加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2009.11.30
首位攻防3連戦! 苫小牧の陣 〜価値ある1勝〜
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

アジアリーグのレギュラーシーズンは、一昨日の試合で、全日程の半分を消化しました。

折り返し地点に差し掛かったのと、時を同じくして、
26日から昨日まで、苫小牧の白鳥アリーナを舞台に、
王子イーグルスと、アニャンハルラの両チームが、首位攻防3連戦を繰り広げました!
     首位攻防3連戦!

「選手たちは、苦手意識を持っていないはずです」

昨季は1勝5敗と大きく負け越したハルラを、地元に迎えた城野正樹監督は、こう評していたものの、
イーグルスは、ゲームウイニングショットの末に、初戦で惜敗を喫したのに続いて、
2戦目も2−3で敗れてしまい、2位に転落。

「集中力を欠いてしまって、普段はしないようなミスが多かったです。
今季に入ってから、一番悪い試合でした」
と城野監督は、首位の座を明け渡してしまったあとに、厳しい表情を浮かべていただけに、
このカードの勢力図は、今季も不変なのかと思われました。

しかし、昨日の第3戦では、
スピードを活かしたゴール裏からの攻撃で、先制点をもたらせた 石塚武士 選手(写真左)や、
今季3度目のシャットアウトを達成した 春名真仁 選手(写真右)らの活躍で2−0。
一日にして首位に返り咲きました。
  先制点をもたらせた石塚武士選手3度目のシャットアウトを達成した春名真仁選手

試合後、城野監督からは、
「連敗していましたし、何かを変えないといけないと思って」
との狙いで組み替えたFWのラインが、うまく機能したことや、
「(ゴールが)入らなくても焦らずに、相手ゾーンの深いところまで攻めこんで、我慢強く攻め続ける」
というゲームプランを貫いた選手たちを、称えるコメントが聞かれましたが、それに続いて、
「攻撃力のあるハルラを、ゼロに抑えられたのが大きいです」 との言葉が。

「夏から(厳しい練習を)積み重ねてきた成果で、
若い選手たちが、エネルギッシュに動いてくれました。
この勝利は、今後につながると思います」
と城野監督は、前日とは一変して、満足げな表情を垣間見せていました。

イーグルスの12月のスケジュールを見ると、札幌でのホームゲームこそあるものの、
苫小牧での試合が一つもなく、ロードでの戦いが続きます。

それだけに、昨日の勝利は、再び首位に立ったこともさることながら、
師走のハードな戦いを前にして、イーグルスにとって、“価値ある1勝” となったようです。
アジアリーグ | comments(5) | trackbacks(0)
2009.11.22
日本無念の最下位…
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今月17日(現地時間)から、カナダ東部のプリンスエドワード島で、開催されていた、
ワールド スレッジホッケー チャレンジ」は、昨日 全日程を終了。

最終日に、大会初戦で快勝したノルウェーと、再び顔を合わせた日本は、 
0−4 ノスコアで完封負けを喫して、無念の最下位になってしまいました…。

このあと帰国の途につく日本の選手たちは、
12月に、長野県岡谷市で、二度の強化合宿を行なって腕を磨き、
来年1月中旬には、長野市で開催される予定の国際大会 「ジャパン パラリンピック」 に参戦。

この大会までの各選手のプレーぶりを選考材料として、
1月下旬に、「バンクーバー パラリンピック」の日本代表メンバーが発表されます!
(今後のスケジュールなどの詳細は、日本アイススレッジホッケー協会のホームページ をご覧ください)

パラリンピックの開幕まで、あと110日。
今大会の悔しい経験を貴重な財産に、バンクーバーでのメダル獲得へ向けて、
選手の皆さん、頑張ってください !!

