日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
10年目を迎えたアジアリーグは、
先の週末に、苫小牧、日光、アニャン(安養)の各地で幕を開けました!
アジアに限らず、世界各国のトップリーグへ目を向けると、
ロシアをベースとする KHL は、アジアリーグより一足早く、
今月4日(現地時間)からスタートしているのに加えて、
スウェーデンのエリートリーグ、フィンランドの SMリーグ、スイスのナショナルリーグなど、
ヨーロッパの主要リーグも、今週から一斉に始まります。
(まだまだ残暑が厳しいところも多いですけれど・・・) いよいよホッケーシーズン到来!
というところですが、その流れに逆行するように、
いつ開幕するのか? ファンをヤキモキさせているリーグがあります。
それは、
NHL です!
数多くのメディアで報じられているので、概要だけ紹介すると、
NHLのオーナーと選手会による労使交渉が、オフに入ってから本格的に行われてきましたが、
収益の配分割合など、金銭面の問題から解決に至らずにいます。
双方が譲歩案を講じていたと伝えられた先月31日(現地時間)の会合も、、、
このように、物別れに終わってしまいました…。
現在の労使協定は、今月15日をもって効力を失うため、
残された時間は、あとわずか。
先週末に、双方のトップらが、非公式な会談を行ったと報じられたものの、
明るいニュースは伝わらず、
このまま、どちらも大きな歩み寄りをみせずに “泥沼状態” が続けば、
オーナー側がロックアウト(施設封鎖)をすることは確実!
さらに、その後も平行線をたどっていくと、
来月11日の開幕どころか、
シーズンの全試合がキャンセルされてしまった8季前の再現となる事態も !?
ホッケー大国のカナダであれば、ノープロブレムだとしても(笑)、
最大のマーケットのアメリカでは、前回のシーズンキャンセルが原因となって、
世界的に知られるスポーツテレビ局との、放映権更新がまとまらず、
視聴可能世帯数が限られた局がメインとなる、現行の全米中継になってしまうなど、
多大なダメージ痛手を被った過去が、あるのですが…。
もしNHLが始まらず、主力選手たちが、他のリーグでプレーするようになると、
ところてん式に弾き出され、活躍の場を失ってしまう選手が出てくるのはもちろん、
チームスタッフ、ゲームオフィシャルなど、
縁の下の力持ちとして支えている人たちにとっても、まさに死活問題。
果たして、そんな最悪の事態を、免れることはできるのでしょうか !?
タイムリミットは、すぐそこまで迫っています…。