加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2010.06.27
2010-2011主要大会・強化スケジュール
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

先日の記事で、国際アイスホッケー連盟から、
来季の世界選手権各カテゴリーの開催要項が発表されたことを、お伝えしましたが、
日本アイスホッケー連盟でも、競技事業計画と強化事業計画が発表され、
昨日行なわれた評議員会で、承認を受けました。

来季(2010年7月1日〜2011年6月30日)の主要大会と、強化スケジュールは、
下記のとおりです。

     ───────────────────────────────────────────────  

男子
「全日本選手権」 → 開催時期未定 @日光
「国民体育大会」 → 1月26日〜30日 @八戸、南部
「Jアイス NORTH」 → 開催時期未定 @札幌、釧路、帯広
「Jアイス WEST」 → 開催時期未定 @広島、大阪、香川
「北海道選手権Aプール」 → 9月 @苫小牧
「毎日新聞社杯定期戦」(王子イーグルスvs日本製紙クレインズ) → 9月 @苫小牧

大学生
「日本学生氷上競技選手権」(インカレ) → 1月6日〜9日 @釧路

高校生
「全国高校選抜」 → 8月4日〜8日 @苫小牧
「全国高校スケート競技選手権」(インターハイ) → 1月19日〜23日 @長野、岡谷、軽井沢

中学生
「全国中学校スケート競技会」(全中) → 2月4日〜6日 @釧路
「全日本少年大会」 → 開催時期未定 @釧路

小学生
「全日本少年大会」(風越カップ) → 開催時期未定 @軽井沢

オールドタイマー
「全日本オールドタイマー」 → 4月9日〜10日 @神戸

女子
「全日本選手権Aグループ」 → 3月10日〜13日 @帯広
「全日本選手権Bグループ」 → 2月25日〜27日 @愛知
「全日本中学高校生大会」 → 開催時期未定 @日光

インライン
「全日本選手権Aグループ」 → 6月 開催地未定
「全日本選手権Bグループ」 → 7月3日〜4日 @大津
「全日本女子選手権」 → 7月3日〜4日 @大津
「全日本少年選手権」 → 6月18日〜19日 開催地未定


男子ナショナルチーム
「U24ユースキャンプ」 → 8月31日〜9月5日 @苫小牧
「U24ヨーロッパ遠征」 → 11月8日〜16日 @ハンガリー
「アジア冬季競技大会」 → 1月30日〜2月6日 @カザフスタン
「世界選手権事前国内合宿」 → 3月 開催地未定
「世界選手権ディビジョン1」 → 4月17日〜23日 @ハンガリー(事前合宿開催予定)

ユニバシアード ・U20
「強化練習」 → 9月〜12月 @東京
「ユニバーシティ チャレンジカップ オブ アジア」 → 10月〜11月 開催地未定
「世界選手権事前国内合宿」 → 12月 開催地未定
「世界選手権ディビジョン1」 → 12月13日〜19日 @ベラルーシ(事前合宿開催予定)
「冬季ユニバシアード事前国内合宿」 → 1月下旬 @東京
「冬季ユニバシアード」 → 1月27日〜2月6日 @トルコ

U18
「ヤングリーグ」 → 10月、11月 @苫小牧
「日本代表選考試合」(ジュニアオールスターゲーム) → 2月中旬 @苫小牧
「世界選手権事前国内合宿」 → 3月 開催地未定
「世界選手権ディビジョン1」 → 4月10日〜16日 @ラトビア(事前合宿開催予定)

U16
「エリートキャンプ」 → 7月下旬 @帯広

女子ナショナルチーム
「陸上トレーニング」 → 7月3日〜4日、10日〜11日、24日〜25日、8月、10月、12月
                @東京、苫小牧、釧路      
「国内合宿」 → 8月1日〜5日 開催地未定
「U18世界選手権事前国内合宿」 → 12月中旬〜下旬 @苫小牧
「U18世界選手権」 → 開催時期未定 @スウェーデン(事前合宿開催予定)
「アジア冬季競技大会事前国内合宿」 → 1月22日〜29日 @東京
「アジア冬季競技大会」 → 1月30日〜2月6日 @カザフスタン
「世界選手権事前国内合宿」 → 3月中旬〜下旬 @苫小牧
「世界選手権ディビジョン1」 → 4月11日〜16日 @ドイツ(事前合宿開催予定)
「チャレンジカップ オブ アジア」 → 開催地、開催時期未定

