日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
9月19日に開幕した、今季のアジアリーグのレギュラーシーズンは、
佳境へと差し掛かってきましたが、
明日から、八戸市の新井田インドアリンクで、
「東北フリーブレイズ vs 日光アイスバックス」 の2連戦が行なわれます。
この両チームには、合わせて6人の ご当地選手がいるとあって、
アジアリーグでは初めてとなる八戸での対戦を前に、
6選手の記者会見が開催されるなど、注目度も高いようですが、
それにも増して、注目されるのは、プレーオフ出場権を懸けた戦いです!
既に6位以下が確定している チャイナドラゴンを除く6チームが、
プレーオフのチケットを手にしようと、つばぜり合いを繰り広げていますが、
現時点でのボーダーライン前後の成績を見てみると、、、
3位 日本製紙クレインズ 勝点48ポイント 残り9試合
4位 High1(ハイワン) 勝点46ポイント 残り8試合
≪≪≪プレーオフ進出ボーダーライン≫≫≫
5位 バックス 勝点41ポイント 残り9試合
6位 フリーブレイズ 勝点24ポイント 残り12試合
となっていて、最下位のドラゴン戦を終えてしまったバックスと、
4位のHigh1に、やや水を開けられているフリーブレイズにとって、明日からの2連戦は、
プレーオフ戦線への生き残りをかけた、まさに “サバイバルマッチ” となりそう。
それだけに、どちらも2連勝を目ろむ大一番となりますが、カギを握るのは、
フリーブレイズの
橋本三千雄 選手と、バックスの
菊地尚哉 選手という、
両チームが誇る 二人の守護神!
今季から、故郷のファンの前でプレーをしている橋本選手は、
バックスから、フリーブレイズへの移籍を決意した理由を、
「八戸でプレーができるっていうことも、ありましたけれど、
雪印がなくなってしまった時に、すごく悔しい思いをしたので、
みんなで1から作っていく、新しいチームでプレーできることが、最大の魅力でした」
と打ち明けてくれました。
さらに橋本選手は、開幕前に、
「尚哉さんは、いいキーパーなので、これまでも意識はしていましたけれど、
今季から、バックスでプレーすることになったので、
今まで以上に、尚哉さんのプレーが気になると思います」
という本音も口にしていただけに、古巣との試合への意気込みは、一際強いに違いありません。
雪印、札幌ポラリス、バックスと、常にポジション争いを続けてきた橋本選手は、
「若い二人(伊藤慶介、酒井大輔 両選手)には、アドバイスはしますけれど、
そう簡単には、ポジションは譲れませんよ」
と移籍早々に、キッパリ言い切っていたとおり、ここまで全試合に先発出場。
リーグで最も多いシュートを浴びていることもあって、やや失点は多いものの、
札幌での試合で、高いスキルを誇るクレインズの小原大輔選手と、西脇雅仁選手の、
鮮やかなゲームウイニングショットを、ともにブロックしてみせたように、
ここ一番での集中力の高さは、さすがの一言です!
対する菊地選手は、昨季限りで活動を終了した、
SEIBUプリンスラビッツ時代の5人のチームメイトとともに、バックスを新天地に選びましたが、
移籍先選びに時間を要して、例年よりも始動が遅かったため、
「ほとんど体を作れなくて、試合をやりながら、鍛えていくような感じ」 だったそうです。
そのため、序盤戦は、本来のプレーが見られない試合もあった上に、
チーム内で、ケガ人が続いたことも相まって、
11月上旬のナショナルブレイクを迎えた時点で5位と、なかなか波に乗れなかった時期には、
「これだけ選手を移籍させたのに、こんなものかって、思われてしまうんじゃないかな…」
というプレッシャーを、強く感じていたと言います。
しかし、11月上旬のナショナルブレイク中に、
「陸トレをやって、コンディションが良くなりました」
と話す菊地選手は、シュートブロック率が、序盤戦の 90.75% から、
新横浜での集結シリーズ以降は、93.05% とアップしていることでも分かるように、調子は上向き。
前の試合では、31本のシュートを全てブロックして、移籍後、初めてとなる完封勝利。
バックスのGKとしては、前身の古河電工時代まで さかのぼって、
実に12季ぶりとなる、トップリーグのクレインズ戦でのシャットアウト劇を演じました。
GKは、どんな試合であっても、常に勝敗を左右するポジションですが、
プレーオフ戦線への生き残りを懸けた戦いとなれば、その役割は重大。
守護神のプレーが、チームの命運を握っているといっても過言ではありません!
“サバイバルマッチ” を制するのは、フリーブレイズか !? それとも、バックスか !?
レギュラーシーズン終盤の動向を決する2連戦の模様は、
ともに
八戸テレビ で、録画中継されます。
また、試合会場では、八戸テレビの実況中継をベースにした場内FMの生放送があります。
「フリーブレイズの選手も参加する年忘れパーティー」
のインフォーメーションも、お届けする予定ですので、
今週末の試合を観戦予定の方は、ぜひラジオを持って、お越しください!