尚、決勝戦は、試合終了1分前に、試合を振り出しに戻したアメリカが、
オーバータイムに入ってから、ショートハンドゴールをゲットして、カナダを下しました。

  「2009 ・ワールド スレッジホッケー チャレンジ」 〜日本代表の戦績〜

  ▽予選リーグ
  17日 1−0 vsノルウェー ベストプレーヤー : DF #23 石田真彦(なおひこ)選手
  18日 0−2 vsアメリカ ベストプレーヤー : FW #32 上原大祐 選手
  19日 0−5 vsカナダ ベストプレーヤー : DF #24 須藤悟 選手
  ▽3位決定戦
  21日 0−4 vsノルウェー ベストプレーヤー : DF #10 遠藤隆行 選手

  ▽最終順位
  1位 : アメリカ  2位 : カナダ  3位 : ノルウェー  4位 : 日本
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2009.11.21
日本3位決定戦へ
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

カナダのプリンスエドワード島を舞台に行なわれている、
ワールド スレッジホッケー チャレンジ」 は、予選リーグが終了しました。

先日の記事で紹介したように、初戦で快勝し、白星スタートを切った日本でしたが、
続くアメリカ戦は 0−2。カナダ戦も 0−5 のスコアで2連敗を喫して、予選リーグ3位となり、
決勝戦に進むことができませんでした…。

しかし、2試合連続完封負けにもかかわらず、キャプテンの 上原大祐 選手のブログ によると、
「収穫は、苦手意識の気持ちの改善と、厚みのある攻めをする第一歩が出来たこと」
と前向きな様子なだけに、
今日(現地時間)の3位決定戦でノルウェーを下して、銅メダルを勝ち取って欲しいですね!
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2009.11.20
ゴールデンコンビをお見逃しなく!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

横浜ゲームズから、レギュラーシーズンが再開したアジアリーグは、海外チームも再始動。
昨夜のチャイナ ドラゴン vs High1(ハイワン)戦に続いて、
昨日 来日したアニャンハルラが、日本製紙クレインズ、王子イーグルスとの6連戦に挑みます。

明日から始まる、ハルラの北海道遠征は、、、
 1位 イーグルス 14試合 勝点32ポイント
 2位 クレインズ 14試合 勝点30ポイント
 3位  ハルラ   12試合 勝点30ポイント(GWSでの敗戦で得たポイントがあるため)
現時点で、わずか2ポイント差に ひしめきあっている、3強の激突となるだけに、
激しい試合が繰り広げられそうです。

今季初めて日本にやってきたハルラは、
この6連戦の結果によっては、単独首位の可能性もありますが、
先月、High1が来日した際にも紹介したように
これまで日本での試合(プレーオフを含む)は、15勝44敗3分 と苦戦を強いられている上、
明日から顔を合わせるクレインズには、通算で 8勝29敗1分 と大きく負け越しているとあって、
レギュラーシーズン中盤のヤマ場になるのは、間違いありません。

それだけに、シム ・ウィシク監督は、ペ ・ヨンホ コーチとともに、
横浜ゲームズを視察するなど、対策を講じて、釧路に乗り込んできたようですが、
来日前に、キーポイントの一つに挙げていたのが、パワープレー!

パワープレーの成功率は、昨季に続いて今季も、ここまでリーグトップを誇るものの、
レギュラーシーズンでは、38% という高い数字を残しながら、
プレーオフでは、クレインズの前に、13% に封じられたのが響いて、
セミファイナルで敗れてしまった昨季の例があるだけに、パワープレーに磨きを掛けたいところ。

しかし、以前の記事でも、お伝えしましたが、
160キロを超す 強力なスラップシュートが武器の #2 ジョン ・オゥ 選手が、
腰の手術をして、先月5日に登録を抹消され、パワープレーのキーマンを欠くことに…。

そのため、シム ・ウィシク監督は、
#43 パトリック ・マルティネツ 選手と、#25 ブロック ・ラドゥンスキ 選手を、一緒に起用したり、
ドラフト1位指名のルーキー #87 チョ ・ミンホ 選手を抜擢するなど、
豊富なFW陣を、適材適所に起用しながら、パワープレーの精度を高めていますが、
その一方で、ここまで全く不動のコンビも。

それは、#1 キム ・ギソン 選手(写真左)と、#36 パク ・ウサン 選手(写真右)です!
キム・ギソン選手パク・ウサン選手

小さい頃から、ずっと一緒にプレーしていたという両選手は、お互いに刺激し合いながら腕を磨き、
延世大学時代から、ともに韓国代表に選ばれていたのに加え、
高校生の時に、ニューヨーク アイランダーズのプロスペクト(期待される若手選手)キャンプにも、
揃って招待された実績の持ち主。

