加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2013.12.31
SUBSEQUENT CHAPTERS 2013
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今年も残すところ、あとわずか。

大晦日にお届けする「語りべ」通信では、
2013年に掲載した記事の “その後” を紹介します。

タイトルをクリックすると、当時の記事がご覧になれますので、
2013年のトピックスを、もう一度、振り返ってみてくださいね。 

尚、成績や記録は全て昨日(現地時間)終了時点のものです。



今月初旬に、各チームの代表者らが参加して催されたNHL理事会で、
来季からサラリーキャップの上限額を、引き上げることが決定。

“喉元過ぎれば熱さを忘れる” との言葉があるように、
またいつの日か、「労使交渉が決裂してロックアウト突入!」 という知らせが届くかも・・・。



30歳にしてNHLデビューを飾った昨季は15勝をマーク。そのうち4勝は完封と、
圧巻の働きを見せた ビクトル ・ファス選手でしたが、現在は負傷により戦線離脱中。

代わって今季は、デンマーク出身のルーキー、
フレデリク ・アンダーセン選手が、9勝2敗の好成績を残しています。

メインマスクを担うスイス生まれのヨナス ・ヒラー選手を含め、
アナハイムのスカウトのヨーロピアンゴーリーを見る目は、特筆されますね。




通算3得点のマーティン ・ブロデューア選手もスゴイですけれど、
先日の記事でも触れたように、10月19日(現地時間)の試合で、
フェニックス コヨーテスのマイク ・スミス選手がゴールをゲット!

昨季のブロデューア選手とは違って、見事なシュートによる正真正銘のスコアでした !!

    




皆さんもご存知のとおり、
東北フリーブレイズに続いて、東北楽天ゴールデンイーグルスもチャンピオンに輝き、
佐野周平通訳も、美酒に酔いました!

       



ECHLのチームで実績を残したジャレッド ・スカルディ氏は、
今季から(一つ上のリーグに相当する)AHLの ノーフォーク アドミラルズに招かれ、
アシスタントコーチを務めています。



春の早慶(現役)戦では、早稲田大学が 5-0 のスコアで、慶應義塾大学を下しましたが、
来年1月13日には西東京市のダイドードリンコアイスアリーナで、
早稲田がホスト校となる定期戦が開催され、
現役戦の模様は、「タマホーム スポーツスペシャル」として、BS朝日で全国放送の予定です。



ヤロミール ・ヤーガ選手は、ニュージャージー デビルスに移籍して以来、13得点を積み重ね、
マーク・メシエ氏と並ぶ史上7位タイの NHL通算694ゴール。

「ヨーロッパ出身選手初の通算700ゴール」という偉業を達成して、ソチオリンピックへ!
というストーリーに、現実味が帯びてきました。



「Must See Rookie !!」 〜10月6日付〜 & 「NINJA GOAL !?」 〜10月9日付〜
センセーショナルなデビューを飾ったトーマス ・ハトル選手は、
その後も高いスキルを披露して、ルーキーのゴールとポイントのランキングで、いずれもトップ。

カルダートロフィー(最優秀新人賞)最有力! 
ソチオリンピックのチェコ代表に!
といった声も聞かれていたのですが、
今月19日のロサンゼルス キングス戦で右ヒザを負傷。手術を受けることになりました。

    



本文に追記したとおり、
エドモントン オイラーズとの契約に至ったイリヤ ・ブリズガロフ選手ですが、
これまで2勝4敗1OT(SO)負けの成績で、救世主にはなれず。

チームの順位も、失点の多さも、
依然としてウエスタンカンファレンスの最下位に低迷しています。


残念ながら、ソチパラリンピックの出場権を逃してしまった日本代表ですが、
来季の世界選手権へ向けて、先月には強化合宿を開催。

毎年恒例となっていたビッグハットでの国際大会は、中止になってしまいましたが、
日本アイススレッジホッケー協会は、
年明け以降も、長野や香川で強化合宿などを開催する予定だそうです。