インライン
「世界選手権」 → 6月 @チェコ

          上記のスケジュールは、事業本部及び強化委員会計画と、
          国際アイスホッケー連盟からの発表などを参照しましたが、
          期間が変更になったり、開催されない場合もありますので、
          観戦の際には、必ず最新のスケジュールをご確認ください。

          また、日本が参加する世界選手権各カテゴリーの参加国は、
          こちらの記事に明記してあります。 併せてご参照ください。
アイスホッケー | comments(5) | trackbacks(0)
2010.06.26
日本代表決戦に臨む!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

サッカーのワールドカップ南アフリカ大会では、
強豪デンマークを下した日本代表が、決勝トーナメントにコマを進めましたが、
もう一つ、決戦に臨む日本代表があるのを、忘れてはいませんか?

それは、インラインホッケーの日本代表です!

28日(現地時間)から始まる 「IIHF 世界選手権(ディビジョン1)」 に挑む日本代表が、
大会が開かれるスウェーデンのカールスタットへ向け、今日、成田空港から旅立ちます!

一行は、フィンランドのヘルシンキを経由して、ノルウェーのオスロへ向かい、
そこからバスに4時間余り揺られて現地入りする、強行軍となるのに加えて、
大会への準備期間も設けられなかったとあって、タフな戦いを強いられることに。

しかも、3度目の世界選手権出場となる 浅沼昌平 選手が、
「海外のチームは、驚くほどのスピードで、どんどん強くなっている」
と警戒しているとおり、息の抜けない試合が続きそうですが、
サッカー日本代表に負けじと、吉報を届けて欲しいですね!

尚、インラインホッケー日本代表メンバーや大会の情報は、
日本アイスホッケー連盟のホームページを、ご覧ください。
アイスホッケー | comments(1) | trackbacks(0)
2010.06.24
MVPに選ばれたのは!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨日(現地時間)、アメリカのラスベガスでは、
今季の総決算ともいえる「NHLアウォード」が、華やかに開催され、
今季の各賞の発表と、表彰が行なわれました。

最も注目されていた ハートトロフィー(レギュラーシーズンMVP)の最終候補の顔ぶれは、、、

 ★ 一昨季と昨季のMVP アレックス ・オベチキン (ワシントン キャピタルズ)
 ★ 3季前のMVP シドニー ・クロスビー (ピッツバーグ ペンギンズ)
 ★ 今季のアートロス賞(最多ポイント)に輝いた ヘンリク ・セディン(バンクーバー カナックス)

この3選手の中から、MVPに選ばれたのは! (ハートトロフィー発表の模様は ↓ こちら)

     


1位に推す得票が6票上回るなどして、次点のオベチキン選手に差をつけた、
ヘンリク ・セディン選手が、ハートトロフィーを手にしました!

初受賞とあって、ステージ上での挨拶では、
チームや、チームメイトへの感謝の言葉を口にしていたセディン選手ですが、
実は、本人だけでなく、バンクーバーにとっても、
NHL加盟40年目にして、初めてのハートトロフィー受賞者に!

7季前には、マーカス ・ナズランド 選手が。
そして、3季前にも、ロベルト ・ルオンゴ 選手が、
それぞれあと一歩及ばず、次点となっていただけに、
バンクーバーのファンは、きっと大いに喜んでいるでしょうね。


しかし、ファン以上に喜んでいるはずなのが、
双子の弟の ダニエル ・セディン 選手!

生まれたのが、わずかに6分違うだけというセディン ツインズは、
ご存知の方も多いでしょうが、体格もほとんど変わらない上に、見た目もソックリ。

    


さすがに見慣れてきたせいなのか(?)、
ここのところは、いくらか見分けがつくようになってきたものの、
「語りべ」が、ノルウェーで行なわれた 1999年の世界選手権で、
まだ18歳ながら、スウェーデン代表の一員だったセディン ツインズを、初めて見た時は、
あまりの “クリソツさ” に、ビックリさせられたことを、今でも覚えています(苦笑)

