加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2012.06.30
IMPRESSIVE PLAY of the 2011-2012
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

以前の記事で紹介したとおり、
公益財団法人に移行した日本アイスホッケー連盟は、
既に4月から、新年度に入っていますが、
世界のアイスホッケー界は、今日をもって、2011-2012シーズンが終了となります。

そこで、明日から始まる “アイスホッケー新年度” を前に、
「語りべ」通信が、独断と偏見で選ぶ
「IMPRESSIVE PLAY of the 2011-2012」 を紹介しましょう!


今季の最も印象的なプレーは、
AHL(アメリカンホッケーリーグ)のチャンピオンを決める、
カルダーカップ ファイナル第3戦で起こったシーン。

今季のAHLのファイナルでは、
レギュラーシーズンの後半から、圧倒的な強さを見せつけて、
イースタン カンファレンスのトップでプレーオフに進み、
順当にファイナルまで上がってきた ノーフォーク アドミラルズ
と、
不甲斐ない兄貴分を尻目に(!?)、
ウエスタンの戦いを勝ち抜いた トロント マリーズ が対戦。


シリーズは、まず第1戦、第2戦ともに、ノーフォークが地元で連勝。

戦前から、地元メディアの間で、大本命と目されていたノーフォークは、
カンファレンス ファイナルに続いて、4連勝を飾って、
スウィープで頂点に立つかと思われました。

しかし、舞台をトロントのリコーコロシアムに移しての第3戦では、
それまで常に先手を取られていたトロントが奮起。

押され気味の展開が続いたにもかかわらず、必死に守り抜き、
ゲームは 0-0 のまま、オーバータイムへ進みました。


プレーオフでは、我慢強く守り続けていたチームへ、
試合の流れが傾くことが、よく見られるとあって、
地元のファンの心中では、トロントの勝利への期待が高まるばかり。

ところが、ホッケーの神様は、
誰もが想像できなかった、こんな結末を用意していたのです。
(青=ノーフォーク 白=トロント)

  
  

ノーフォークの選手が、ダンプインをしたパックは、
コーナーのボードに当たって角度が変わり、ゴールの中へ吸い寄せられていきました…。


守っていたトロントの選手に中には、
思わずスティックを、ゴールポストに叩きつけていた姿も見られましたけれど、
こんな失点で決着がついてしまっては、さすがにヘコみますよねぇ…。

この敗戦で戦意を喪失したのか、トロントは力尽きてしまい、
翌々日の第4戦は、ノーフォークが 6-1 のスコアで大勝し、
チーム創設12季目にして、初めてのカルダーカップを獲得!

    2012 Calder Cup Champion Norfolk Admirals



「スポーツは筋書きのないドラマ」
という言葉が当てはまる、印象的なシーンだと言えますが、
次なるシーズンでは、どんなドラマが見られるのか、待ち望まれるところ。

しかし! 来季へ向けての足音は、もう聞こえ始めてきています !!


まず今回紹介したAHLは、従来の「タッチアイシング」から
国際アイスホッケー連盟をはじめ、
北米以外で、広く取り入れられている「オートマティック アイシング」に変更。


これは、選手のケガを予防するためにとの声が、
かねてから出ていたNHLの要請を受けたAHLが、
10月12日(現地時間)の開幕から、11月19日までの期間限定で、試験的に採用するもの。

この結果を受けて、NHLがアイシングのルールを変更するか否かを、検討していくそうですが、
かつての日本リーグのように、
タッチアイシングから、オートマティック アイシングへの変更が行われるのでしょうか?



一方、NHLでは、ドラフトが終わったのも束の間、
前回の記事でも触れた ジョーダン ・ストール 選手や、ルク ・シェン 選手に続いて、
オールスターゲームに出場した デニス ・ワイドマン 選手(写真)も、
カルガリー フレームスへトレード。

    Dennis Wideman



今季のコンスマイス トロフィー(プレーオフMVP)に輝いた、
ジョナサン ・クイック 選手や、
ここ数年、ケガに泣かされ続けている シドニー ・クロスビー 選手が、
所属チームと長期にわたって契約延長!

