加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2022.01.14
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2016.05.31
5 Years Ago Today
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今から5年前の今日(現地時間)が、どんな日だったか、覚えていらっしゃいますか?

実は、、、
ウィニペグ ジェッツ(の現運営会社)が、

アトランタ スラッシャーズを買収した日
なのです!



「語りべ」通信でも、正式発表前から経緯などを紹介しました
が、
アトランタが観客動員の低迷に苦しんでいた一方で、
1997年にチームがアリゾナへ移転してしまったウィニペグでは、
NHLチームを熱望する気運が、日に日に高まっていました。

そこで、ウィニペグに本拠を置く、トゥルーノース・スポーツエンターテイメント社が、
アトランタの運営権を買収し、取得したのが 「2011年5月31日」だったのです。






アトランタと比べると、ウィニペグは決してビッグマーケットではないものの、
チームが移転してから、ホームアリーナの MTS センターのリノベーションに着手したり、、、




AHLのアフィリエイトチームを、ウィニペグに移転させ、
アリーナの稼働率を高めるなどして、チームを運営してきました。
(詳細は、昨年8月の「語りべ」通信の記事を、ご覧ください)



しかしながら、昨年8月の「語りべ」通信でも触れたとおり、
アメリカドルと、カナダドルのレートの推移が、このような問題を引き起こしています。。。


かつてのジェッツが、フェニックスへ移っていった1996年以来、
5642日ぶりに、ウィニペグ ジェッツの試合が見られるようになった、
2011年10月10日の記事を、振り返ってみると、、、

   アメリカの失業率が高止まりし続けて、
   オバマ政権を悩ませているのとは対照的に、
   ウィニペグの失業率は、1996年の 7.9% から、5.4% へ好転。

   そして何より、チーム移転を強いられた15年前は、
   1アメリカドル ≒ 0.74カナダドル だったレートが、
   現在では逆転して、1アメリカドル ≒ 1.02カナダドル に!

   以前は、収入は安いカナダドルなのに、
   選手へのサラリーは、アメリカドルで支払わなければならないことで、
   カナダのチームの経営を圧迫していましたが、
   昨今のカナダ経済の好況ぶりによって、かつての図式が逆転し、
   今では、利ざやを生むようになっているのです。

 

このように、決してビッグマーケットとは言えないウィニペグへ、
NHLのチームが戻ってきたのには、
「アメリカドル と カナダドル の相場」 が、大きく影響していたのです。


ところが! その後、原油安などを追い風に、アメリカの景気が好転し、
アメリカドルとカナダドルの相場も、大きく変化。

US Dollar to Canadian Dollar Chart


◆ courtesy : xe.com


上のグラフは、1アメリカドルに対する、カナダドルの相場を、
金額(縦軸)と、時期(横軸)によって表したものですが、
新生 ・ウィニペグ ジェッツが、オープニングゲームを戦った頃(黄色のマーキング)には、
1.02カナダドル 近辺より上回ることは、ほとんどありませんでした。

ところが、2013年の下期に入ってからは、どんどんアメリカドルが強さを増してきて、
最近は 1.3カナダドル 前後となっています。



上記の囲み部分は、昨年8月13日の「語りべ」通信の記事から抜粋したものですが、
その後、現在でも、おおむね
「1アメリカドル ≒ 1.3カナダドル
というレートが続いています。


このような状況が影響しているのか、
2017-18シーズンから参戦する、エクスパンションチームのホームタウンとして、
ラスベガスと並んで候補に挙げていた、カナダのケベックシティ
について、
NHLは、公な言及をほとんどしなくなってしまいました。


ケベックシティのビデオトロンセンターでは、メジャージュニアリーグのホームゲームに加え、
昨秋には、NHLのプレシーズンゲームも開催!




ところが、それ以降は、
NHLチームのエクスパンションについて、主だった動きが見られない模様・・・。


果たして、アメリカとカナダのドルレートという、懸念材料が見られる中で、
ケベックシティに、再びNHLのチームが誕生する日は、やってくるのでしょうか?