NHLチームのスタッフからも 好評価を受けた二人は、昨季 ハルラに入団し、
ルーキーながら、セカンドラインに起用されて大活躍したことは、皆さんも ご存知ですよね。

2年目の今季も、コンスタントにポイントを積み重ね、
パク ・ウサン選手が 8試合。 キム ・ギソン選手も 6試合連続ポイントと、
レギュラーシーズンの序盤戦を、好調モードで締めくくっただけに、
ハルラが誇る “ゴールデンコンビ” が、
日本のファンの前で、どんなプレーを見せてくれるのか、見逃せそうにありません!

尚、ハルラのゲームスケジュールは、こちら で、ご確認ください。

◆photo by YONSU

★本日の小ネタは…
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アジアリーグ | comments(9) | trackbacks(0)
2009.11.19
日本白星スタート!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

カナダのプリンスエドワード島に、世界のトップ4が集まって繰り広げられる、
ワールド スレッジホッケー チャレンジ」 が、17日(現地時間)に開幕しました。

開幕初戦に登場した日本は、昨季の世界選手権で、銀メダルを獲得したノルウェーと対戦し、
第3ピリオドに飛び出した 高橋和廣 選手のゴールによる、虎の子の1点を、
守護神の 永瀬充 選手が、完封劇を演じて守り切り、白星スタート!

試合後、選手たちは、地元ファンからの声援に応えていました。
  白星スタートを飾って地元ファンの声援に応える日本の選手たち

青木栄広(よしひろ)コーチによれば、
勝因は、昨季の世界選手権で、大会トップのポイントをマークした、
「ロルフ ・ペデルセン選手を抑えられたこと」

世界一のトップスピードを誇る、ノルウェーのスーパーエースに対して、
「トップスピードに乗る前に、早いチェックで封じる」
というゲームプランを、しっかり選手たちが実行しての完封勝利!

見事な日本の戦いぶりに、サンノゼ シャークスをはじめ、NHL4チームでのコーチ経験を誇る、
ノルウェーの ジョージ ・キングストン コーチから、
「日本のフォアチェッキングシステムは素晴らしかった。我々は手も足も出なかった」
との賞賛の言葉が、浴びせられたほどだったそうです。

このあと日本は、アメリカ、カナダと戦って、予選リーグを終了。
1位か2位になれば、決勝戦に。 それ以外は、3位決定戦に進むことになります。

ゲームプランどおりの試合運びで、ノルウェーに快勝した勢いで、
このまま勝ち続けてくれることを、期待しましょう!

◆photo by JAPAN ICE SLEDGE HOCKEY ASSOCIATION
パラアイスホッケー(スレッジホッケー) | comments(0) | trackbacks(0)
2009.11.18
オベチキン復活!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

先日の記事で紹介したように、
今月1日(現地時間)の試合中の負傷によって、欠場が続いていた、
昨季のMVP アレックス ・オベチキン 選手(ワシントン キャピタルズ)が、
昨日のニューヨーク レンジャーズ戦で、戦列に復帰しました!
      アレックス・オベチキン Alex Ovechkin 選手

久しぶりの試合だったにもかかわらず、オベチキン選手は、
1点を先制された第1ピリオド15分過ぎに、
ブルーライン上からワンタイムシュートを放ち、パワープレーゴールをゲットして、
7試合ぶりの復帰を、自らのスティックで祝うと、チームメイトも負けじと奮起。

2−2で迎えた第3ピリオド残り5分には、試合の序盤に起きたファイティングで、
顔から激しく出血していた マット ・ブラッドリー 選手が、勝ち越しゴール!

就任3年目の ブルース ・ブードロー ヘッドコーチ に、
NHL史上4番目に早い(164試合目)、通算100勝をプレゼントしました。

ところで、この日は、レンジャーズのホームゲームだったものの、
現地のメディアで、オベチキン選手の復帰が伝えられていたとあって、
スタンドには、背番号「8」のジャージを着たキャピタルズファンが、多く見られたようですが、
オベチキン選手の人気の高さは、何も北米だけではありません。

先週の金曜日に、アジアリーグの「横浜ゲームズ」を控えた新横浜スケートセンターでは、
日本製紙クレインズの選手がインストラクターとなって、キッズキャンプ が開催されましたが、
参加をしたホッケー少年の中には、
「好きな選手は、オベチキン」 と話していたチビッコも!