また、明日からは、FA移籍が解禁となり、
ザック ・パリズィ(写真)、アレクサンダー ・セミンライアン ・スーター 各選手など、
超大物の動きが見られそう。

    Zach Parise



さらに、かつてスイス代表の指揮官を務め、世界選手権ベスト4に導いた ラルフ ・クルガー 氏が、
エドモントン オイラーズのヘッドコーチに。

ニュージャージー デビルスの参謀役だった アダム ・オーツ 氏(写真)が、
古巣のワシントン キャピタルズのヘッドコーチに、それぞれ就任するなど、各チームの動きが!

    Adam Oates



そして、最も気になる現行の労使協定が期限切れを迎える “September 15th” を前に、
オーナー側と選手会側が話し合いを進めたりと、オフの間も話題には尽きない様子。


そんなNHLに対して、挑戦状を叩きつけるかのごとく、
ロシアを中心に繰り広げられているKHL(コンチネンタル ホッケーリーグ)は、
ニューヨークで公式戦を開催すると発表。

当日は、ニューヨーク アイランダーズのホームゲームが予定され、
なかには、どちらの試合の観衆が多いか、今から気になるファンも !?(笑)


このような話題を紹介していくと、
ホッケーシーズンの到来が、待ち遠しくなってしまいますね(笑)

日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、どうぞ よいお年を !!



◆ 1st photo courtesy of AMERICAN HOCKEY LEAGUE



アイスホッケー | comments(0) | trackbacks(0)
2012.06.24
Hey, Brother !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事で紹介したとおり、
昨日(現地時間)までの二日間にわたって、
ピッツバーグのコンソールエナジー センターで、「NHLドラフト」が行われました。


注目された全体1位指名は、、、

   


ロシア人FWの ネイル ・ヤクポフ 選手!

ドラフト候補選手の公式ランキングで、
北米のチームに所属するプレーヤーの中では、ナンバーワンの評価を受けていた反面、
指名権を持つエドモントン オイラーズには、有力な若手FWが揃っているだけに、
DFの指名を予想する声も聞かれましたが、

やはり “大本命” の名前が、イの一番にコールされました。


対照的に、「指名確実!」との記事も見られていた ネイサン ・ウォーカー 選手には、
残念ながら声が掛からず…。

「オーストラリア人初のドラフト指名」 の瞬間は、来年以降へ持ち越しとなりました。



一方、チームに注目すると、モントリオール カナディアンズ が、
1巡目(全体3位)で、アレックス ・ガルチェニュク 選手。

3巡目で(全体64番目)で、ティム ・ボゾン 選手というFWを指名しましたが、
この二人の父親の アレクサンダー ・シニア 氏と、フィリップ ・ボゾン 氏は、
それぞれベラルーシと、フランス代表のFWとして活躍した経歴の持ち主。

どちらも長野オリンピックで、日本が顔を合わせたチームの主力選手でしたが、
その息子さんが、NHLドラフトで指名される年齢になったなんて、
「長野は遠くなりにけり」 ですねぇ 。。。(苦笑)



ところで、モントリオールといえば、
5年前にドラフト指名(全体43番目)を受けて、DFの要として活躍している あの選手が、
ピッツバーグのドラフト会場に、姿を現しました。

それは誰かと言うと、 P.K.スバン 選手です!

     P. K. Subban


NHLドラフト直前のプレビュー記事でご覧いただいたように、
4歳年下の弟 マルコム 選手が、1巡目指名濃厚とあって駆けつけたのですが、
その甲斐あって(?)、ボストン ブルーインズから、全体24番目で名前を呼ばれ、
お兄ちゃんも大喜び!

   


カメラマンを買って出て、真剣な顔つきで写真を撮っている様子からは、
試合中に垣間見せるダイナミックなプレー姿は、想像できないですよね(笑)


ちなみに、マルコム選手より、さらに2歳年下の ジョーダン 選手も、
OHL(オンタリオホッケーリーグ)で頭角を現し始め、
近い将来、NHLドラフトの有力候補に、名前を連ねそうな見込み。

果たして、その時もP.K.スバン選手は、
またカメラマンを買って出るのでしょうか???