<追記>

スタンレーカップ ファイナルの開催に先立って放送されたテレビ番組の中で、
NHLのゲーリー ・ベットマン コミッショナーは、
ラスベガスとケベックシティの新チーム設立について、
エクスパンションドラフトの詳細などの議論に時間を要し、
当初の予定より遅れているものの、確実に進んでいるとコメント。

併せて、今月22日にラスベガスで行われる理事会で、
大筋の合意に至るとの見通しも、示していたそうです。


これでケベックのファンも一安心! かもしれません。



NHL | comments(0) | trackbacks(0)
2016.05.30
Toronto Fans Satisfied With Playoff Final
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのプレーオフは、
今夜(現地時間)から「スタンレーカップ ファイナル」がスタート。

さらに、NHLの一つ下のリーグにあたる AHL でも、
明後日から「カルダーカップ ファイナル」が始まります。


いよいよ北米のホッケーシーズンは、クライマックスに差し掛かりましたが、
今季のプレーオフの結果に、きっと満足しているはずなのは、、、
「トロント メイプルリーフスのファンたち!」



え !? トロントは、NHL最下位の成績で、プレーオフには無縁だったし、
AHLのマリーズも、負けてしまったのに・・・

という声が聞こえてきそうですが、トロントファンが満足しているはずなのは、
CHL のチャンピオンを決める メモリアルカップ の結果です !!



カナダとアメリカ西部のメジャージュニアチームには、
WHL(ウエスタン ホッケーリーグ)、OHL(オンタリオ リーグ)、
そして、QMJL(ケベック メジャージュニアリーグ)という3つの主要リーグが存在し、
総称として CHL(カナディアン ホッケーリーグ)と呼ばれています。


各リーグの優勝チームと、開催地のホストチームが、
“ジュニアチーム ナンバーワン” の座を目指し、激しい戦いを繰り広げる「メモリアルカップ」は、
皆さんも知っている中では、河合卓真 選手(東北フリーブレイズ)も出場しましたが、
毎年、ハンパではない盛り上がり!


カナダはもちろん、ヨーロッパのホッケー強国などからも、多くのメディアが集まり、
テレビやラジオ中継は当たり前 !!

大手カード会社がスポンサーにつき、様々なイベントも行われ、
掛け値なしの大フィーバーになっています !!!



アルバータ州 レッドディアで行われた今年のメモリアルカップは、昨夜 決勝が行われ、
OHLのチャンピオンロンドンナイツ が、
OTに及ぶ熱戦を制して、11季ぶりのチャンピオンに輝きました!







優勝したロンドンは、以前の記事でも紹介したとおり
NHLのヘッドコーチ(HC)も務めたことがある デイル ・ハンターが、
オーナー、社長、そして ヘッドコーチという “三足のわらじ” を履いて率いているチーム。

今季のプレーオフでは、
OHLのカンファレンス クォーターファイナル(1stラウンド)第4戦で敗れたのを最後に、
ナント 「17連勝!!」

圧倒的な強さを見せつけて、
コーリー ・ペリー 選手(現アナハイム ダックス)選手が在籍していた2005年以来となる、
メモリアルカップを手にしました。


そんなロンドンの中核を担ったのが、、、
ミッチ ・マーナー 選手 (RW 18歳)






「ウェイン ・グレツキー 99 アウォード」
との名がつけられた OHLのプレーオフ MVPを受賞!

続いて、メモリアルカップでも MVP !!

さらに加えて、CHLの年間 MVP にも選ばれました !!



このように、MVPを受賞しまくった(笑) マーナー選手は、
トロントファンの方なら、ご承知でしょうが、、、



昨年のドラフトで、トロントが1巡目(全体4位)指名したトッププロスペクト!


「今季のことは全部忘れたよ!」という人が、ほとんどの(!?)トロントファンには、
マーナー選手の大活躍が、明るい話題になっているはず。



1巡目から4巡目まで、二つずつ指名権を持つ今年のドラフトを前に、
“フューチャーヒーロー” が台頭し、
名門チームの再建を待ち望むファンたちは、期待を高めていきそうですね。




アイスホッケー | comments(0) | trackbacks(0)
2016.05.29
Stanley Cup Final Notable Player
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHL のチャンピオンを決める「スタンレーカップ ファイナル(SCF)}が、
いよいよ明日(現地時間)から、スタートします!


今季の SCF の顔合わせは、
「ビッツバーグ ペンギンズ vs サンノゼ シャークス」
となりましたが、、、


【Did You Know?】

両チームともに、日本で公式戦を行ったことがある

のを覚えていらっしゃいますか???