最近では、インターネットなどで見た、オベチキン選手のプレーに憧れて、
ゴールを決めたあとに、ガツン! と、オーバーフェンスに向かってジャンプする、
“オビー パフォーマンス” を真似している、チビッコ プレーヤーも多いのだそうです。

もっとも、オベチキン選手のパフォーマンスを真似しているのは、チビッコだけに とどまりません。
先週行なわれたスウェーデンのプロリーグの試合では、こんなパフォーマンスが飛び出しました!

   

チビッコプレーヤーの皆さん、
オベチキン選手のパフォーマンスを真似する時は、くれぐれも気をつけてくださいね(笑)
NHL | comments(5) | trackbacks(0)
2009.11.17
昨季のリベンジ!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

来年2月に行なわれる 「バンクーバーオリンピック」 の開幕まで、あと3ヶ月を切って、
日本でも、オリンピック関連のニュースが、だんだん報じられるようになって来ましたが、
それを、はるかに上回る盛り上がりを見せているのが、開催国のカナダ!

テレビから、イメージCMが何度も流れるなどして、オリンピックムードが上昇中のところに、
明日(現地時間)は、昨季のスタンレーカップを手にした、
ピッツバーグ ペンギンズの シドニー ・クロスビー 選手が、
故郷のノバスコシア州で、聖火ランナーを務めるとあって、
ホッケーファンは、オリンピックへの注目度が、一気に高まってきそうですね。

ところで、カナダのホッケーファンの注目の的は、何もオリンピックばかりではありません。
3月13日から始まる 「パラリンピック」 のスレッジホッケーでも、
4季前のトリノ大会に続く、金メダル獲得への期待が集まっているだけに、
ライバルのアメリカと、何度もエキシビションマッチを行うなどして、腕を磨いています。

そんなスレッジホッケーのカナダ代表が、先日、あるチームとの合同練習を行ないました。
そのチームとは、ナント、NHLの デトロイト レッドウイングス! (映像は こちら ↓ )

    

オリンピックでは、カナダチームを率いる、マイク ・バブコック ヘッドコーチの指導の下、
主力DFの レイモンド ・グラッシー 選手らが、レッドウイングスの選手たちと、汗を流しましたが、
スタンレーカップ ファイナルで、惜しくも敗れたレッドウイングスと、
連覇を狙った世界選手権で、3位に甘んじたカナダという、
“昨季のリベンジ” が目標の両チームの合同練習は、想像以上に、熱を帯びていたようですね。

そのカナダに加えて、昨季の世界選手権を制したアメリカと、準優勝のノルウェーに、
4位の日本という4チームが、カナダ東部のプリンスエドワード島に集まって、
今日から、「ワールド スレッジホッケー チャレンジ」 に臨みます。
       昨季のワールドスレッジホッケーチャレンジ

この大会は、カップ戦ではあるものの、世界のトップ4が一堂に会すとあって、
パラリンピックを見据えて、激しい戦いが繰り広げられるのは、間違いなし!

「前だけを見据え、一歩一歩着実に、目標へ向けて、頑張りたいと思います!」
青木栄広(よしひろ)コーチが意気込んでいるように、日本代表メンバー15人は、
成田 → トロント → ハリファックスと飛行機を乗り継ぎ、
さらに、そこからバスに揺られて3時間半という、一日がかりの強行軍の末、
現地に到着したにもかかわらず、元気な様子。

1年前の この大会では、ケガ人が出るなどして、大敗を喫した試合もあっただけに
日本の選手たちにとっても、“昨季のリベンジ” が目標となりそうですね。

ところで、スレッジホッケー日本代表は、
日本で唯一、バンクーバー行きのチケットを手にしたホッケーチームである上に、メダル獲得の期待も!
それだけに、日本のアイスホッケー界が、もっとサポートしてあげてもいいのでは?
と思っているは、「語りべ」だけでしょうか…。

◆photo by JAPAN ICE SLEDGE HOCKEY ASSOCIATION
パラアイスホッケー(スレッジホッケー) | comments(3) | trackbacks(0)
2009.11.16
まーしゃの初解説
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

一昨日と昨日の二日間にわたって行なわれた、アジアリーグの「横浜ゲームズ」は、
今季初めてとなる、首都圏での試合とあって、
会場の新横浜スケートセンターが、両日とも満員になりました!

