加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2013.10.31
Goalie Topics
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日の「語りべ」通信では、GKの話題をお届けしましょう!

まずはじめは、この選手 ↓ に関する、センセーショナルなニュースから。

   Semyon Varlamov

コロラド アバランチの シミョン ・バーラモフ 選手!


既に目にされた方も多いでしょうが、
デンバーポスト紙などが伝えたところによると、
暴行と誘拐の容疑から、デンバー警察署は、
昨夜(現地時間)自ら出頭してきたバーラモフ選手の身柄を、
州法に沿って、拘置しているそうです。

バーラモフ選手の代理人は、同紙の質問にはノーコメント。
一方、祖国のロシアにいる父親のアレクサンダー氏は、地元メディアからの取材に対し、
「(犯罪はになるようなことは)何も犯していない」
と否定するなど、情報が錯綜している模様。

このため、コロラドは「全てが明確になるまで、声明は発表しない」と通達。


今季のコロラドは、4季ぶりのプレーオフ進出へ向け、開幕6連勝を飾るなどして、
10勝1敗の好スタートを飾りましたが、その立役者は、守護神のバーラモフ選手!

セーブ率9割4分5厘。平均失点1.76の成績で、スタートダッシュに大きく貢献し、
NHL専門テレビ局でも、序盤戦のナンバーワンゴーリーに称えられました。

     


渦中のバーラモフ選手は、今日 法廷に出廷する予定であることから、
事実が明らかになる見込みですが、当面は守護神抜きでの戦いを強いられるのは必至 !?

自身も家庭内暴力で逮捕された過去がある(苦笑)、
パトリック ・ロワ ヘッドコーチの胸の内は、
(J.S.ジゲール選手はいますけれど)「いつ戻ってこれるのか?」 
という想いでいっぱいかもしれませんね。



「いつ戻ってこれるのか?」
と言えば、続いての話題は、かつてNHLの歴史を変えた この選手。

Rick DiPietro



リック ・ディピエトロ 選手です!


ディピエトロ選手と言えば、NHLの長い歴史の中で、
史上初めて、ドラフト全体1位指名を受けたGK !!




大きな期待に応えて、アイランダーズでメインマスクを勝ち取り、
ワールドカップのアメリカ代表にも選出されたことなどを高く評価され、
25歳の誕生日直前には、ナント! 15年間の超・長期契約の提示を受け、サインしました。

ところが、その後は脳震盪やケガに悩まされ、出場機会が激減。
アイランダーズファンからも、試合中にブーイングを浴びてしまうように・・・。

成績も振るわず、昨季終盤にはAHLへ降格。
そのままシーズンを終えると、7月には、バイアウトされてしまいました。
(バイアウトについては、こちらの記事をご参照ください)


オフの間に新たなチームが見つからないまま、開幕を迎えましたが、
メインGKと、バックアップを務める若手GKが、
立て続けに負傷したカロライナ ハリケーンズから、26日に声が掛かり、
25試合のトライアウト契約が成立。

結果を残して、再びNHLでプレーする!

との青写真を描くディピエトロ選手は、
傘下のAHLチームであるシャーロット チェッカーズで、昨夜、デビューを飾りましたが、
4失点(25セーブ)で完敗・・・。

シャーロットには、ディピエトロ選手の母校(ボストン大学)の後輩で、
同じようにトライアウト契約を結んで、ECHLから昇格してきたGKが、
週間MVPを受賞
するほどのプレーを披露しているとあって、
ディピエトロ選手には、かなりの奮起が求められそうです。


バーラモフ選手や、ディピエトロ選手に限らず、
勝敗のカギを握るGKは、注目度の高いポジションだけに、
プレーでファンを沸かせて欲しいですね!