そんなジョークはともかくとして、現地のメディアの記事によれば、
お兄さんにも増して、ご両親の喜びようは、ハンパではなかった模様。

とはいえ老婆心ながら、ついつい気になってしまうのは、
モントリオールと同じディビジョンで、
昔からライバル関係にある、ボストンに指名されたマルコム選手が、
NHLでデビューを飾った時、どちらのチームを応援するの? ということ。

ご両親の心中を察すれば、、、

「3人の兄弟全員が、いつかは同じチームでプレーしてね!」

というのが本音かもしれません(笑)



しかし! 親御さんにとって、夢のようなストーリーが叶うかも知れない、
ホッケー 一家があるのを、知っていらっしゃいますか?

その家族とは、ストール ファミリー です !!


ご存知の方も多いはずなので、詳しい説明は不要でしょうが、
カナダのオンタリオ州にある自らの農場に、プライベートリンクを作って、
4人の兄弟全員に、ホッケー漬けの毎日を送らせたストールファミリー。

     


ホッケーの英才教育(!?)を続けた成果から、
長男の エリック次男の マーク三男の ジョーダン、そして四男の ジャレッド 各選手が、
全員NHLドラフトで上位指名!

しかも、いずれも1巡目指名を受けた長男、次男、三男は、
押しも押されもせぬチームの顔として、大活躍しているのです。


そんなストールファミリーへ、
NHLドラフトの真っ只中に、衝撃が走りました。

ピッツバーグ ペンギンズでプレーしている 三男のジョーダン選手が、トレードされることに!

   


NHLドラフトで、所属している選手と指名順位を絡めたトレードが、
ドラフトの進行中に行われるのは、毎年恒例ですが、
さすがに このトレードには、多くのメディアが驚いた様子。

また、ルーキーの時から、スペシャルプレーに起用されている中心CFのトレードだけに、
ドラフトのホストチーム ピッツバーグのファンからは、
悲鳴の声も聞かれました。


ただ、そんな喧噪も、ストールファミリーにとっては、大歓迎の知らせ。

なぜなら、ジョーダン選手がトレードされることになった、
カロライナ ハリケーンズのキャプテンは、誰あろう長男のエリック選手!

     Eric Staal


そして、一つ下のAHL(アメリカンホッケーリーグ)のアフィリエイトチームには、
四男のジャレッド選手が、所属しているからです !!


これで来季は、まだNHLに昇格していないジャレッド選手が奮起すれば、
3人が揃ってプレーすることになるかも?

さらに、ニューヨーク レンジャーズにいる次男のマーク選手が、トレードされたり、
3年後の契約更新の際に、FA権を行使すれば、
同じチームで、4兄弟全てのプレーが見られるかも !?

もしも、こんなことになったら、
ご両親はもちろん、親類縁者総出でカロライナの試合に駆け付けて、
ストールファミリー大応援団を結成しなければ、いけないですよね(笑)



一夜明けたNHLドラフトの二日目にも、
フィラデルフィア フライヤーズと、トロント メイプルリーフスの間で、トレードが成立し、
トロントでプレーしていた 兄の ルク ・シェン 選手が、
弟の ブレイデン ・シェン 選手 がいるフィラデルフィアの一員に!

この二人も、ともに主力選手としての働きが、見込まれるとあって、
来季は “兄弟パワー” で勝利を呼び込む試合が、見られそうですよ。






NHL | comments(2) | trackbacks(0)
2012.06.22
Which team will pick first Australian player ?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事で紹介したとおり、NHLが来季のスケジュールを発表し、
次のシーズンへのワクワク感が、早くも高まっている人もいらっしゃるでしょうけれど…

その前に! 今季最後のオフィシャルイベントとなる NHLドラフトが、
ピッツバーグのコンソールエナジーセンターで、
今夜(現地時間)から、二日間にわたって行われます。

   Consol Energy Center



節目の50回目を迎えるNHLドラフトを控え、
ネクストヒーローたちが、指名を待っていますが、
なかでも話題に挙がっているのは、ネイル ・ヤクポフ 選手(18歳)!

