加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2013.05.27
NOTICE: Cranes Press Conference Live from 2pm
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

日本製紙クレインズは、アイスホッケーチームの合宿所に於いて、
今日の午後2時から、「退部者、入部者、新体制についての記者会見」を行いますが、
この模様を、エフエムくしろ が、ツイートキャスティング で生中継します(予定)。

   


尚、記者会見場や、ご視聴される際の通信環境などによっては、
お楽しみいただけない場合も予想されますので、予めご承知おきください。











アジアリーグ | comments(0) | trackbacks(0)
2013.05.22
Patrick Roy Return to NHL !  As Head Coach !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

北欧を舞台に開催されていた「世界選手権」は、
スウェーデンの優勝で幕を閉じましたが、
北米ホッケー界の “プレーオフシーズン” は、まだまだ続いています!


ECHLのプレーオフは (アジアリーグOBが率いるチームは敗れてしまいましたが・・・)、
チャンピオンを決める「ケリーカップ ファイナル」に突入!

日本リーグOBが率いるチームも敗れてしまいましたが・・・) AHL と、
NHL のプレーオフは、カンファレンス ファイナルの真っ只中!

さらに、カナダでは、ジュニアリーグのチャンピオンを決める、
メモリアルカップ」が始まって、
メディアやファンたちは、プレーオフの話題で、もちきりのようです。


ところが! ここへ来て、プレーオフの話題に勝るとも劣らぬほど、
注目を集めている人がいます。

その人とは、パトリック ・ロワ 氏 !!



ロワ氏と言えば、、、

   

このようなスーパーセーブや、、、



   

こんな(自作自演の !?)アクロバティックなセーブに、、、



   

誰にもマネすることのできない、前代未聞の「サッカーセーブ!」

といった印象深いプレーだけでなく、
ビッグゲームになればなるほど、際立った勝負強さを見せつけて、
モントリオール カナディアンズと、コロラド アバランチで、それぞれ2回ずつ、
合わせて4度も、スタンレーカップを獲得 !!

しかも、そのうち3回は、
コンスマイス トロフィー(プレーオフMVP)も受賞して、2003年に現役を引退。

引退後は、アイスホッケー殿堂入りも果たし、
両チームで背負い続けた「33」番の背番号は、いずれも永久欠番になっています。

       Patrick Roy


そんなロワ氏が、なぜここへ来て注目を浴びているかというと、、、
古巣のコロラドから、解任した前ヘッドコーチの後任として、白羽の矢を立てられた!
と伝えられているからです !!


そうは言っても、ロワ氏に関しては、「語りべ」通信で紹介したとおり
モントリオールのヘッドコーチに就任するのでは?
という話題が、昨季の半ばにも報じられながら、実現せず・・・。


しかし、今回の場合は、
「契約についての最終的な詳細を話し合っている」
というロワ氏の弟のコメントを、地元のデンバーポスト紙が紹介したとあって、
ヘッドコーチ就任は決定的! との見方が有力。

北米のメディアは、こぞって “ロワ ヘッドコーチ誕生” だと報じています !!

    



一昨年の記事でも ご覧いただいたとおり
ロワ氏は、引退後、QMHJHL(ケベックメジャージュニアリーグ)のチームで、
共同オーナー兼 GM 兼ヘッドコーチを務めているだけに、
ベンチワークも お手の物! だと言いたいところですが、、、

   

現役時代は、このような熱〜いシーンを、何度も見てきただけに、
(正式に就任した際は)コロラドのベンチで、どんな采配ぶりを見せるのか !?
今から楽しみですね!




NHL | comments(4) | trackbacks(0)
2013.05.21
BREAKING NEWS : Oji Eagles Transactions
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今季の全日本選手権を制した 王子イーグルス は、
今洋祐齋藤哲也金子亮介 3選手の退部と、
橋本僚 選手の実弟 橋本潤 選手(DF #22 北海高校出身)の入部を、
今日、発表しました。



アジアリーグ | comments(3) | trackbacks(0)
2013.05.18
Korea to Host 2014 World Championship
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

トップ4が出揃った「世界選手権」のメイン会場になっている、
スウェーデンのストックホルムで、
昨日(現地時間)、国際アイスホッケー連盟の年次総会が開かれ、
来季の各カテゴリーの世界選手権に関し、開催地と開催時期が発表されました。



それによると、今季に続いて、日本韓国 が揃って出場する、
シニア男子「ディビジョン1グループA」 のホスト国は、韓国 に決定!