NHLは、1997、1998、そして2000年に、日本で開幕戦を開催しましたが、
サンノゼは、1998年に国立代々木競技場で、カルガリー フレイムスと。

ピッツバーグは、2000年に さいたまスーパーアリーナで、ナッシュビル プレデターズと、
それぞれ2試合戦いました。


それだけに、今季の頂上決戦は、
日本で公式戦を行ったチームがSCFで対戦!
という、史上初めてのマッチアップとなるだけに、
「そういえば、(代々木 or さいたまへ)観戦に行ったなぁ」と思い出された方は、
当時を振り返りながら、ご覧になられてはいかがですか?



さらに、ここでもう一度、、、


【Did You Know?】

今季のSCFに出場するチームの中に、

日本での公式戦でゴールを決めた選手がいる

ことは、ご存知でしたか?


正解は、この人!

サンノゼの FW パトリック ・マーロー 選手 (36歳)です !!






1997年の NHLドラフトで、
くしくも現在はチームメイトになった ジョー ・ソーントン 選手(写真中央)に続いて、
全体2位指名を受けたマーロー選手(右)





スカウトの期待に違わぬ働きで、ルーキーシーズンからレギュラーに定着し、
日本で開幕を迎えた2年目は、代々木のリンクでゴールをゲット!

デビュー7試合目で、ようやく初得点を記録した前年と打って変わって、
幸先のいいスタートを切ったマーロー選手は、
19歳にして、21ゴール45ポイントを記録して、一気にブレイク。

それ以来、サンノゼの中心選手として、なくてはならない存在になっています。


このように、日本での好スタートから、“サンノゼの顔” へと、
ステップアップして行ったマーロー選手に関する ↓ こちらの数字。
「165試合」

これが何の数字か、お分かりですか?

正解は、、、
「SCFに勝ち進むまでに戦った

プレーオフの通算試合数」
なのです!


マーロー選手がデビューしてから、
サンノゼがプレーオフに進出したのは、今季が実に16度目!

しかし、これまでにカンファレンス ファイナルまで勝ち上がったことはあるものの、
ウエスタン カンファレンスを制して、SCFに進んだのはチーム創設以来、初めての快挙 !!


プレーオフの常連ながら、SCFまでは時間を要したことから、
マーロー選手のプレーオフキャリアは、もう「165試合」になりましたが、、、

Most Career Playoff Games Before 1st Cup Final

◆ courtesy : Hockey Night in Canada   


NHLでプレーした歴代全選手の中で、最も多くのプレーオフキャリアを要して、
マーロー選手は、ようやく SCF の大舞台に臨むのです!


このような経緯があるだけに、
今季のSCFでは、サンノゼの背番号「12」番に注目しないわけには、いかないですね。


★ 本日の小ネタは・・・


続きを読む >>
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2016.05.28
NHL Fans Not Forcus for Stanley Cup Finals !?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨日の記事でも触れましたが、
NHLのプレーオフは、東西両カンファレンスのチャンピオンが決まり、
いよいよ明後日(現地時間)から、スタンレーカップ ファイナル(SCF)が始まります!

しかし、NHLが「ワールドカップ」のロースターを発表するなど、
例年に比べると、盛り上がりはイマイチな様子 !?



では、NHLファンの関心は、どこに向けられているかと言うと、、、






カナダのホッケー専門紙が、特集を組んでいるように、
スタープレーヤーの FA 移籍をはじめとする、オフの動きなのかも?

28チームのファンの視線は、もう来季へ向かっているようですね。



余談になりますが、ホッケーニュースの表紙を飾った スティーブン ・スタムコス 選手 は、
タンパベイ ライトニングとの再契約を望んでいるようですが、
来季の開幕を、どのチームで迎えるのでしょうか?








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2016.05.27
Jagr's Priority is Hometown Team than World Cup !!
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのプレーオフでは、ウエスタン カンファレンスに続いて、
昨夜(現地時間)イースタンでもファイナルを戦い終え、
月曜日から始まる今季のスタンレーカップ ファイナル(SCF)は、
「ビッツバーグ ペンギンズ vs サンノゼ シャークス」
の顔合わせに決まりました。


「いよいよ頂上決戦だ!」

これまでNHLでは、様々な話題を提供して、このようなSCFへの期待感を高めていました。

ところが今年は、東西両カンファレンスのチャンピオンが出揃った直後に、いきなり方向転換し、
「ワールドカップ2016」 のロースター発表をスタート!

