加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2011.09.23
釧路シリーズ開幕戦!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日から3連休という方も多いと思いますが、
秋分の日の宵を、いかがお過ごしですか?

先週の(日本の)3連休に開幕したアジアリーグは、3カードいずれも明暗が分かれ、
アニャンハルラ、日本製紙クレインズ、栃木日光アイスバックスが、連勝スタートを切りましたが、
その中で、唯一 勝点6を手にしたクレインズは、
明日、High1(ハイワン)との釧路シリーズ開幕戦を迎えます。


昨季のセミファイナルで敗れた東北フリーブレイズとの2連戦に臨むため、
先週末、八戸へに乗り込んだクレインズは、2試合続けて 1-0 のスコアで完封勝利。

1年前に、王子イーグルスの春名真仁選手が、
出場した2試合続けて、1-0 のスコアで完封勝利を上げたことはありますが、
開幕からの2試合を、しかも異なるGKが、揃って 1-0 のスコアで完封したのは、
アジアリーグで初めての記録となりました。


まず、今季一番乗りの完封勝利を達成したのは、清川和彦 選手!
       清川和彦選手

「プレシーズンゲームの内容が良かった」
という佐々木博明監督の言葉に送り出され、
雪印時代から通じて、「初めてです」という開幕戦の先発を担った清川選手は、
新外国人の タイラー ・モジエンコ 選手が、
宙に浮いたパックを叩いて決めた虎の子の1点を守りきって、
36セーブのシャットアウト劇を演じました。

かつてはチームメイトだった 橋本三千雄選手との守り合いを制して、
白星を手にした瞬間は、ゴールクリーズで力強くガッツポーズ!
それに続いて、劇的な勝利と言えば、清川選手お決まりの、、、
「また泣いちゃいました」 と涙を見せていました。


ところが、ドレッシングルームに戻ったあとは、一転して、さわやかな表情に!
       清川和彦選手(左)と飯塚洋生選手

“和やか系守護神” と呼ばれる(?)、清川選手らしい、いい表情ですね!

しかし、何で飯塚洋生選手と一緒にいるの?
と思われた方も、いらっしゃるかもしれませんが、
実は、この二人には、ある関係(と言っても変な関係じゃないですよ…)があります。

それは、オフのトレーニングパートナーだったのです!


昨季のプレーオフで、アジアリーグがスタートして以来、
初めてファイナルまで勝ち上がれなかったクレインズは、
このオフ、従来から課題と言われていた、フィジカル面の強化に取り組みました。

トレーニングは、二人一組のペアで行なわれ、
当初、清川選手は、同い年で、同じポジションの 石川央(ひさし)選手と、
トレーニングに励んでいたものの、
「甘えてしまわないように!」というスタッフからの優しい(?)お達しがあり、
パートナーが飯塚選手に改まって、汗を流し続けました。

「先輩のおかげです」
と清川選手が、好スタートの要因を話したのに対して、
「まだ体に肉がついている!(笑)」
と飯塚選手からは、厳しい一言も飛び出しましたが、
「週5日の練習の中で、4日間もウエイトトレーニングをやった時期もありました」(佐々木監督)
というほど厳しかったオフの練習は、どうやらウソをつかなかったようですね。


一方、「キヨ(清川選手)が作った流れに乗せられました」と言って、
翌日の開幕第2戦で、完封勝利を演じた石川選手のトレーニングパートナーだったのは、
大澤秀之選手。

トップリーグ363試合連続出場中の “闘い続ける男” と一緒に、トレーニングを続けたことで、
「あらためてスゴイなと思いました。
30歳を過ぎても、ずっと試合に出続けられる理由が分かりました」
と石川選手は話していました。

しかも、その上に、
「ボクが(東洋)大学1年の時に、4年生だったので、
何か言われたら、ハイ! としか答えられなかったです(笑)」
という学生時代からの先輩とペアを組んだ成果で、
昨季の終盤には、66kg まで落ちてしまっていた体重が、
筋肉がついたことで、72kg にアップ。

