加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2020.05.02
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2005.12.04
中国三都物語<4>病と闘うポイントゲッター
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

中国のハルビンチームが、今季2度目の来日。
日光、長野、軽井沢と移動しながら、バックス、コクドと対戦します。

その初戦となるバックス戦が、今日、霧降アイスアリーナで行われましたが、
バイキングスとの交換留学でやってきた4選手のうち、
スウェーデン人の2選手が、故障で出場できないこともあって、
1−5と完敗を喫してしまいました。
ワォン・イエンフ選手
ここまで9チーム中、8位と、
今季も苦戦を強いられてしまっているハルビンですが、
このチームの中に、
実は、「語りべ」が注目している選手がいます。

それは、FW#13 ワォン・イエンフ選手です!

「語りべ」が、初めてワォン・イエンフ選手と言葉を交わしたのは、今年の1月。
試合観戦とともに、前回の「中国三都物語」の記事でも紹介した、
「氷祭り」を見るために、ハルビンに行った時のこと。

中国ナショナルチームでも、ポイントゲッターとして活躍している実力を見込まれ、
リーグ推薦選手として、
「アジアリーグ・オールスターゲーム」に出場することが決まっていたので、
意気込みを聞きました!

知人の中国人に通訳をしてもらって、
ワォン・イエンフ選手に話を聞くことができたのは、
試合が終わって、着替えも済ませ、彼が帰ろうとしていた時。

声を掛けた場所が、たまたまリンクの出口付近だったので、
寒い風が吹き込んでくる上に (「語りべ」注・この日の最低気温はマイナス30度!)、
一緒にいたキレイな彼女を (もう一つ「語りべ」注・ホントに美人 !!) 待たせてしまったのに、
笑顔で応じてくれました!

「レベルの高い選手たちと一緒にプレーできるのが、とても楽しみだよ」
こう話していたワォン・イエンフ選手ですが、
オールスターゲームでは、楽しむどころか、見事にゴールをゲット!
目の肥えた釧路のファンからも、大きな声援を浴びていました。

ワォン・イエンフ選手のゴールが決まった直後に、
FMくしろの阿部由香アナウンサーとともに、場内実況をしていた「語りべ」は、
スタンドに足を運んでくださったファンの人たちに、
「この選手の彼女は、スゴイ美人なんですよー!」と小ネタを披露。

試合後、本人にそのことを伝えると、
「ハルビンに帰ったら、彼女に報告するよ。きっと喜ぶはずだよ!」と、
またまた笑顔を見せてくれました。

そんなエピソードもあって、
その後、ハルビンの試合結果を公式記録で確認する時は、
必ず、ワォン・イエンフ選手の名前をチェックしていたのですが、
今季はなぜか、試合に出ていなかったり、
出場しても、ポイントに絡むどころか、シュートを打つことすらできていなかったりと、
公式記録を見る限り、
中国人選手ではチーム2位のゴールをゲットして、大活躍した昨季とは、まるで別人のよう。

気になった「語りべ」は、
10月下旬に、ハルビンで再会した時に、「どうしたの?」と聞いてみました。
すると…

「原因は分からないけれど、今年の夏に、心臓が痛くて入院していたので、
トレーニングができなかった。
今でも心臓が痛む時があるので、以前のようにプレーすることができない」と、
まるで、この世の終わりだとでも言わんばかりの表情で、答え返してくれました。

重い空気を振り払おうと、話題を変えて、
「ところで、キレイな彼女は元気にしてる?」と聞いてみても、
「彼女は、もうハルビンにいないんだ…」という返事。
久しぶりの彼との再会は、重い雰囲気のままでした。

しかし、その翌日は、
ワォン・イエンフ選手が、元気にプレーする姿を見ることができたので、
試合後、「また日本で会おうね!」と約束して、リンクを後にしました。

それから1ヶ月半。
今日の試合前に、声を掛けようと、
彼の姿を探したのですが、見つけることができませんでした。

妙に気になったので、
ヤリ・アルマス・コスキネン ヘッドコーチに尋ねてみると、
「彼は心臓の病気のためにチームを離れている。
今季は、もう彼がプレーすることはない」と教えられました。

再会を約束してから1ヶ月半の間に、
残念ながら、彼の病状は悪化してしまっていたようです。
ワォン・イエンフ選手
彼はまだ23歳。
ホッケーキャリアにピリオドを打つには、あまりにも早い年齢です。

来季、ワォン・イエンフ選手のプレーと笑顔が、
またリンクで見られることを、
ホッケーファンの一人として、望まずにはいられません。
病に負けるな! 若き中国のポイントゲッター !!
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2005.11.25
中国三都物語<3>ハルビン編
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

アジアリーグに参戦中の、
中国3チームのホームタウンを紹介する「中国三都物語」シリーズ。

前回は北京を特集しましたが、今回は、ハルビンを紹介しましょう!