<追記>
デンバーポスト紙によると、バーラモフ選手は、5000ドルの保釈金を払い釈放されたそうですが、
同紙の取材に対して、バーラモフ選手のガールフレンドは、
12時間以上にわたって飲酒を続けた状態で、暴力を振るわれたとコメントしています。



NHL | comments(2) | trackbacks(0)
2013.10.29
Marc Cavosie Agree to New Contract With Blades
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今日、東北フリーブレイズは、
16日をもって退団した ネド ・ルカセビッチ 選手に代わる外国籍選手として、
昨季まで王子イーグルスに在籍し、
今季はドイツの2部リーグでプレーしていた マーク ・カヴォシー 選手と、
新たに契約を結んだことを、発表しました。

前所属チームのオフィシャルサイトによると、
カヴォシー選手は、負傷のため、今月4日で退団に至ったそうですが、
来日初年度の2季前には、プレーオフMVPを受賞した実績を誇るだけに、
ここまで3勝11敗と波に乗れずにいるフリーブレイズを、上位へ導く働きが期待されます。

        Marc Cavosie




アジアリーグ | comments(0) | trackbacks(0)
2013.10.28
BIG MOVE !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

先日の記事でご覧いただいたとおり、
NHLのレギュラシーズンは、間もなく1ヶ月が経とうとしていますが、
昨夜(現地時間)大型トレードが発表されました!

バッファロー セイバーズ 屈指のポイントゲッター トーマス ・バネク 選手が、
ニューヨーク アイランダーズへ移籍することに !!

    Thomas Vanek


オーストリア出身のバネク選手は、ドラフト1巡目(全体5位)指名を受け、
2005年にデビューを飾って以来、シーズン40ゴールを2度も達成。
オールスターゲームに出場した実績を誇ります。

しかしながら、今季終了後、
7年総額5000万USドル(約50億円)という大型契約が満了。

昨季途中にヘッドコーチも改め、チーム再建中のバッファローは、
資金力も限られていることから、“売り時” との判断に至った模様です。


Matt Moulson対してアイランダーズは、
サラリーキャップに余裕があり、
今季のみならず、
バネク選手との契約延長も、十分に可能。

ライトハンドの主力FWが少ないため、
高い得点力誇る マット ・モウルソン 選手に、
来年の1巡目と、再来年の2巡目という、
ドラフトの上位指名権を二つ加えてまで、
トレードを成立させました。


昨季は6年ぶりにプレーオフへ進出したアイランダーズ。

少し前まで、ガース ・スノー GMの選手獲得には、
「???」 と首をかしげてしまうことも、多かったですけれど、
4連覇の輝かしい実績を誇る名門チームが、
いよいよ “本気モード” に入ったのでしょうか???






NHL | comments(3) | trackbacks(0)
2013.10.27
Sergei Fedorov Make a Comeback Soon !?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今回の「語りべ」通信は、皆さんが (おそらく)よくご存知のはずの、
かつてのスーパースターについての話題です。


NHL在籍時に、ハートトロフィー(レギュラーシーズンMVP)受賞に加えて、
スタンレーカップを3回獲得。

祖国のロシア代表では、(旧ソビエト時代から通じて)世界選手権で3回優勝。
長野、ソルトレイクシティのオリンピックにも出場するなどして、
一時代を築いた名CFと言えば、、、 セルゲイ ・フェドロフ 氏!

    



一昨季にロシアへ戻ったフェドロフ氏は、KHLに在籍し、
オールスターゲームに、キャプテンとして出場するなどしたあと、現役引退。

昨季からは、北米へ渡る前にプレーをしていた、チェスカモスクワのGMに就任し、
チームマネージメントに専念していました。

ところが、今季は緊急事態に直面!

主力を中心に負傷者が続出してしまったため、
ナント! フェドロフ氏は、10日(現地時間)に選手として再契約 !!

現役晩年から続くコンディション面の不安が、心配される中、
早速、トレーニングを開始しました。

    


連日のトレーニングで、少し増えたウエイトも絞り、
引退前と同じ重さのバーベルを、上げられるようになったというフェドロフ氏。

それだけに、今月最後のホームゲームとなる、一昨日の試合までに復帰する青写真を、
メディアに対して、ほのめかしたとあって、
ロシアはもちろん、北米のメディアも一斉に注目!