体重が増えたからと言って、動きが鈍くなる気配もないそうで、
「シーズンを通じて、いいプレーができると思います」
と石川選手は、手応えを感じている様子でした。


もちろん、この二人に限らず、
「この体はヤバイよ〜!」
と八戸のホッケー少年たちが、ビックリしていたほど鍛え抜いた小原大輔新キャプテンをはじめ、
各選手が たくましくなったクレインズは、
“氷都” と呼ばれるホームタウンのファンの前で、どんな試合を見せてくれるのでしょうか?


尚、明日の釧路開幕戦と、明後日の開幕第2戦の模様は、
FMくしろ が、通常のラジオ放送と、インターネットのサイマルラジオで生中継!

加えて、開幕戦は USTREAM で、映像もお楽しみいただけます。 どうぞ、お楽しみに!

また、「Revolution!」のスローガンを掲げた、クレインズの王座奪還へのストーリーをはじめ、
「2011-12アジアリーグアイスホッケー オフィシャルプログラム」(日本語版)には、
各チームの話題や情報が掲載されていますので、
試合会場などで、お買い求めになられて、ぜひご覧ください!



アジアリーグ | comments(6) | trackbacks(0)
2011.09.22
チャイナドラゴン開幕戦!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

アジアリーグのレギュラーシーズンは、17日に幕を開けましたが、
先週末、唯一 試合が組まれていなかったチャイナドラゴンは、
王者 ・アニャンハルラを北京へ迎え、24日の開幕戦へ臨みます。


先日の記事でも紹介しましたが、今季のチャイナドラゴンは、
東北フリーブレイズが、荒城啓介監督と、5人の選手を派遣する支援策を受けて戦いますが、
“日中氷球連合元年” のため、様々な手続きなどに時間を要してしまったそうで、
荒城監督と選手たちが中国へ向かったのは、今月半ばになってから。

新しい環境に慣れる時間もなく開幕を迎えるのは、気掛かりではありますが、
チャイナドラゴンを運営する中国協会は、
日本人選手たちに、良い環境を提供しようと努めている模様で、
フリーブレイズの中村考昭オーナー代行によれば、
「選手寮のコックを新しく雇ったりしてくれて、
(荒城)監督も、食事は美味しいと言っていました」 とのこと。

「序盤は厳しい戦いが続くでしょうけれど、
各チームから白星を上げて、10勝するのが目標です」
と荒城監督は話していただけに、
本間ジェフリー光一、高橋皓介、菊池秀治、酒井大輔、近藤勝将の5選手には、
チームを勝利に導く働きをして欲しいですね。


しかし、そうは言っても、チームの核となるのは、やはり中国人選手たち。

昨季のチャイナドラゴンは、将来の冬季オリンピック招致も見据えて、
若手選手中心のチーム編成をしましたが、
今季は一転して(朝令暮改の繰り返しは、いかがなものかとは思いますが…)、
FWでは #11 ラン ・ビンユ、#26 フ ・ナン両選手。
さらに、DFの #23 ジャン ・ハイチュエン 選手や、
ゴールを守る #20 シェ ・ミン 選手というように、
中国代表で主軸を担う選手たちが復帰して、戦力アップ。

なかでも楽しみなのは、フ ・ナン 選手のプレーです!

       フ・ナン選手


フ ・ナン選手は、昨季の世界選手権でも、チームで2番目に多い得点を記録したように、
スピードを活かした突進力でゴールを狙う、中国屈指のポイントゲッター。

以前には、日本の某チームの監督から、
「ウチに来ても戦力になるんじゃないかな」 という声も聞かれたほどの実力派です。

#30フ・ナン選手チャイナシャークス時代には、
チームのプロモーションのために、
← こんなポーズをキメてみたり、
ある日本人選手を憧れ続けた、
こんなエピソード も伝わってきたフ ・ナン選手。

それだけに、甘いマスクを持った、
憎めないキャラクターの印象が強いと思いますが、
決して、それだけでの選手ではありません。

昨季は、若手中心のチーム編成となる中で、
「どうしてもアジアリーグでプレーがしたい!」
とフ ・ナン選手は直訴。

脳震盪を負っていたにもかかわらず、
開幕直前にトライアウトを受けたほどの、
熱いハートの持ち主なのです!