   


名前から察しがつくでしょうが、ヤクポフ選手はロシア出身。

しかしながら、 NHLでプレーする夢をかなえるために、
一昨季からカナダへやってきて、OHL(オンタリオホッケーリーグ)でプレー。

「ロシアンロケット」と呼ばれた パベル ・ブレの大ファンというヤクポフ選手ですが、
憧れの先輩と同じように、トップスピードまでの加速度と、ハンドリングスキルが評価され、
NHLの公式ドラフト候補選手ランキングでは、
北米のチームに所属するプレーヤー(FW&DF)の中で、ナンバーワン。

ロシア人選手としては、
2004年の アレックス ・オベチキン 選手(ワシントン キャピタルズ)以来となる、
「全体1位指名最有力候補」 と目されています!



一昨年、昨年に続いて、今年のNHLドラフトでも、
エドモントン オイラーズが、全体1位の指名権を獲得していることから、
ヤクポフ選手の指名が有力視されますが、
その一方で、エドモントンは、一昨年には、テイラー ・ホール 選手(20歳)。

昨年も、ライアン ・ヌジェント ホプキンス 選手(19歳)と、全体1位でFWを指名。

この二人をはじめ、スキルに長けた若手FWが揃っているチーム事情を顧みて、
ヤクポフ選手に続いて、同ランキングの2位に評価されている、
スケーティングに優れたDFの ライアン ・マレー 選手(18歳)を指名するべきだ!

   


との声も聞かれるなど、現地のメディアや熱心なファンたちは、
ドラフトの話題で持ちきりの様子です。



他にも話題性でいえば、北米のチームに所属するGKのランキングで、
ナンバーワンの評価を得ている マルコム ・スバン 選手(18歳)も、注目度は抜群。

   


この風貌を見て、お気づきの方も多いでしょうが、
モントリオール カナディアンズのDFの要 P.K.スバン 選手の弟!

にもかかわらず、好きなチームは、
モントリオールでなければ、生まれ育ったトロントでもなく、 
ニューヨーク レンジャーズ!(笑)

なぜなら、今季のベジナトロフィー(最優秀GK賞)に輝いた ヘンリク ・ランドクウィスト 選手が、
目標のGKだからなのだとか。


このように、北米では (というより、ホッケー大国を自負するカナダを中心に)、
日本のプロ野球とはケタ違いなほど、
NHLドラフトが近づくと、多くのメディアやファンたちが、
「ああでもない」、「こうでもない」と、
候補選手の評価や、お気に入りのチームの指名を予想したりして大騒ぎ。   

その中でも、特にカナダのジュニアリーグのチームや、
ジュニア世界選手権代表として、プレーしていたスター選手たちには、
多くの視線が注がれている模様です。

   




しかし、今日の「語りべ」通信では、
あえて北米のチームに所属していないドラフト候補選手を、紹介しましょう。

前々回の記事で紹介した
ヨーロッパのチームに所属するプレーヤーで、ナンバーワンの評価を受けた、
フィリップ ・フォースバーグ 選手(17歳)も気になりますが、
それ以上に、「語りべ」が注目している選手がいます。


それは、、、 ネイサン ・ウォーカー 選手(18歳)です!

           Nathan Walker



この写真を見ただけでは、特筆する点が、お分かりにならないと思いますが、
ウォーカー選手の最大のポイントは、オーストラリア人 だということ !!


生まれたのはイギリスながら、2歳の時に母国のオーストラリアへ移り住み、
兄がプレーしていたことなどがキッカケとなって、
6歳の時に、シドニーでホッケーを始めたというウォーカー選手は、
ウイングプレーヤーとして、徐々に才能を開花させ、、、


13歳の時にチェコへホッケー留学すると、その年にU18チェコリーグでデビュー!

17歳にして、オーストラリア(シニア)代表に選出 !!

そして今季は、チェコ エクストラリーグのチームでレギュラーに !!!


「今でもホームシックになるよ」
と言いながら、世界屈指のレベルを誇るチェコへ単身乗り込んで、
グングンと頭角を現してきているのです。


そんなウォーカー選手が、一気に脚光を浴びるようになったのは、このシーン。

   


昨年末の「スペングラーカップ」(=毎年スイスで開催されている国際大会)で、
カナダ代表相手にゴールをゲット。

この活躍が、生中継していたカナダのテレビ局の目に留まり、
単独インタビューをされたことから、北米でもその名が知られる存在となりました!