しかし、フェドロフ氏のユニフォーム姿を見ることは、
未だに見られずじまい・・・。

ベンチを預かるジョン・トルチェッティ ヘッドコーチは、
本来のCFとして起用するには、
フェドロフ氏の動きに、もう少しスピードが必要との考えを抱いている模様で、
復帰の時期については、「まだ決めていない」とコメントしています。


チェスカモスクワのスケジュールを見ると、
これから4試合のロードゲームと、ユーロツアーによる日程中断があるため、
次のホームゲームは、来月13日。

それだけに、「フェドロフ氏の復帰は、もう少し先になるのでは?」
という声も聞かれる一方で、
チェスカモスクワは、ウエスタン カンファレンスの4位ながら、ここへ来て2連敗。

プレーオフ圏外の9位、10位のチームとの勝点の差は、わずか4ポイントだけとあって、
「先延ばしせずに、もうすぐ復帰させるはずだ !?」
との意見もあるそうなので、
かつてのスーパースターの勇姿を、もうすぐ見られるかもしれません!


ちなみに、、、
フェドロフ氏は、1969年12月13日生まれの 「43歳」

復帰がいつになるか分からないとはいえ、
チームの危機に一肌脱いで、ブランクを物ともせず、
KHLへの復帰を決意した男意気には、エールを送りたいですよね!


★本日の小ネタは・・・
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アイスホッケー | comments(4) | trackbacks(0)
2013.10.26
Breaking News: SLEDGE JAPAN Loss SOCHI Berth
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

イタリアのトリノで開催されている 「ソチ パラリンピック最終予選」 に於いて、
昨夜(現地時間)の試合結果により、日本の4位以下が確定し、
5大会連続となるパラリンピック出場は、なりませんでした。

出場権は、韓国、イタリア、スウェーデンの各国が獲得しましたが、
詳細な結果や、日本代表の最新情報については、大会のオフィシャルサイト
または、日本アイススレッジホッケー協会のオフィシャルサイトを、ご参照ください。





パラアイスホッケー(スレッジホッケー) | comments(2) | trackbacks(0)
2013.10.25
Will Alain Vigneault Make a Manhattan Debut ?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今月1日(現地時間)に開幕したNHLのレギュラーシーズンは、
間もなく、1ヶ月が過ぎようとしていますけれど・・・

(Quiz LOVE HOCKEY 風に) 突然ですが、問題です!


30チームの中に、まだホームアリーナで一度も試合をしていないチームが、
一つだけあるのを、ご存知ですか?


そのチームとは、ニューヨーク レンジャーズ !!



今季のレンジャーズは、フェニックスで開幕を迎えましたが、その後も、、、
ロサンゼルスサンノゼアナハイムセントルイスワシントンニュージャージー
そして、昨夜はフィラディルフィアと、
まるで昔のウルトラクイズのように(笑)、西から東へアメリカを横断中。


なぜ、ロードゲームばかりのスケジュールを、強いられているかと言うと、
このような理由があるのです ↓

    



以前の記事でも、ご覧いただきましたが、
レンジャーズのホームアリーナの マジソン スクエア ガーデン(MSG) は、
マンハッタンの中心地に位置し、
スポーツのみならず、著名なアーティストのコンサートなどが、数多く催されている、
「世界一有名なアリーナ」(だと自ら名乗っています)

とはいえ、開場以来40年あまりを過ぎているとあって、
大規模なリノベーションに着手。

ここ数年、NHLとNBAがシーズンオフになると、
上の動画のように、メインアリーナを含めた大掛かりな工事に入り、
NBAの開幕直前(NHLの開幕には合わせてくれません・・・)まで続きます。


そのためレンジャーズは、(昨季はロックアウトにより影響は出ませんでしたが)
一昨季も、ヨーロッパでの試合を皮切りに、
ロードで7試合を戦ってから、開幕3週間後にホーム初戦を迎えましたが、
今季は、今夜のデトロイト戦まで、ロードゲーム9連戦

ようやくMSGでのホームゲームを迎えるのは、開幕から27日後 という、
一昨季にも増した長期遠征を、強いられています。


その影響の現れなのか、
一昨季は、開幕からのロード7連戦で、勝点 8ポイント をマークしたのに対して、
今季は、昨夜までの8試合で手にした勝点は、わずか 4ポイント のみ・・・。

開幕6試合目に、ワシントン キャピタルズ相手に、完封勝利をマークして、
チームが上向きに転じるかと期待されましたが、
その後、ニュージャージー デビルス、フィラデルフィア フライヤーズと、
いずれも開幕から低迷している、同じディビジョンのライバルチームに、
連敗を喫してしまいました。


このようなチーム状況の中、にわかにメディアの視線が集中し始めたのは、
アラン ・ビニョー ヘッドコーチ(HC)!