残念ながら、昨季はチャイナドラゴンのロースターに、名を連ねることができなかった分、
2年ぶりのアジアリーグで、大活躍してくれることを期待しましょう!


尚、チャイナドラゴンの開幕シリーズが行なわれる、
浩泰氷上中心(旧浩沙滑氷館)へのアクセスは、こちらの記事 を。

今季もホームゲームが開催される、
松江大学城体育中心(上海大学生体育センター)へのアクセスは、こちらの記事 を、
それぞれご参照ください。

また本文は、アジアリーグより現時点で発表されているロースターに基づいています。

◆special thanks to TAMAMUSHI
◆2nd photo by former AL member CHINA SHARKS


アジアリーグ | comments(5) | trackbacks(0)
2011.09.21
15年ぶりのフェイスオフ
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

一昨日の記事と、昨日の記事でも紹介したように、
NHLのプレシーズンゲームが始まり、各チームが始動しましたが、
昨夜(現地時間)、15年ぶりに戻ってきたウィニペグ ジェッツが、
ホームアリーナのMTSセンターに、コロンバス ブルージャケッツを招いて、
初めてのプレシーズンゲームを戦いました!

とは言っても、この日は、それぞれチームを二分して、
コロンバスとウィニペグで、同時に試合を行なった上、
まだ当落線上の選手たちのセレクションも兼ねているとあって、
主力選手が顔を揃えたわけではなかったのですが、試合開始前から、この盛り上がり !!

   


プレシーズンゲームから、こんなにファンのテンションが高いと、
来月9日に予定されている最初のホームゲームの時は、一体、どうなってしまうのでしょう?(笑)


NHL | comments(3) | trackbacks(0)
2011.09.20
オベチキンを超えた選手!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事で紹介したように、NHLはトレーニングキャンプに続いて、
昨日(現地時間)から、プレシーズンゲームがスタートし、
今日は、ワシントン キャピタルズが、
普段は使うことのない、ボルチモアのアリーナで試合を開催。

「ボルチモア ホッケークラシック」 
と銘打って、大々的に行うプレシーズンゲームとあって、
アレックス ・オベチキン 選手が、MLBのボルチモア オリオールズの試合に駆けつけ、
プロモーションに一役買っていましたが、
昨日の記事の中で ご覧いただいたとおり、
ホッケーと違って、野球センスはイマイチでしたよね(苦笑)

      


ところが! 同じNHLプレーヤーでも、非凡な野球センスを見せつけた選手がいました。
フィラディル フライヤーズの ジェームス・バンリムズダイク 選手です。

昨日のモーニングスケート終了後、
チームメイトとともに、フィラディルフィア フィリーズの練習に参加して、
クロード ・ジルー選手や、スコット ・ハートネル選手といった先輩FWが見守る前で、
何とホームランを放ちました!

   


このバッティングを見ると、野球センスに関しては、オベチキン選手を超えていますね!(笑)

一昨季にデビューして以来、若手FWの筆頭株として、ポイントを量産したのが評価され、
オフに6年契約を結んだバンリムズダイク選手ですが、
今季は、本業のホッケーでも、オベチキン選手を超えることができるでしょうか?