ソウル市内にある モクトンアイスリンク を舞台にして、
日韓両国と ハンガリー
さらに、トップディビジョンから降格する オーストリアスロベニア に加え、
ディビジョン1グループBで優勝した ウクライナ の6ヶ国が、
来年4月20日〜26日の一週間、一堂に会して戦います。

<追記>
当初、国際アイスホッケー連盟(IF)は、開催期間を未定としていましたが、
5月29日に発表しました。

   Mokdong Ice Rink


韓国では、先月に、「スレッジホッケー世界選手権(Aプール)」が行われましたが、
アイスホッケーのシニア男子 世界選手権を開催するのは、7年ぶりに!

前回はディビジョン2ながら、
モクトンアイスアリーナで、韓国は優勝を飾ったのに加え、
「ピョンチャン オリンピック」への期待度も相まって、
地元メディアの注目が集まりそうですね。


<再追記>
IFは、その後、大会開催地を、コヤンアイスリンクに変更しました。

尚、コヤンアイスリンクへのアクセスなどについては、
こちらの記事 をご参照ください。





アイスホッケー | comments(0) | trackbacks(0)
2013.05.17
Keio University Aims to Change the History
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

これまでの記事で、お伝えしてきたように
北米のホッケー界は、“プレーオフシーズン” の真っ只中ですが、
ヨーロッパに目を移すと、「世界選手権」が佳境に差し掛かっています!

NHLのプレーオフで敗れた選手たちも駆けつけて
昨日(現地時間)から、上位8チームによる決勝トーナメントが始まり、
いよいよ明日は準決勝。
そして日曜日には、3位決定戦に続いて、世界一を争う決勝戦!

ホッケーファンにとって見逃せない戦いが、
スウェーデンのストックホルムで、繰り広げられます。


その一方で、日本でも、
今週末には、見逃すことのできない試合が行われます。

それは、早慶アイスホッケー定期戦 です !!



昨年の大会前にも紹介したとおり
「早慶戦」は、両大学がそれぞれ主催し、毎年2回ずつ(例年)開かれていますが、
慶應がホスト役を務める「春の定期戦」は、
明日(18日・土曜日) 新横浜スケートセンター で開催!


今年で59回目を迎える春の定期戦では、
12時に始まる 「OB戦」 を皮切りに、付属校が顔を合わせる 「高校戦」
さらに、「フィギュアスケートのエキシビション」 と盛りだくさんですが、
何と言っても、メインイベントは、、、
「現役戦」 (慶應義塾大学 vs 早稲田大学)


他の競技と同様、激しいライバル関係にある両大学が激突するだけに、
熱い戦いが繰り広げられのは、間違いなし !!

ではありますが、過去の戦績を振り返ると、、、
早稲田が 47勝 しているのに対して、慶應は 10勝 のみ。(引分けが1回あり)

しかも、ホスト校の慶応は、22回大会で勝利したのを最後に、
春の定期戦で 35連敗中 なのです・・・。

それだけに、慶應の選手たちは、
「今春こそ(引分けに終わった年を挟んで)37大会ぶりの勝利を!」
と意気込み、定期戦を控えた今週に入ってからも、
深夜の新横浜で練習試合を戦ったり、
真剣なまなざしで氷上練習に取り組んでいる、選手たちの姿が見られました。

   Keio Univ. Ice Practice


今季のキャプテンを務める 真鍋翔太 選手に話を聞くと、
新チームとなって最初の主要大会の 関東大学選手権 で、慶應は6位に入り、
「目標のトップ6以上はクリアできました」 と、まずは及第点のスタート。

しかしながら、その後の練習も、全くペースダウンすることなく、
フィジカル面の強化に重点を置いて、ハードなトレーニングを続けてきたそうです。

なぜなら、春の早慶戦を見据えたため!

大学ホッケー界では、関東大学選手権と、秋に始まる 関東大学リーグ。
さらに、日本一を決める インカレ(日本学生氷上競技選手権)が、
“三大タイトル” と呼ばれていますが、
「早慶戦も(三大タイトルと)同じ位置づけです」
と言い切るほどの ビッグイベント!