「Goalie Topics」 〜10月31日付〜
シミョン ・バーラモフ選手は、コロラド アバランチのゴールを守り続けていますが、
リック ・ディピィエトロ選手は、トライアウトの結果、契約には至らず、
現在もプレーをする場が、見つかっていない模様です。



ネイサン ・ガービー選手は、カロライナ ハリケーンズのセカンドラインのウイングとして、
チーム4位のポイントをマークする働きを見せている一方、
ミカエル ・アニシン選手は暴力事件を起こし、
先月16日に、所属チームから契約解除を通告されてしまいました。

    



「Big Blow」 〜11月12日付〜
試合中に頚骨(けいこつ)骨折の大ケガを負い、
手術に臨んだスティーブン ・スタムコス選手は、10日後には、本格的なリハビリを開始。
カナダのメディアが報じたところによると、2月6日の復帰を目標に定め、
自身初のオリンピック出場への希望も、あきらめていないとのこと。

今月半ばからは、氷上でのトレーニングにも取り組むほど、
驚異的な回復ぶりを見せているスタムコス選手の姿を、ソチで見ることはできるのでしょうか?

    



チームの改革に着手したバッファロー セイバーズですが、
テッド ・ノーラン ヘッドコーチの「暫定」の肩書きは変わらず、
後任のGMも未定のまま。

肝心のチームも、未だにイースタンカンファレンスで最下位と、
何も変わりがないように思えますが、
今月19日には、エドモントン オイラーズで埋もれていた、
アメージングなスキルを誇るウインガーを、トレードで獲得。

改革への変化が明らかに現れるのは、来春のトレードデッドライン以降かもしれません。



「Devils Struggle」 〜12月5日付〜
27日のコロンバス ブルージャケッツ戦で、
今季6試合目のシュートアウト(SO)に挑んだニュージャージー デビルスでしたが、
ヤーガ、ライアン ・クロウ、パトリック ・エリアシュ という、
攻撃の核を担うFW3選手を送り込んだものの、全てミス・・・。

開幕以来、SOでは6戦全敗。
しかも、のべ20選手を起用して、ゴールしたのは、たった一人。
デビルスの “SOストラグル” は、依然として続いています。

ちなみに、試合数こそ少ないですが、
ナッシュビル プレデターズも、今季のSOは3戦全敗。
こちらは、のべ11人のシューターが登場しましたが、全員ミス・・・。

ナッシュビルの “SOストラグル” も、かなり深刻な模様です。



「Islanders Struggle」 〜12月6日付〜
今月10日に連敗を10でストップし、
どうにかチームワースト記録更新を免れた、ニューヨーク アイランダーズでしたが、
エースGKのエフゲニ ・ナボコフ選手が復帰してからも、上昇気流に乗っていけず、
アトランティックディビジョンの最下位に低迷・・・。

しかし! 一昨日のミネソタ ワイルド戦では、3点を先制されながらも、5-4で勝利。
アイランダーズにとって、実に20年ぶりの大逆転劇を演じた勢いで、
2014年の巻き返しを狙います。



「Kane Struggle」 〜12月7日付〜
パトリック ・ケイン選手の “SOストラグル” も継続中で、
28日のセントルイス ブルース戦では、ゴールの枠を外してしまい、またまたミス。
今季の開幕以来、一度も決めることができず、9回連続失敗で年を越すことに・・・。




「Annual Season」 〜12月18日付〜
今年の「クリスマスゲームズ」終了時点の上位チームは、、、

          1位:王子イーグルス
          2位:日本製紙クレインズ
          3位:デミョンサンム
          4位:アニャンハルラ

となりましたが、本文で紹介した “確率9割7分7厘の法則” が今季も生きて、
この4チームが、プレーオフのチケットをつかむのか !?
それとも、逆転劇が演じられるのでしょうか !?




間もなく新しい年がやってきます。
皆さんがワクワクするような魅力的な試合が、
2014年に数多く繰り広げられることを、期待したいですね。

日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、どうぞ良いお年を!




