日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
クリスマスが終わって、今年も残すところ、あとわずか。
ホッケーシーズンは、年が明けても続いていきますが、
一年の締めくくりの時期に合わせて、
今日の「語りべ」通信は、
2014年の記録 に まつわる話題です。
まず、何はさておいても、「記録」と言えば、この人 ↓
日本製紙クレインズの
大澤秀之 選手!
「語りべ」通信で、これまでに何度も紹介してきたとおり、
2001年11月10日の「第36回・日本リーグ 対日光アイスバックス1回戦」から、
トップリーグ連続試合出場 を続け、
一昨季には、“元祖・氷上の鉄人” こと 小林弘明 氏の記録を更新。
14季目を迎えた今季も、開幕から全試合に出場し、
自らの連続出場記録を、
「510試合」まで伸ばしています。
ホッケー選手の連続出場記録に関しては、
NHLに目を転じると、
こちらも既にご覧いただいたとおり、
ダグ ・ジャービス 氏(現ボストン ブルーインズ コーチ)の持つ、
「964試合」 がナンバーワン。
ちなみにジャービス氏は、
デビューから3チームを渡り歩いて、「12季連続全試合出場」
13季目の開幕直後にAHLへ降格し、その年をもって引退しました。
対して、大澤選手の欠場は、ルーキーシーズンの開幕直後に、
当時の澤崎潤一監督の考えから、2試合ほどベンチを外れて観戦しただけで、
2季目以降は、一度の欠場もなく、
昨季をもって、
「12季連続全試合出場」 を達成!
年間試合数こそ大きく違いますけれど・・・、
このまま今季もフル出場を続けていくと、
全試合出場の継続年数では、“NHLの鉄人” を上回ります !!
ところで、大澤選手の記録と違って、あまり脚光が浴びせられていませんが、
今季のアジアリーグで、新記録が達成されたことを、ご存知でしたか?
新記録を作ったのは、この人↓
王子イーグルスの
春名真仁 (まさひと)選手!
今季の春名選手は、
開幕当初こそマスクを被る機会が巡ってきませんでしたが、9月28日に初先発。
その後、3試合目の先発となった10月19日の 対 High1(ハイワン)3回戦で、
今季初勝利をマークしました。
この勝利で春名選手は、
チャイナドラゴン在籍時の ウェド ・フラハティ 氏(現ウィニペグ ジェッツ コーチ)が、
41歳の誕生日に作った記録を上回って、
「41歳65日」 の
アジアリーグ最年長勝利 を達成!
さらに春名選手は、先月22日の 対東北フリーブレイズ2回戦にも勝利して、
自らの記録を、
「41歳129日」に更新しました。
記録を塗り替えたあとに、春名選手に聞いてみると、
フラハティ氏が、41歳のシーズンに勝利したことは知っていたものの、
最年長勝利を更新したか否かまでは、確証を得られなかった様子でしたが、
正真正銘のアジアリーグ新記録を達成。
今季2勝目をマークしたあとは、出場機会がありませんが、
まだまだ若い! だけに、自らの記録を、さらに更新する期待が集まります。
大澤選手も、春名選手も、
日本リーグ時代からファンを魅了し続けている「ベテラン選手」
一朝一夕では作り得ない偉大な記録を樹立した二人を、
あらためて賞賛しないと、いけないですよね!
そんな二人のベテランを擁する両チームが、
明日と明後日、苫小牧と札幌を舞台に “2014年最後の戦い” を演じます。
「王子イーグルス vs 日本製紙クレインズ」 の2連戦は、
いずれの試合も、試合開始5分前(13時55分)から、
エフエムくしろ が、ラジオとインターネットで 生中継!
解説には、レギュラーコメンテーターの
腰越雅敬(まさたか)氏(中央大学コーチ)に加えて、
“志願登板” をしてくださった(!?)
佐々木博明 氏(クレインズ前監督)をお招きします(予定)
どうぞ、お楽しみに !!