しかも、「ホッケーを知らない人たちも、たくさん見に来てくれる」だけに、
「ボクたちの代で、新しい歴史を作りたいです!」
と37大会ぶりの勝利へ向けて、真鍋選手は力強く抱負を話してくれました !!

       Syota Manabe


慶應が悲願の白星を勝ち取って、歴史を変えることができるのか !?
早稲田がライバルからの挑戦を一蹴し、さらに連勝を伸ばすのか !?



「第59回・ 早慶アイスホッケー定期戦」 は、
明日(18日・土曜日) 新横浜スケートセンター で開催されます。


両大学のライバルバトルの模様は、
今年も BS朝日で、「湧永製薬スポーツスペシャル」として、
25日(土曜日)15時からオンエア!



また、ニコニコ動画テクノネットチャンネル と、
Ustream早慶アイスホッケー定期戦サイト(↓参照)では、
OB戦、高校戦も含めて、生中継 の予定です。

    
   Live broadcasting by Ustream


尚、当日のスケジュールなどの大会情報は、
オフィシャル フェイスブック に掲載されていますので、
お時間のある方は、ぜひ足を運んでみてはいかがですか?


★本日の小ネタは・・・
続きを読む >>
アイスホッケー | comments(2) | trackbacks(0)
2013.05.14
8 Teams Compete in Round 2
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

レギュラー シーズンを勝ち抜いた16チームによる、NHLのプレーオフは、
昨夜(現地時間)の試合をもって、
カンファレンス クォーターファイナル(CQF=ファーストラウンド)が終了。

早速、カンファレンス セミファイナル(CSF)のスケジュールが発表され、
今夜からは、セカンドラウンドに突入します!


CQFの戦いを振り返ると、
レギュラーシーズンでの強さから、“大本命” と目されていた、
シカゴ ブラックホークス と、ピッツバーグ ペンギンズ の、
カンファレンス チャンピオン
は、揃ってCSFに進出。

しかし一方で、ディビジョン優勝を飾り、2位と3位にシードされた、
東西両カンファレンスの計4チームは、いずれも敗退したのを含め、
下位チームが、上位チームを倒す アップセット が、
「8つ」のシリーズ のうち、「5つ」 と、波乱の多いCQFになりました。


このように、アップセット勝利を飾ったチームが目立った中で注目したいのは、
デトロイト レッドウイングス の戦いです!

NHLの創設期から、歴史を積み重ねてきたデトロイトは、
3度の連覇を含め、11回もの優勝を飾るとともに、
数多くの名選手が在籍してきた、誰もが一目を置く “名門チーム”

    Detroit RedWings


ところが、今季のレギュラーシーズンでは、5連敗を喫するなど、
これまでの強さが影を潜め、
ウエスタン カンファレンスの全日程が終了する3日前(の試合開始)には、
プレーオフ圏外(9位)
に位置し、ファンをヤキモキさせていました。

レギュラーシーズンの最終日で勝利を収め、
北米4大スポーツ界で、現在の最長記録を更新する、
「22年連続プレーオフ進出」こそ、どうにか決めたものの(7位)

プレーオフへ向けての前評判は、大半のメディアが芳しくない評価。


その要因に挙げられていたのは、
プレーオフの修羅場を経験してきた選手の多くが、チームを離れてしまったこと!

特にDFは、昨年のオフだけに限っても、
“世界一のDF” と呼ばれ、キャプテンも担っていた、
大黒柱の ニクラス ・リドストローム 選手が引退・・・。


サラリーキャップとの兼ね合いから、再契約は困難だと判断して、
主力セットの一員だった ブラッド ・スチュワート 選手を、サンノゼ シャークスへトレード・・・ 
(サラリーキャップ制度の概要については、こちらの記事 をご覧ください)

といったチーム事情から、今季のレギュラーシーズンでは、
数字に表れない守りのミスから、試合の主導権を手放してしまう、
デトロイトらしからぬシーンを、目の当たりにすることも。。。


それを表していたのが、この数字 ↓
勝率 6割4分


これが何の数字か分かりますか?