NHL | comments(3) | trackbacks(0)
2011.09.19
スーパースター始動!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

この週末にアジアリーグが開幕しましたが、
時を同じくして、NHLも17日(現地時間)から、
全30チームのトレーニングキャンプが、一斉にスタートしました。


現役引退も視野に入れていたという ティム ・セラニ 選手 (アナハイム ダックス)は、
41歳になった今季も現役続行を決意して、トレーニングに汗を流したり、、、

    


複数の有力チームからラブコールを受け、
4年ぶりにNHLへ戻ってきた ヤロミール ・ヤーガ 選手(フィラディルフィア フライヤーズ)が、
記者会見で抱負を語ったり、、、

    


昨季は大スランプにハマってしまい、トレード候補に名前が挙がるほどだった、
アレクサンダー ・セミン 選手 (ワシントン キャピタルズ)は、
汚名返上を期す意気込みの表れとばかりに(!?)、
2003年にデビューして以来、一度も受けていなかった英語でのインタビューにトライしたり、、、

    


というように、スーパースターたちが始動した姿が、数多く報じられています。

今日からはプレシーズンゲームも始まるとあって、
来月6日にスタートするレギュラーシーズンへ向けて、
これからは、もっと多くのニュースが伝わってきそうですね。


ところで、キャンプインが間近なのにもかかわらず、
なぜか野球場に姿を現したのが、アレックス ・オベチキン 選手(ワシントン)。

     


このバッティングを見る限り、メジャーリーガーに転進するのは難しそうですが(笑)
本当の目的は、ボルチモアで開催されるプレシーズンゲームのプロモーションのため、
オリオールズの試合で、ファーストピッチ(始球式)を行いました。  

    


父親が、プロサッカー選手。
母親は、オリンピックで2回金メダルを手にしたバスケット選手という、
トップアスリートのDNAを受け継いだオベチキン選手ですが、
どうやら野球のセンスはなさそうですね。(ロシア人だから当たり前 !?)

しかし、本業のホッケーでは、
チームメイトのセミン選手と同様に、昨季は振るわなかっただけに、
リベンジのため、オフに体を絞ってキャンプインしたとのこと。

オベチキン選手に限らず、“NHLの顔” とも言えるスーパースターたちには、
ファンの期待に応えるようなプレーを見せて欲しいですね!


NHL | comments(5) | trackbacks(0)
2011.09.17
アジアリーグ開幕!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日、アジアリーグが開幕します!
アジアのホッケーファンの皆さんにとっては、お正月だけに、あらためての挨拶です。

「日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、あけましておめでとうございます!」(笑)

今季が、ファンの皆さんの期待に違わぬ、
見応えのあるシーズンになることを願います。


さて、昨日の記事でも紹介したように、
外国人(=アジアリーグ外国籍登録)選手枠が見直されたことから、
昨季のチャンピオンに輝いたアニャンハルラと、東北フリーブレイズは、
どちらも 「4人」 → 「3人」に減少。

そのため、今季は “波乱の予感” が漂う中で、開幕を迎えますが、
今日は、昨季初優勝を飾ったフリーブレイズの外国人選手について、触れてみましょう。


昨季の試合を見た方は、一目瞭然だったでしょうが、
フリーブレイズの外国人選手たちを軸にしたスペシャルプレーが、
優勝の原動力
となっていましたよね。

しかし、大活躍した4人が、いずれもチームを離れてしまったことから、
#9 トロイ ・リドル#37 アーロン ・マッケンジー#41 ポール ・アルバーズ
の3選手と新たに契約


それぞれのポジションを見てみると、
王子イーグルスの両外国人と、チームメイトだったことがあるリドル選手は FW ですが、
マッケンジー、アルバーズ両選手は DF と、
ハルラとは反対に、FWの外国人が一人減りました。

もっとも、チーム事情を考えると当然で、
今季のフリーブレイズのロースターに、日本人DFは 5人だけ。

そのため、まだ氷上練習が始まる前に、
クリス若林監督(一昨日付けでヘッドコーチから変更)に話を聞いたところ、
「FW1 DF2」という新外国人選手獲得の青写真を、描いていました。


青写真どおり二人獲得したDFの中では、マッケンジー選手のキャリアに注目!