ビックリさせられたのは、見た目だけでなく、プレーぶりもそうで、
小さい頃から、一緒に腕を磨き続けてきたというだけに、
センターのヘンリク選手と、ウイングのダニエル選手を組ませると、
「1+1」の答えが、「3」にも「4」にもなるほどの、抜群のコンビネーションを発揮。

この世界選手権に出場したシーズンには、
スウェーデンホッケー協会選出の年間最優秀選手賞を、二人揃って受賞していますが、
1955−56シーズンに制定されて以来、今季終了まで、
二人揃っての受賞は、セディン ツインズが選ばれた年だけだそうで、
このことからも、抜群のコンビネーションを発揮していたことが、分かりますね。

そんなセディン ツインズを、高く評価したバンクーバーは、
わざわざ2番目と3番目の指名順位を手に入れて、
1999年のドラフトで、二人を続けて指名。

チームと契約してからは、ほとんどの試合で、同じラインで起用し続けていますが、
今季は、ヘンリク選手だけでなく、ダニエル選手も、
ケガで19試合の欠場を強いられながらも、自己最多ポイントをマークして、
オールスターチーム(ベスト6)に選ばれるほどの働きを見せました。


NHLの下部リーグにあたるAHL(アメリカン ホッケーリーグ)では、
レギュラーシーズンMVPに、二人の選手が選ばれたことがありますが、
NHLでは、いまだかつてありません。

バンクーバーと、セディン ツインズの契約は、あと4年も残っているだけに、
抜群のコンビネーションで、甲乙つけ難い大活躍を披露して、
NHL史上初のハートトロフィーW受賞!
なーんていう日が、いつか やってくるのでしょうか?

それよりも、セディン ツインズが敵と味方に別れてガチンコ勝負!
というシーンを見てみたいような気がするのは、「語りべ」だけでしょうか?(笑)



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2010.06.18
オベチキンとクロスビーを倒した男がトレードに!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今季のNHLは、シカゴ ブラックホークスが、
49年ぶりにスタンレーカップを手にして、幕を閉じたばかりですが、
レギュラーシーズンで敗退した、
タンパベイ ライトニングや、コロンバス ブルージャケッツに続いて、
プレーオフに進んだニュージャージー デビルスも、
新たなヘッドコーチと契約を結ぶなど、早くも来季への動きが見られます。

そんな中、今季のプレーオフで、サードラウンド(カンファレンス ファイナル)まで勝ち進み
名門復活の予感を漂わせた モントリオール カナディアンズが、
昨日(現地時間)、セントルイス ブルースとのトレードを発表しました。

その内容は、セントルイスから、 21歳の ラルス ・エルラー 選手と、
20歳の イアン ・シュルツ 選手という、若いFWを二人獲得したのに対して、
モントリオールは、、、
ナント! 守護神の ヤロスラフ ・ハラク 選手を放出 !!


ハラク選手といえば、プレーオフでは、神かがリな活躍でゴールを守り続け、
ファーストラウンドでは、
アレックス ・オベチキン 選手を擁する、ワシントン キャピタルズを!

               photo from picapp

続くセカンドラウンドでは、
シドニー ・クロスビー 選手率いる、ピッツバーグ ペンギンズを倒した最大の立役者!

              photo from picapp

モントリオールのGKに関しては、ハラク選手に加え、
レギュラーシーズンの半数の試合でマスクを被った キャリー ・プライス 選手も、
揃って今季で契約期間終了となることから、
「どちらのGKが必要か?」
といった話題が、シーズン中から報じられていました。

しかし、プレーオフでのスーパーセーブが際立っていただけに、
「ハラクがメインGKだ!」
との声が、主流となっていた矢先のトレード発表には、モントリオールの街が騒然!

カナダのテレビ局 TSN のホームページでは、
ファンや、地元議員からの驚きの声が、いくつも紹介されているほどです。


ちなみに、モントリオールが獲得した エルラー選手は、
以前の記事でも紹介したように、3年前のドラフトで、
デンマーク人初の1位(全体13位)指名を受け、今季デビューを飾って、初ゴールをゲット。

一方のシュルツ選手は、ワシントンの第1セットのDFを務める ジェフ 選手の弟で、
主力FWとして、WHL(ウエスタン ホッケーリーグ)の優勝に貢献と、
どちらも、今後の活躍が期待される選手。

