ばれたドラゴンの選手たちには、
「優秀な中国人選手が、全て集まっている」と太鼓判。

チェン・レイ選手とフ・ナン選手なかでも、FWでは、
#5 チェン ・レイ(写真右)、
#13 フ ・ナン(写真左) の両選手。

対して、DFでは、
#9 ワン ・ダーハイ キャプテンと、
#12 ジャン ・ハイチュエン 選手の4人を挙げて、
「中心選手なので、ぜひ注目してください」
と日本のファンに、プッシュしています!

果たして、初来日したドラゴンが、どんな戦いを演じるのか !?
日本に凱旋したGKの #26 井上光明 選手は、もちろんですが、
中国人選手たちのプレーぶりにも注目ですね!

尚、ドラゴンの試合日程は、こちら でご確認ください。
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2009.10.02
今季の試金石
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

先月19日に開幕して以来、これまで国内では、日本勢同士の試合しか見られませんでしたが、
High1(ハイワン)と、チャイナドラゴンが、今季初めて来日し、
明日から、日本のチームと対戦します。

そのうち、釧路と苫小牧にやってくる High1は、
ライバルのアニャンハルラと3連戦で、1勝2敗と負け越してしまったものの、
「攻撃面に関しては、満足している」
とのキム ・ヒウ監督の言葉どおり、3試合で18得点を上げた、強力なオフェンスが最大の武器!

オム・ヒョンスン選手その一方で、気になるのはディフェンス面ですが、
足を痛めた影響から、大事をとって、ここまで出場していない、
エースGKの #31 オム ・ヒョンスン 選手について、
「コンディションを見て、
明日の試合か、遅くとも明後日の試合には、出場させるつもり」
とキム ・ヒウ監督は、先発起用を示唆。

オム ・ヒョンスン 選手本人も、
「もう大丈夫です」と話しているだけに、心強い限りです。

そんな High1が、今季初めてとなる日本での試合に臨みますが、
キム ・ヒウ監督が、カギに上げたのが、明日から始まる 日本製紙クレインズとの3連戦。

というのも、High1が、アジアリーグに参戦して以来、
クレインズとの対戦成績(プレーオフも含む)は、1勝20敗!

「クレインズには相性が悪いので、この3連戦が勝負!」
と言って、キム ・ヒウ監督が意気込んでいるのも、この数字を見れば納得ですよね。

ところで、アジアリーグのオフィシャルプログラムでも、紹介をしましたが、
High1だけでなく、ハルラも含めた韓国勢は、
これまで毎年、日本遠征では、苦しい戦いを強いられていて、、、

High1 が、7勝31敗1分! 
ハルラ も、15勝44敗3分!

というように、両チームとも、大きく負け越しています。

今季は、経費削減の観点から、遠征の効率化が図られ、
9日間で6試合(2チームと3連戦ずつ)を戦う、ハードなスケジュールが組まれています。

しかも、この強行日程が、日本のチームは、韓国遠征の際の一度だけなのに対して、
海外チームは、二度の来日が、ともにハードスケジュールなのに加えて、移動距離も長く、
初優勝が、手の届くところまで来ている韓国の両チームにとって、
乗り越えなくてはならない、大きな壁となりそう!

韓国勢の先陣を切って来日した High1 に、今季から加わった #6 山田佑哉 選手は、
「釧路や苫小牧の人たちには、韓国のチームが、まだ強くないと思われているのか、
お客さんが少ないので、いいところを見せたいですね!」
と意気込んでいましたが、その言葉どおりの戦いを、見せてくれるでしょうか?

天敵 クレインズとの3連戦から始まる北海道遠征は、
High1 にとって、今季の試金石となりそうです!

尚、High1 の試合日程は、こちら でご確認ください。
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