日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。
今回の「語りべ」通信タイトルは、
「20年前の今日!」
今から20年前の 1995年9月29日 に、どんなことが起こったのかと言うと、、、
第30回・日本アイスホッケーリーグが開幕
したのです!
コクド、西武鉄道、新王子製紙(現イーグルス)、日本製紙クレインズ、雪印、古河電工
この6チームが参戦し、節目の30回目を迎えた日本リーグには、
2季後に開催される「
長野オリンピック」への強化を目的に、
前年の日系外国人選手に続いて、12季ぶりに外国人選手の登録が解禁され、
獲得を見送ったコクドを除く5チームに、正真正銘の “大物助っ人” が、やってきました。
その顔ぶれを見ると、、、
NHLでの実績も豊富な
トム ・カーバース 選手(西武)!
チェコ代表として、オリンピックに出場した
パベル ・ゲフェルト 選手(雪印)!
同じくチェコからは、ジュニア代表でもプレーした
ラデック ・ガルドン 選手(古河)!
さらに、王子とクレインズには、
ホッケー強国ロシアのトップリーグで主力だった面々が加わった上、
開幕前には、NHLのチームやカナダのオリンピック代表を率いた
デイブ ・キング 氏が、
日本代表の監督に就任。
シーズン途中には、「日本代表 vs 外国人&日系人オールスターチーム」の試合が催されるなど、
話題満載のシーズンでした。
それだけに、多くのメディアが、日本リーグに詰め掛け、
試合の結果は、映像とともに、夜のニュースで紹介されたのはもちろん、
新聞に限らず、スポーツ系以外の雑誌までも、主力選手の記事を掲載。
さらには、外国人選手の加入で、万年最下位から4位へ躍進した古河に、
テレビ局が密着するなど、注目度は抜群!
優勝が決まるかもしれないクライマックスの試合には、
真駒内や東伏見へ、5000人のファンが詰め掛け超満員に。
この年は、20試合ずつの前後期制で争われ、王子と西武がプレーオフで激突しましたが、
“青い目のスペシャルセット” と呼ばれた、
オール外国人&日系人によるパワープレーユニットの働きが光った西武が、
実に15季ぶりのチャンピオンに輝いて、王子とコクドの「二強時代」に、ピリオドを打ちました。
シーズン終了後には、「日本アイスホッケーリーグ総集編」のビデオも発売されたほど、
盛り上がりを見せたシーズンでしたが、
「語りべ」がホッケーの実況をさせていただいたのも、この年から。
日本リーグ全試合中継がスタートして2季目を迎えたスカイAさんから、
幸運にも貴重な機会を頂戴し、最初に実況を担当した試合が、
20年前の今日、東伏見アイスアリーナでの「西武 vs 雪印」の開幕戦。
前述のカーバース選手と、ゲフェルト選手が激突するとあって、
ニュース向け取材のテレビカメラが並び、多くのメディアが集まっていたことが思い出されます。
「語りべ」と同世代のホッケーファンの方たちには、
きっと印象深いシーズンだったのでは、ないでしょうか?
こんなワクワク感に満ちた日本のホッケー界が、また戻ってくるといいですね。。。