開幕は9月半ばなのですが、SCFを目前に控えたこの時期に、
3月のプレロースターに続いて、追加ロースターを紹介しています。



ヨーロッパを皮切りに、各国のテレビ中継などに合わせて、発表された顔ぶれを見ると、
皆さんもご存知の “トップスター” たちが勢ぞろい!


しかし、残念なのは、この人の名前が見当たらないこと。

ヤロミール ・ヤーガ 選手です!





昨年の記事で紹介したとおり、
ヤーガ選手は、昨季の世界選手権をもって、チェコ代表でのプレーにピリオドを打つことを決断



その一方で、NHLが開催する「ワールドカップ」については、
今季終了後に、フロリダ パンサーズとの契約を延長したことから、
「ヤーガ選手のプレーが見られそう」
との声も聞かれました。


しかし、発表されたチェコ代表のメンバーの中には、
「ヤロミール ・ヤーガ」の名前はありませんでした。





もっともその理由は、ヤーガ選手自身が、「NO!!」 という決断を下したから。


オリンピックなどで、ともにプレーした マーティン ・ルチンスキ GMによると、
昨季の世界選手権を締めくくりにする気持ちに、変化がないことに加えて、
ヤーガ選手が決断に至った理由は、このようなものだったそうです。

「やらなければならない多くの仕事がある」



ヤーガ選手にとって、「やらなければならない多くの仕事がある」のは、
生まれ故郷 クラドノのホッケーチーム(チェコ2部リーグ)。

ヤーガ選手をはじめ、多くの選手を送り出してきたクラドノは、
厳しい財政状況を強いられ続けてきたため、地元出身の選手を育てたあと、他のチームへ譲渡して、
見返りの移籍金(レンタル代)を柱に、チームを運営。


皆さんの記憶にも残っているところでは、
日本リーグ時代に、古河電工にやって来た マイケル ・マードル、ラデック ・ガルドン 両選手らは、
まさしくこれにあたり、クラドノが移籍金と引き換えに、派遣した助っ人でした。


しかしながら、このような手立てを続けても、財政状況が安定しなかったため、
ヤーガ選手は、生まれ故郷のチームを買い取って、
筆頭オーナーに就任し、支え続けています。

そのためヤーガ選手は、クラドノのオーナーとしての職務を果たすため、
ワールドカップへの出場要請を断って、
「やらなければならない多くの仕事」をする決意を下したそうです。


まだまだナショナルチームでの活躍も見込まれる力を持っていながら、
故郷のチームのために尽力するヤーガ選手。

ワールドカップが幕を閉じたあとに始まる来季のNHLでの活躍を、
心待ちにしたいですね!




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2016.05.26
Trio of Mr.GAME 7
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨日の「語りべ」通信では、
NHLのプレーオフで、ウエスタンのカンファレンス ファイナル(CF)を戦うチームの中から、
キープレーヤーを紹介しました
が、
今日は、イースタンの CF で、見逃せない選手たちを紹介しましょう!



その顔ぶれは、、、

脚の故障も癒えて戦列に復帰した DF アントン ・ストラルマン 選手






身長2メートルの大型CF ブライアン ・ボイル 選手






130試合近くのプレーオフキャリアを有する DF マシュー ・カール 選手




紹介したタンパベイ ライトニングの3選手には、共通点があります。


それは、、、
「プレーオフ第7戦で、一度も負けていない!」
という点です !!



ストラルマン選手の 「7戦全勝」 を筆頭に、

ボイル選手が、「6戦全勝」

カール選手も、「5戦全勝」 という、NHLのプレーオフ第7戦で無類の強さを誇る、
「ミスターゲーム7トリオ」
がタンパベイには揃っているのです !!


この3人がいれば、タンパベイファンの方は、
敵地に乗り込んで戦う今夜(現地時間)の第7戦も、大船に乗った気分で観戦できそう! 

ですよね???



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2016.05.25
Vladimir Tarasenko is Biggest Key Player
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのプレーオフは、カンファレンス ファイナル(CF=3rdラウンド)が大詰めに差し掛かり、
昨夜(現地時間)行われたイースタンの第6戦では、
ピッツバーグ ペンギンズが 5-2 のスコアで勝利して、明日の第7戦で雌雄を決することに!


一方、ウエスタンのCFは、
前回の記事で紹介したとおり、サンノゼ シャークスが、初めてのSCF進出に王手を掛けて、
今夜、SAPセンターでの第6戦に臨みます!