モントリオールは、これまでにも守護神のトレードで、話題を提供したことがありましたが、
“オベチキンとクロスビーを倒した男” のトレードの評価は、
この二人が、どんな活躍をするかによって決まるだけに、
エルラー選手とシュルツ選手は、責任重大ですね。

◆ photo from picapp
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2010.06.16
父の日のプレゼント
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

シカゴ ブラックホークスが、スタンレーカップを手にしたNHLのファイナルよりも、
4日遅れてスタートしたため、
“今季最後のピッグタイトル” となった AHL(アメリカンホッケーリーグ)のファイナルは、
くしくも、NHLと同じ第6戦で決着がつき、ハーシー ベアーズが、11回目の優勝

昨季に続いて、チャンピオンの証である カルダーカップを勝ち取りました!
              AHLのチャンピオンの証 カルダーカップ

クリンチゲーム(優勝決定試合)の流れを引き寄せたのが、
今季は、ワシントン キャピタルズでも活躍した、ジョン ・カールソン 選手。

以前の記事で紹介したように、
昨春にプロデビューを飾って以来、優勝し続けているカールソン選手は、
第1セットのDFとして、多くのアイスタイムを与えられた中、
貴重な先制ゴールもゲットして、
まさしく “勝ち運に恵まれた選手!” の名に恥じない働き。

ところが、カールソン選手は、
「これまでに何度か優勝したけれど、優勝の瞬間は、いつも身震いするほど興奮してしまうよ」
と言って、まるで初めて優勝したかのような喜びよう。

ジュニア時代のユニフォームを着て応援に駆けつけた両親と、
うれしそうに記念写真を撮っていました。


カールソン選手に限らず、優勝が決まったあとのリンク上では、
ハーシーの選手たちが、家族や友人たちと、記念写真を撮る姿が見られましたが、
その中には、こんなシーンも! (こちら をクリック)

一番右に写っている、少しふっくらとした黒いシャツの男性に、見覚えはありませんか?

そうです! ボストン ブルーインズと、コロラド アバランチで、21年間にわたってプレーして、
ノリストロフィー(ベストDF)を5回も受賞した、あの レイ ・ボーク 氏 !!

NHLで一時代を築いた、かつての名選手が、何でこんなところにいるの?
という声も聞こえてきそうですが、もう一度、先ほどの写真 を、ご覧ください。

中央で、ただ一人、ユニフォーム姿でいるのが、
実は、レイ ・ボーク氏の長男の クリス ・ボーク 選手なのです!


2004年のドラフト2巡目(全体33位)で、ワシントンに指名されたボーク選手は、
183cm 99kg の大型DFだった父親とは正反対に、
172cm 81kg と決して大きくはない上に、ポジションもFW。

21歳の時に、NHLデビューを飾ったとはいえ、
ここまでのキャリアのほとんどを、AHLで過ごしていますが、
今季のプレーオフでは、リーグトップタイのポイントをマーク。
自身3度目となるカルダーカップ獲得に、大きく貢献しました!

しかし、最高の締めくくりだったのとは裏腹に、
今季は順風満帆だったわけでなく、むしろ激動のシーズン。

というのも、、、
     ▼ワシントンの一員として、プレシーズンゲームに出場しながらも、
      開幕ロースター争いに敗れて、AHLに降格。

     ▼ウエーバーリストに名前が挙がったところ、
      ピッツバーグ ペンギンズが白羽の矢を立て、9月28日(現地時間)に移籍。

     ▼新天地に移ったものの、4つ目のラインでの起用が大半で、
      12月4日には、AHLへ降格。

     ▼すると、その翌日にワシントンが再び呼び戻し、古巣へ移籍。

     ▼しかし、ワシントンに戻っても、出場したのは、わずか1試合のみ。

このように、転機を活かすことができず、
結果的には、たらい回しにされてしまった(苦笑)ボーク選手でしたが、
AHLのプレーオフでは、ポイントゲッターとして、大いに存在感を発揮。

主力セットのウイングと、パワープレーの時のポイントマンとして、
フル回転したことが評価されて、プレーオフMVPを受賞しましたが、
観戦に訪れていたレイ ・ボーク氏への(少し早いですけれど)、
これ以上ない、“父の日のプレゼント” となったに違いないですね。


ところで、ご存知の方もいると思いますが、
長男のクリス選手(下の写真左)に続いて、次男のライアン選手(同右)も、
昨年のドラフトで、ニューヨーク レンジャーズから3巡目(全体80位)指名されています。

ライアン選手は、今季はプロ契約に至らず、ジュニアリーグでプレーしたのとともに、
アメリカ代表の一員として出場したU20世界選手権では、金メダルを獲得!

