日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
「語りべ」通信では、これまでに、
High1(ハイワン) 、
王子イーグルス、
そして、
アニャンハルラ の練習風景を、お伝えしてきましたが、
今回は、
日本製紙クレインズ 編を、お届けします。
このオフのクレインズは、佐々木博明 新監督の考えから、始動を早めた成果もあって、
選手たちのコンディションは上々。
例年ならば、8月初旬に氷上練習がスタートしてから、徐々にペースアップしていましたが、
打って変わって今季は、いきなりミニゲームを行うなど、
これまでにない、仕上がりの早さが見られるだけに、
今季は一気にスタートダッシュ! との予感も漂います。
ところで、今季のクレインズは、シーズンへの始動が早かっただけでなく、
大きくメンバーが入れ替わりました。
昨季限りで、FWでは、三谷ダーシタケシ、山野由宇、佐藤匡史、土塚修平の4選手。
DFでも、原武大輔、ピエール ・オリビエ ・ボーリュー両選手と、
実に6人もの選手が、チームを離れたとあって、
否が応でも、新戦力に視線が集まるところ。
今季は、
先日発表された新外国人選手とともに、
大学ホッケー界で名を馳せた、ルーキーカルテットが入部しましたが、
その顔ぶれは、東洋大学から、キャプテンを務めていた
蛯名(えびな)
正博 選手と、
長野カップ日本代表メンバーの
坂上太希(もとき)選手。
さらに、明治大学からも、キャプテンの
江端勇人(はやと)選手に、
中心DFとして活躍した
坂田駿(しゅん)選手と、
いずれも、即戦力としての働きが期待されます。
そんなクレインズのルーキーに、ある韓国人選手が注目しています。
それは、アニャンハルラのDF
#61 イ ・ドンク 選手!
イ ・ドンク選手は、延世大学での試合が全て終了したあと、12月2日に選手登録され、
昨季のレギュラーシーズン終盤に、デビューを飾り、
プレーオフでも、全試合に出場しましたが、
先に紹介した4人のルーキーたちと同期生。
なかでも蛯名選手とは、高校時代から、何度も対戦したことがある上に、
同じDF同士とあって、会った時には、いつも話をする間柄なのだそうです。
とはいえ、この二人は、仲のいい友だち というだけではありません。
「パスが非常に上手だし、リーダーシップもある選手」
とイ ・ドンク選手が言って、相手を称えれば、、、
「同期生の中では、一番上手な選手。
昨季のプレーオフで、パワープレーにシフトされているのを見て、うらやましかったです」
と蛯名選手も答え返したように、
お互いの力を認め合う、良きライバルでもあるのです!
今季は、各チームに楽しみなルーキーが加わって、
ヤングガイ・オブ・ザ・イヤー賞(最優秀新人賞)の行方が、気になるところですが、
蛯名選手と、イ ・ドンク選手という、
ともに、まだ22歳の “若き日韓のライバル” が、どんな活躍をするのか楽しみですね。