アイスホッケー | comments(0) | trackbacks(0)
2013.12.27
44 yrs. Sergei Fedorov Return to Ice !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

スイスを舞台に毎年開催されている、
年末恒例の国際大会「スペングラーカップ」に出場しているチェスカ モスクワ(KHL)は、
初戦となる今日の試合で、セルゲイ ・フェドロフ GM を出場ロースターに!

ロチェスター アメリカンズ(AHL)戦で、
2季ぶりとなるユニフォーム姿を披露しました。

        Sergei Fedorov Return to Ice


フェドロフ GMが、復帰を志した経緯については、2ヶ月前の記事で紹介したとおりですが
KHLでは、未だにベンチ入りをしないまま。


しかし、2週間前に誕生日を迎え 44歳 になったフェドロフ GM、、、
もとい、フェドロフ “選手” は、
スイスのファンの前で、背番号「18」のジャージに袖を通して、リンクに戻ってきました。


ちなみに、フェドロフ選手は、
ウインタークラシックの前日(31日)に、コメリカパークで開催されるOB戦に出場する予定ですが、
もしかして、もしかすると、、、
久しぶりにデトロイトのファンの前でプレーをするための予行演習 !?
ではないですよねぇ???(笑)


「正直に言えば、KHLでプレーしたいと思います。
しかし、私はGMとして招かれて、その仕事と大きな責任を与えられた」

ロシアのメディアからの取材に対して、このような本音を打ち明けたそうですが、
KHLで フェドロフ “選手” のユニフォーム姿を再び見られる日は、
果たして、やってくるのでしょうか?


<追記>
フェドロフ選手は、翌日の試合で、
復帰初得点となるパワープレーゴールを記録しています。

◆ photo from facebook of CSKA MOSCOW






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2013.12.24
Christmas Present !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

どんなクリスマスをお過ごしですか?

お正月休みが一般的な日本と違って、
北米では、クリスマスに休暇をとるのがポピュラーなため、
NHLも今日(現地時間)から26日まで、試合が行われません。

クリスマスブレイクを控えた昨夜は、
30チーム中、28チームが試合に臨みましたが、
一足早く、サンタからのクリスマスプレゼントが届いたチームがあります。

そのチームとは、バッファロー セイバーズ!


ホームアリーナでのフェニックス コヨーテス戦で、
オーバータイムに及んだ試合を制して、サヨナラ勝ちを演じたのですが、
幕切れは、思いもよらないゴールでした。

    


フェニックスのGK マイク ・スミス選手は、
落ちてきたパックが、自分のホッケーパンツの中に入ったことに気づかず、
次のシュートに備えて、急いでゴールクリーズに戻ったため、
パックがゴールラインを越えてしまったのです。



今季のバッファローは、出足からつまづいてしまい、
GMの解任やヘッドコーチの交代を行ったものの、
リーグワーストの「30位」で、クリスマスブレイクに・・・。

とはいえ、一日早い “クリスマスプレゼント” をキッカケにして、
レギュラーシーズン後半戦の巻き返しが、期待されますね。




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2013.12.19
Happy Holidays !!

  Happy Holidays




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2013.12.18
Annual Season
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨日の「語りべ」通信では、
日本の航空会社が、アメリカで放送中の “ホッケーCM” を紹介して、
年末年始の旅行シーズンを前に、
皆さんの旅気分を、ちょっと くすぐってみました(笑)


しかし、年の瀬まで待たずとも、今週末から3連休!

日本のホッケーファンの皆さんの中には、
アジアリーグのクリスマスゲームズに足を運ぶ! という方も多いのではないですか?

    Christmas Games



クリスマスムードが満ち溢れている札幌に、
国内の全チームが集まって行われるクリスマスゲームズも、今年で10回目!

もうすっかり “毎年恒例” になっていますよね〜


これまでにも、こんなサンタさんが登場したり、、、

       Christmas Hockey



こんな姿のプレーヤーがお目見えしたり、、、

       Christmas Hockey



リンクの中にも、クリスマスムードが満ちていましたが、
もちろん、試合も見逃すわけにはいきません!