兄と同じように、決してサイズに恵まれていない上に、ポジションはFWですが、
ホッケー殿堂入りを果たしたほど偉大な足跡を記した、父の背中を見て育ったボーク兄弟は、
これから一体、どんなキャリアを歩んでいくのでしょうか?
              photo from picapp

◆ last photo from picapp
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2010.06.14
期待外れのファイナル !?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのプレーオフは、シカゴ ブラックホークスの優勝で、幕を閉じましたが、
シカゴの街は、まだまだお祝いムードが、満ちあふれている様子。

優勝の翌々日に、市内でパレードを行なったのに続いて、
昨日(現地時間)は、ともにシカゴをホームタウンとする、
MLBの ホワイトソックス vs カブスの試合に招かれ、リグレーフィールドへ!

スタンレーカップの披露や、
ジョナサン ・テイズ 選手らによる「Take Me Out to the Ballgame」の熱唱(?)に、
4万人を超すファンが、大いに沸いたのはもちろん、
優勝パレードには、ナント! 200万人が詰め掛けたりと、
49年ぶりのスタンレーカップ獲得に、
シカゴは、記録的な盛り上がりとなっているようです!


ところで、記録的といえば、今季のプレーオフは、テレビの視聴率も好調だったようで、
特にアメリカでは、ファイナル6試合の平均視聴率が、ここ8年間で、ナンバーワン

ホッケー人気の高いカナダとは対照的に、
4大プロスポーツの中でも、最も関心が低いとの声も聞かれていたアメリカで、
(データ収集の仕方に違いなどがあるかもしれませんが)好評だったとあって、
NHLは、期待していた以上のファイナルだったと、喜んでいるかもしれないですね(笑)


もっとも今季に限らず、アメリカでも、以前からプレーオフになれば、
NHLのテレビ中継への、スポンサーの関心も高かったそうで、
レギュラーシーズンにも増して、バラエティに富んだCMを見ることができましたが、
なかでも、インパクトのあるCMをオンエアしているのが、GEICO(ガイコ)社。

アメリカをベースとする保険会社のGEICOは、
NHLのみならず、様々なスポーツ競技で、コマーシャルを展開していて、
テレビCMだけでなく、試合会場などにも、積極的に広告を出稿。

もしかしたら、アメリカでのスポーツ観戦歴がある方は、
ヤモリをキャラクター化した ゲッコー(写真)や、
ほら穴で生活する古代人をイメージした ケイブマン が登場する広告を、
見掛けたこともあるのでは?
       GEICOのキャラクターGECKO

そのGEICOは、今季のレギュラーシーズンが中盤に差し掛かった頃、
NHL選手が登場する、こんなテレビCMを作りました!

   

2年続けて、ノリストロフィー(最優秀DF賞)の最終候補に名前が挙がっている、
ワシントン キャピタルズの マイク ・グリーン 選手が主役を務め、
ケイブマンと一緒に出演する このCMは、
現地のホッケーファンの間で、なかなかの評判だったとのこと。

しかし、レギュラーシーズンが佳境に差し掛かる頃には、
残念ながら、他のバージョンのCMへと差し替えられていました。

ところが、プレーオフが始まると、オンエア再開。

なかでも全米に生中継される際は、ファイナルまでの全試合で、必ず繰り返し流されて、
まさにインパクト十分!
だったのですが、グリーン選手が所属するワシントンは、
ご存知のとおり、ファーストラウンドで、まさかの敗退…。
そのため、主役のプレーする姿が見られない試合で、CMが流され続けていきました。

以前の記事でも紹介したように、ワシントンは、
今季のレギュラーシーズンで、プレジデンツカップ(全体第1位)を獲得し、
優勝候補の大本命とも目されていただけに、
もしかすると、プレーオフで勝ち進むことを想定し、満を持してCMのオンエアを再開したのかも?

