日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
一昨日と昨日の二日間にわたって行なわれた、アジアリーグの「横浜ゲームズ」は、
今季初めてとなる、首都圏での試合とあって、
会場の新横浜スケートセンターが、両日とも満員になりました!
スタンドには、この日を楽しみにしていた ファンの人たちだけでなく、
アジアリーグや日本リーグでプレーしていた、かつての名選手たちの姿も、数多く見られましたが、
その中の一人が、
伊藤雅俊 さんです!
日本製紙クレインズのFWとして、8年間プレーした雅俊さんは、
1年目から、第1セットのウイングとして活躍し、日本リーグの最優秀新人賞を受賞。
その後も、アジアリーグの最多得点賞や、ベスト オフェンシブFW賞を獲得するなど、
ポイントゲッターとして大活躍。
さらに、甘いマスクとナイスキャラクターも相まって、人気も抜群!
「まーしゃ」のニックネームで、ファンから親しまれていました。
ところで、現役時代の雅俊さんのプレーからは、「天性の得点センス」を感じた方も多いでしょうが、
決して、それだけで活躍していたわけではありません。
たとえば、雅俊さんが得意としていたプレーの中に、
空中のバックを、いとも簡単にスティックで叩いて、ゴールを決めるというものがありましたが、
これもセンスだけではなく、
「いつも練習していたんですよ。付き合ってくれたチームメイトに感謝しています」
と活躍の理由を、打ち明けてくれました。
このように、センスと努力の結晶で、ファンを沸かせ続けた雅俊さんですが、
30歳となった区切りのシーズンに、アジアリーグの優勝を花道として、昨季限りで退団。
現在は東京に移り住み、会社員として、第二の人生をスタートさせたのとともに、
神奈川県の社会人チームの ケッターズで、パックを追っているそうです。
この春まで、クレインズの第1セットで、バリバリにプレーしていた雅俊さんだけに、
社会人リーグでは、物足りないのでは? とも思ってしまいますが、
「仕事が終わってから、ホッケーをするのも楽しいですよ」
と言うように、これまでと違った形で、ホッケーをエンジョイしているそうです。
ところで、雅俊さんが、新横浜スケートセンターまでやってきたのは、
昨季までのチームメイトたちを、応援に来たわけではありません。
一昨日、行なわれた クレインズ vs 東北フリーブレイズ戦のテレビ中継で、
解説者を務めてくれたのです!
現役時代の経験から来る分かりやすい説明と、時として飛び出す、鋭い視点からコメントは、
初めての解説とは思えないほど。
それに加えて、「得点したら、放送席に向かってポーズをします!」
という西脇雅仁選手の予告ゴールも飛び出して、雅俊さんの解説者デビュー戦は、百点満点 !?
この試合の模様は、CS放送の
EXスポーツで、来月にオンエアされる予定です。
“まーしゃの初解説” を、どうぞ お楽しみに!