正解は、、、
先制点を奪った試合の結果
なのです。


今季のデトロイトのレギュラーシーズンでの成績は、
24勝24敗(8OT負けを含む)で、勝率5割 だったため、
先制点を奪った試合で、勝率 6割4分 というのは、一見すると好成績のようですが・・・、
NHL30チームの中では、「23位」

2008年、2009年と、2年続けてファイナルに勝ち上がった際は、
「勝率8割6分(リーグ1位)」 に続いて、
翌年も 「8割4厘(リーグ2位)」 を記録していたとあって、
物足りない成績なのは否めません。

しかも、7季前に マイク ・バブコック ヘッドコーチ(HC)が就任して以来、
先制点を奪った試合の勝率は、今季が最低


このような背景があった上に、CQFの対戦相手は、
パシフィック ディビジョンでトップになった、アナハイム ダックス。

元得点王の コーリー ・ペリー 選手や、キャプテンの ライアン ・ゲツラフ 選手。
さらに、42歳にして健在ぶりを発揮している ティム ・セラニ 選手 など役者が揃い、
ウエスタンで2番目の得点力を誇るチームとの顔合わせでは、
前評判が芳しくないのも、納得してしまいますよねぇ(苦笑)


その上、もう一つ今季のデトロイトに関する 、この数字 ↓
3人


これが何の数字か分かりますか?

正解は、、、
CQF初戦に出場したDF6選手の中で、
プレーオフの出場経験がない選手の数
なのです。

DFの半数は、プレーオフが初めてだなんて、
「22年連続プレーオフ出場中」のチームなのに、あり得ないですよねぇ(苦笑)


しかし! この数字は、紛れもない事実で、
しかも! この事実は、DFだけに限りません。

前述したとおり、デトロイトは、5季前に優勝したのに続いて、
翌年にもファイナルまで勝ち進みましたが、
ディフェンディング チャンピオンとして臨んだ、4季前のCQF初戦と、
今季の初戦にベンチ入りした登録20選手を比べてみると、、、

<プレーオフ未経験選手の数>
4季前1人   今季6人

<全選手のプレーオフ合計出場試合数> 
4季前1293試合   今季841試合

<全選手のスタンレーカップ合計獲得回数>
4季前31回   今季7回



4季前には、先ほど紹介した 前キャプテンのリドストローム選手や、
トーマス ・ホルムストロームカーク ・モルトビー 両FWという、
スタンレーカップに、4つも名前が刻まれている選手たちを筆頭に、
GKは クリス ・オズグッド 選手。
DFにも、ブライアン ・ラフォルスキ 選手(ともに優勝3回)と、
守りの核になる経験豊富な選手がズラリ。

しかし、引退や、サラリーキャップの上限をにらみ
契約を延長できなかった選手らが、デトロイトを離れてしまい、
わずか4年の間に、顔ぶれが一変。

そのため、プレーオフの修羅場を何度も経験し、
美酒を味わった選手たちが、少なくなってしまったのです。


それにもかかわらず、デトロイトは、オーバータイムでの3勝も含め、
全て1点差の白星を4つ積み重ねて、アナハイムに勝利!

先に王手を掛けられながら、第6戦、第7戦に連勝したあと、
バブコックHCから、最大限の賛辞を送られた人がいました。


それは、、、ヘンリク ・ゼッターバーグ 選手です!

   



今季から、新キャプテンに就任した ゼッターバーグ 選手は、
あとのない第6戦のオーバータイムで、値千金の決勝ゴール。

続く第7戦では、貴重な先制ゴールをゲットして、
2試合続けて、ファーストスターに選ばれましたが、
バブコックHCが称えたのは、何よりもゼッターバーグ選手の存在でした。

「彼はやらなくてはならないプレーを知っている。リンク上のコーチだ」


指揮官の言葉が示すように、
たとえ、プレーオフの修羅場を何度も経験し、
美酒を味わった選手たちが、少なくなってしまっても、
名門チームが積み重ねてきた財産は、しっかり受け継がれているようですね。



デトロイトの次なる相手は、
レギュラーシーズンでトップの成績を残して、
プレジデンツ トロフィーを勝ち取ったシカゴ。

同じディビジョンのライバルながら、今季は4戦全敗の相手にもかかわらず、
「シカゴとの対戦を楽しみにしている」
とゼッターバーグ選手はキッパリ。


「シカゴ vs デトロイト」だけでなく、
8チームが挑む “セカンドラウンド” の各シリーズは、激しい戦いになりそうです。





NHL | comments(2) | trackbacks(0)
2013.05.09
Congratulations to Japan League Alumnus !
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

「語りべ」通信で、既にご覧いただいたとおり
北米ホッケー界は、“プレーオフシーズン” の真っ只中!