テレビの視聴率が好調だったり、6試合とも2万人を超すファンが詰め掛けたりして、
NHLが、期待していた以上の盛り上がりを見せましたが、
GEICOにとっては、“期待外れのファイナル” だったかもしれないですね(笑)
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2010.06.11
スレッジホッケー ファン感謝祭
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

国際アイスホッケー連盟では、
7月から翌年の6月までを、同一シーズンと定めていることから、
日本アイスホッケー連盟も、今月が年度末になります。

そこで、今季の日本のホッケー界を振り返ってみると、
最大のトピックスは、何と言っても、、、

スレッジホッケー日本代表の銀メダル獲得!


決勝戦こそ、アメリカに惜敗してしまったとはいえ、
「バンクーバー パラリンピック」の準決勝で、地元のカナダを下した知らせは、
日本のホッケーファンにとって、
ほんとーーーに! 久しぶりの !! 明るいニュースでしたよね !!!

日本では、スレッジホッケーとアイスホッケーは、統括団体が異なりますが、
そんな細かいことは抜きにして(笑)、まさに、近年最大のトピックス。

幸いにも「語りべ」は、安中幹雄 選手のご厚意で、
銀メダルを、首から掛けさせてもらいましたが (ありがとうございます!)、
想像していたよりも、はるかに重くてビックリ。

この “重さ” こそが、彼らが築いた新たな一歩の大きさだと、言えるでしょう。
バンクーバーパラリンピック日本代表

ところで、パラリンピックのテレビ中継で、日本代表の活躍を見た人から、
「スレッジホッケーを見てみたい!」
という声を、数多く耳にするようになりました。

なかには、アジアリーグの某チームに所属するK選手のように、
「スレッジホッケーを、一度やってみたい!」 という声も。

そんな皆さんに、朗報です!

前述の安中選手に加えて、
バンクーバー パラリンピックで、キャプテンを務めた 遠藤隆行 選手や、
副キャプテンの 高橋和廣 選手らが所属する 東京アイスバーンズ チームが、
明日、東大和スケートセンターで、「ファン感謝祭」を開催します!

普段は、土曜日の午前3時(!)から、練習を行なっているそうですが、
明日は、午前9時から、リンクの予約をすることができたため、
「ファン感謝祭」を企画したそうで
エキシビジョンマッチと、スレッジホッケー体験会を実施する予定。

「スレッジホッケーを、見てみたい!」という人や、
「やってみたい!」という人は、
東大和スケートセンターに、お出掛けになってみては、いかがですか?

     「東京アイスバーンズ ファン感謝祭

     日時 :6月12日(土曜日)午前9時〜10時30分 
     会場 :東大和スケートセンター (東京都東大和市) アクセス方法は こちら

     尚、チームに所属している全選手が、必ず参加するわけではありません。
     お出かけの際には、アイスバーンズの公式ホームページ公式ブログ などで、
     イベントについての最新情報を、必ずご確認ください。
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2010.06.10
シカゴブラックホークス優勝!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

シカゴ ブラックホークスが王手を掛けて迎えた、
NHLのスタンレーカップ ファイナル 第6戦 は、
昨日(現地時間)ワコビアセンターで行なわれ、
フィラディルフィア フライヤーズの “勝利を呼ぶ儀式” を打ち破ったシカゴが、
4−3のスコアで勝利して、今季のチャンピオンに輝きました!

激戦を制したシカゴに関する、この数字 → 「1961年」

これが何を表しているか、お分かりになりますよね?
そうです! シカゴが、前回 ファイナルを制した年なのです !!

1961年といえば、くしくも、アメリカのバラク ・オバマ大統領が、生まれた年。

49年ぶりの優勝とあって、
現地の生中継で映されていたシカゴのファンは、文字どおり狂喜乱舞! 

そんなシカゴの街で、長く生活していたことから、
NBAのブルズや、MLBのカブスを応援していると、オバマ大統領は公言していますが、
これからは、ここに 「ブラックホークス」 の名前も、加えてくれるでしょうか?(笑)


49年前までは、さかのぼりませんが、
昨季の記事でも紹介したように、3季前のシカゴは、低迷期の真っ只中で、
ホームゲームの観客動員数も、30チーム中29位の、わずか 12700人と、
常に閑古鳥が鳴いている状態…。

しかし、コンスマイス トロフィーを受賞した ジョナサン ・テイズ 選手や、
オーバータイムで、優勝を決めるゴールをゲットした パトリック ・ケイン 選手ら、
若手選手が成長したことで、チーム力がアップ。

7年ぶりに、プレーオフ進出を果たし、
サードラウンド(カンファレンス ファイナル)まで勝ち上がった昨季に続いて、
今季は、悲願のチャンピオンに!