スタンドには、この日を楽しみにしていた ファンの人たちだけでなく、
アジアリーグや日本リーグでプレーしていた、かつての名選手たちの姿も、数多く見られましたが、
その中の一人が、伊藤雅俊 さんです!

日本製紙クレインズのFWとして、8年間プレーした雅俊さんは、
1年目から、第1セットのウイングとして活躍し、日本リーグの最優秀新人賞を受賞。
その後も、アジアリーグの最多得点賞や、ベスト オフェンシブFW賞を獲得するなど、
ポイントゲッターとして大活躍。

さらに、甘いマスクとナイスキャラクターも相まって、人気も抜群!
「まーしゃ」のニックネームで、ファンから親しまれていました。
   クレインズで8年間プレーした伊藤雅俊さん

ところで、現役時代の雅俊さんのプレーからは、「天性の得点センス」を感じた方も多いでしょうが、
決して、それだけで活躍していたわけではありません。

たとえば、雅俊さんが得意としていたプレーの中に、
空中のバックを、いとも簡単にスティックで叩いて、ゴールを決めるというものがありましたが、
これもセンスだけではなく、
「いつも練習していたんですよ。付き合ってくれたチームメイトに感謝しています」
と活躍の理由を、打ち明けてくれました。

このように、センスと努力の結晶で、ファンを沸かせ続けた雅俊さんですが、
30歳となった区切りのシーズンに、アジアリーグの優勝を花道として、昨季限りで退団。

現在は東京に移り住み、会社員として、第二の人生をスタートさせたのとともに、
神奈川県の社会人チームの ケッターズで、パックを追っているそうです。

この春まで、クレインズの第1セットで、バリバリにプレーしていた雅俊さんだけに、
社会人リーグでは、物足りないのでは? とも思ってしまいますが、
「仕事が終わってから、ホッケーをするのも楽しいですよ」
と言うように、これまでと違った形で、ホッケーをエンジョイしているそうです。

ところで、雅俊さんが、新横浜スケートセンターまでやってきたのは、
昨季までのチームメイトたちを、応援に来たわけではありません。

一昨日、行なわれた クレインズ vs 東北フリーブレイズ戦のテレビ中継で、
解説者を務めてくれたのです!

現役時代の経験から来る分かりやすい説明と、時として飛び出す、鋭い視点からコメントは、
初めての解説とは思えないほど。

それに加えて、「得点したら、放送席に向かってポーズをします!」
という西脇雅仁選手の予告ゴールも飛び出して、雅俊さんの解説者デビュー戦は、百点満点 !?

この試合の模様は、CS放送のEXスポーツで、来月にオンエアされる予定です。
“まーしゃの初解説” を、どうぞ お楽しみに!
      初解説にトライしてくれた伊藤雅俊さん
アジアリーグ | comments(10) | trackbacks(0)
2009.11.14
HAPPY ANNIVERSARY !
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ここへ来て、だんだんと冬の便りが聞こえるようになってきて、
気づけば、今年も、あと1ヶ月半を残すのみとなりました。(早いですねェ〜)

ところで、今週末で、11月も折り返しとなりますが、
明日の日曜日 11月15日 は、ホッケー界にとって、記念すべき日であることを ご存知ですか?

それは、アジアリーグがスタートした日 なのです!

第1回 ・アジアリーグは、日本製紙クレインズ、コクド(後のSEIBUプリンスラビッツ)、
王子製紙(現イーグルス)、日光バックスの国内4チームに加えて、
韓国から、ハルラウィニア(現アニャンハルラ)が参加して、2003年11月15日に開幕!

