加藤じろう直営!「語りべ」通信
 
2005.11.10
衣笠伸正の挑戦!<3>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

昨春、法政大を卒業し、
今季は、北米のセミプロリーグ LNAH の、
ソーレルトレーシー・ミッション というチームでプレーしている 衣笠伸正選手から、
近況報告が届きました!

senshu-ha-2siai-dete-point-ha-tukanakattan-desuga-
honraino-boku-rasii-hasitte-gatugatu-ataru-play-ga-dekite-
jibun-tekinimo-kimochiyoku-play-ga-dekimasita
訳) 先週は2試合に出て、ポイントはつかなかったんですが、
 本来のボクらしい、走って、ガツガツあたるプレーができて、
 自分的にも、気持ちよくプレーができました。

前回お伝えしたように、開幕早々に初ゴールを決めて、
上々の滑り出しを見せた衣笠選手でしたが、
実は、その後、こんなメールが届いていました。

saikin-aitega-tafuna-team-dato-
siaini-denai-kotoga-ookute-fumanna-mainichidesu...
訳) 最近、相手がタフなチームだと、
 試合に出ないことが多くて、不満な毎日です…。

こんな元気のない言葉も、もう過去の話!
学生時代からウリにしていた、積極的なチェックで、十分アピールできたようなので、
試合に出られない「不満な毎日」からも卒業のようです。

しかし衣笠選手は、
これで大喜び! というわけにはいきません。
心の中に、気がかりなことがあるそうです。

kasanga-misewo-simetato-ittemasita-kanasisoudeistayo...
訳) 母さんが、店を閉めたと言ってました。悲しそうでしたよ…。

衣笠選手の実家は、
神戸市内で、カナディアンスポーツというホッケーショップを営んでいらっしゃいました。

あの阪神大震災で、多大な被害を受けながらも、
関西でホッケーをしている選手のためにと、その後も営業を続け、
毎年恒例の、日本リーグ・神戸シリーズの時は、リンク内にショップを出店して、
多くのホッケーファンたちに、笑顔で応対する姿が見られました。

しかし、「並行輸入の商品が、どんどん入ってくるので大変ですよ」と、
衣笠選手のお父様が、おっしゃっていたように、
インターネットなどの普及で、カナディアンスポーツにも “価格破壊” の波が!

それでも、お父様が他の仕事をして家計を支え、
お母様も二足のわらじを履いて、パートをしながら、お店を経営し続けていたのですが、
先日、「語りべ」のところにも、
お母様から、本当に残念そうな声で、
「10月いっぱいで、お店を休業することになりました…」
という電話がありました。

お二人とも、大のホッケー好きで、
衣笠選手が、まだ学生だった頃は、はるばる神戸から遠征に出向き、
お父様が、いつもビデオで試合を撮影していらっしゃいました。

衣笠選手への期待の大きさの表れなのか、
インカレで初ゴールを決めた瞬間は、
「こっちが興奮しちゃって、息子じゃなくて、思わず天井を写してましたよ」
と釧路のリンクで笑っていたお父様の笑顔が、今でも印象に残っています。

いつもサポートしてくれた、ご両親のためにも、
衣笠選手には、これから、もっともっと活躍して欲しいですね!
衣笠伸正の挑戦! | comments(2) | trackbacks(0)
2005.10.25
衣笠伸正の挑戦<2>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

カナダのケベックなどを中心に展開する北米セミプロリーグ、
LNAH・ソーレルトレーシー ミッションというチームでプレーしている
衣笠伸正選手の挑戦をお伝えしている、このシリーズ。

前回の記事で紹介したように、意気込み十分だった衣笠選手が、
23日の試合で、見事に初ゴールをゲットしました!

このゴールは、彼自身にとっての移籍初ゴールとなっただけではなく、
LNAHのリーグ全体を見ても、史上初めての日本人のゴールとなりました!

メジャーなリーグではないとはいえ、
歴史に名前を残した衣笠選手は、さすがにうれしそう。


boku-ha-okagesamade-konomaeno-siaide-hatu-goal-simasita!!

訳) ぼくは、おかげさまで、この前の試合で、初ゴールしました !!

という喜びのメールが届きました。
(なぜローマ字のメールなのかは、前回の記事の、本日の小ネタをご覧ください)

さらに、そのメールには、
「これから、もっとポイントをとっていきたいと思います!」
と力強い意気込みも!