また、父親の亡きあと、チームを引き継いだ ロックウェル ・ワーツ チェアマンが、
それまで規制を強めていた生中継の放映権を、積極的に開放したり、
プロモーションなどにも注力したことで、観客動員数も、文字どおり “V字回復”

昨季から、ホームアリーナのユナイテッドセンターは、
20000人を優に超すファンが、常に詰め掛ける、
NHLで、最も多くの観客が集まる試合会場となっています。


とはいえ、手放しで喜んでばかりはいられません。

チームの顔であるテイズ選手と、ケイン選手に加えて、
3度目の正直で、スタンレーカップを手にした マリアン ・ホッサ 選手や、
ノリストロフィー(ベストDF)最終候補の ダンカン ・キース 選手に、
ブライアン ・キャンベル 選手というコアプレーヤーとは、長期契約を結んでいるものの、、、

プレーオフ全試合に先発した、GKの アンティ ・ニエミ 選手に、
FWながら、ディフェンシブな働きも光った、
ジョン ・マッデンアンドリュー ・ラッド 両選手らが、このオフに。

さらに、来季終了後にも、
プレーオフで大暴れした“雑草男” の ダスティン ・バッフラン 選手を筆頭に、
同じくFWでは、トーマス ・コペツキー 選手。
DFに目を転じても、ブレント ・シーブルックブレント ・ソーペル 両選手といった、
レギュラークラスが、次々と(制限つきも含めて)FAの権利を得ます。

それだけにヘッドコーチとして、スタンレーカップを9回も手にした、
屈指の名将 スコッティ 氏を父に持つ、スタン ・ボウマン GMの手腕が、大きく問われることに。

昨季のチャンピオンに輝いた、ピッツバーグ ペンギンズと同じように
スタンレーカップを手にした瞬間から、シカゴの “次なる戦い” が、もう始まっているのです!

          スタンレーカップ

★本日の小ネタは…
続きを読む >>
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2010.06.09
雑草男がMVPに !?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのプレーオフ ファイナルは、
第5戦を終えて3勝2敗としたシカゴ ブラックホークスが、優勝に王手を掛けました。

これでシカゴは、今日(現地時間)の第6戦で、フィラディルフィア フライヤーズを下すと、
実に 49年ぶりのスタンレーカップを、手にすることに!

同じシカゴを本拠地とするMLBのカブスが、
65年前のワールドシリーズ以来、悩まされ続けている 「ヤギの呪い」を解くよりも先に、
4度目の栄冠を手にすることができるか、注目が集まりますが、
ここへ来て、もう一つ注目を集めているのが、コンスマイス トロフィーの行方です。

プレーオフで最も活躍した選手(MVP)に与えられる コンスマイス トロフィーは、
優勝が決まった試合後に、リンク上で発表され、
大勢のファンが見つめる中、ゲーリー ・ベットマン コミッショナーから手渡されます。

毎年、ファイナルが大詰めに差し掛かると、
現地のメディアは、コンスマイス トロフィー受賞者の展望を報じたり、
ホームページ上で、ファンからの予想を受け付けたりしていますが、
ここまでのところ、シカゴの #19 ジョナサン ・テイズ 選手を推す声が、多い模様。

テイズ選手は、ファイナルに入ってからは、まだゴールがないものの、
今季のプレーオフでは、チーム新記録の13試合連続ポイントをマークしたり、
フェイスオフの強さが光る上に、キャプテンとしての働きも見逃せないとあって、
コンスマイス トロフィー争いの “本命” と見られているようです。

ところが、ここへ来てグングン評価がアップしている、強力な対抗馬が出現しました。

それは、シカゴの FW#33 ダスティン ・バッフラン 選手!