先月30日(現地時間)に幕を開けた NHL では、
4連勝を飾った サンノゼ シャークス が、
カンファレンス クォーターファイナル(CQF)を、イの一番に勝ち抜け。

一方、AHL(アメリカン ホッケーリーグ) は、
昨夜の試合をもって、CQFの全てのシリーズで決着がつき、
早速今夜から、カンファレンス セミファイナル(CSF)が始まります。


このように、プレーオフシーズンが続く中、
ECHLでは、アジアリーグのOBが、ヘッドコーチを務めているチームが、
カンファレンス ファイナルまで勝ち上がっていることは、紹介しましたが
、、、
   NHLとECHLの間に位置するAHLには、
   プレーオフを勝ち上がったチームの指揮官の中に、日本リーグのOB がいる!
ことを ご存知でしたか?


その指揮官とは、 ウィリー ・デジャーデン 氏!

         Willie Desjardins



デジャーデン氏は、1季だけながら、岩倉組 に在籍し、
日本リーグでプレーしたのに加え、
現役引退後に、再び来日し、西武鉄道雪印 のコーチを務めました。

西武では、「15季ぶりの日本リーグ優勝」へ。
雪印では、最下位だったチームを「初めてのプレーオフ進出」へ、それぞれ導くなど、
高い手腕を存分に発揮したデジャーデン氏は、雪印の廃部を機にカナダへ戻り、
ジュニアリーグ(WHL)のチームで、GM兼ヘッドコーチに就任。

その後、以前の記事でも紹介したように
カナダ ナショナルチームアシスタントコーチ や、
U20カナダ代表ヘッドコーチ を歴任したのち、
NHLの ダラス スターズ から見込まれ、
アソシエイト コーチ(=トップアシスタントコーチ)の重職を担っていました。


残念ながら、チームの成績こそ振るわなかったものの、
デジャーデン氏の手腕を評価したダラスは、
「前年にディビジョン最下位に沈んだチームの再建と、NHLで戦力になる若手の育成」
という期待を託し、今季から AHLのアフィリエイト(傘下の)チームである、
テキサス スターズヘッドコーチ に任命。

大きな期待を背負ったデジャーデン氏は、
レギュラーシーズンで、ウエスタン カンファレンスのチャンピオンに輝き、
チームを2季ぶりのプレーオフへ!

さらに、プレーオフでは、
NHLのチームでのコーチ経験が豊富な ディーン ・エバソン 氏が率いる、
ミルウォーキー アドミラルズを下して、3季ぶりのCSFへ進出 !!

今夜から、元NHLの得点王 ジョナソン ・チーチュー 選手を擁する、
オクラホマシティ バロンズとのシリーズに臨みます。


このように、テキサスの躍進に大きく寄与したデジャーデン氏の功績を称え、
AHLは、今季の 最優秀コーチ賞 に選出!

ちなみに、過去の受賞者を振り返ってみると、、、
       クロード ・ジュリアン (ボストン ブルーインズ)
       ピーター ・ラビオレット (当時はカロライナ ハリケーンズ)
       マーク ・クロフォード (同 コロラド アバランチ)
というスタンレーカップに名前を刻んだ3氏をはじめ、
NHLの現職ヘッドコーチ30人の中に、
AHLの最優秀コーチ賞に輝いた経歴を持つ指揮官が、ナント「6人」も!

それだけに、新しいGMを招くなどして、チームの運営体制が変わったダラスから、
いつか 「デジャーデン ヘッドコーチ就任」 の知らせが届く日が来るかも !?

という(勝手な)期待をしてしまいそうですけれど(笑)、
まずは、“最優秀コーチ賞” に続いて、
AHLのチャンピオンの証である「カルダーカップ」を勝ち取れるよう、
手腕を発揮し続けて欲しいですね!