中国東北部に位置する黒龍江省。
国境を越えれば、すぐロシアというだけあって、冬の寒さはハンパじゃありません。

氷祭りのモニュメントそんな黒龍江省の省都が、ハルビン市。
黒龍江省の中では、比較的南部にあるといっても、
真冬になると、市内を流れる松花江という大河が凍りついてしまうほど。
あまりの寒さに顔が痛くて、まばたきもできません!(「語りべ」体験談)

毎年1月には、凍った氷を川から切り出して作った彫刻を、
ライトアップして展示する「氷祭り」が行われ、
世界中から観光客が訪れています。

聖ソフィア教堂ハルビンは、19世紀後半から帝政ロシアの支配下にあったため、
中心街には、ロシア正教の教会である聖ソフィア教堂など、
ヨーロッパを思わせる街並みが多く見られます。

日本で売られている観光ガイドなどには、石畳の道の両側にお店が立ち並ぶ、
「中央大街周辺がみどころ」と書かれてありますが、
実は、観光ガイドに書かれていない、「語りべ」おススメのスポットがあるのです。
それは、「開発区」と呼ばれるエリア!

ほとんどの中国の大都市には、開発区と呼ばれるエリアがありますが、
ハルビンでも、中心街から車で20分ほど離れた辺りにあるエリアが、
開発区と呼ばれ、近年、急速に発展中!

地元の人の話によれば、
かつての日本軍の飛行場跡地が、20年ほど前から開発区に指定されたとのこと。

開発区大企業が次々と大きなビルを新築し、移転したのに伴って、
高層マンションも作られ、
ハルビン市民にとっては、
開発区に住むのがステイタスになっているのだとか。
そして、そんな人たちを目当てに、
おいしい食べ物屋さんも数多く集まっています!

さらに、アジア1の広さを誇るコンベンションホールや、豪華な高層ホテルが建てられたりと、
驚異的なスピードで近代化が進んでいるそうです。
ハルビン市氷球館
ヨーロッパの街並みを残すハルビンの中心街と、
急速な発展を遂げている開発区の間に位置するのが、
ハルビンチームのホームリンク、ハルビン市氷球館。
どちらからのエリアからも、タクシーで10〜15分くらいで着きます。
しかし、別の場所にも新しいリンクがあるため、
「氷球館」と書いた紙を、タクシーの運転手に見せても、
違うリンクに連れて行かれそうになることがあるので、(これまた「語りべ」体験談)
試合を見に行こう! という方は、「八区(リンクのある場所)氷球館」と書いたほうが確実です。

ハルビン市氷球館
新しいリンクができたということで、
想像がつくと思いますが、
ハルビン市氷球館は、かなり年季の入ったリンク。
会場内は少し暗めな上に、
イスや階段の塗装が、はがれ落ちているところも。

もちろんお手洗いは、昔ながらの中国スタイル。
隣との仕切りはありません!

とはいえ、アジアリーグの試合以外にも、
子供たちがホッケーの練習をしたり、ショートトラックのレースが行われたりと、
ウインタースポーツの盛んな “中国屈指の氷都” ハルビンを代表するリンクとして、
にぎわいをみせています。

4年前に開催されたアジアカップの時にマスクを被った、バックスの春名真仁選手によれば、
「あの時は、スタンドが超満員になって、
ブーイングだけじゃなく、物が飛んできたりして、スゴかったですよ」とのこと。

チームが低迷しているせいか、
ハルビンの観客数は、今のところ、さびしい限りですが、
会場に足を運んでいる地元ファンは、熱い人ばかり!
(ホントに、よく物が投げ込まれます! またまた「語りべ」体験談)

アジアリーグの試合でも、
6000人のスタンドがファンで埋め尽くされて、大声援の中、フェイスオフ!
という日が、いつかやってくるのでしょうか…。


★本日の小ネタは…
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2005.11.14
中国三都物語<2> 25歳の仕事人
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

10月8日=320人、 9日=300人、
16、17日=3000人、 22、23日=3200人、 
11月9日=3600人、 11日=6000人!

この数字が何だか分かりますか?
実は、今季からアジアリーグに参戦したノルディックバイキングスのホームゲームで、
首都体育館に集まったお客さんの数なのです。

ヨアキム・カールソン イベントマネージャー地元開幕戦で、わずか300人だった観客を、一週間後には10倍に、
そして、1ヶ月後には20倍にした人物が、この人!
イベントマネージャーの、ヨアキム・カールソンさんです。

カールソンさんが、北京に来ることを決意したのは、今年の夏。
学校を卒業して、スウェーデンの銀行で働いていた時に、
バイキングスがスタッフを求めていると聞いて、すぐさま応募!
イベントマネージャーという大役を任されて、
北京の街へと移り住むことに。

「とにかく時間がなかった」と振り返ったように、
カールソンさんが北京にやってきた時は、もう開幕目前。
それでも、「ホームゲームを成功させたい!」の一心で、東奔西走。

中国の建国記念日にあたる、10月1日の国慶節を含めた一週間の大型連休中には、
北京市内でイベントを行うなどして、バイキングスをP R!