バッフラン選手と言えば、アフリカ系アメリカ人の父親の血を引いた、この ↓ 風貌や、、、
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ファンを沸かせる、このような ↓ パフォーマンスに、、、
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闘志を前面に出した、こんな ↓ プレーが、、、
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特筆されますが、かつては体の強さウリにしたDFや、
チェッキングFWとして、プレーしていた選手。

しかし、今季のプレーオフでは、ほとんどの試合で、トップラインに抜擢され、
ここまで、チームトップの10ゴールをマーク。

サンノゼ シャークスに4連勝したサードラウンド(カンファレンスファイナル)では、
3試合で決勝点をゲットするなどして、期待に十分応える大活躍をしているだけに、
有力候補の一人として、名前が上がっています。


ところで、NHLでは、1964−65シーズンから、
プレーオフでも、MVPを表彰するようになりましたが、
これまでにコンスマイス トロフィーを受賞した選手の中で、
ドラフト制度採用後に、各チームの指名を受けて入団した選手が、のべ29選手います。

その顔ぶれを見ると、1990年代前半に、ピッツバーグ ペンギンズを2連覇に導いて、
コンスマイス トロフィーを、2年続けて手にした マリオ ・ルミュー 氏(現チェアマン)が、
1984年のドラフト全体1位指名。

同じピッツバーグでは、昨季の受賞者の エフゲニ ・モルキン 選手(ピッツバーグ)が、
2004年のドラフト全体2位指名。

デトロイト レッドウイングスの黄金期を支えて、1998年のプレーオフMVPに輝いた、
スティーブ ・アイザーマン 氏(現タンパベイ ライトニングGM)は、
1983年の全体4位指名 というように、上位指名選手が大半を占め、
これまでに、コンスマイス トロフィーを受賞した選手たちは、
アマチュア時代から脚光を浴び続けてきた “ホッケーエリート” が、ほとんど。

対して、ドラフト下位指名で、コンスマイス トロフィーを受賞した選手と言うと、
一昨季の ヘンリク ・ゼッターバーグ 選手(デトロイト)が、
1999年の全体210位で、これまで最も低い指名順位ですが、
これは、既にスウェーデンのチームでプレーしていた、
当時18歳のゼッターバーグ選手を、“青田買い指名” したようなもの。
(デトロイトに指名されてからも、スウェーデンで3年間プレー)

それを除くと、1987年に、ファイナルで敗れながらも、
フィラディルフィアの守護神として、好セーブを連発したことが評価された、
ロン ・ヘクストール 氏(現ロサンゼルスキングス アシスタントGM)の、
全体119位指名(1982年)が際立つくらいで、
プレーオフのような大舞台で強いのは、やはり “ホッケーエリート” なのでしょうか?


ところが、バッフラン選手は、2003年の全体245位指名!
もし、コンスマイス トロフィーを手にすれば、NHL史上最も低い順位で指名された、
いわば “雑草男” が、プレーオフMVPに !!

バッフラン選手が、歴史に名を残すのか !?
それとも “ホッケーエリート”(2006年全体3位指名)のテイズ選手なのか !?
はたまた、逆転優勝を飾って、フィラディルフィアの選手が手にするのか !?

スタンレーカップとともに、コンスマイス トロフィーの行方も、注目されます。

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2010.06.07
続・Sharks will be back to Asia !?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

アニャンハルラの公式ホームページでも紹介されているように、
一昨季までの2年間、チャイナシャークスを運営していたSVSE社が、
台湾(中華台北)をベースにした “新生シャークス” を立ち上げて、
アジアリーグ再参戦を目指していることを、先日の記事でお届けしましたが、
その後、アジアリーグには、まだ正式な加盟申請が届いていないことが、分かりました。

アジアリーグ規約(第3章第16条)によると、新規加盟に関する申請は、
「加盟希望シーズンの4月30日まで」 と明記されています。

しかし、チャイナシャークスでGMを務めていた クリス ・コリンズ 氏は、
「先日も、富田(正一国際アイスホッケー連盟副会長)氏と、いい話し合いができた。
今月末にアジアへ赴く際、東京にも立ち寄って、
富田氏や、アジアリーグ実行委員会の人と、話し合いをしたいと思っている」
と話し、新生シャークスの立ち上げへ向け、あくまでも意欲的な様子。

近い将来、シャークスの名前が、アジアリーグに戻ってくるのか !?
今後の動向が、気になりますね。
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