プレーオフに出られないことが決まったシーズン終盤の上、
わずか5試合だけだったとはいえ、コロラド アバランチでプレーしたのに加え、
NHLの一つ下のリーグにあたる AHL のチームでは、
キャプテンを務めていた経歴を誇る選手だけに、頼りになりそうです。
(ちなみに昨季まで在籍していた クマさんこと、ブラッド ・ファリヌック 選手は、
AHLより、もう一つ下の ECHL のチームでキャプテンでした)


しかし、北米での実績があるマッケンジー選手よりも、
「語りべ」が楽しみなのは、アルバーズ選手のプレー!

プロ転向を果たした年に、ミネソタ ワイルドのキャンプに招かれたことについて、
インタビューをした現地メディアの記事を見ると、
攻撃的なDFとして、高い期待を受けていたとの紹介が!

残念ながら、NHLプレーヤーになることはできず、
ECHLやAHLのチームに所属したあと、一昨季からドイツへ渡り、
昨季はクレーフェルド ペンギンズでプレーをしていたアルバーズ選手。

これまでのプロ生活では、特筆した成績は残せていませんが、
まだ25歳だけに、アジアリーグの水が合えば、一気にブレイク。
そして、さらにステップアップを続けていけば、悲願のNHLプレーヤーにも !?

もしも、アジアからの逆輸入選手が、NHLでデビューしたら、
アジアリーグの注目度も、アップするかもしれませんね。

今季は、日本と韓国の全てのチームの開幕ロースターに、
新しい外国人選手が名を連ねていますが、
これは、アジアリーグが始まって以来、初めてのこと。

それだけに、外国人選手の働きが、
今季の戦いに、波乱を起こす期待も高まるところです。


しかし! 外国人選手に限らず、
アジアのプレーヤーにも、見逃すことができない選手が、たくさんいます !!

まずはルーキーながら、昨季の得点王に輝いた 王子イーグルスの 久慈修平 選手!
       久慈修平選手

このオフには、目的を定めて肉体改造に取り組み、
あえて体重を重くして2年目を迎えた“Speed Star” は、
進化した姿を見せてくれるでしょうか !?


対して、昨季は得点王に あと一歩届かなかった、上野拓紀(ひろき)選手は、
High1(ハイワン)から、栃木日光アイスバックスへ移籍!
       上野拓紀選手

鈴木貴人選手と一緒にトレーニングを続けたことで、有形無形の財産を吸収。
スピードある突破力で、一瞬にして試合の流れを変える “Difference Maker” は、
日光のファンを沸かせそうです。


そして、昨季はチームトップのポイントをマークしてV2に貢献した、
ハルラの #87 チョ ・ミンホ 選手は、CFとしても、ウイングとしても一級品!
       チョ・ミンホ選手

力強いプレー、スピード、的確なパス、そして切れ味鋭いシュートと、
どんなプレーが飛び出すかワクワクさせてくれる “Amazing Guy” は、
夏にチェコへ短期留学し、さらにスケールアップした姿を披露してくれるでしょう!


このように、外国人選手に引けをとることなく、
個人タイトル争いを演じる実力を持った “アジアのスナイパーたち” も見逃せません。

さらに、この他の選手も含めた今季の注目選手の話題は、
「2011-12アジアリーグアイスホッケー オフィシャルプログラム」(日本語版)
で紹介していますので、ぜひチェックしてください!

また、今日と明日の フリーブレイズ vs 日本製紙クレインズの開幕シリーズ2連戦の模様は、
八戸テレビで、録画中継されます。
視聴エリアにお住まいの方は、どうぞご覧ください!


★本日の小ネタは…
続きを読む >>
アジアリーグ | comments(10) | trackbacks(0)
2011.09.16
波乱の予感!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

9年目を迎えるアジアリーグは、明日開幕を迎えます。

昨季に続いて今季も、前年と同じチームが、同じフォーマットで、
アジアの頂点を目指して戦いますが、何やら波乱の予感も…!?