しかし、そんな努力も実らずに、北京での開幕シリーズに集まったのは、
二日間合わせて、わずか 620人。

15000人収容の首都体育館の、ガラガラのスタンドを見て、
カールソンさんは「あれで考えが変わった」と、
当時の気持ちを打ち明けてくれました。

「今季は、チャレンジするシーズン」
こう方針を定めたカールソンさんは、
すぐさまチケットの価格を引き下げることを決断。
3枚セットの割引チケットを発売するなどして、お得感をアピール!

それとともに、
「まずホッケーというスポーツ、バイキングスというチームを知ってもらうことが必要」
と考えて、北京のスポーツ関連企業などを回り、団体客を招待。
こうして、次々とスタンドが人で埋まっていくようになりました。

「果たして、中国の人が北欧人ばかりのチームを応援してくれるのか?」
という心配を杞憂のものとするほど、北京のお客さんたちは熱い応援を展開!

バイキングスの選手たちは、
北京のファンの大声援という強烈なホームアドバンテージを得て、
首都体育館で戦っています。

11日のコクド戦では、アジアリーグ新記録の観客を集めましたが、
この数は、もっと増えていきそうな気配。

しかし、カールソンさんは、
「まだまだ、やらなければならないことがある」と話しています。

「もっとプロモーションをしていかなければ、成功は見えてこないと思っている。
スタンドの座席を、全ていっぱいにしたいし、
ホームゲームは、全試合テレビ中継してもらえるようにしないと。
今季が終わってから、もう一度、方針を考え直して、ちゃんと来季への準備をしていくつもり。
来年のオフが勝負だと思っているよ」

なぜ、この仕事を選んだの? という「語りべ」の問いかけに、
「HOCKEY IS MY LIFE!」
と答えた “25歳の仕事人” の、今後の手腕に注目です!
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2005.11.12
中国三都物語<1>北京編
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

2008年の北京オリンピック開幕まで、あと1000日!

昔は、「空港に降りると、ガソリンの臭いがする」
と言われた北京の街も、すっかり様変わり。

外資系企業の参入も相次いで、きれいな高層ビルが立ち並び、
オリンピックを前にして、さらなる開発が進んでいます。

故宮博物院1000万人をはるかに超える人たちが生活している北京市。その中心にあるのが、誰もが名前を耳にしたことがある、
天安門広場と、故宮博物院(写真)。

世界的にも有名な観光地ということで、
中国国内や、アジア各国はもちろん、
欧米からの観光客の姿も、多く見られます。

週末は若い人たちで大混雑の東単その天安門広場と、故宮博物院を挟むようにして、にぎわっているのが、
西単と東単の繁華街。

以前から栄えていて、デパートや飲食店が立ち並んでいる西単に対して、
近年、急速に発展した東単(写真)は、おしゃれなファッションビルが立ち並び、
週末は、10代後半から20代半ばくらいの人が多く、
歩くのもままならないほどの大混雑!
そんな北京の街の北西部にあるのが、
ノルディックバイキングスのホームリンク、首都体育館。

リンクの目の前には、数え切れないほどの車線がある広い幹線道路が走り、
高層ホテルや外資系スーパー、さらには広大な敷地面積を誇る北京動物園などがありますが、
幹線道路から少し離れると、比較的な静かなエリア。

多くの大学が集まっていることから、
この辺りに、一人暮らしをしている学生も多いそうです。

首都体育館に入る場合は、
全員がセキュリティゲートを通らなくてはなりません。

来場者は全員セキュリティチェック「語りべ」も、しばらくの間、
お客さんがセキュリティゲートを通るところを見ていたのですが、
金属製のポールについた大きな旗を持っている人が、
スイスイと通り抜けているのに、
なぜか、ほとんど手ぶらなのに、
ブザーが鳴って持ち物を検査される人がいたりで…、???

明るくて見やすい首都体育館のリンク広くて殺風景なロビーを抜けると、
古めかしい外観からは想像もつかない
キレイなリンクが待っています。

以前の記事
でも紹介したように、
北京のファンが地鳴りのような歓声で、
熱烈にバイキングスを応援!
熱い首都体育館でのゲームは必見です!

その首都体育館へのアクセスですが、
市内中心部からだと、タクシーで20〜30分くらい。
「首都体育館」と書いた紙を運転手に見せれば、ちゃんと目的地に着くことができます。

中国のタクシー代は、そんなに高くないですが、
とにかく節約! という人は、
地下鉄2号線の西直門駅で降りてから、市バスを使って白石橋の停留所へ。

北京の市バスは、バス停に、路線ごとの停留所名が全て書かれているので、それをチェック!
目的地を通るバスに乗れば O K です。

但し、どのバスも、車内は “激混み”!
あまりの混雑に、車掌のおばちゃんがバス代を集めに行けないほど。
(地元の人は、みんなタダ乗りしています)

“激混み” といえば、渋滞にハマってしまうと、とんでもないことに!
北京の渋滞は、ハンパじゃありません。
時間に余裕を持って、出掛けるようにしてください!


★本日の小ネタは…
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