日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
今年も残すところ、あとわずか。
大晦日にお届けする「語りべ」通信では、
2013年に掲載した記事の “その後” を紹介します。
タイトルをクリックすると、当時の記事がご覧になれますので、
2013年のトピックスを、もう一度、振り返ってみてくださいね。
尚、成績や記録は全て昨日(現地時間)終了時点のものです。
今月初旬に、各チームの代表者らが参加して催されたNHL理事会で、
来季から
サラリーキャップの上限額を、引き上げることが決定。
“喉元過ぎれば熱さを忘れる” との言葉があるように、
またいつの日か、「労使交渉が決裂してロックアウト突入!」 という知らせが届くかも・・・。
30歳にしてNHLデビューを飾った昨季は15勝をマーク。そのうち4勝は完封と、
圧巻の働きを見せた ビクトル ・ファス選手でしたが、現在は負傷により戦線離脱中。
代わって今季は、デンマーク出身のルーキー、
フレデリク ・アンダーセン選手が、9勝2敗の好成績を残しています。
メインマスクを担うスイス生まれのヨナス ・ヒラー選手を含め、
アナハイムのスカウトのヨーロピアンゴーリーを見る目は、特筆されますね。
「Martin Brodeur Returns ! and Scores !!」 〜3月22日付〜
通算3得点のマーティン ・ブロデューア選手もスゴイですけれど、
先日の記事でも触れたように、10月19日(現地時間)の試合で、
フェニックス コヨーテスのマイク ・スミス選手がゴールをゲット!
昨季のブロデューア選手とは違って、見事なシュートによる正真正銘のスコアでした !!
皆さんもご存知のとおり、
東北フリーブレイズに続いて、東北楽天ゴールデンイーグルスもチャンピオンに輝き、
佐野周平通訳も、美酒に酔いました!
ECHLのチームで実績を残したジャレッド ・スカルディ氏は、
今季から(一つ上のリーグに相当する)AHLの ノーフォーク アドミラルズに招かれ、
アシスタントコーチを務めています。
春の早慶(現役)戦では、早稲田大学が 5-0 のスコアで、慶應義塾大学を下しましたが、
来年1月13日には西東京市のダイドードリンコアイスアリーナで、
早稲田がホスト校となる定期戦が開催され、
現役戦の模様は、「タマホーム スポーツスペシャル」として、BS朝日で全国放送の予定です。
ヤロミール ・ヤーガ選手は、ニュージャージー デビルスに移籍して以来、13得点を積み重ね、
マーク・メシエ氏と並ぶ史上7位タイの NHL通算694ゴール。
「ヨーロッパ出身選手初の通算700ゴール」という偉業を達成して、ソチオリンピックへ!
というストーリーに、現実味が帯びてきました。
センセーショナルなデビューを飾ったトーマス ・ハトル選手は、
その後も高いスキルを披露して、ルーキーのゴールとポイントのランキングで、いずれもトップ。
カルダートロフィー(最優秀新人賞)最有力!
ソチオリンピックのチェコ代表に!
といった声も聞かれていたのですが、
今月19日のロサンゼルス キングス戦で右ヒザを負傷。手術を受けることになりました。
本文に追記したとおり、
エドモントン オイラーズとの契約に至ったイリヤ ・ブリズガロフ選手ですが、
これまで2勝4敗1OT(SO)負けの成績で、救世主にはなれず。
チームの順位も、失点の多さも、
依然としてウエスタンカンファレンスの最下位に低迷しています。
「Breaking News: SLEDGE JAPAN Loss SOCHI Berth」 〜10月26日付〜
残念ながら、ソチパラリンピックの出場権を逃してしまった日本代表ですが、
来季の世界選手権へ向けて、先月には強化合宿を開催。
毎年恒例となっていたビッグハットでの国際大会は、中止になってしまいましたが、
日本アイススレッジホッケー協会は、
年明け以降も、長野や香川で強化合宿などを開催する予定だそうです。
シミョン ・バーラモフ選手は、コロラド アバランチのゴールを守り続けていますが、
リック ・ディピィエトロ選手は、トライアウトの結果、契約には至らず、
現在もプレーをする場が、見つかっていない模様です。
ネイサン ・ガービー選手は、カロライナ ハリケーンズのセカンドラインのウイングとして、
チーム4位のポイントをマークする働きを見せている一方、
ミカエル ・アニシン選手は暴力事件を起こし、
先月16日に、所属チームから契約解除を通告されてしまいました。
試合中に頚骨(けいこつ)骨折の大ケガを負い、
手術に臨んだスティーブン ・スタムコス選手は、10日後には、本格的なリハビリを開始。
カナダのメディアが報じたところによると、2月6日の復帰を目標に定め、
自身初のオリンピック出場への希望も、あきらめていないとのこと。
今月半ばからは、氷上でのトレーニングにも取り組むほど、
驚異的な回復ぶりを見せているスタムコス選手の姿を、ソチで見ることはできるのでしょうか?
チームの改革に着手したバッファロー セイバーズですが、
テッド ・ノーラン ヘッドコーチの「暫定」の肩書きは変わらず、
後任のGMも未定のまま。
肝心のチームも、未だにイースタンカンファレンスで最下位と、
何も変わりがないように思えますが、
今月19日には、エドモントン オイラーズで埋もれていた、
アメージングなスキルを誇るウインガーを、トレードで獲得。
改革への変化が明らかに現れるのは、来春のトレードデッドライン以降かもしれません。
27日のコロンバス ブルージャケッツ戦で、
今季6試合目のシュートアウト(SO)に挑んだニュージャージー デビルスでしたが、
ヤーガ、ライアン ・クロウ、パトリック ・エリアシュ という、
攻撃の核を担うFW3選手を送り込んだものの、全てミス・・・。
開幕以来、SOでは6戦全敗。
しかも、のべ20選手を起用して、ゴールしたのは、たった一人。
デビルスの “SOストラグル” は、依然として続いています。
ちなみに、試合数こそ少ないですが、
ナッシュビル プレデターズも、今季のSOは3戦全敗。
こちらは、のべ11人のシューターが登場しましたが、全員ミス・・・。
ナッシュビルの “SOストラグル” も、かなり深刻な模様です。
今月10日に連敗を10でストップし、
どうにかチームワースト記録更新を免れた、ニューヨーク アイランダーズでしたが、
エースGKのエフゲニ ・ナボコフ選手が復帰してからも、上昇気流に乗っていけず、
アトランティックディビジョンの最下位に低迷・・・。
しかし! 一昨日のミネソタ ワイルド戦では、3点を先制されながらも、5-4で勝利。
アイランダーズにとって、実に20年ぶりの大逆転劇を演じた勢いで、
2014年の巻き返しを狙います。
パトリック ・ケイン選手の “SOストラグル” も継続中で、
28日のセントルイス ブルース戦では、ゴールの枠を外してしまい、またまたミス。
今季の開幕以来、一度も決めることができず、9回連続失敗で年を越すことに・・・。
今年の「クリスマスゲームズ」終了時点の上位チームは、、、
1位:王子イーグルス
2位:日本製紙クレインズ
3位:デミョンサンム
4位:アニャンハルラ
となりましたが、本文で紹介した “確率9割7分7厘の法則” が今季も生きて、
この4チームが、プレーオフのチケットをつかむのか !?
それとも、逆転劇が演じられるのでしょうか !?
間もなく新しい年がやってきます。
皆さんがワクワクするような魅力的な試合が、
2014年に数多く繰り広げられることを、期待したいですね。
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、どうぞ良いお年を!