日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
今日から11月!
先月1日(現地時間)に幕を開けたNHLのレギュラーシーズンも、1ヶ月が過ぎたとあって、
チームごとに、明暗が出始めてきています。
なかでも、まるで呪われてしまったかのように、主力選手の負傷が相次いでいるのが、
カロライナ ハリケーンズ!
昨日の記事で紹介したとおり、
メインGKの
キャム ・ウォード、バックアップ役の アントン ・フドビン 両選手だけでなく、
トップDFの ヨニ ・ピッカネン 選手も、昨季終盤からのケガで長期離脱中。
守りの要に続いてFWでも、新加入のラデック ・ドボラック 選手と、
元フィギュアスケーターにして、3季前のベストルーキーの ジェフ ・スキナー 選手という、
主力が揃って、昨日からケガ人リスト入り・・・。
しかしながら、こんな危機的な状況を補う、救世主が現れました。
バッファロー セイバーズから移籍した
ネイサン ・ガービー 選手(26歳)です!
これまでに何度か紹介してきましたので、覚えている方も多いと思いますが、
ガービー選手の特筆すべきポイントは、、、
こちらの写真 ↑ のように、
チームメイトの中に埋もれてしまうほど、小柄であるにもかかわらず、
驚異的な加速力を武器に、AHLで好成績を残して、NHLへ昇格。
ところが、昨季終了後に、バッファローから
バイアウトされてしまい、
AHLへの降格も含めた単年契約を提示した、カロライナとサインをしました。
好条件でなかったことをバネに、奮起したガービー選手は、
キャプテンの
エリック ・ストール、
屈指のシュート力を誇る
アレクサンダー ・セミン 両選手とともに、トップラインの一員に!
ここまでチームの得点王となる働きをして、
カロライナのファンから、声援を浴びています。
(2年前にも言いましたけれど)、小柄なガービー選手の活躍を見れば、
日本のキッズプレーヤーの皆さんも、きっと励みになるはずですよ!
というところで終わってしまうと、
過去の「語りべ」通信のリライト記事になってしまうので(笑)、
今回は、もう一人、小柄ながらも、特筆すべき実力派選手を紹介します。
その選手とは、
ミカエル ・アニシン 選手(25歳)です!
アメリカ出身のガービー選手が、「身長165cmのNHLプレーヤー!」なら、
ロシア生まれのアニシン選手は、、、
当時のソ連代表として、サミットシリーズなどに出場した、
父親のビャチスラフ氏のDNAを、しっかりと受け継いだアニシン選手は、
勝負強さが持ち味ですが、
一躍、その名を知らしめたのは、一昨季のプレーオフ。
ファイナルでハットトリックを達成したのをはじめ、
プレーオフで最多得点を記録する大活躍をして、
名門のディナモモスクワを、KHL初優勝に導く原動力になりました!
〜青いジャージの#22がアニシン選手です〜
今季は、開幕直後に、ドンバス ドニェツクへ移籍しましたが、
キャプテンを務める
ラスラン ・フェドテンコ 選手は、
NHLのタンパベイ ライトニングでチームメイトだった、
身長173cmの
マーティン ・サンルイ 選手を引き合いに出し、こんな言葉で絶賛しています。
「彼よりも小さいけれど、世界のホッケー界で、ベストプレーヤーの一人だと思う」
これほどまで絶賛されたアニシン選手ですが、
2季前のオールスターゲームでは、ズバ抜けたスキルを披露して、
ファンだけでなく、出場した他のスタープレーヤーたちを驚かせました。
「オールスターゲームでスキルを披露した」と聞けば、、、
シュートスピードコンテストで新記録樹立?
スケーティング競争で他の選手を圧倒?
というイメージを抱く方も多いでしょうけれど、
アニシン選手が披露した、ズバ抜けたスキルとは、このようなものでした!
〜 必見 & 必聴 ですよ !! 〜
かつてのぺぺタイム(と言って、どのくらいの人が覚えているでしょうか???)を、
彷彿とさせるような “アニシン ショー” !!
こちらは、キッズプレーヤーの励みになるかどうかは別にして(笑)、
ホンモノのオペラ歌手も、ビックリしそうな歌唱力ですね〜
まだ今季は、本領を発揮できていませんが、
アニシン選手には、これから持ち前の勝負強さを見せつけて、
またオールスターゲームで、ズバ抜けたスキルを披露してもらいたいですね(笑)