    



正式発表直後に紹介したように
ジョン ・トートレラHCと入れ替わって、
バンクーバー カナックスから、レンジャーズの指揮官に転じたビニョーHCは、
バンクーバー時代には、ファイナルへ進出。

しかも、ジャックス アダムス アウォード(最優秀HC賞)に、
輝いたことがある実績の持ち主です。


しかしながら、シーズン早々から、
キャプテンの ライアン ・キャラハン 選手をはじめ、
ポイントゲッターの リック ・ナッシュカール ・ハグリン 両選手。

さらに、絶対的な守護神の ヘンリク ・ランドクウィスト 選手が、負傷によって戦線離脱・・・。

「緊急事態発生!」
と呼んでも過言ではないチーム状況だけに、ビニョーHCが気の毒に思えますよね。


ところが、現地のメディアの間では、
ビニョーHCを招いたのは、レンジャーズにとって正しい選択だったのか?
といった報道に代表されるように、新HCへの風当たりが、強まり始めてきた様子。

そして何よりも、この人の存在を忘れてはなりません。

グレン ・セイザー 社長兼GMです!

    



エドモントン オイラーズでは、社長、GM、HCの三足のわらじを履いて、
スタンレーカップを4度も手にしたセイザー社長兼GMは、
レンジャーズに招かれてから、大胆な人事や発言で、
ニューヨークのメディアを、騒がせてきました(笑)

このような前科(!?)に加え、
コロンバス ブルージャケッツの元HC スコット ・アーニエル氏が、
アソシエイトコーチとして在籍していることから、、、

        セイザー社長兼GMが、ビニョーHCを解任して、
        アーニエル氏に暫定HCを務めさせながら、後任を探すのでは?

といった話題が、現地のメディアから、早くも出始めている模様・・・。



レンジャーズが、今季最初のホームゲームを戦うのは、来週月曜日(28日)。

果たして、ビニョーHCは、レンジャーズを率いて、
MSGのファンの前で采配を振ることが、できるのでしょうか?

そして、イースタン カンファレンス14位(今夜の試合前)のチームを、上位へ導いて、
明るい表情を見せてくれる時は、やってくるのでしょうか?

    









NHL | comments(2) | trackbacks(0)
2013.10.24
SLEDGE JAPAN Start to Catch-Up !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の記事で紹介したように、
ソチパラリンピックの出場権を争う「スレッジホッケー最終予選」は、
各国が3試合を戦い終え、今日(現地時間)は期間中、唯一の休息日。

大会のオフィシャルサイトなどで、ご覧になられたファンの方も多いでしょうが、
日本は、初戦で韓国に 0-1 。
2戦目も地元のイタリアに 1-2 のスコアで黒星を喫し、まさかの連敗スタート・・・。

しかし、昨日のイギリス戦では、オフェンス陣が奮起して 8-2 と大勝!
対戦成績を1勝2敗として、勝点3ポイントを手にしました。


今大会通じて、最多タイとなる8得点を上げたオフェンス陣の中で、
皆さんに注目して欲しいのは、、、#6 堀江航(わたる)選手です !!

      Wataru Horie


銀メダルを手にしたバンクーバー パラリンピックをはじめ、
長年にわたって、日本のオフェンス陣を率い続ける、
#55 高橋和廣、#32 上原大祐 両選手とともに、
トップラインに抜擢されている堀江選手は、2ゴール2アシストをマーク。

オフの間にアメリカまで赴いて、
シュート力アップのトレーニングを積んだあとも、
「やっと普通レベルくらいになっただけです」
と笑いながら謙遜していましたが、
大事な試合で、トレーニングの成果を披露したようです。



そんな堀江選手は、スレッジホッケーだけでなく、
車椅子バスケットボールや、車椅子ソフトボールの選手としても、プレーをしています。

ところが、その中でもスレッジホッケーに多くの時間を割いて、
力を注いでいる理由を、こう教えてくれました。

「パラリンピックに出たい!