その要因となりそうなのは、二つの大きな変化です。


一つは、前回の記事で紹介したとおり、チャイナドラゴンの陣容が変わったこと。

外国人(=アジアリーグ外国籍登録)選手獲得の予定はないそうですが、
昨季の冬季アジア大会で、日本代表のコーチを務めた、
東北フリーブレイズのクリス若林監督(昨日付けでヘッドコーチから変更)が、
「中国人選手だけでプレーしているほうが、みんな一生懸命でしたよ」
と話していたとおり、今季は中国代表の主力クラスの選手も、エントリーされているので、
チームの一体感は、昨季以上 !?

そこに、フリーブレイズから、
荒城啓介監督と、5人の選手が加わって戦う “日中氷球連合元年” の今季は、
台風の目になるかもしれません。


もう一つは、外国人選手枠の変更です。

以前の記事で、アニャンハルラが公式ホームページを通じて、
韓国2チームの外国人選手枠が、「4」 → 「3」となったことを伝えていましたが、
今季の開催要項によると、フリーブレイズも同様に、「4」 → 「3」へ。
(ドラゴンも、「7」 → 「5」へ変更となっています)

「語りべ」が取材したところでは、
リーグ発足当時に掲げられた、「将来的に一律化していく」との指針に沿って、
外国人選手枠の見直しが行なわれたそうですが、
くしくも昨季のタイトルを分け合ったチャンピオンチームの外国人選手枠が、いずれも減ったことで、
勢力分布図に変化が起こる可能性も???

逆に言えば、ハルラとフリーブレイズの外国人選手の役割は、
これまでにも増して、大きくなったと言えそうです。


まず、アジアリーグ史上初の3連覇を狙うハルラに注目をすると、
シム ・ウィシク監督が「守りへの意識が高まっている」と言って、納得顔をしていたように、
チームのスタイルは、すっかり様変わり。

昨季のセミファイナルで、1点差の試合を3つ制して、
レギュラーシーズン第1位の王子イーグルスを下した際、
シム ・ウィシク監督が、ディフェンス面を勝因に挙げていたとおり
一昨季に達成した初優勝の経験が、財産となっているのは明らかなところ。

「今季も自分に与えられた役割をするだけです」
という #8 キム ・ウォンジュン 選手の言葉を筆頭に、
夏のキャンプを取材した時には、どの選手からも、自覚に満ちたコメントが聞かれ、
シム ・ウィシク監督が、“納得顔” をしていたのも “納得” です(笑)

ただ、その中でシム ・ウィシク監督は、
ジョン ・オゥ、ブラッド ・ファスト、ダスティン ・ウッドの各選手がチームを離れたこともあり、
DFが8人になってしまったことを、やや不安視していましたが、
それを補って余りある活躍をしてくれそうなのが、
新外国人選手の #55 リック ・ジャックマン 選手!
        リック・ジャックマン選手

大きな体を武器にした強烈なボディチェックで、本業の守りはもちろんのこと、
高い精度を誇るスラップショットは、オフェンス面でもプラスになるとあって、
“ジャックマン効果” が見られそうです。

それに加えて、違った形での “ジャックマン効果” となりそうなのは、
他の二人の外国人選手への影響力!

既に、ご存知の方も多いでしょうが、ジャックマン選手は、
NHLのチャンピオンの証しである “スタンレーカップを手にした男” だけに、
ともに北米出身の #79 アレックス ・キム選手と、
#25 ブロック ・ラドゥンスキ選手(写真右)に対して 、いい緊張感を与えている様子。
     ジャックマン選手とラドゥンスキ選手(右)
     
しかも、アレックス ・キム選手、ラドゥンスキ選手ともに、
今季が複数年契約の最終年だけに、より一層の奮起が見込まれます。

もちろんジャックマン選手本人についても、
「色々な経験をしているから、心配をする必要はないでしょう(笑)
チームに慣れてくる中盤戦くらいから、大きな力を発揮してくれると期待しています」
とシム ・ウィシク監督も、全幅の信頼を置いているとあって、
外国人選手の数が減っても、ハルラの戦力が見劣りすることはなさそう。