というのも、クリスマスゲームズに関する ↓ このような数字があるからです。

42/43



これが何の数字か分かりますか?

正解は、、、
クリスマスゲームズ終了時点で

プレーオフ圏内にいたチームのうち

プレーオフへ進んだチームの数
なのです。


クリスマスゲームズと同様に、
アジアリーグにプレーオフ制度が導入されてから、今季が10年目になりますが、
過去9年間のクリスマスゲームズ終了時点に、
プレーオフ進出圏内の順位をキープしていた、のべ「43チーム」のうち、
実に「42チーム」がプレーオフへ進出!

一昨季に、4位だった High1(ハイワン)が、
日本製紙クレインズに抜かれて、プレーオフ進出を逃した以外は、
クリスマスゲームズ終了時点の上位チームが、全てプレーオフのチケットを獲得。

確率にして、ナント! 9割7分7厘!!

この数字を見る限り、クリスマスゲームズ終了時の順位で、
お気に入りチームのプレーオフ観戦ツアーのプランを、組むことができそう !?


レギュラーシーズンの上位争いが、混戦模様なだけに、
“毎年恒例” のクリスマスゲームズでは、
例年以上に、激しい試合が繰り広げられるかもしれません。

そんな試合の中から、21日、22日のクレインズ戦は、
エフエムくしろ が、ラジオとインターネットで、こちらも “毎年恒例” の生放送(予定)!

解説には、2013年は美酒に酔い続けた 敏腕コーチ をお招きして、お届けします。

Please Listen !!





アジアリーグ | comments(0) | trackbacks(0)
2013.12.17
Tourist Season
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

年末年始に旅行へ行く予定の皆さんは、
出発日まで待ちきれず、インターネットやガイドブックでリサーチをして、
早くも旅気分を味わっている方も、きっと多いでしょう。

そんな時に、旅をイメージさせるCMを目にしたら、
ますます待ちきれなくなってしまいそうですね。

    



数年前から、アメリカのテレビ局で、
NHLをはじめとするスポーツ中継の合間に、よく流れているCMなので、
ご覧なった人も、いらっしゃると思います。

日本でも “スマイルジャパン” が出演しているCMを、最近は見掛けますけれど、
オリンピックが終わったあとも、
ホッケーにスポットライトが浴びせられることを、期待したいですよね。

Enjoy Vacation !!




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2013.12.16
Party Season
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今年も残り少なくなってきましたが、
この時期は忘年会やパーティーに足を運ぶ人が、たくさんいるのでは?

でも、楽しんだあとは、、、




明朗会計で、お開きにしましょうね!

Have Fun !!




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2013.12.13
Christmas Season
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

12月に入ってから、すっかり街はクリスマスムードに!

この時期ならではのメロディが、あちらこちらから聞こえてきますけれど、
海の向こうでは、こんな「ジングルベル」が奏でられました。

    



マイク ・スミス 選手のシュートで締めくくっているのが、ナイスですね〜

    


Good Luck !!




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2013.12.07
Kane Struggle
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

一昨日の記事と、昨日の記事で、
なかなか波に乗れず苦戦を強いられている、ニュージャージー デビルスと、
ニューヨーク アイランダーズを紹介しましたが、
今日の「語りべ」通信では、チームから転じて、このプレーヤーに注目します。


シカゴ ブラックホークスの パトリック ・ケイン 選手です!

    Patrick Kane


ご存知の方も多いでしょうけれど、あらためてケイン選手のプロキャリアを振り返ると、
2007年のドラフト全体1位指名を受けて、シカゴと契約し、
1年目から主力セットのウイングとしてフル出場。
カルダートロフィー(最優秀新人賞)を獲得しました。

続く2年目には、オールスターゲームにも出場して、
押しも押されもせぬ “シカゴの顔” の一人となったケイン選手は、
翌年には、バンクーバー オリンピックで銀メダルを勝ち取ったのに続いて、
シカゴを49年ぶりに頂点へ導いた “スタンレーカップゴール” をゲット!