ただそれだけです」



同じく昨日のイギリス戦で1得点した #96熊谷昌治(くまがいまさはる)選手も、
以前の記事でお届けしましたが、
「#13吉川守選手に銀メダルを見せてもらったのが、
スレッジホッケーをやろうと思った、一番の決め手です」
と話していたとおり、パラリンピックへの意気込みは人一倍!



既に出場権獲得の可能性がついえたドイツ戦と、
勝点6ポイントで現在3位のスウェーデン戦。

明日と明後日も、負けられない戦いが続く日本ですが、
バンクーバーで銀メダルを手にした “勝利の味” を知っている選手と、
パラリンピックへの “強い想い” を抱き続ける選手の力を結集して、
{ソチ行きのチケット}を勝ち取ってくれることに、期待しましょう !!


尚、日本代表の最新情報は、
日本アイススレッジホッケー協会のオフィシャルサイト を。

また、スレッジホッケーに関する情報や話題は、こちらのカテゴリーの記事 を、
それぞれご覧ください。

「ソチパラリンピック最終予選」は、
大会のオフィシャルサイトが設けられ、
全ての試合のライブストリーミングを、見ることができます。





パラアイスホッケー(スレッジホッケー) | comments(2) | trackbacks(0)
2013.10.21
Go For It ! SLEDGE JAPAN !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

イタリアのトリノを舞台に行われるソチパラリンピック最終予選は、
昨日(現地時間)の開会式に続いて、
いよいよ今日から、戦いの幕が切って落とされます!


前回の記事で、ご覧いただいたとおり、
イタリアとのテストマッチに勝利したあと、最終調整を進め、
5大会連続出場を狙う日本は、
今日の 韓国 戦を皮切りに、イタリアイギリス と対戦。

その後、唯一の休息日(24日)を挟んで、ドイツ 、スウェーデン と顔を合わせます。


6日間で5試合を戦うハードスケジュールが、待ち受けていますが、
このような厳しい戦いを想定して、6月から日本は強化合宿を繰り返し開催。

特に8月と9月には、苫小牧や岡谷で、
およそ10日間に及ぶ、長期合宿も実施してきました。


9月に行われた やまびこスケートの森での長期合宿中、
アメリカのヘッドコーチとして、バンクーバーで金メダルを手にした レイ・マルタ アトバイザーに、
長期合宿の目的と、最終予選のポイントを尋ねてみると、
返ってきた答えは、ズバリ、、、「守りのシステムの構築!」

      Ray Maluta


現役時代は、ボストン ブルーインズでもプレーしたDFだった、
マルタ アドバイザーらしい答えのように思えますが、
最終予選には、昨年の世界ランキングで、6位〜11位6ヶ国 が参加し、
決定的な力の差は見られないことから、接戦が多くなるのは必至。

それだけに、「守りのシステムの構築」という答えにも、納得がいきますね。


さらに、マルタ アトバイザーは、
守りのシステムのみならず、失点を減らすための備えとして、
ある人を、長期合宿へ呼び寄せました。

その人とは、ビル ・コーボ 氏です!

      Bill Corbo


バンクーバーでは、アシスタントコーチを務め、
こちらもアメリカを金メダルに導いた一人であるとともに、
スレッジホッケー界で、「世界一のGK」とも称される、
スティーブ ・キャッシュ選手を育てたと言われるゴーリーコーチ。

先月の岡谷合宿では、日本のGKに対して、
身ぶりを交えながら丁寧に教えているコーボ氏の姿が見られました。

      Coach Bill Corbo and Kazuya Mochizuki,


その一方で、コーボ氏は、
ゴーリーコーチの視点から、得点力アップへの指南にも一役買って出て、
「ゴールマエ!」 と、日本語で大きな声を出しながらシュートを放ち、
GKに対するスクリーンプレーや、リバウンドを叩く練習を、
選手たちに繰り返させてもいました。

      Coach Bill Corbo at Sledge Japan Practice



得点力アップについては、中北浩仁(こうじん)監督も、オフェンス面の指導に注力する姿が!