アイスホッケー | comments(0) | trackbacks(0)
2013.05.07
SLEDGE JAPAN Take Off in Next Month for SOCHI
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

ゴールデンウィークが終わって、
また今日から、仕事や学校が始まったという方も多いのでは?

対して、少し先になりますが、
来月から本格的に始動するのが、スレッジホッケー日本代表 です !!


スレッジホッケー日本代表は、長野で行われた 「世界選手権 Bプール」 をもって、
2012-2013シーズンの全日程を終えたばかりですが、
早くも先月に、日本アイススレッジホッケー協会は、
来年3月7日(現地時間)に開幕する 「ソチ パラリンピック」 の出場権獲得へ向けた、
強化スケジュールを作成。

それによると、来季も例年と同様に、
6月14日〜16日にかけて やまびこスケートの森(長野県岡谷市)で開催される、
「トライアウト キャンプ」 から始動。

さらに続いて、
     6月28日〜30日
     7月12日〜15日
     7月26日〜28日     の各期間には、
同じく、やまびこスケートの森で、「強化キャンプ」を実施。

8月以降に関しては、今月末の国際パラリンピック委員会の会議で、
開催地、日程、大会フォーマットなどが確定する見込みの、
「ソチ パラリンピック最終予選」へ向けて、
国内外でのキャンプや大会への参加を、予定しているそうです。



既に紹介したとおり「ソチ パラリンピック最終予選」 には、
先月の「世界選手権Aプール」で下位に終わり、出場権を得られなかった、
イタリア   韓国   スウェーデン
の各国に加えて、
前述の「世界選手権Bプール」でメダルを手にした、
ドイツ   日本   イギリス
の合計 6ヶ国 が参加して、残り3枚 の “ソチへのチケット” を争います。


各国ともに、強化に時間をかけることが予想され、厳しい争いになりそうですが、
バンクーバーで手にした 「銀メダル」と、「最優秀チーム賞」 の称号を力に、
パラリンピック5大会連続出場 !!
の吉報が届くことを期待しましょう。


尚、最終予選のスケジュールなどによって、
日本代表の強化予定が変更になる可能性がありますので、
日本アイススレッジホッケー協会のオフィシャルサイト などで、
最新情報をご確認ください。


  
【RECOMMEND YOU SEE】
★ スレッジホッケーに関する情報や話題は、こちらのカテゴリーの記事 を どうぞ!



〜「語りべ」より〜
ソチ パラリンピックのスレッジホッケーは、開会式翌日の3月8日から始まりますが、
本文中の記述は、パラリンピックの開幕日に統一しました。









パラアイスホッケー(スレッジホッケー) | comments(0) | trackbacks(0)
2013.05.06
Fight ! Fight !! Fight !!!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

先月30日(現地時間)から始まった NHLのプレーオフは、
カンファレンス クォーターファイナル(CQF)の戦いが続いています。

各シリーズともに、第2戦から第3戦を戦い終えましたが、
レギュラーシーズンで群を抜く強さを見せつけて、
東西の両カンファレンスでチャンピオンに輝いた、
シカゴ ブラックホークス と、ピッツバーグ ペンギンズ の “大本命”
が、
既に黒星を喫するなど、早くも混戦模様!

それだけに、選手たちのボルテージも、かなり上がっているようですが、
昨夜、スコシアバンクプレイスで行われた、
「オタワ セネターズ vs モントリオール カナディアンズ」第3戦 で、
こんなシーンが見られました !!

   


両チームのオンアイスプレーヤー全員が参加して

5ヶ所同時のファイティング !!!


このシリーズは、CQFの中で唯一の「カナダチーム同士の対戦」とあって、
戦前から激しい戦いが予想されいた上、
第3ピリオド7分を経過して、「4-1」のスコアと、試合の行方が見えかけていたとはいえ、、、
熱い !!!! ですね〜。


ちなみに、ファイティングが起きたのは、ご覧いただいたシーンに限らず、

この試合の ファイティング メジャーペナルティ「14」


両チームを合わせた ペナルティの数「53」


ペナルティタイムの累計「236分」


あ然とさせられる数字ですね(苦笑)

ところが、「上には上がある」との言葉どおり、
これだけ熱い試合だったらもかかわらず、

      1試合のペナルティ合計ペナルティ数 「66」
      ペナルティタイムの累計 「298分」
というプレーオフ記録には及びませんでした。


ファイティングの是非はさておいて、
今季のプレーオフで、記録を塗り替えるような熱い試合は見られるのでしょうか?