それだけに、対戦する各チームが、
どのようにアジアリーグ2連覇中の王者を苦しめて、波乱を起こすのか !?
注目が集まりますね。


尚、ハルラ vs High1(ハイワン)の開幕シリーズが行なわれる、
アニャン(安養)アイスアリーナと、コヤン(高陽)アイスリンクへのアクセスについては、
「アジアリーグの歩き方」シリーズを、ご参照ください。

また、今季のアジアリーグを展望するシーズンプレビューが、
「2011-12アジアリーグアイスホッケー オフィシャルプログラム」(日本語版)
に掲載されています。 どうぞ、ご覧ください!


アジアリーグ | comments(0) | trackbacks(0)
2011.09.14
我們是中國龍之隊!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

アジアリーグの開幕まで、あと3日となりました。

だんだんワクワク感が高まってきている!
という方も、いらっしゃるかもしれませんが、そんなファン心理を悟って(!?)、
アジアリーグのオフィシャル(日本語)ホームページでは、
今日、全チームの開幕ロースターが、一斉に発表されました!


なかでも注目されるのは、チャイナドラゴンの顔ぶれ

昨季は、ペラルーシからヘッドコーチと6人の選手を招き
中国人の若手選手たちとミックスさせて、チームを構成していましたが、
今季の面々を見ると、、、
以前にアジアリーグでプレーしていた中国代表メンバーが、復帰しているのとともに、
荒城啓介監督をはじめ、東北フリーブレイズの5選手が、ロースターに名を連ねています!


果たして、どのような経緯で、
フリーブレイズから、ドラゴンへの大量移籍の運びになったのでしょうか?

そして、荒城監督と、本間ジェフリー光一、高橋皓介、菊池秀治、酒井大輔、近藤勝将の各選手は、
どんな思いで、中国へ向かうのでしょうか??

「2011-12アジアリーグアイスホッケー オフィシャルプログラム」(日本語版)で、
ぜひご覧ください!



アジアリーグ | comments(9) | trackbacks(0)
2011.09.13
YES! PyeongChang
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事で お伝えしたように、昨日(現地時間)KHLが開幕しましたが、
アジアリーグも、いよいよ今週末に開幕を迎えます。

KHLでは、開幕直前に悲しいニュースが伝わってきましたが、
アジアリーグに関しては、このオフに明るい話題がありました。

それは、何と言っても、、、
2018年ピョンチャン(平昌)オリンピック・パラリンピック開催決定 です!


「YES! PyeongChang」 のキャッチコピーを掲げ、
3度目の正直を! とばかりに、熱のこもった招致活動が実ったニュースは、
日本でも、たくさん報じられていましたよね。

なかでも、アジアでは3度目の。
そして、韓国では初めてとなる冬季オリンピック開催は、
アジアリーグをはじめとする、アジアのホッケー界にとって、何よりの朗報だと言えるでしょう。

…と断言したいところなのですが、
ピョンチャンオリンピック開催決定直後の記事でも紹介したように、
国際アイスホッケー連盟(IF)は、オフィシャルホームページを通じて、
「男子、女子ともに、開催国に出場枠を与えるか否かは、追って決定する」
との発表をしました。

IFは、この決定の理由や意図については、
一切触れることなく、ただ通達をしたのみ。

そのため、真相は不明ですが、現実的な観点で精査すると、
長野オリンピック以降、昨年のバンクーバーまでの4大会のように、
NHLがオリンピックブレイクを設ける確約はないことから、
世界各国のトッププレーヤーたちも、地元の選手もいないオリンピック!
という(男子ホッケーにとっては)最悪の事態になる危険性も捨てきれないだけに、
強化を促すためのカンフル剤の可能性が大 !?