振り返ってみると、今から20年前のNHLドラフトで、
名門中の名門 ・モントリオール カナディアンズが、
三浦浩幸 選手(元コクドDF)を指名した時には、
スポーツ紙に限らず、一般紙までもが、“日本人初の指名” の知らせを、
大々的に報じていたことを、覚えている方も多いのでは?

           Hiroyuki Miura


ちなみに、その年の世界選手権での日本の順位(Bプール3位)は、
トップから数えると 「15番目」(=Bプール3位 当時は現行のランキング制度はなし)

それに対して、20年の間に、加盟国が増えたとはいえ、
今季のオーストラリアの世界ランキングは 「32位」


かつてアジアリーグでもプレーし、
オーストラリア代表監督を歴任した スティーブ ・マッケンナが話していたところでは、
オーストラリアでは、残念ながらホッケーの注目度は、かなり低いそうで、
自国の選手たちは、他に本職を持ちながらプレーしている人が、ほとんど。

また外国人選手のレベルも、決して高いとは言えず、
北米やヨーロッパでプレーしている選手が、
オフの間も、生活のためにプレーする場を求めて、やってくることが多いのだそうです。


そのような状況だけに、
もしもウォーカー選手が、NHLドラフトで指名されれば、
オーストラリアでも、ホッケーへの注目度が、少しはアップするかもしれませんね。



NHLでプレーする姿を思い描き、北米に渡って腕を磨きたかったにもかかわらず、
両親の費用負担が大きいことを考えて、チェコへ赴いたというウォーカー選手。

NHLの公式ドラフト候補選手ランキングでも、
ヨーロッパのチームに所属するプレーヤーの中で、25位にランクされ、
「上位ではなくても指名されるのは確実」
だと言われているので、ようやく夢のステージへの扉へ手を掛けることに。


果たしてウォーカー選手に白羽の矢を立てるのは、どのチームなのか !?

NHLドラフトで、オーストラリア人が初めて指名される瞬間が、もうすぐ見られそうです!


◆ 2nd photo courtesy of Skaters Network



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2012.06.21
2012-2013 season schedule announced !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

北海道を除いて、梅雨の真っ只中となり、
台風が上陸して、大雨や強風に見舞われたりと、
荒れ模様の日が多くなっていますが、皆さんは いかがお過ごしですか?

これから蒸し暑い日が続いていくと、ひんやりしたホッケーリンクが恋しくなる〜
という方も多くなりそうですが、そんな方に朗報です!


今日(現地時間)、NHLは来季のレギュラーシーズンの全日程を発表しました !!

それによると、来季の開幕は、例年より少し遅めの10月11日

恒例となっていたヨーロッパでの開幕戦は行わず、
フィラデルフィア、モントリオール、カルガリー、デンバーでの試合で幕を開けます。

翌12日には、今季のチャンピオンに輝いたロサンゼルス キングスが、
ホームアリーナのステイプルズセンターで、V2へ向けて始動。

試合前には、チャンピオンバナーの掲揚セレモニーも、行われる予定です。


その後、レギュラーシーズンは、
1月1日にミシガンスタジアムで開催される「ウインタークラシック」や、
1月末の「オールスターウイークエンド@コロンバス」を挟んで、
4月13日まで、1230試合の戦いを繰り広げる予定です。


以前の記事でも紹介したように、“September 15th” が気になりますけれど、
スケジュールを目にすると、来季へのワクワク感が高まってきますよね!





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2012.06.20
Young Swedish powers won acclaim at NHL Awards
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ロサンゼルス キングスが初優勝を飾って幕を閉じたNHLは
今夜(現地時間)ラスベガスのホテルで「アウォード」が催され、
今季の各賞が表彰されました。


最も注目されたハートトロフィー(レギュラーシーズンMVP)の行方は、、、

   


ビッツバーグ ペンギンズの エフゲニ ・モルキン 選手の手に!


NHLアウォードの表彰項目の中には、
担当年数などの条件を満たした記者が、1位から5位までの名前を記して投票し、
順位ごとにポイント化した合計得票ポイントによって、受賞者が決まる賞がありますが、
今季のハートトロフィーでは、149人の有効投票者のうち、
ナント 144人! がモルキン選手に1位票を投じ、文句なしのMVPに輝きました !!