開幕日には、苫小牧と新横浜で、試合が行なわれましたが、
そのうち、新横浜での試合は、コクド vs ハルラの日韓バトル!

開幕宣言に続いて行なわれた試合は、
国際リーグとしての第一歩を刻む、記念すべき一戦となりました。
  キム・セイル韓国協会専務理事(右)と冨田正一日本連盟会長による開幕宣言 国際リーグとしての第一歩を刻む記念すべき一戦

この一戦を皮切りにして、日本、韓国、中国、ロシアを舞台に、
歴史を刻み続けてきたアジアリーグは、今季が7年目。

今月1日の試合を最後に、国際アイスホッケー連盟が定めたナショナルブレイクに入り、
一時中断していたレギュラーシーズンのバトルも、
アジアリーグの第一歩を刻んだ 新横浜スケートセンターで、
今日と明日の二日間にわたって行なわれる、「横浜ゲームズ」から再開となります。

今後のアジアリーグへの期待感が高まるような、熱い試合を期待しましょう!
アジアリーグ | comments(7) | trackbacks(0)
2009.11.12
初めてのビッグタイトル
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

High1(ハイワン)、アニャンハルラのアジアリーグ勢と、4つの大学チームが参加して、
5日から、ソウル市のモクトン アイスアリーナを舞台に繰り広げられていた、
「韓国総合選手権」は、昨日、ハルラ vs 高麗大学の決勝戦が行われました。

準決勝で、オーバータイムの末に、大会3連覇中のHigh1を下して、
決勝戦に勝ちあがってきた高麗大学は、
3年生のGK #33 カン ・テウ 選手が、獅子奮迅の働き!

試合途中に、右足を痛めるアクシデントがありながらも、
ハルラO Bの パク ・ジュンス GKコーチのアドバイスにも支えられて、
アジア屈指の攻撃力を誇るハルラ相手に、ナント 54セーブ!
アジア屈指の攻撃力を誇るハルラ相手に54セーブ!パク・ジュンスGKコーチのアドバイスに耳を傾けるカン・テウ選手

カン ・テウ選手の懸命にゴールを守る姿には、
スタンドのファンから、何度も拍手が沸き起こりしたが、
試合は、地力で上回るハルラが、3−0のスコアで完封勝利。
韓国ナンバーワンの座に輝きました!   韓国ナンバーワンの座に返り咲いたアニャンハルラ

今年で64回目を数える伝統ある大会を、4年ぶりに制したとあって、
試合後のハルラの選手やスタッフは、喜びを隠せない様子でしたが、
なかでも、一際うれしそうだったのが、#3 尾野貴之 選手!

というのも尾野選手は、
「これまで優勝したことがあるのは、小学校時代の苫小牧の野球大会と、
高校生(八戸工大一高校)の時の、地元での大会だけ」 だったとあって、
初めてのビッグタイトルを手にして、
「この場にいることができて、うれしいです」 と言って、笑顔を浮かべていました。

今季から、ハルラに移籍した尾野選手ですが、
異国での生活が長くなっていくにつれて、ストレスを感じることもあるはず・・・。

しかし、尾野選手は、不満を口にすることがないどころか、
「こんなに恵まれた環境で、ホッケーをやらせてもらって、いいのかなと思いますよ」
とチームへの感謝の気持ちを、口にしています。

「DFが少ないウチの事情を、彼は埋めてくれている。
攻守の切り替えが早いし、小さなミスをしてしまった時でも、すぐに取り返すことができる」
とシム ・ウィシク監督は、尾野選手を高く評価しているだけに、
ベテランの #24 パク ・ソンミン 選手が退団し、6人しかいないDF陣の中心選手として、
さらなる活躍が期待されるところ。

韓国ナンバーワンの座に輝いたハルラは、
アジアリーグ再開後、いきなり釧路と苫小牧に乗り込んでの6連戦に挑みます。

尾野選手にとって、移籍してから初めての日本での試合は、
レギュラーシーズン中盤以降の行方を占う、大事な試合の連続となりますが、
指揮官の高い評価に違わぬプレーで、勝利に貢献して欲しいですね!
           初めてのビッグタイトルを手にした尾野貴之選手
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