しかし、その一方で、韓国の一部メディアからは、
男子31位、女子28位という国際ランキングを問題視する声も、上がっていたとのこと。


このような状況とあって、韓国のホッケー界が、どのように舵を切っていくのか注目されるだけに、
韓国アイスホッケー協会の パク ・カプチョル 会長(写真)に尋ねてみたところ、、、
        「開催国出場権に期待するのではなく、
        誰からも認められる力をつけなければいけないと思っています」
と言って、積極的な強化を行なう意向を示していました。

     韓国アイスホッケー協会パク・カプチョル会長


まずパク ・カプチョル会長の青写真は、女子の強化に及び、
High1(ハイワン)が、新たに女子チームを創設することを歓迎。

アジアリーグに加盟している男子のチームと違って、アマチュアチームではあるものの、
これまで韓国には、女子のチームが一つもなく、
「代表選手であっても、小中学校のクラブチームの練習に参加し、トレーニングをしている」
との現状から、一歩前進することを、今後のステップへつなげていきたいそうです。

続いてパク ・カプチョル会長は、
かつて国内のプロサッカーリーグ(Kリーグ)でも取り入れられた方策を例に出し、
「韓国人をルーツに持つ外国籍選手を招くことが、大きな強化につながると考えている」
とのプランを披露。

長野オリンピックの際には、
帰化をした日系人選手が、日本代表の主力を担いましたが、
ピッツバーグペンギンズでスタンレーカップを手にした
ジム ・ペク氏(現AHLグランドラピッズコーチ)や、
NHLで686試合もプレーしている リチャード ・パク選手(現ピッツバーグ)をはじめ
男子に関しては、韓国人をルーツに持つ有力選手が、
これまで多く見られただけに、大きな強化策となりそう。

しかも、まるでこの強化策を見越したかのように、
年頭から新法が施行され、追い風も吹いています!

(女子に関しても、極端な例を挙げれば、二強として君臨しているアメリカとカナダから、
あと一歩、代表に手が届かない選手を一気に招けば、メダル獲得も夢ではない !?)


この他にも、、、
        指導者はどうするのか?
        男子選手の兵役任務への対策は??
        高いレベルを求めて、他のトップリーグへ参戦をする可能性は???
と “ピョンチャンへの道” について、
大いに語ってくれたパク ・カプチョル会長へのインタビューが、
「2011-12アジアリーグアイスホッケー オフィシャルプログラム」(日本語版)
に掲載されています。

2018年のオリンピックに出場した際、韓国代表の中核となることが期待される、
“ピョンチャン世代” のアジアリーガー特集もありますので、どうぞ、ご覧ください!



アジアリーグ | comments(2) | trackbacks(0)
2011.09.12
KHL開幕
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

世界中のホッケーファンを悲しませた、
ロコモーティブ ヤロスラブリ の搭乗機墜落事故から、5日が経ちました。

ただ一人 生存が確認され、
病院で治療を受けていたアレクサンダー ・ガリモフ選手も、その後、亡くなられ、
事故機に搭乗していた選手とスタッフ全員が、不慮の死を遂げたヤロスラブリへの想いを込めて、
各地で追悼セレモニーが行なわれました。


   



追悼セレモニーは、
ウラジミール ・プーチン首相も駆けつけた、ヤロスラブリのホームアリーナ(上の動画)をはじめ、
KHLの多くのチームが籍を置くロシアはもちろんのこと、
対戦する予定だったベラルーシのミンスク(次の動画)や、ヨーロッパ各国などでも行なわれ、
現役選手やOBに、北米から急きょ戻ってきたNHL選手と、
多くのファンたちらが、突然の別れを惜しんでいました。


   



前回の記事で紹介したとおり、
ヤロスラブリは、今季のリーグ参戦を見合わせるとの方針を発表しましたが、
事故の影響を考慮して、試合が延期されていたKHLは、
今夜(現地時間)、7都市で開幕戦を行ないます。

亡くなった選手たちや、ヤロスラブリを熱心に応援していたファンのためにも、
熱い試合が繰り広げられることを、望みたいところです。




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