加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2020.05.02
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2007.04.06
縦じまジャージの女子日本代表<1>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

2日に開幕した「世界女子アイスホッケー選手権 ・ディビジョン1」は、
大会3日目を終えて、日本が単独トップ!
明日のフランス戦で、白星(オーバータイム、シュートアウト勝ちを除く)を挙げると、
最終日を待たずして、優勝が決まります。

ここまで3連勝中の、女子日本代表選手たちの健闘が光りますが、
実は、日の丸のジャージに袖を通した20人のほかに、
あと二人、今大会に参加している女子日本代表がいます。

それは、ラインズマンとして、日本アイスホッケー連盟から派遣された、
宇賀神(うがじん)恭子さんと、中山美幸さんです!

東京都アイスホッケー連盟のレフェリーの方たちが作った横断幕ともに東京都連盟に所属するレフェリーとあって、
レフェリー仲間の皆さんが作った、こんな横断幕が、
霧降アイスアリーナのスタンド中央に貼られて、
会場に来た人たちの目を引いていますが、
残念ながら、大会規定によって、
日本戦で、ホイッスルを吹くことができないために、
この二人の姿を、見逃してしまった人もいるのでは?

そんなファンの皆さんのために、加藤じろう直営!「語りべ」通信では、2回にわたって、
縦じまのレフェリージャージに袖を通して、今大会に参加している、
二人の女子日本代表を紹介します!

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宇賀神恭子さん「見に行くから頑張ってね!って、実家の近所の人から言われました」
と笑顔を見せてくれたのは、地元 ・日光出身の 宇賀神恭子 さん。

本州屈指のホッケータウンの生まれとはいうものの、
初めてホッケーを見たのは、意外に遅く、小学校6年生になってから。
しかし、同級生に誘われて、初めて観戦した試合で、
「すっかりハマってしまった」という宇賀神さんは、
「将来の夢は、古河電工(バックスの前身)のチアガールになること」
と小学校の卒業文集に書くほどの、大のホッケーファンに!

そして、高校進学を機に、
同級生の多くが所属していた、クラブチームのセキスイハウスに入部して、
スティックを握るようになったのだそうです。

そんな宇賀神さんに転機が訪れたのは、高校3年生の時。
女子レフェリーの育成を目的に、
各チームから一人ずつ、レフェリーを出さなくてはならないことになり、
「まだやっていないことをやるのも、楽しいかなと思って」と自ら志願。

その時は、ホッケーのプレー歴が短いため、チームから推薦してもらえませんでしたが、
東京女子体育大学に進むと、
同じく日光出身で、長年レフェリーとして活躍した福田典夫さんの紹介で、
東京都アイスホッケー連盟に所属することとなり、
大学2年生の時に、小学生の大会のラインズマンとして、デビューを飾りました。

「何が何だか分からないうちに、試合が終わっちゃいました」
初めての試合のことを、苦笑いしながら話してくれた宇賀神さんですが、
就職活動の期間を除いて、その後も、多くの試合でホイッスルを吹き続け、
一昨年には、ニュージーランドで行われた、
「世界女子選手権 ・ディビジョン4」で、国際大会デビュー。
初の国際大会でも、高い評価を受けたことで、
地元 ・日光で行われる今大会のラインズマンにも選ばれ、ホイッスルを吹いています。

「気合が空回りしちゃって…」と、
ここまでの自己評価をしてくれた宇賀神さんですが、
その理由は、地元での大会だからというわけではなく、
一昨年よりも、レベルの高い大会に参加しているからなのだそうです。

「ディビジョン1は、スピードもスキルも違いますね」
と率直な感想を口にした宇賀神さん。
しかし、その言葉とは裏腹に、
試合中は、スムーズな動きで、的確なジャッジを披露しています。

それでも宇賀神さんは、自分の担当ではない試合も、しっかりチェック。
他のレフェリーや、ラインズマンの動きを見ながら勉強するなど、
レベルアップに余念がありません。

地元での大会にもかかわらず、
大会中は、朝から晩までリンクにいるため、
家族の人たちと顔を合わせる時間もない、文字どおりホッケー漬けの毎日。

そんなハードな日が続いていても、頑張ることができるモチベーションは、
「トップディビジョンに行きたいですね」
と選手たちと同じように、強豪国が集まる世界選手権への “昇格” を目指しているからです。

「以前、ラグビーのレフェリーをされていた方から話しを聞いた時に、
選手はオーケストラで、レフェリーはコンダクターだって言われたんです。
レフェリーは、あくまでも黒子として、
選手たちに、気持ち良く、最大の力を出させてあげるのが大事。
だから、試合を見たあとに、ファンの人から、
今日の試合のレフェリーは良かったよね。でも、レフェリーは誰だったっけ?
って言われるような試合が、一番なんですよね」

こんな思いを、打ち明けてくれた宇賀神さん。
自らが描いた “理想のレフェリー” を目指して、
今週末の2試合も、地元 ・日光のファンの前で、
的確なジャッジを、披露し続けてくれるに違いありません!
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