対して、もうあとのないセントルイス ブルースは、
敵地に乗り込んで、奮起が求められますが、なかでも注目されるのは、
ウラジミール ・タラセンコ 選手!






タラセンコ選手と言えば、
今季のレギュラーシーズンで、リーグ4位となる40ゴールをマーク。

先日の記事で紹介したように
NHL公認ビデオゲームソフトのパッケージカバーになる選手を決める投票でも、
ファイナリスト(最後の二人)に選出されたほどで、
今や 「セントルイスの顔」」 にとどまらず、
「NHLの顔」の一人に数えられるゴールスコアラーです。


ところが、サンノゼとのCFでは、第5戦まで戦い終えて、、、「ポイントなし」

タラセンコ選手が、5試合続けてポイントなしに終わったのは、
レギュラーシーズンを含めても、ルーキー時代の3季前と並ぶワースト記録ですが、
その要因は、サンノゼの巧みなベンチワーク。


ビジターゲームの時でも、タラセンコ選手のシフトには、
DFの マーク エドワード ・ブラシック 選手をマッチアップさせ、
屈指のゴールスコアラーを、封じ込んでいます。





とはいえ、タラセンコ選手には、、、

「我々にとって何より重要で、最優先すべきものだった」
とダグ ・アームストロング GMから、昨オフに最大級の評価を受け、
「8年総額6000万USドル(約65億円)!」(現在のレート)
もの超大型契約を結んだのに加え、
CF第2戦の試合前にアレクサンダーくんが生まれて
「パパになった!」
という奮起しなくてはならないファクターが !!


第6戦では、再びサンノゼがホームアドバンテージを持つだけに、
ブラシック選手とのマッチアップが大半を占めることが予想される中で、
タラセンコ選手は、チームとファンの期待に応えられるか !?

ウエスタンのCFの行方を左右する “最大のキープレーヤー” だと言えそうです。



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2016.05.24
Patrick Marleau Has Lead Over Jay Bouwmeester
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのプレーオフは、昨夜(現地時間)スコットレードセンターで、
ウエスタン カンファレンスのファイナル第5戦が行われ、
サンノゼ シャークスが 6-3 のスコアで、セントルイス ブルースに勝利。


対戦成績を3勝2敗として、一歩リードしたサンノゼは、
1991年のチーム創設以来初めてとなる スタンレーカップ ファイナル進出へ、王手を掛けました!


と、ここまでは、日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さんも、
もちろんご承知だと思いますが、チームの勝敗と同様に、、、

サンノゼの パトリック ・マーロー 選手が、






セントルイスの ジェイ ・ボウミースター 選手よりも、一歩リード!




したことも、ご存知でしたか?


「プレーオフで対戦している両チームの勝敗以外に、何かあるの???」

こんな声が聞こえてきそうですが、二人の選手に共通しているのは、、、
スタンレーカップを手にすると、

トリプルゴールドクラブのメンバーになれる!
という点なのです。



8年前の記事をはじめ、「語りべ」通信でも何度か紹介してきましたが、
「オリンピック」 「世界選手権」 「NHL」
のビッグタイトルを、いずれも手にした人を称えるのを目的として、
国際アイスホッケー連盟は、「トリプルゴールドクラブ」 を設立。

これまでに26選手と、マイク ・バブコック ヘッドコーチが、メンバーに名を連ねています。


今季のプレーオフに臨んだ16チームの中には、スタンレーカップを手にすることにより、
トリプルゴールドクラブのメンバーに加わる選手が、5人いましたが、
現在も可能性を残しているのは、マーロー選手と、ボウミースター選手だけ。



今年の世界選手権で優勝したコーリー ・ペリー 選手に続いて、
「27人目(=選手として)のトリプルゴールドクラブ メンバー」!
に加わるチャンスが続くのは、どちらの選手でしょう?



もっとも、このような話題を耳にしたら、
ペリー選手が加わったため、トリプルゴールドクラブ入りしたプレーヤーの人数で、
カナダに並ばれてしまったスウェーデンの選手は、心穏やかではないかも?


ビクター ・ヘドマン 選手(タンパベイ ライトニング)や、
パトリック ・ホーンクウィスト 選手(ピッツバーグ ペンギンズ)ら、
スウェーデン出身の選手たちは、
ファイナルでの対戦を見据えて、早くも闘志満々かもしれません???





