日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
今日、アジアリーグが開幕します!
アジアのホッケーファンの皆さんにとっては、お正月だけに、あらためての挨拶です。
「日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、あけましておめでとうございます!」(笑)
今季が、ファンの皆さんの期待に違わぬ、
見応えのあるシーズンになることを願います。
さて、
昨日の記事でも紹介したように、
外国人(=アジアリーグ外国籍登録)選手枠が見直されたことから、
昨季のチャンピオンに輝いたアニャンハルラと、東北フリーブレイズは、
どちらも 「4人」 → 「3人」に減少。
そのため、今季は “
波乱の予感” が漂う中で、開幕を迎えますが、
今日は、昨季初優勝を飾ったフリーブレイズの外国人選手について、触れてみましょう。
昨季の試合を見た方は、一目瞭然だったでしょうが、
フリーブレイズの外国人選手たちを軸にしたスペシャルプレーが、
優勝の原動力となっていましたよね。
しかし、大活躍した4人が、いずれもチームを離れてしまったことから、
#9 トロイ ・リドル 、#37 アーロン ・マッケンジー、#41 ポール ・アルバーズ
の3選手と新たに契約。
それぞれのポジションを見てみると、
王子イーグルスの両外国人と、チームメイトだったことがあるリドル選手は FW ですが、
マッケンジー、アルバーズ両選手は DF と、
ハルラとは反対に、FWの外国人が一人減りました。
もっとも、チーム事情を考えると当然で、
今季のフリーブレイズのロースターに、日本人DFは 5人だけ。
そのため、まだ氷上練習が始まる前に、
クリス若林監督(
一昨日付けでヘッドコーチから変更)に話を聞いたところ、
「FW1 DF2」という新外国人選手獲得の青写真を、描いていました。
青写真どおり二人獲得したDFの中では、マッケンジー選手のキャリアに注目!
プレーオフに出られないことが決まったシーズン終盤の上、
わずか5試合だけだったとはいえ、コロラド アバランチでプレーしたのに加え、
NHLの一つ下のリーグにあたる AHL のチームでは、
キャプテンを務めていた経歴を誇る選手だけに、頼りになりそうです。
(ちなみに昨季まで在籍していた クマさんこと、ブラッド ・ファリヌック 選手は、
AHLより、もう一つ下の ECHL のチームでキャプテンでした)
しかし、北米での実績があるマッケンジー選手よりも、
「語りべ」が楽しみなのは、アルバーズ選手のプレー!
プロ転向を果たした年に、ミネソタ ワイルドのキャンプに招かれたことについて、
インタビューをした現地メディアの記事を見ると、
攻撃的なDFとして、高い期待を受けていたとの紹介が!
残念ながら、NHLプレーヤーになることはできず、
ECHLやAHLのチームに所属したあと、一昨季からドイツへ渡り、
昨季はクレーフェルド ペンギンズでプレーをしていたアルバーズ選手。
これまでのプロ生活では、特筆した成績は残せていませんが、
まだ25歳だけに、アジアリーグの水が合えば、一気にブレイク。
そして、さらにステップアップを続けていけば、悲願のNHLプレーヤーにも !?
もしも、アジアからの逆輸入選手が、NHLでデビューしたら、
アジアリーグの注目度も、アップするかもしれませんね。
今季は、日本と韓国の全てのチームの開幕ロースターに、
新しい外国人選手が名を連ねていますが、
これは、アジアリーグが始まって以来、初めてのこと。
それだけに、外国人選手の働きが、
今季の戦いに、波乱を起こす期待も高まるところです。
しかし! 外国人選手に限らず、
アジアのプレーヤーにも、見逃すことができない選手が、たくさんいます !!
まずはルーキーながら、昨季の得点王に輝いた 王子イーグルスの
久慈修平 選手!
このオフには、目的を定めて肉体改造に取り組み、
あえて体重を重くして2年目を迎えた“Speed Star” は、
進化した姿を見せてくれるでしょうか !?
対して、昨季は得点王に あと一歩届かなかった、
上野拓紀(ひろき)選手は、
High1(ハイワン)から、栃木日光アイスバックスへ移籍!
鈴木貴人選手と一緒にトレーニングを続けたことで、有形無形の財産を吸収。
スピードある突破力で、一瞬にして試合の流れを変える “Difference Maker” は、
日光のファンを沸かせそうです。
そして、昨季はチームトップのポイントをマークしてV2に貢献した、
ハルラの
#87 チョ ・ミンホ 選手は、CFとしても、ウイングとしても一級品!
力強いプレー、スピード、的確なパス、そして切れ味鋭いシュートと、
どんなプレーが飛び出すかワクワクさせてくれる “Amazing Guy” は、
夏にチェコへ短期留学し、さらにスケールアップした姿を披露してくれるでしょう!
このように、外国人選手に引けをとることなく、
個人タイトル争いを演じる実力を持った “アジアのスナイパーたち” も見逃せません。
さらに、この他の選手も含めた今季の注目選手の話題は、
「2011-12アジアリーグアイスホッケー オフィシャルプログラム」(日本語版)
で紹介していますので、ぜひチェックしてください!
また、今日と明日の フリーブレイズ vs 日本製紙クレインズの開幕シリーズ2連戦の模様は、
八戸テレビで、録画中継されます。
視聴エリアにお住まいの方は、どうぞご覧ください!
★本日の小ネタは…