      Kojin Nakakita


屈指のポイントゲッター 上原大祐 選手が復帰して、
「3つのラインを組んで戦えるように」
との目的から、岡谷合宿の前半は、新たなラインを試みながら練習を実施。

そのことによって、
「いろいろなラインで、それぞれのケミストリーが生まれてきた」
との言葉が聞かれました。

連戦が続く中での選手の負傷や、調子の良し悪し。
そして、短期決戦ならではのラッキーボーイの出現など、
様々なファクターを想定しながら、メニューを組んでいたのとともに、
中北監督は、氷上練習をとりやめて、ボウリングやドッジボール大会を開催!
ということも。


このように、あらゆる面での強化に取り組んだ長期合宿が、2ヶ月連続して行われ、
仕事との兼ね合いから、全日程に参加できなかった選手もいたものの、
須藤悟選手は、このように振り返っていました。

「これまでなかった経験でしたから、疲れも出ましたけれど、
集中して(練習の)数を増やして取り組めたのは、プラスになったと思います」

キャプテンの言葉が表しているとおり、大きな収穫が得られたようです。

      Satoru Sudo



さらに続いて、2002年のソルトレイク大会から、パラリンピックに出場している須藤キャプテンは、
イタリアへ赴く前に、このような言葉も口にしていました。

   「こんなに険しい道のりは、初めてですね。
   パラリンピックに出場するのは、あらためて大変なことなんだと痛感しました」



     支え続ける人たちに応えるために!

     そして、自らの想いを叶えるために!



     日本代表が激しい戦いに挑みます !!

   SLEDGE HOCKEY JAPAN NATIONAL TEAM



尚、日本代表の最新情報は、
日本アイススレッジホッケー協会のオフィシャルサイト を。

また、スレッジホッケーに関する情報や話題は、こちらのカテゴリーの記事 を、
それぞれご覧ください。


「ソチパラリンピック最終予選」については、
大会のオフィシャルサイトが設けられ、
全ての試合のライブストリーミングが行われる予定です。





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2013.10.18
SLEDGE JAPAN Ready To Roll !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

先日の記事でもご覧いただきましたが、
ソチ パラリンピックの出場権を懸けた最終予選に出場する、
スレッジホッケー日本代表 が、開催地のトリノ(イタリア)へ到着。

現地に着いた日本は、地元のイタリアとテストマッチを戦い、
熊谷昌治(くまがいまさはる)選手と、須藤悟キャプテンが決めた2得点を、
しっかり守りきり、2-1 のスコアで勝利しました!

イタリアは、世界ランキング 6位(参考=日本は10位)と、
最終予選に参加する6ヶ国の中で、最上位。

しかも、2月の国際大会では、
0-7、6-8 のスコアで、2連敗を喫した難敵相手に勝利を収め、
「最終予選に向け、価値ある勝利」
との言葉が、試合後の中北浩仁(こうじん)監督から聞かれたそうです。


韓国との練習試合がキャンセルとなったため、
最終予選前唯一の実戦に勝利した日本は、
21日(現地時間)から始まる試合へ、いい状態で臨めそう!

「5大会連続パラリンピック出場!」
の吉報が、イタリアから届くことを期待しましょう !!


尚、日本代表の最新情報は、
日本アイススレッジホッケー協会のオフィシャルサイト を。

また、スレッジホッケーに関する情報や話題は、こちらのカテゴリーの記事 を、
それぞれご覧ください。








パラアイスホッケー(スレッジホッケー) | comments(0) | trackbacks(0)
2013.10.17
Tim Thomas vs Tuukka Rask !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

前回の「語りべ」通信では、NHLへの復帰を目指して、
ECHLのチームからの再起を期すイリヤ ・ブリズガロフ選手の話題を、紹介しましたが、
開幕を目前に控え、大きなニュースが!