NHL | comments(5) | trackbacks(0)
2013.05.02
Good Luck to Asia League Alumni !
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事でお届けしたとおり
スタンレーカップを目指して、NHLのプレーオフが幕を開けましたが、
この時期は、NHLのみならず、
北米ホッケー界の「プレーオフ シーズン!」

NHLの一つ下のカテゴリーにあたるAHLや、
将来のスター候補たちが腕を磨いている、カナダの3つのジュニアリーグなどでも、
王者の称号を懸けた熾烈なバトルを、繰り広げています。


そんな “プレーオフ シーズン真っ只中” の北米ホッケー界で、
「語りべ」が注目しているのは、
ECHL(イーストコーストホッケーリーグ)のプレーオフ!

なぜ、よりによって、
AHLの下部リーグに相当するECHLを紹介するのかというと、、、
かつてアジアリーグでプレーしていた人が、勝ち上がっているからです。

その人とは、ジャロッド ・スカルディ 氏!

  Jarrod Skalde


ニュージャージー デビルスを皮切りに、NHLで115試合プレーした実績を引っさげて、
7季前に、王子製紙(当時)の一員になったスカルディ氏
は、
豊富な経験を武器に、主力ラインのCFとしてプレーしました。

生憎とチーム成績が振るわず、1年限りでアジアをあとにしたスカルディ氏は、
翌年に、北米のマイナーリーグとヨーロッパでプレーして、現役を退くと、
すぐさま指導者へ転身。

2年間、独立リーグのコーチを務めたあと、
ECHLの シンシナティ サイクロンズ から声を掛けられ、
ヘッドコーチに就任しました!

3年目の今季は、ディビジョンタイトルを手にして、プレーオフへコマを進めると、
二つのラウンドを勝ち上がり、
明日(現地時間)から始まる カンファレンス ファイナル(CF)に挑みます。


シンシナティが4勝2敗でCFへ進み、コンディションを整えた上、
中4日で第1戦を迎えるのに対して、
対戦相手のレディング ロイヤルズは、最終戦での勝利だったため、中1日でCFへ。

このような状況から、地元ファンの間では、
「シンシナティ優勢!」 との期待が高まっている様子なだけに、
ECHLのチャンピオンに渡される「ケリーカップ」獲得へ向けて、
スカルディ ヘッドコーチの手腕発揮が、期待されますね。





手腕発揮が期待されると言えば、
もう一人、見逃せないのは、マイク ・マディル 氏!




昨年の記事で ご覧いただいたとおり
一昨季に日本製紙クレインズでプレーし、べストディフェンシブDF賞を受賞したマディル氏は、
古巣でもある ECHLのラスベガス ラングラーズに復帰。

昨季、今季と、いずれもキャプテンを務め、チームをプレーオフに導きました。

しかし、CFで敗れた昨季に続いて、
今季は、カンファレンス クォーターファイナルで敗退。


すると、「インドア ウインタークラシック」を企画するなど、
ユニークなファンサービスを打ち出している ビリー ・ジョンソン社長兼CEO
は、
「ヘッドコーチとは再契約をしない」 と公表。

新たなヘッドコーチとして、マディル氏に白羽の矢を立てたのです!


「断ることはできなかった」
と言いながらも、突如として巡ってきたヘッドコーチ就任の話を、
前向きに受け止めたマディル氏は、要請を快諾。

現役生活にピリオドを打って、
来季からは、GM兼ヘッドコーチ の重責を担い、
ケリーカップを目指す決意をしました。


少し前まで、日本人選手のプレーが見られることも、珍しくなかったECHLですが、
近年は容易ではなくなってしまった様子。

しかし、その代わりに、来季はケリーカップを目指して、
アジアリーグのOBが率いるチーム同士が、プレーオフ ファイナルで激突!

こんなシーンが見られるかもしれませんね。


   〜「語りべ」より〜
   読者のマイクさんからご指摘をいただいた、チーム所在地の日本語表記などを改めました。
 


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