    



さらに昨季は、自身2度目のスタンレーカップを手にしただけでなく、
コンスマイストロフィー(プレーオフMVP)を受賞!


    



このように、ケイン選手の輝かしいキャリアを挙げていくと、
(先月25歳になったばかりなのに・・・)枚挙にいとまがないのですが、
なかでも特筆しなければならないのは、シュートアウト(SO)の成績 です。

前述したとおり、1年目から主力の座を担っているとあって、
ルーキーシーズンから、SOに起用されているケイン選手ですが、
デビューを飾った年の成功率は、ナント 77.8% (7/9)!!

前々回の記事で触れたように
SOの成功率は、おおむね 1/3 程度だという事実と照らし合わせると、
驚異的な成功率ですよね。


ライバルチームも研究を重ねたのか、
2年目以降は、ほぼ平均的なSO成功率が続きましたが、ケイン選手も一念発起。

一昨季には、50%(6/12)!
そして昨季は、54.5%(6/11)!

そのうち試合に決着をつけたゴール(GDG)の数は、
過去2年間でリーグ最多の7回と、勝負強さを見せつけています。


しかも、ご覧なった方は、印象に残っているでしょうが、
ケイン選手のSOは、ゴーリーをあざ笑うようなプレーが多く、
昨季のべジナトロフィー(最優秀GK賞)に輝いた、セルゲイ ・ボブロフスキ 選手でさえも、、、

    


あえなく撃沈。
こういう決め方をされたゴーリーは、かなり悔しいでしょうねぇ(苦笑)


このように、ケイン選手のSO成功率は、特筆に価する数字で、
デビューから、昨季終了までの6年間で、43.9%!

通算29回も成功しているのは、
キャプテンの ジョナサン ・テイズ 選手をはじめとする先輩FWたちを上回り、
シカゴに在籍している選手の中で、ナンバーワン !!

なのですが、今季はどうしたことか、
SOで一度もゴールネットを揺らせずにいます。

昨夜(現地時間)地元にアナハイム ダックスを迎えた試合でも、
3人目のシューターとして、ケイン選手が登場しましたが、、、

    


またも決めることができず、
これで今季のSOは、開幕以来、8回連続失敗!!


まさかの “Kane Struggle” にハマってしまいましたが、
当のケイン選手は、少し前にメディアからの質問に対して、
「いつかは決まるよ」といった風情で、深刻にとらえていなかった模様。

とはいえ、序盤戦から、ウエスタンカンファレンスを快走してきたシカゴも、
ここへ来て、サンノゼ シャークスや、アナハイム。
さらに、セントルイス ブルースらに追い上げられ、ウカウカしてはいられません。


今季のシカゴは、得点力こそNHLで最も高いものの、
逆にディフェンス面では、総失点が下から数えて9番目(22位)と、
最少失点を誇った昨季とは、趣を異にしています。

ロックアウトの余波で、試合数が少なかった昨季と違って、
今季のレギュラーシーズンは、従来と同じ82試合。

長丁場に戻っただけに、「攻撃は水物」という言葉どおり、
オフェンスが振るわない時期がくる可能性も高いとあって、
SOにもつれ込む試合は、これから何度もありそうです。

それだけに、SOに強いケイン選手本来の姿を、いつ見ることができるのか !?

2連覇を狙うシカゴにとって、カギになるかもしれませんよ。




NHL | comments(0) | trackbacks(0)
2013.12.06
Islanders Struggle
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨日の「語りべ」通信では、メディアやファンからの注目度が最も高い、
イースタンカンファレンスのメトロポリタン ディビジョンの中で、
なかなか波に乗れずにいる、ニュージャージー デビルスについて紹介しましたが、
そのニュージャージにも増して、苦しんでいるチームがあります。

そのチームとは、ニューヨーク アイランダーズ です!