一方、モルキン選手の次に1位票が多かった(といっても3票でしたが…)、
ニューヨーク レンジャーズの ヘンリク ・ランドクウィスト 選手は、
コンスマイス トロフィー(プレーオフMVP)に選ばれた、
ジョナサン ・クイック 選手(ロサンゼルス キングス)らを退けて、
ベジナトロフィー(最優秀GK賞)を受賞!

   


優勝候補に数えられながら、プレーオフでは、カンファレンス ファイナルで敗れてしまったものの、
レギュラーシーズンでの働きは高く評価され、
スウェーデン人では、実に27年ぶりとなるベジナトロフィーを手にしました。



30歳のランドクウィスト選手に負けじと、
今季のNHLアウォードでは、スウェーデン人の二人の若手選手が、
トップの得票を得て、タイトルを受賞しています。

まず一人目は、コロラド アバランチの ガブリエル ・ランデスコッグ 選手!

   


昨季のドラフトで、全体2位指名を受けたランデスコッグ選手は、
18歳にして(当時)、開幕戦レギュラーの座を手にすると、
そのままポジションを譲ることなく、82試合フル出場。

昨年の記事で紹介したとおり、即戦力と評されるルーキーの活躍が光った中で、
ピカイチの働きをしたランデスコッグ選手は、カルダートロフィー(最優秀新人賞)を受賞!

今季のドラフトでは、同じくスウェーデン人FWの フィリップ ・フォースバーグ 選手(17歳)が、
上位指名確実と報じられていますが、
ランデスコッグ選手が、カルダートロフィーに輝いたことで、
フォースバーグ選手が、どんなデビューを飾るのか !?  今から楽しみになりますよね。



続いて、もう一人は、ノリストロフィー(最優秀DF賞)に選ばれた、
エリック ・カールソン 選手(オタワ セネターズ)!   

   


今季のレギュラーシーズンで、
DFでは最も多い78ポイントをマークしたカールソン選手は、
ボストン ブルーインズのチームリーダーの ズデノ ・チャラ 選手と、
オフのFA選手の超目玉として、注目を集めている、
ナッシュビル プレデターズ の シェイ ・ウェバー 選手という、
NHL屈指のDFを上回る得票を集めて、初めてのノリストロフィーに!

アウォードの前日には、オタワと7年間の大型再契約を結び、
年俸が 7.5倍にアップ! したとあって、
バラ色のオフになりそうですね〜(笑)


昨季を含めて、ノリストロフィーに7回も輝き、
“世界一のディフェンスマン” と称えられた 二クラス ・リドストローム 選手の後継者として、
これからは、22歳のカールソン選手が、
スウェーデンのホッケーファンの期待を、一身に集めることになりそうです。



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2012.06.15
Los Angels won't change !?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事で紹介したとおり
今季のNHLは、ロサンゼルス キングスがスタンレーカップを手にして、幕を閉じましたが、
昨日(現地時間)、初優勝を飾ったロサンゼルスの選手たちは、、、

   

スタンレーカップとともに、ドジャースタジアムを訪れたり、



   

L.A.LIVE をはじめ、ダウンタウンをパレードしたりするなど、地元を凱旋!


ロサンゼルスの街は、文字どおり “キングスフィーバー” に湧き上がり、
現地のメディアも、こぞって報じていたのですが…

   


「(NBAの)レイカーズパレード」 って…。 (27秒付近をチェックしてください)

コメントしていたのは、スポーツキャスターではなかったようですけれど、
さすがに他のスポーツのチーム名は、あり得ないですよねぇ。。。(苦笑)


これまでもキングスは、地元メディアから、ずい分と間違った報道をされていましたが、
スタンレーカップを勝ち取っても、変わらないのでしょうか???






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2012.06.12
STANLEY CUP first travel to LOS ANGELES KINGS !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのチャンピオンを決めるスタンレーカップファイナルは、
昨夜(現地時間)ステイプルズセンターで、第6戦が行われ、
ロサンゼルス キングス が、6-1 のスコアで、ニュージャージー デビルスを下して、
地元ファンの前で、初優勝を飾りました!