以前、日本でプレーしていた時は、
「自分はゴールを決めるタイプじゃないから、
他のプレーでチームに貢献しないとダメだと思っています」
と話していた衣笠選手。

しかし今季は、セールスポイントのチェックに加えて、
ゴールを量産してチームに貢献してくれそうです!
衣笠伸正の挑戦! | comments(0) | trackbacks(0)
2005.10.17
衣笠伸正の挑戦!<1>
日本全国津々浦々のホッケーファンの皆さん、こんにちは。

突然ですが、衣笠伸正選手を知っていますか?

埼玉栄高校や法政大学でプレーし、
オフの間は、母校の埼玉栄や、埼玉ジュニアのコーチとしても活躍中なので、
学生ホッケーの熱心なファンの人ならば、
「もちろん知ってるよー!」という答えが返ってくるかもしれません。

今日は、そんな衣笠選手の近況を紹介します!

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

神戸で生まれた衣笠選手は、
ホッケーショップを経営するほどホッケー好きだった、ご両親のサポートもあって、
より良いホッケーの環境を求め、埼玉栄高校に進学。
3年生の時には、第1セットのFWとして、母校をインターハイでベスト4に導いた。

卒業後は、法政大学に進み、
同期の松田圭介選手(バックス)や、片山和人選手(コクド)らとともに、
積極的なチェックを身上に、チームの中心選手として活躍。

そんな衣笠選手が、海外への挑戦を志したのは、大学4年生の時。
北米に渡ってトライアウトを受けたものの、初めての挑戦は、残念ながら不合格。

しかし、めげることなく、法政大を卒業した昨季も、
再びアメリカに渡って、トライアウトを受験。
福藤豊選手もプレーした ECHL ベイカーズフィールドの最終選考まで残りながら、
惜しくも契約には至らず、
アメリカ中部、南部のチームが集まる独立リーグ、
SPHL(サウザン・プロフェッショナル・ホッケーリーグ)の、
アッシュビルなどでプレーした。

試合になると、「スタンドは埋まって、ファンの声援は大きかった」というが、
そこは、やはり独立リーグ。

チームの収入も限られているため、選手のサラリーも安く、
「安く食べられる物ばかり探してましたね。
でも、時々タニマチみたいな人が、ご馳走してくれたので助かりましたけど(笑)」
というような環境で、1シーズンを過ごしたという。

そして今季も、衣笠選手はアメリカへ渡って、
昨季、あと一歩のところでカットされてしまった、
ベイカーズフィールドのトライアウトを再受験すると、張り切っていた。

しかし、トライアウトのために渡米しなければならない日が近づいても、
なかなか就労ビザの許可が下りず、
結局、ビザを手にすることができないまま、アメリカへ渡ったものの、
チームから「ビザがなければ契約はできない」と言われて断念。

昨季、プレーしていたアッシュビルも休部してしまったと聞いていたので、
どうするのかな? と気にかけていた矢先に、
「チームが決まりました!」というメールが送られてきた。

それによると、衣笠選手の今季の活躍の場は、
LNAH(カナダのケベックなどを中心に展開する北米セミプロリーグ)の、
ソーレルトレーシー・ミッションというチーム。

セミプロリーグではあるものの、
「何人かNHLの経験者もいるし、サラリーも去年よりいいので、活躍できるように頑張ります!」
という前向きな言葉が書かれていた。

そんな前向きな姿勢が評価され、
13日の開幕戦終了後には、早速、チームのホームページでも紹介されたほど。
そこには、衣笠選手への期待の大きさが感じられた。

そういえば、この春、帰国した衣笠選手と食事をした時に、
彼は、こんなことを口にしていた。

「一回限りじゃなくて、何年も続けることが大事だと思うんですよ。
そうすることで、後輩たちも、
海外に挑戦しやすい環境ができてくるはずですから」


NHLへの挑戦を志す選手や、ヨーロッパのトップリーグでプレーをする選手がいる一方で、
毎年、まるでジプシーのように、プレーの場を求めて、挑戦を続けている選手もいる。

あえて「語りべ」は、そんな衣笠選手の挑戦に、大きな拍手を送ります!

「衣笠くん、活躍を期待しているよ !!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と言ってはみたものの、彼の所属しているリーグやチームのHPが、
ぜーんぶフランス語なので、分からないんですよねー(苦笑)

でも、「どんどん紹介してください!」と衣笠選手も公認なので、
また本人からのニュースが届いたら、続編をお届けします!


★本日の小ネタは…
続きを読む >>
衣笠伸正の挑戦! | comments(0) | trackbacks(1)
<< 2 / 2
__