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2016.05.23
Finland Unhappy But Finnish Prospect So Happy
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

今月6日(現地時間)からロシアで行われていた「世界選手権(トップディビジョン)」は、
昨夜の決勝戦で、フィンランドを 2-0 のスコアで下したカナダが、
2年連続26回目の優勝
を果たして、全日程を終了しました。




今大会でカナダのキャプテンとしてを務めた コーリー ・ペリー 選手(アナハイム ダックス)は、
トリプルゴールドグラブのメンバーに!

世界一とともに、(選手として)26人目の栄誉を手にしました。





一方で、U20、U18に続いて、シニアの世界選手権も制して、
史上初めて同一シーズンに3つのカテゴリーで優勝
快挙を狙ったフィンランドは、あと一歩、、、
もとい、「あと一勝」及ばず準優勝。


しかし、フィンランドの中には、
今年の世界選手権で、いい思い出ができた選手もいるようです。

それは、パトリック ・ライネ 選手


先月に 18歳 の誕生日を迎えたばかりにもかかわらず、
ライネ選手は、今季の「U20世界選手権」で得点王となり、優勝に大きく貢献したのに続いて、
今大会でも得点王に輝き、MVPに選ばれました!





見事なまでの活躍を見せたライネ選手は、
NHLのドラフト指名候補選手の公式ランキングで、
何かと話題の多い(!?)オーストン ・マトュース 選手に続き、
第2位(ヨーロッパでプレーするFWとDF部門)の評価を受けているプロスペクト!



しかしながら、カナダに敗れてしまったとあって、
上の写真でご覧いただいたように、MVPを受賞したあとの表情は、イマイチの様子・・・


ではありましたが、
ライネ選手は、今年の世界選手権で “とびっっっきりの思い出” ができたのです!


どのような思い出かと言うと、、、





ロシアとの試合で、小さい頃から憧れている アレックス ・オベチキン 選手からチェックを受けて、
「(試合で着ていた)このジャージは、

ずっと洗わないでおくよ!」
と試合後のインタビューでコメント(笑)


未来のスター候補と呼ばれるスター候補も、
“18歳のホッケー少年” である一面を、垣間見せていたようです。


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2016.05.22
Which Goalies Will Start in Game 5 ?
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

NHLのプレーオフは、二つのラウンドを勝ち上がった “4強” による、
カンファレンス ファイナル(CF=3rdラウンド)が続いていますが、
昨日(現地時間)の試合をもって、
実に 「36年ぶりの出来事」 が起きたのを、ご存知でしたか?


どんな出来事かと言うと、、、
「プレーオフを勝ち上がってきた4強が、

全チーム揃って、二人のGKを起用した」
ことなのです!



NHLに限らず、北米のプロリーグなどでは、
長丁場のレギュラーシーズンこそ、複数のGKを併用して戦いますが、
シーズンのクライマックスとなるプレーオフでは、
ほとんどのチームが、メインGKにチームの命運を託します。

しかし、今季のCFでは、第4戦を終えた時点で、
ピッツバーグ ペンギンズ、タンパベイ ライトニング

セントルイス ブルース、サンノゼ シャークス
の4チームが、いずれも二人のGKを起用。


これは、1980年のセミファイナル(当時はカンファレンス別のプレーオフではありません)以来、
36年ぶりの出来事(珍事 !?)なのです。


二人のGKを起用したのには、ピッツバーグ の マーク アンドレ ・フルーリー 選手や、
タンパベイの ベン ・ビショップ 選手(写真)のように、
守護神の負傷に端を発したチームもあれば、、、





ウエスタンに目を転じて、セントルイスの ブライアン ・エリオット 選手や、
前回の記事で紹介した サンノゼの マーティン ・ジョーンズ 選手(写真)のように、
失点が増えてしまったことから、交代を強いたチームも。。。





このように、理由は様々ながら、
ともに2勝2敗となって、イースタンは今夜、ウエスタンは明日行われる CF第5戦で、
各チームのHCが、誰を先発に起用するかが、大いに注目されます。


なぜならば、、、
ベストオブ7(7回戦制)のプレーオフで、


2勝2敗で迎えた第5戦で白星を上げたチームが、


8割近い勝率(のべ371チーム中 290チーム)で、


シリーズを制している!
からなのです !!


長く続いたプレーオフの歩みの中で、積み重ねられた数字が残っているだけに、
CF第5戦の先発マスクを、誰に託すのか !?

チームの命運を左右する決断になりそうです!




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