以前の記事でも触れましたが、
ロサンゼルスは、現行のフォーマットになって以来、初めてとなる、
8番目のシードからチャンピオンに!

それとともに、2007年に優勝したダックスのホームタウンのアナハイムを越えて、
スタンレーカップが、これまでで最も西のチームの手に渡りました!


カリフォルニアという土地柄から、
「キングスファンだ!」 とアピールしても、
「(NBAの)サクラメントを応援しているのかい?」
と聞かれていたロサンゼルスファンの人たちも、きっと喜んでいるのでは?(笑)


もっとも、こんな話がジョークに聞こえない理由は、こちらの ↓ 映像。

   


ホームゲームの放映権を持つFSNは、さすがに違いますけれど、
その他の地元テレビ局では、
「ロサンゼルスがファイナルに進んだのは初めて」 だと報じたり・・・
ウエイン ・グレツキー氏在籍時にもファイナルに勝ち上がったのに!)

レキュラーシーズン中から、ニュースで試合結果を放送する際は、
選手の名前を間違えて紹介するのは日常茶飯事 !?
という状況だったそうなので (笑) …って笑えないですね。

初優勝を機に、NHLや、ロサンゼルスへの認知度が、
地元のテレビ局の中で、アップしていくでしょうか?


ところで、テレビ局と言えば、
近年のNHLで、優勝チームだけの特権となっているのが、
このセレブレートビデオ!

   


皆さんもご存知の カナダ CBC の「HOCKEY NIGHT in CANADA」では、
ファイナル最終戦のあとに、
優勝メンバーが揃って登場する、このような映像を流していますが、
実は、プレーオフを勝ち進んでいるチームには、早めにオーダーを出して、
数チーム分のセレブレートビデオを、予め収録しておくとのこと。

つまり、ほとんどが “ボツ” になってしまう中、
「世界一のホッケー中継」と称される番組で、
シーズンの締めくくりとしてオンエアされるのは、
(カナダ出身の選手も多いだけに)最高の記念になるでしょうね。



ではここで、セレブレートビデオがボツにならずに済んだ、
チャンピオンのロサンゼルスに関する、この数字 ↓

           9チーム目

これが何の数字か分かりますか?


正解は、

ここ9年間でスタンレーカップを手にしたチーム数


なのです。


シーズンキャンセルになった年を除くと、
NHLでは、2003年以降、毎年異なるチームがチャンピオンに輝いていて、
これは、NFL、NBA、MLBを含め、北米4大スポーツでは初めてのこと。

NHLに限って言えば、
連覇どころか、王者に返り咲くことすら、至難の業になっているのは、
サラリーキャップ制度(=くわしくは こちらの記事 をご覧ください)が導入され、
主力選手を抱え続けるのが、難しいシステムになっている証し、、、

なのですが、ロサンゼルスは、その壁を破るかもしれません!


というのも、ロサンゼルスのロースターを見ると、
このオフに、(制限なし)FA権を有する主力選手は、
FWの ジャレット ・ストール 選手と、ダスティン ・ペナー 選手ら、数えるばかり。


逆に、キャプテンの ダスティン ・ブラウン 選手とは「2014年」まで。

卓越したスキルが光る アンジェ ・コピタ 選手とは「2016年」まで。

DFの要の ドリュー ・ダウティ 選手とは「2019年」まで。

そして、抜群の存在感を発揮した マイク ・リチャーズ 選手とは「2020年」まで。

トレードで獲得した ジェフ ・カーター 選手にいたっては 「2022年」まで。


このように、多くの長期契約を結んでいるのをはじめ、
既に20選手と、来季の契約が完了している上、
サラリーキャップにも、まだ余裕を残している状態。

それだけに、さらに有力選手を招き入れて、
来年の今頃には、ロサンゼルスのセレブレートビデオが、またまたオンエアされているかも???


しかし! 

ロサンゼルスが来年も優勝するためには、
解決しなくてはならない、大きな問題があるのです !!