アイランダーズといえば、1980年代前半に4連覇の偉業を達成しながら、
その後、長らく低迷していましたが、昨季は6季ぶりにプレーオフへ進出。

ファーストラウンドで敗れたものの、
近年は全く歯が立たなかったピッツバーグ ペンギンズ相手に、
互角の戦いを演じました。


そして迎えた今季は、4年前のドラフトで全体1位指名した、
FWの ジョン ・タバレス 選手を、新キャプテンに任名。

    



短パン姿が新鮮な(笑)、タバレス選手を筆頭にして、
若手の成長も著しいだけに、さらなる飛躍が期待されたアイランダーズでしたが、
ここまでの成績は、メトロポリタン ディビジョンの最下位・・・。


期待に反し、低迷している大きな要因は、
経験豊富な38歳の守護神 エフゲニ ・ナボコフ 選手を襲ったアクシデントでした。

    


先月16日(現地時間)に、ナボコフ選手が戦線離脱して以来、
アイランダーズは、次の試合から黒星続き。

しかも、11月30日には、アレックス ・オベチキン 選手(ワシントン キャピタルズ)に!

    


今月3日には、シドニー ・クロスビー 選手(ピッツバーグ)に!

    


いずれもホームアリーナで、サヨナラゴール(GWG)を決められる屈辱を味わって、
まさかの7連敗。


昨夜からは、ウエスタン カンファレンスのチームと対戦する、
5試合のロードトリップに臨んでいますが、
「気分転換になって連敗もストップだ!」
との望みもかなわず、セントルイス ブルースに、1-5のスコアで完敗。

ナボコフ選手の離脱以来続いている連敗は、「8」まで伸びてしまいました・・・。


ナッシュビル プレデターズや、ミネソタ ワイルドのように、
守護神が不在となった穴を埋めるゴーリーが現れれば、いいのですが、
残念ながら、アイランダーズは、ナボコフ選手の穴を埋められず、
8連敗中の失点は、「33」

1試合平均「4.1」点も奪われると、なかなか勝てないですよね(苦笑)


さすれば、オフェンス陣の奮起が、待ち望まれますが、
開幕前の見込みに反して、アイランダーズの攻撃力は振るわず、
8連敗中の平均得点は、わずか「1.8」(14得点)

パワープレーの得点率に至っては、 「8.7%」(2/23)と、さびしい限り・・・。

  ★ NHLやIFなどのPP得点率と、アジアリーグが用いている算出方法は異なります。


まさに “Islanders Struggle” に陥ってしまって、
ファンの怒りの矛先が向けられているのは、
バッファロー セイバーズ在籍時に、指折りのポイントゲッターとして鳴らしていた、
トーマス ・バネク 選手!

      Thomas Vanek


バネク選手の得点力を高く評価して、
10月末に、昨季のチームアシスト王のマット ・モウルソン選手に、
ドラフト指名権を二つもつけて獲得した
ものの、
アイランダーズに移籍後は、13試合で9ポイント(4G5A)と、やや物足りない数字。

しかも、およそ半分の6試合で、ポイントなしとあっては、
アイランダーズファンの気持ちも、分からなくはないのですが・・・。


このあとも、ロサンゼルス → アナハイム → サンノゼ → フェニックスと、
アイランダーズのロードトリップは続きますが、
顔を合わせる4チームは、
昨夜の試合を終えた時点で、全てプレーオフ圏内に位置する難敵ばかり。

もしも、白星を上げられないまま、ロードトリップを終えてしまうと、
アイランダーズのワーストタイ記録となる 「12」連敗に!


レギュラーシーズンは、ようやく中盤戦に差し掛かったところですが、
“今季最大の正念場” と言えそうなロードトリップで、
アイランダーズは、連敗を止められるのでしょうか?

GKのトレードやヘッドコーチ人事の噂も、
チラホラささやかれ始めている様子なだけに(!?)
アイランダーズの戦いぶりは、大いに注目されますね。





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