ECHLは、ラスベガス ラングラーズとトライアウト契約を結んで、
キャンプに参加したブリズガロフ選手を、リリース(契約解除)したと発表しました。


前回の記事にも掲載したとおり、本人もラスベガスでのプレーに前向きな上、
マイク ・マディル GM兼ヘッドコーチ(HC)も、大歓迎していただけに、
このニュースには、「???」という声も。。。

現地メディアの報道も様々で、

   ブリズガロフ選手は、NHLのチームとの契約を焦っているわけではないので、
   ニュージャージーの自宅へ戻って、オファーを待つという、代理人の話を紹介したり、、、

   エドモントン オイラーズが、獲得に前向きだという見込みを伝えたり、、、

いずれにしても、ブリズガロフ選手の動向から、目が離せませんね!



さて、前回のブリズガロフ選手に続いて、
今日の「語りべ」通信でも、NHLのGKの話題を紹介します。

誰に注目するのかと言うと、、、
ティム ・トーマス 選手(写真左)と、トゥッカ ・ラスク 選手です!


 Tim ThomasTuukka Rask


写真をご覧になって思い出された方も、多いでしょうけれど、
ボストン ブルーインズでチームメイトだった両選手は、
トーマス選手が守護神。
ラスク選手はバックアップGKとして、3季前にスタンレーカップを獲得!


しかし、その翌年のプレーオフで敗れると、
トーマス選手は「休養宣言」をして、チームを離れると、
代わってラスク選手が、昨季から守護神の座に就いて、ボストンをファイナルへ導きました。


そして、このオフ、トーマス選手が再び始動。

招待選手としてキャンプに参加したフロリダ パンサーズと契約を結び、
39歳にして、NHL復帰を果たしました!

    



ところが、ブランクの影響が現れてしまったのか、
復帰初戦で白星を手にしたあとは、2連敗したのに続いて、
足の付け根を傷め、戦列から離脱・・・。

幸いにして、症状は軽かったため、
今夜(現地時間)地元で行われる試合で、チームへ復帰することになりましたが、
くしくも今夜の試合は、古巣の ボストン戦!


「トーマス選手と対戦するなんて、考えたこともなかった」
とラスク選手が驚きを隠せなかったように、
ボストンのメディアは、「前守護神 vs 現守護神」の激突に大注目!

    



そんなボストンのメディア以上に盛り上げに必死なのが、ホームチームのフロリダで、
「これだけ注目される対戦を、見逃すわけにはいかない!」
とばかり、早々とトーマス選手の先発を公言。

さらに、(ボストンは先発GKを公言していないうちに…)
「トーマス vs ラスク」 の初対決を ↓ 大々的にPR !!

      Florida Panthers
◆Photo Courtesy : FLORIDA PANTHERS


しかし、決して「よくやるなぁ」と笑うわけにはいきません。

なぜなら、これもフロリダの重要なセールス戦略で、
ホッケーに馴染みの少ない南国の地が、フランチャイズとあって、
ビジターチームのファンを集客し、収入につなげなくてはならず、
かねてから、対戦相手のスター選手を目玉に起用することも、珍しくはありません。

その上、今夜の試合では、アリーナ内のコンコースに数多くあるテレビモニターで、
「(MLBのプレーオフの)ボストン レッドソックス戦も見られますよ!」
というサービスまでPRして、集客につなげようとしているのです !!


「NHLのチームなのに、そこまでしなくてはならないの?」
と思われる方が、いらっしゃるでしょうけれど、
こちらの映像を見れば、納得されるかも。。。


今季のプレシーズンゲームの模様なのですが、、、

    


ダブルヘッダーの第1試合だったとはいえ、ホームアリーナでの最初の試合なのに、
スタンドには閑古鳥が・・・。 (クリックするとスタンド全体の写真が見られます)


この日の観衆は、2試合で6500人と発表されましたから、
1試合目は、多めに見積もっても、推定3000人程度 !?

15日にハルビン体育学院で行われた「チャイナドラゴン vs サンム」戦の観衆に、
及ばなかったかもしれませんね(苦笑)


フロリダも、ボストンも、スタートダッシュは成功しなかった上、
アトランティック ディビジョン同士のライバルバトルとなるだけに、
「トーマス vs ラスク」 という前評判だけでなく、
スタンドが大いに盛り上がる、熱い試合になることを期待したいですね!




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