それは、、、

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2012.06.11
Hockey town's symbolize place finish the big role
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

苫小牧民報が報じたところによると
今季のアジアリーグを制した王子イーグルスが練習拠点としている、
王子製紙スケートセンター が、今月末をもって、閉鎖されることになったそうです。

    OJI SKATE CENTER



日本スケート連盟のホームページによれば
1955年12月30日に開場して以来、王子スケートセンターは、
日本リーグをはじめ、学生やチビッ子に、オールドタイマーから女子。
さらにインラインまで、数えきれないほどの熱戦の舞台となってきました。

    OJI SKATE CENTER

    OJI SKATE CENTER



それに加えて、イーグルスをはじめとして、
こちらも数えきれないほど多くのチームの選手たちが、練習に汗を流してきました。

    OJI SKATE CENTER

    OJI SKATE CENTER

    

しかしながら、苫小牧民報の記事によると、
「老朽化が著しく進み、建物と設備を今後も維持、修繕するのに掛かる費用が数億円単位になる」
ことから、経営情勢を踏まえて、
「やむなく(リンク閉鎖を)判断した」(王子製紙苫小牧工場幹部談)とのこと。

日本で屈指の名門チームの歴史を見守り続けきた、
日本で屈指のホッケータウンの “象徴” とも言えるリンクは、
残念ながら、大きな役目を終えることになりました。

    OJI SKATE CENTER







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2012.06.08
Huge rivals Waseda and Keio will face on the ice !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

北米では、スタンレーカップを争う NHLのファイナルや、
カルダーカップを目指しての AHLのファイナルが、いよいよ佳境へと差し掛かり、
誰なのか見分けがつかないほど(笑)、ヒゲを伸ばし続けている選手たちが、
死闘を演じています。


このような話を耳にすると、「ホッケーが見たい〜」 と思う方も多いでしょうが、
皆さんに おススメの試合が、今週末に行われます!

それは、 「早慶アイスホッケー定期戦」 です !!



一昨年にも紹介しましたが、アイスホッケーの早慶戦は、
両校がそれぞれ主催する形で、毎年2度開催されていますが、
慶應義塾大学がホスト校となる58回目の定期戦が、
いよいよ 明日新横浜スケートセンターで、フェイスオフ!


当日は、アジアリーグや日本リーグで活躍した選手のプレーが、見られるかもしれない !?
12時からの 「OB戦」 を皮切りに、
14時からは 慶應義塾高校 vs 早稲田実業学校の 「高校戦」

さらに、華麗なフィギュアスケートのエキシビションに続いて、
17時15分から、メインイベントの 「現役戦」 (=大学戦)が行われます!


あえて説明するまでもないでしょうが、
今月2日から4日まで、神宮球場を沸かせた東京六大学野球の早慶戦は、
既に優勝を決めていた早稲田に対し、
慶應が意地を見せて勝点を奪い、完全優勝を阻んだように、
両校のライバル意識は、筆舌に尽くし難いほど!

ホッケーでは、新入生を迎えて行われた 4月の「関東大学選手権」で、
早稲田が4位。慶應大学は6位と、ともに残念な結果に終わりましたが、
その後、腕を磨いた両校が、どんな戦いを演じるのか !?  
大いに注目されます !!

   



当日の模様は、ニコニコ動画テクノネットチャンネルと、
早慶アイスホッケー定期戦オリジナルチャンネル(via USTREAM)で生中継!

また、BS朝日 でも、17日(日曜日)16時から
「湧永製薬スポーツスペシャル」として、ハイクオリティな画像と音声で、
現役戦の模様が録画中継されます!

皆さんも “氷上の熱いライバルバトル” を、お見逃しなく !!



尚、インターネットライブとテレビ中継については、変更になる場合もありますので、
それぞれのウェブサイトなどで、最新の情報をご確認の上、お楽しみください。
  


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2012.06.07
Asia's No.1 goal scorer move to High1
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

朝鮮日報紙が伝えたところによると
1試合最多得点世界記録を持つ “アジアの得点王” ソン ・ドンファン 選手が、
新たに High1(ハイワン)と、来季の選手契約を結んだそうです。

これでソン ・ドンファン選手は、
高麗大学卒業後、4チーム目のジャージに、袖を通すことになりました。

          Dong-Hwan Song




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